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「ビックバーグさんの部下の活かし方」

■ 第697話「ビックバーグさんの部下の活かし方」
 今回は心理学者のスザンヌ・ビックバーグさんが推奨する、性格の異なるメンバーを組み合わせることによって、仕事のスピードや内容を向上させる方法についてです。ビックバーグさんが、行動・思考に焦点を当て、職場の人たちの性格分析を実施したところ、4つのタイプに分けられたとのことです。
1、パイオニア(開拓タイプ) 直感に基づきリスクを取ることに価値があると考えており、チャンスや可能性を重視する人で、熱中できる対象を与えるとやる気の出るタイプ。
2、インテグレーター(協調タイプ) チーム内の人間関係を一番に考え、物事は状況に応じて決まると考える人で、コミュニケーションが重視される環境で元気の出るタイプ。
3、ドライバー(統率タイプ) 挑戦し結果を出すことを最重要視し、理論やデータで武装して問題に取り組む人で、勝ち負けが見えやすい環境下で力を発揮するタイプ。
4、ガーディアン(守備タイプ) 過去から学ぶことを大切にし、安定性を重視、リスクを冒すことを嫌う人で、詳細なプランを描きやすい役割を与える配慮が必要なタイプ。
 さて組み合わせですが、パイオニアとガーディアン、インテグレーターとドライバーは正反対のため、お互いの欠点ばかりが目に付く状態に陥り易いのですが、逆にお互いの弱点を補い合う存在でもあるとのことです。例えばガーディアンの周到な準備のおかげでミスをしなかったり、パイオニアのひらめきが状況を打開するきっかけになったりすると、お互いを認め合って相乗効果がでるとビックバーグさんは言います。
正反対の部下を組み合わせて仕事をやらせる場合は、まずは仕事の流儀の差を認め合うことが、チームの成果につながることだと認識させること。そして小さな案件で2人を組ませ、成功したら大きなプロジェクトにつかせることが常道と説明しています。
 また、少数派の性格の部下に気を配らなければならないとも説いています。特に内向的なガーディアンや、協調を重んじるインテグレーターには配慮が必要で、リーダーが彼らに安全な環境を担保してやらねばならないとのことです。
 適材適所と言われますが、適任者を見つけることは容易ではありません。そこで性格の異なる複数の人間を組み合わせることによって適材適所を実現する、なかなか奥の深い人材配置術かも知れません。 
 技術経営コンサルタント小西正暉 mk.pv@r8.dion.ne.jp ホームページは http://e-mk1.net/ (スマホ用です)。「本メールマガジンの記事を許可なく転載することはご遠慮下さい。」

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発行周期: 週刊 最新号:  2019/02/22 部数:  21部

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