ルビュ言語文化教育

[RLCE140613] ルビュ言語文化教育 第497号


カテゴリー: 2014年06月13日
[2014-06-13] Revue Langue, Culture et Education. n.497
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[ 週刊 ] ル ビ ュ 言 語 文 化 教 育(RLCE) ─497号─

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【御礼】本メルマガ購読者1,800名超。ご支援,御礼申し上げます。

■ 497号 もくじ:■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
- ◆◇研究所より◇◆ -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
500号は,もう目の前である                 細川英雄
【新刊】『実践研究は何をめざすか――日本語教育における実践研究の意味と
  可能性』細川英雄・三代純平(編)ココ出版

- ◆◇私から一言◇◆ -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
「ミハイル」の友人から――深江さんの「この本がおもしろい」を読んで
                               西口光一

- ◆◇自著を語る◇◆ -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
希望の共有としての実践研究へ(『実践研究は何をめざすか―日本語教育にお
ける実践研究の意味と可能性』細川英雄・三代純平編,ココ出版) 三代純平

- ◆◇この本がおもしろい◇◆  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
真の「教育」活動の一環としての評価のあり方を考える(市嶋典子『日本語教
育における評価と「実践研究」―対話的アセスメント:価値の衝突と共有のプ
ロセス』ココ出版,2014年)                熊谷由理

- ◆◇おしらせ◇◆-  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
【参加者募集:6月27日(金)】P・マルチネーズ氏「言語教育の未来」言
  語文化教育研究会第23回月例研究会
【参加者募集:7月5日】講演:細川英雄「今,なぜ活動型日本語教育なのか
  ──ことばの教育の課題と展望」日本語教育学会研究集会第3回中部地区
【参加者募集:7~9月】朝日カルチャーセンター「日本語教育の研究レポー
  ト書き方入門」細川英雄
【執筆しました】「言語活動主体の充実とは何か――言語教育の目的と市民性
  教育『国語教育思想研究』8                細川英雄
【参加者募集:7月】日本語教育国際研究大会2014@シドニー
【予告:8月】ヨーロッパ日本語教育シンポジウム・パネルディスカッション
【参加者募集】ことばの市民塾──書くこと考えること教室
【八ヶ岳南麓より】カフェ・ボヌール,営業中(金土日)。ほか
【寄贈図書・論文】山本冴里『戦後の国家と日本語教育』ほか,書評も募集し
  ています。
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■ 研究所より ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
500号は,もう目の前である
                              細川 英雄
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本メルマガ500号を目前に控え,このところ,たくさんの投稿をいただき,
うれしい悲鳴を上げている。

前号の深江新太郎さんの「この本がおもしろい」に対して,西口光一さんから
早速今号に投稿があった。自己表現活動と文型・文法事項学習は,ともすると,
二項対立的に扱われ,白か黒かの決着論議が盛んなのだが,どちらも言語活動
には必須の要件である。それをどのように扱うかは,担当者一人ひとりの教育
観と深くかかわっていることだろう。こうしたやり取りが,実のある建設的な
対話につながることを切に願うものである。

熊谷由理さんの書評は,市嶋典子さんの新刊に丁寧なコメントを付した上で,
現在の「評価」問題の闇を的確に描き出している。「成績や点数付け,学生の
振り分けを目的とした〈評価〉ではなく,真の〈教育〉活動の一環としての評
価のあり方を模索している」熊谷さんの真摯な姿が映し出されている。日々,
教育実践と向き合うことで生まれることばであると思う。

やや手前味噌ながら,新刊の『実践研究は何をめざすか』は,この課題に一つ
の区切りをつけるエポックメイキング的な本になるだろうと思っている。今世
紀に入って,急速に展開し始めた実践研究という概念が,授業方法改善とデザ
イン開発創造の2種に分かれることは,前号のこの欄で指摘したが,その方向
性の違いを明確に示す内容となっている。とにかくお互いの実践を見せ合って,
という時代から,新しいデザインをどう切り拓くか,という時代に入りつつあ
る,その先駆けとなる一書だろう。

こんなふうに,さまざまな読者の方からいろいろな投稿をいただき,このメル
マガがこんなふうに読まれているのかということを改めて振り返ると,とても
たのしくなってくる。お待ちいただいている,いくつかの投稿も,順次,掲載
していくこととする。

あわせて,このメルマガを,遠慮や忌憚のない,意見交流の場として活用いた
だければ幸いである。発行から早10年,500号は,もう目の前である。
                                (ほ)
━【新刊】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『実践研究は何をめざすか――日本語教育における実践研究の意味と可能性』
細川英雄・三代純平(編)         ココ出版:日本語教育学研究4
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●定価:3,600円+税
●2014年5月30日刊行
●Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/prac.html
実践に参加する人たちが,協働で,かつ,批判的にその実践を省みること,そ
して,その際に「社会を変革する」という意識を持つこと……。本書は,「実
践研究」とは何か,「実践研究」とはどうあるべきかという根本的な問いを追
究するものである。改めて「実践研究」を問い直した理論編と,その議論を共
有しつつ,それぞれの実践研究をもとに執筆された実践編の二部から成る。
                      (出版社による紹介文より)
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- ◆◇私から一言◇◆ -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -  -
「ミハイル」の友人から ―― 深江さんの「この本がおもしろい」を読んで
                              西口 光一
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496号の深江さんの「この本がおもしろい」を読みました。せっかくの機会
なので深江さんの記事をきっかけとして少しあれこれ話したいと思います。深
江さんの記事を読むと,最後直前のパラグラフまでは「おっしゃる通り。対話
論的に物事を見ていらっしゃる」という内言が出てくるのですが,最後のパラ
グラフの以下の行で「えっ?」となります。

「ただ西口さんのモチーフは,教科書という作品(『NEJ』)では消失して
しまう。なぜならそのモチーフは,教室活動という言説(ディス)空間(クー
ル)のみで語りえるものであり,教科書はその言説(ディス)空間(クール)
から体系的な言語(ラング)を抽象するからだ。結果として,〈声〉が消失し,
言語(ラング)が残る。言い換えれば,教科書とは言語(ラング)である。
…<以下,省略>」

ここは結論部として「颯爽と」書いていらっしゃるわけですが,これは「反則」
です。深江さんはまだぼくのバフチン本もNEJもバフチン自体もしっかり勉
強してらっしゃらないわけでしょ。そういう段階でこのようにクリティカルな
コメントを断定的に言うのは時期尚早だし,「反則」(マナーに反する)です。
そして,具体的な引っかかるポイントを一つだけ挙げると「教科書とは言語
(ラング)である」の部分です。この断言でその命題の妥当性についての検討
が「停止」してしまっています。また,これって深江さんの豊富な教育経験と
長い熟考の上での「声」ですか。それとも「受け売り」ですか。

さて,深江さんのような感想は,バフチン本の第9章のみをお読みになった方,
あるいはそれに加えてNEJをさらっとご覧になった方からしばしば出てくる
感想です。そして,そういう感想は「テクスト」というものを画一的に見て,
その質的な違いに目を向けない視線に基づくものです。以下,そのあたりのポ
イントも含めて少し広く議論したいと思います。

バフチン本の中のNEJについて論じた第9章の4-1の冒頭(p.160)
で以下のように書きました。

「言語活動に円滑に従事できる人とはどのような人か。バフチンの言語観に従っ
て言うならば,それは展開される言語活動で現れることばを適正に定位し,そ
して,自分の意思の下に言語活動のトラックに適正なことばを適正な形態で配
置できる人である。諸々の言語活動従事においては,理解の局面においても発
話の局面においても言葉が動員されることは間違いない。ゆえに,言語活動に
円滑に従事できるということには,それぞれの言語活動に関与するさまざまな
言葉が動員できることが含まれる。」

これは合意してもらえるでしょうか。そして,上の内容に合意していただたと
して,続いて次のような見解を提出しています。第9章の4-2の第2パラグ
ラフ(pp.161-162)です。

「コミュニケーション中心派が代替案を提示できなかった重要な原因は,言語
活動(コミュニケーション中心派の用語では「コミュニケーション(活動)」)
に従事できるようにならなければならないとばかり主張して,言語活動に従事
させることと文型・文法事項を含めて言葉を漸進的に増やしていくことの二者
の間の折り合いをつけることを怠ったからである。そのような意味で言うと,
自己表現活動をカリキュラムの中心に据えるというのは,自己表現活動を採り
上げること自体の重要性もさることながら,従事可能な言語活動のレパートリー
やバラエティを増やしていくことと,行使される言葉を漸進的に増やしていく
こととの折り合いをつけるというカリキュラム策定における困難な課題を克服
することを可能にする道を開いたということにもなる。」

この見解はどうでしょう。ぼくとしては「絶妙なデザイン」だと思っているの
ですが。

一方で,ぼくの場合は,一般に広く利用可能な(カリキュラムや教材の)デザ
インをめざしています。NEJでは,というよりSMTアプローチ(自己表現
活動中心の基礎日本語教育,Self-expression-based Mastertext Approach)
では,「一般に広く利用可能」なように,カリキュラム・デザインの方略とし
て自己表現活動に関する特定のテーマ空間というものを設定しています。また,
やはり「一般に広く利用可能」なように,各々のテーマ空間で日本語の学習を
有効に進めるためにモデル・テクスト(Narrative)というものを用意していま
す。つまり,あらかじめ決められた特定のテーマ空間で,Narrativeを「便利な
リソース」として,そのテーマに集中して日本語習得(専有?)を進めたらど
うでしょう,という提案をしているわけです。「活動型」の方々には「あらか
じめ決められた」とか「モデル・テクスト」やそれを含む「教科書」というの
が「引っかかる」のでしょうね。ぼくの判断では,それらは「一般に広く利用
可能」となるために必要です!そして,「一般に広く利用可能な代替案
(alternative)」を出さない限り,初級(基礎)日本語教育の(文型・文法中
心の教育という)現状は絶対に変わりません。このあたり,「活動型」等の方々
はどのような見解と戦略をお持ちなのでしょうか。放置?

最後に,SMTアプローチの主要なリソースであるNarrativeについて。
Narrativeは一般的な教科書の本文とはテクストとしてのqualityが全然違いま
す。よく「研究」してください。その上で「単に文型・文法事項が盛り込まれ
たモノローグのテクストではないか!」と言われたら,Narrative作成者にart
が足りなかったか,見る人に対話論的にテクストを見る目がないかのどちらか
です。

SMTアプローチでは「言語事項の習得をどれくらい要求するかは各々のプロ
グラムで決めてください」との立場をとっています。また,NEJでは「一連
のユニットを通して文型・文法事項が系統的に学習できるように文型・文法事
項が(直接的にはNarrativeに)巧みに織り込まれている」と謳い文句のように
書いていますが,あくまでテーマについての言語活動技量の習得が第一で,文
型・文法事項等の習得はそれに従属するものです。もっと一般的に言うと,
SMTアプローチでは,具体的なコースで何を目標とするかは各コースでそれ
ぞれに決めてくださいというスタンスを取っています。ただし,自己表現活動
をさしおいて文型・文法事項を第一の目標にするのは,もちろん,SMTアプ
ローチの趣旨に反します。

ぼくは今バフチンと「気心の知れた友人」になった気がしています。それは,
深江さんのおっしゃるように長年バフチンと真摯な対話を重ねてきたからです。
バフチン本は,ぼくにいろんなことを教えてくれた「友人ミハイル(バフチン
の名)」を現在の第二言語教育学のアリーナに登場させようという試みです。
「ミハイル」単独ではこのアリーナに登場できないでしょう。彼はそういう関
心もないし。             (にしぐち・こういち,大阪大学)
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■ 自著を語る ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
希望の共有としての実践研究へ
                              三代 純平
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『実践研究は何をめざすか――日本語教育における実践研究の意味と可能性』
細川英雄・三代純平(編)         ココ出版:日本語教育学研究4
●Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/prac.html
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このたびココ出版より『実践研究は何をめざすか』(細川英雄・三代純平,編)
を上梓いたしました。
実践研究の提案から10年余,言語教育の根本的な課題として実践研究の意味
と課題をもう一度捉えなおし,その教育実践の可能性について改めて問う書と
なりました。忌憚のないご意見,ご教示をいただければ幸いです。

以下,本書の構成と作成のコンセプトなどについて書いた「あとがき」を掲載
します。URLの目次と併せてお読みください。
●目次URL: http://gbki.org/book2014a.html

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あとがき――希望をつなぐ
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今,あらためて「実践研究」を問う。

本書はその目的のもとで生まれた。問いは,日本語教育に向けられたものであ
ると同時に,私たち自身に向けられたものでもあった。本書の執筆者の多くは,
早稲田大学大学院日本語教育研究科・細川英雄研究室で学んだ経験をもってい
る。第10章で山本晋也が,自らの教育実習のめまいのするような経験を語っ
ているが,同様の経験を経て,日本語教育実践と向かいあいながら,私たちは
共に研究してきた。したがって,漠然と「実践研究」の意味や方法を共有して
いる気になっていた。だが,ある時から,漠然とした共有では先にすすめない
のではないかという危惧を抱くようになった。そこで,今一度,「実践研究」
とは何か,という根本的な問いと向かいあうために,本書は企画された。

よって,本書は,「実践研究」をテーマとした論集という体裁をとっているが,
その内実は,「実践研究」とは何かという問いに答えるための一冊の共著であ
り,本書を作成する過程が,私たちにとっては,「実践研究」をめぐる一つの
長い実践研究であった。

本書は,理論編と実践編の二部構成になっている。理論編は,ワーキング・チー
ムを作り,毎週の研究会を3年余り続けることで執筆された。また,その議論
を共有しながら,それぞれの実践研究を続けることで実践編が執筆された。

第1章で,市嶋典子らは,過去に日本語教育の領域で公表された実践研究を概
観し,実践研究を方法としてモデル化するのではなく,既存の日本語教育の実
践,研究の枠組みに動きを与えるような概念として実践研究を捉えることを主
張する。第2章で,三代純平らは,そのような概念としての実践研究をいかに
定義するか,という問題にアクションリサーチの議論を援用しながらアプロー
チした。三代らは,従来の研究とは異なる新しいパラダイムとして,アクショ
ンリサーチを批判的に考察することにより,実践研究を「実践への参加者たち
が協働で批判的省察を行い,その実践を社会的によりよいものにしていくため
の実践=研究」と定義した。この定義が,本書における基本的な実践研究の定
義となる。だが,これは,実践研究をモデル化し,その可能性を限定するため
の定義ではない。むしろ私たちの立場表明であり,宣言である。なぜなら,そ
れぞれの実践研究への立場を明確にし,議論することでこそ,実践研究共同体
は広がり,醸成されていくと私たちは考えるからである。また三代らは第3章
において,実践研究を記述・公表する意味を論じたうえで,その際に求められ
る記述のあり方として,実践の置かれた社会的文脈と実践の中で変化する「私
(たち)」を批判的に記述することを提案している。実践編は,この記述方針
に緩やかに準じながら記述されている。第4章で,牛窪隆太らは,過去の自分
たちが公表した実践研究の作成過程を批判的に振り返る。そこで明らかになる
のは,実践を研究する姿勢により,理論の用語が現場で感じられた実践の意味
を侵食してしまうプロセスだ。牛窪らの研究は,第3章までで論じられた実践
=研究の重要性を改めて検証するものであると同時に,実践研究を研究するメ
タ実践研究のもつ意味も示唆している。

第5章から第10章までは,実際の実践研究である。第5章の武一美らは,神
奈川県の県立高校に在籍する外国につながる生徒への日本語支援をめぐる実践
研究である。多文化教育コーディネーターとして関わる武らが,試行錯誤しな
がら,高等学校の教員たちと協働し,日本語支援体制を拡充していく様子がリ
アリティをもって描かれている。立場の異なる現場の声が,徐々につながり,
大きな声になっていくプロセスは,実践研究の醍醐味を私たちに伝えてくれる。
第6章の古賀和恵らは,「イベント企画プロジェクト」というプロジェクトワー
ク型の実践を学生たちと共に改善していく様子を3学期に渡り,考察,記述し
ている。古賀らが,学生の主体性を信じることと教師として介入することの間
で葛藤しながら,実践を問い直す過程や,その間に失敗を糧に学生たちが自ら
教室実践を充実させていく様子は,プロジェクトワーク型の教師の役割を考え
るためのよいリソースとなるだろう。第7章の佐藤正則は,日本語学校の大学
院進学クラスを対象とした実践研究を通じて,日本語学校において協働が生ま
れ,そこから新しいカリキュラムが生まれることの意味を振り返る。そこから
はマニュアル化される日本語学校のあり方に対する地道だが激しい改革への意
思が読み取れる。第8章の高橋聡は,自らが行ってきた実践の意味を,学生の
教室外の生活から再考する。実践研究は,実践の置かれた社会的状況を重視す
るが,この社会的状況と実践のつながりを高橋は独自の視点と手法により読み
解こうとしている。第9章の山本冴里は,自らのフランスでの「あの実践」を
振り返る。「あの実践」と呼びたくなるなんらかの痕跡を教師の記憶に残す実
践,それは多くの教師が自分のキャリアを支える経験としてもっているのでは
ないだろうか。山本は,そのような実践を改めて考察している。そこからは,
山本の実践や周囲の人々への真摯な関わり方が伝わってくる。多くの日本語教
師は,海外でそのキャリアをスタートさせるが,そんな新人日本語教師に読ん
でほしい実践研究である。第10章は,山本晋也と細川英雄が,日本語教育を
専門とする大学院の教育実習を,それぞれ,実習生と指導教員として振り返る。
そこで描かれるのは,いわゆる「教師の成長」のストーリーとはかけ離れたも
のである。アクションリサーチ=実践研究は,しばしば「教師の成長」の議論
とあわせて論じられるが,二人の議論は,「教師の成長」をすんなりめざすこ
とさえも拒否している。実践研究を通じて,もっとも根源的な問い,「生きる
こと」を考えていくのである。その内容に加え,二人の予定調和していかない
視点から実践研究が行われる手法もまたラディカルに実践研究の意味を探求し
たものになっている。

実践編から見えてくることは,実践研究を通じて,「つながり」が生まれてい
ることである。実践を協働で批判的に考察し,よりよいものにしていくこと,
それが実践研究だと私たちは定義した。第2章で論じられたように,それは,
非常につらく,気の遠くなることである。だからこそ,アクションリサーチは,
教室内に閉じられ,自身の内省による成長として位置づけられてきた。だが,
この非常につらく,気の遠くなることを続けることで,実践は広がり,よりよ
いものになるという可能性を実践編は示している。第5章の武らは,それぞれ
の実践をひらくことで,つながりが生まれたと述べている。このつながりは,
やがて希望となっていく。この希望は,より大きな葛藤や時には絶望の中から
少しずつすくいだされたものであるに違いない。中等教育機関に外部から関わ
り,大きな矛盾と課題を抱える現場を変容させるプロセス,カリキュラムの固
定化した日本語学校で新しい日本語教育の意味を模索する日々,等々,その中
には,気の遠くなるような努力があり,それを支えた人々がいたはずである。
紙幅の関係から,そのことについて実践編の執筆者たちは多くを語っていない。
だが,同じような葛藤を抱える現場の日本語教師たちがそれを読めば,行間か
らその試行錯誤した日々を感じとり,そこにある希望を自分の向き合っている
実践の中にも見いだすと私は信じている。そして,そのような日本語教師たち
とこの希望を共有できたとしたら,私たちにとって,それは何よりの悦びであ
る。希望の共有,そこに実践研究の大きな意味がある。実践研究とは,実践を
ひらき,希望をつなぐ営みと言えるかもしれない。

最後に,本書の出版を引き受けてくださり,編集にご尽力いただいた,ココ出
版の吉峰晃一朗さん,田中哲哉さんに心よりの感謝を申し上げる。本書自体が,
「実践研究」を探求する実践研究であったと述べたが,お二人は,この7年に
及んだ長い私たちの挑戦を可能にした共同実践研究者のような存在であった。
本書が,さらに,未来の共同実践研究者と私たちをつないでくれることを切に
願う。

2014年5月 東京,武蔵野美術大学,春霞の向こうに富士を望む研究室に
て                (みよ・じゅんぺい:武蔵野美術大学)
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─[会員の方々の情報,掲載します]──────────────────
言語文化教育研究会の会員の皆様の情報をできるだけ多く掲載していきたいと
考えます。周辺の情報を随時お送りください。掲載いたします(もちろん無料)
あわせて,毎月行われている月例会や3月の研究集会も広く開放したいと考え
ています。そうした集まりへの参加のために,ぜひ入会をお願いする次第です。

☆4月より新しいメーリングリストが,会員間にて動き出しました。情報の提
供や意見交換を始め,ことばと文化の教育に関する最先端のやりとりが可能で
す。この機会に入会をお勧めします。

入会のご案内は, http://gbki.org/intro.html
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■ この本がおもしろい ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
真の「教育」活動の一環としての評価のあり方を考える
                              熊谷 由理
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書評:市嶋典子『日本語教育における評価と「実践研究」―対話的アセスメン
ト:価値の衝突と共有のプロセス』ココ出版,2014年
●Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/ichi.html
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私は,米国の大学での日本語教育に長い間携わっている。私自身の教育実践で
は,批判的理論をその根底に据え,言語や文化という概念を固定的には捉えず,
また「能力」もひとりの個人に内在するものではなく,他者との関わりの中で
協働構築されるものであるという考えのもとに,様々な教室活動を試行錯誤し
ながら行なってきている。日本語教育における評価に関しても,拙著『日本語
教育とアセスメント』(佐藤慎司と共編)において,代替的アセスメントや学
習者を巻き込んで行なう評価活動の意義などについて考察してきた。そんな中,
毎年,日本語教育関係の学会で,自分の実践について発表をする機会があるの
だが,質疑応答の場になって必ずといっていいように聞かれるのが「評価」の
問題である。「その活動は成績全体の何パーセントに当たるのか?」「『ピア
評価』『自己評価』はどうやって点数に換算するのか?」「評価を学習者自身
にも委ねるというのは教師としての仕事の放棄ではないのか?」…。このよう
な質問の根底には,日本語教育の領域に「評価とは成績(=点数)である」
「評価とは教師の占有すべきものである」といった根強いビリーフがあること
が明らかである。本書『日本語教育における評価と「実践研究」―対話的アセ
スメント:価値の衝突と共有のプロセス』は,そのようなビリーフに大きな揺
さぶりをかけ,発想の転換を迫る力作である。

本書は,「はじめに」とそれに続く8章で構成されている。まず,第1章「評
価とは何か」では,教育の領域での評価の類型として,(1)「実態把握」,
(2)「測定」的な性格を持つもの,(3)「目標達成性の把握」,(4)
「査定」的な性格を持つもの,の4つがあることを示し,日本語教育での評価
研究では上記の(2)(4)について考察されたものがほとんどであり,教育
的な観点からの考察研究((1)(3))が少ないこと,つまり教育実践と評
価が乖離している状況を問題点として掲げている。その上で,第2章,第3章
では,日本語教育学会発行の学会誌『日本語教育』1号(1962年発行)か
ら146号(2010年発行)に発表された全論文中,「評価」に関する論文
(第2章)と「実践研究」論文(第3章)を抽出し,その内容分析の結果を記
している。日本語教育学の分野で権威を持つとされる『日本語教育』の論文内
容の分析を通して,過去約半世紀における「評価」の扱われ方とそのパラダイ
ムシフト,「実践研究」の意味付け,そこでの評価の捉えられ方やその変遷を
系統的に示すことで,測定的・査定的な評価への偏重という傾向や教師自身の
教育観が明確に示されないまま目標設定がされている実践活動といった根強い
問題点が説得力を持って読者に示されている。

続く第4章では,教師が自分自身の実践を研究する際には,「実践研究者」と
しての「当事者性」を引き受け,教師を含めた教育実践を記述することの重要
性を指摘している。第5章においては,筆者が行なってきた相互自己評価活動
に対する学習者の認識をインタビューデータの分析を基に理論化し,評価の基
準や意義を教室参加者みなで対話を通して共有することの必要性を論じている。
第6章では,バフチンの「対話原理」の概念を詳しく分かりやすく紹介した上
で,筆者の志向する評価活動のあり方を具現化した「対話的アセスメント」を
提起している。「対話的アセスメント」とは,「価値の衝突と共有を含んだ対
話に基づいて,アセスメントの目標や基準を関係的に創り出し,更新し続けて
いくプロセス」(p.140)であると定義されている。

第7章は,筆者の提唱する「対話的アセスメント」を実際に組み込んだ日本語
教育実践において,教師をも含む実践参加者間でいかに価値の衝突と共有のプ
ロセスが進行したか,また教師が提示した評価基準をどのように学習者らが自
分自身で言葉に捉え直していったかを,ティーチングログ,教室談話,学習者
の産出物の分析から詳述に描き出している。第8章は,7章までの知見を再考
察し,筆者のめざす「対話的アセスメント」の意義,そして今後の課題のまと
めとなっている。

本書は,私にとって大変読み応えのある一冊だった。一章一章と読む進める中
で,筆者が「対話的アセスメント」を提唱するに至ったプロセスを鮮明に目に
することができる。自分自身の教育観を深く認識し,日々の教育実践での葛藤
や喜びをしっかりと心に留め,教育実践の一部である評価の本来あるべき姿を
真剣に探索・追求していった結果が,この「対話的アセスメント」であると実
感した。筆者は「実践研究とは,教師の教育観を明確にしていくプロセスであ
る」と何度か本書の中で訴えているが,本書はまさにそのことばを体現してい
る。

筆者も今後の課題として挙げているように,成績と評価の関係をどう捉えてい
くかは難しい問題である。教師が自らの実践現場での「対話」を礎に評価活動
を設計し試行し続ける中で,制度に規定・制御されるのではなくその制度自体
をも変革していくことが,日本語教育に何よりも重要であることを,本書は読
者に力強く訴えかけている。成績や点数付け,学生の振り分けを目的とした
「評価」ではなく,真の「教育」活動の一環としての評価のあり方を模索して
いる一人でも多くの(日本語)教師の方々に,本書を一読されることを心から
お勧めしたい。
         (くまがい ゆり:スミス大学 東アジア言語文学学部)
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━■ ご意見・投稿お待ちしています ■━━━━━━━━━━━━━━━━
みなさまの,ご意見・ご感想をお寄せ下さい。
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関係の方々の著作・論文についても掲載します。
最近,いい書評を掲載してくれるところが減りました。本を評するということ
の意味がだんだん薄れてきたように思います。
このメルマガでは,まず皆さんの仕事を紹介したいと思います。それから,自
薦・他薦による書評を掲載します。そして,その書評をめぐって,充実したや
り取りがメルマガ上でできればおもしろいと考えています。

1000~1200字程度で紹介をお願いします。論文の場合は抜き刷を,著
書の場合は1冊を贈呈いただけるとうれしいです。なお,編集部でコメント等
をつけることもあります。

みなさんの仕事を応援する場をメルマガ上に形成します。投稿いただけるかた
は,言語文化教育研究所までメールでお送りください。
----------------------------------------------------------------------
このメルマガも,500号に近くなってきました。【自著を語る】という新し
いコーナーを始めました。
折角の機会なので,創刊500号を記念して,何か本を出したいとも思います。
読者のみなさんから,記念号のための,いろいろなアイデアをいただければ幸
いです。下記のメール宛に読者参加型のすばらしいアイデアをお待ちします。

【この本がおもしろい】コーナーは,新刊に限定するものではありません。古
典・名著など,知られざる書籍をそれぞれの自分のことばでご紹介ください。
●宛先: info@gbki.org 言語文化教育研究所
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



■ お知らせ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
━【参加者募集:6月27日(金)】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「言語教育の未来」ピエール・マルチネーズ氏(フランス・パリ第8大学)
言語文化教育研究会第23回月例研究会
http://gbki.org/monthly.html#next
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日時:2014年6月27日(金)17:00~19:00
●会場:早稲田大学早稲田キャンパス22号館502教室
●日本語通訳:山本冴里(山口大学)
●参加費:会員※:無料,一般:1,000円(※当日入会可)
●お問い合わせ: jimu@list.gbki.org(言語文化教育研究会事務局)
事前申込不要。当日直接会場にお越しください。
----------------------------------------------------------------------
『私はどのような教育実践をめざすのか』(細川英雄・鄭京姫共編,春風社)
の中で,ヨーロッパでの言語教育を俯瞰する見方を開陳したマルチネーズ氏が,
言語文化教育研究会のために,京都から駆けつけてくれます。言語教育の現状
の課題を踏まえ,未来へつなぐ提言は,多くの示唆に富んでいることでしょう。
後半の討論において会場のみなさまとの活発な議論に期待します。(ほ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【参加者募集:7月5日】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
講演:日本語教育学会研究集会第3回中部地区
細川英雄「今,なぜ活動型日本語教育なのか──ことばの教育の課題と展望」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日時:2014年7月5日(土)13:30~14:50
●会場:愛知大学名古屋キャンパス
1990年代後半に起こった活動型日本語教育は,15年の推移を経て,さま
ざまに変容しつつ,しかし確実に広がっています。今,なぜ活動型なのか。そ
こには,これまでの言語教育を乗り越える何があるのか。人・ことばと文化・
社会そして教育の課題をめぐって活動型日本語教育の現状と展望を見据えつつ,
言語教育の未来を語ります。                   (ほ)
●URL:http://www.nkg.or.jp/menu-syukai.htm
●PDF:http://www.nkg.or.jp/kenkyu/kenkyushukai/2014/kk-14-03.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【参加者募集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本語教育公開講座:朝日カルチャーセンター,朝日JTB・交流文化塾
7~9月「日本語教育の研究レポート書き方入門」講師:細川英雄
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=249089
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7月1日:研究レポートを書く意味について
●8月5日:問題関心から問題意識へ
●9月9日:どのようにしてテーマと研究を結ぶか

この講座では,はじめて実践研究に挑戦してみようという方々を対象に研究レ
ポートの書き方について考えます。第1回では,まず研究レポートを書く意味
について明確にすることから始めます。それをもとに,第2回では,問題関心
から問題意識へという観点から,それぞれのテーマの絞り方を検討し,第3回
では,各自のテーマをどのようにして研究レポートの構成・執筆に結びつける
かという課題について考えます。
とくに日々の実践を研究につなげたいと願う日本語教師の方々の期待に添える
よう,講義とディスカッションのワークショップ形式により,研究レポート作
成の考え方と方法を具体的に提示しつつ,実践と研究を結ぶことの意味から,
あなたの教育研究デザインの開拓までの道筋を描きます。      (ほ)

●時間:10:30~12:30
●受講料:会員10,368円,一般12,312円
●会場:朝日カルチャーセンター新宿

詳しくは,
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=249089
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【執筆しました】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
細川英雄「言語活動主体の充実とは何か――言語教育の目的と市民性教育」
『国語教育思想研究』第8号(国語教育思想研究会)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2013年10月に行われた全国大学国語教育学会広島大会におけるラウンド
テーブル「言語教育と生きること」での発表を原稿化しました。
このラウンドテーブルの特集のほかに,特別寄稿として,浜本純一・田中実と
いった方々の特集もあり,読み応えのある1冊です。        (ほ)
●問い合わせ先:国語教育思想研究会(広島大学教育学部 難波博孝研究室
 QZR04446@nifty.com)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【参加者募集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本語教育国際研究大会2014@シドニー
大会テーマ:Connections & Communities
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日時:2014年7月10日(木)~12日(土)
●発表会場:シドニー工科大学
●公募発表形態:パネル発表・口頭発表・ポスター発表
●割引参加の申込締切:2014年4月15日(火)
大会詳細が,下記ウェブサイトに公開されました。
https://icjle2014.arts.unsw.edu.au/

市民性形成をめぐる3つの連続パネルを組みます。乞うご期待。(ほ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【予告:8月】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第18回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム(EAJS国際学会の分科会として開催)
パネルディスカッション「市民性形成をめざす言語教育とは何か」細川英雄
基調講演「複言語主義に見る言語教育の目的」西山教行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日程:2014年8月27日~30日
●場所:スロベニア リュブリャーナ大学
●パネルディスカッション:「市民性形成をめざす言語教育とは何か」
●パネリスト:細川英雄(日本・言語文化教育研究所),マッチェラ・マリオッ
 ティ(イタリア・ベネティア・カフォスカリ大学),張珍華(アメリカ・ウ
 イリアムス大学)
詳細は,近日中に公開されます。 http://www.eaje.eu/2014.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【参加者募集】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ことばの市民塾──書くこと考えること教室
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ことばの市民塾では,外国人・日本人の子ども・そして大人の方を対象に,書
くこと・読むこと・話し合うことを通して,日本語,自分,社会や世界につい
て学び考える教室を開きます。
自分を表現するために日本語を学びたい,考える力をつけたい,もっと日本語
で活動したい方,いらしてください。
※まずはご連絡ください。活動内容をしっかりご説明いたします。

■ことばの市民塾とは:
地域社会の中で,「ことばによって自律的に考え,他者との対話を通して,社
会を形成していく個人」育成=ことばの市民の育成のための言語教育をしてい
く塾です。また,言語文化教育のための様々な活動も行っていきます。

■主宰者:佐藤正則
日本語教師。早稲田大学大学院日本語教育研究科修了。現在,大学や日本語学
校等で様々な日本語教育や日本語教師養成を実践している。
横浜市緑区十日市場在住。
連絡先:佐藤090-9398-0631(satomasanori1126@yahoo.co.jp)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
言語文化教育研究所は,ことばの市民塾を全面的にサポートしています。(ほ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【八ヶ岳南麓より】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Chemin du bonheur(シュマン・デュ・ボヌール)「カフェ・ボヌール」
----------------------------------------------------------------------
金・土・日,10:00~17:00 営業してます。
https://facebook.com/chemindubonheurhokuto

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PAPYRUS(パピルス)
https://facebook.com/yatsunet/posts/689011117812670
----------------------------------------------------------------------
昨年オープンしたばかりの文房具のお店です。文房具のほか,いろいろな鉱物
などもある,不思議な雰囲気。ヴェネチアの文具店を思い出しました。八ヶ岳
ならではの,個性豊かな空間です。(ほ)
●営業時間:11:00~18:00(水曜定休)
●小淵沢町上笹尾3269-65
●電話:0551-45-8468
●メール:info@dvergr-m.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナチュラルレストラン せらひうむ
http://www.oizumi.ne.jp/~oizumi/home/seraphim/
----------------------------------------------------------------------
ナテュラル・レストラン,自然食,野菜料理,自家焙煎コーヒーです。博識の
マスターと話していると,現実世界を忘れます。「せらひうむ」は,天使の最
上級階の名称,このお店には天使がいます。(ほ)
●営業時間:11:00~20:00(木曜・金曜定休)
●北杜市大泉町西井出8240-5523
●電話:0551-38-0435

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金田一春彦記念図書館(山梨県北杜市)
http://www.lib.city-hokuto.ed.jp/kindaichi/
----------------------------------------------------------------------
金田一春彦記念図書館の「北杜ゆかりの著書コーナー」に,言語文化教育学関
係の本がそろっています。どうぞお手にとってご覧ください。(ほ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



━【書評募集:寄贈いただいた論文・図書など】━━━━━━━━━━━━━
●山本冴里『戦後の国家と日本語教育』くろしお出版
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/sae.html
 書評執筆者募集中です。当研究所(info@gbki.org)までお知らせください。
 書評用として1冊献本します。
----------------------------------------------------------------------
●徳井厚子(研究代表者)「バイリンガルサポーターの支援における相互構築
 コミュニケーションに関する研究」(科学研究費研究成果報告書)
 内容等に関する問い合わせ先:徳井厚子(信州大学教育学部)
 tokuias@shinshu-u.ac.jp
 496号に「自著を語る」を掲載しました。
----------------------------------------------------------------------
●牧恵子(著)『学生のための学び入門―ヒト・テキストとの対話からはじめ
 よう』ナカニシヤ出版
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/mk.html
 496号に「自著を語る」を掲載しました。
----------------------------------------------------------------------
●市嶋典子(著)『日本語教育における評価と「実践研究」─対話的アセスメ
 ント:価値の衝突と共有プロセス』ココ出版,2014年3月刊
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/ichi.html
 492号に「自著を語る」を掲載しました。497号に書評を掲載しました。
----------------------------------------------------------------------
●牲川波都季・細川英雄(著)『わたしを語ることばを求めて─表現すること
 への希望』三省堂,2004年。
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/watashiwo.html
 487号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●佐々木倫子(編)『マイノリティの社会参加─障害者と多様なリテラシー』
 くろしお出版(リテラシーズ叢書3)
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/litera3.html
 486号【自著を語る】に紹介しました。ご感想,ご意見をお待ちしていま
 す。書評依頼中です。近日中に公開予定,楽しみにお待ちください。
----------------------------------------------------------------------
●水木鈴子詩画集『はじめまして,息子よ!』ブックレット版
 光啓社(山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1443 電話:0551-36-5500)
 484号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
 なお,書籍の注文・お問い合わせは,上記の「光啓社」まで直接お願いします。
----------------------------------------------------------------------
●中村純 詩集『はだかんぼ』/エッセイ集『いのちの源流─愛し続ける者た
 ちへ』コールサック社
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/jun.html
 485号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●飯間浩明『三省堂国語辞典のひみつ』(三省堂)
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/iima4.html
 書評執筆者募集中です。当研究所(info@gbki.org)までお知らせください。
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●飯間浩明『辞書に載ることばはどこから探してくるの?─ワードハンティン
 グの現場から』ディスカヴァー携書
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/iima3.html
 482号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●南浦涼介『外国人児童生徒のための社会科教育─文化と文化の間を能動的に
 生きる子どもを授業で育てるために』明石書店
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/minam.html
 478号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●細川英雄『「ことばの市民」になる──言語文化教育学の思想と実践』ココ
 出版より2012年10月刊
 Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/citizen.html
 477号に書評を掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●八木真奈美『人によりそい,社会と対峙する日本語教育──日本社会におけ
 る居住者のエスノグラフィーから見えるもの』(早稲田大学出版部)
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/yagi.html
 476号に掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●西口光一『第二言語教育におけるバフチン的視点』(くろしお出版,2013年)
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/bakh.html
 475号および496号に掲載しました。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●藤森裕治『すぐれた論理は美しい─Bマップ法でひらくことなの学び』東洋
 館出版社(2013年5月刊)
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/fuj.html
 書評執筆者募集中です。当研究所(info@gbki.org)までお知らせください。
----------------------------------------------------------------------
●原子朗『定本 宮澤賢治語彙辞典』筑摩書房
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/kenji.html
 書評執筆者募集中です。当研究所(info@gbki.org)までお知らせください。
----------------------------------------------------------------------
●吉岡友治『書き込めば身につく!小論文メソッド』(三省堂)
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/yaoshi.html
 書評執筆者募集中です。当研究所(info@gbki.org)までお知らせください。
----------------------------------------------------------------------
●甲斐ますみ『台湾における国語としての日本語習得─台湾人の言語習得と言
 語保持,そしてその他の植民地との比較から』ひつじ書房
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/kai.html
 470号に書評掲載。「抑制された文体の中に,ことばとは何かという本質
的な視点のあり方についてしっかりと記述されている。歴史をくぐってきた人々
の声を,生きた人間の声として受けとめる眼をこれからも大切にしたい。」
(470号,研究所より) ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●ロコバント靖子『夫はバイリンガル失語症──日本語教師が綴る闘病と回復
 の5年間』大修館書店,2013
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/lok.html
 460号に書評掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●難波博孝ほか『1日10分言語力ドリル:「書く」「聞く・話す」「読む」』
 第一学習社 http://www.daiichi-g.co.jp/shouron/goods/gengoryoku/
 457号に書評掲載。ご感想,ご意見ください。
----------------------------------------------------------------------
●佐渡島紗織・太田裕子(編)『文章チュータリングの理念と実践』ひつじ書
 房 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/sado.html
 456号に書評掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●宇都宮裕章『新ことば教育論─いのち・きもち・だいちの考察』風間書房,
 2011 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/utu.html
 453号に書評掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●川上郁雄(編)『「移動する子ども」という記憶と力』(くろしお出版,2
 013年) Amazon.co.jpにジャンプ:http://gbki.org/kkm.html
 453号に書評を掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●石黒圭『日本語は「空気」が決める─社会言語学入門』光文社新書
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/ishi.html
 452号に書評を掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
●尾関史(著)『子どもたちはいつ日本語を学ぶのか─複数言語環境を生きる
 子どもへの教育』ココ出版,2013
 Amazon.co.jpにジャンプ: http://gbki.org/ozk.html
 451号に書評を掲載。ご感想,ご意見をお待ちしています。
----------------------------------------------------------------------
生活と仕事の拠点を,八ヶ岳南麓の森の家に移して,1年が過ぎました。
言語文化教育研究所・八ヶ岳アカデメイアより発信する言語文化教育研究の
最前線にご期待ください。
1800名を超す読者の方々の応援を得て,RLCEは,ますます元気です。
http://gbki.org/
[PR] 当研究所もFACEBOOKにサイトを作りました。日々の生活や発信のリアク
ションなどの詳細については,FACEBOOKをご覧ください。
https://facebook.com/gbki.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
誌 名:ルビュ「言語文化教育」497号
発行日:2014年6月13日
発行所:言語文化教育研究所 八ヶ岳アカデメイア
    〒408-0311 山梨県北杜市白州町花水278-43
    http://gbki.org/
編集,発行責任者:細川英雄
    http://gbki.org/hosokawa.html
配信システム:まぐまぐ
    http://www.mag2.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ルビュ「言語文化教育」』のバックナンバー,配信停止はこちら:
http://archive.mag2.com/79505/
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