部活研通信”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話”

部活動学会12月研究集会「部活動実践の新展開『ブラック部活』を乗り越える観点とは」


カテゴリー: 2018年10月11日
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一般社団法人 日本部活指導研究協会  部活研通信
”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話" < 30. 10. 10 配信 Vol.35>
info@bukatau-japan.com
http://bukatsujapan.jimdo.com/
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部活動の指導者に関する制度改革の動きが、具体化してきました。

さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。
生徒をその気にさせ、背中を押すとっておきの話しもあります。

☆::::::::::::☆ お知らせ ☆::::::::::::☆
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info@bukatsu-japan.com  まで、
お名前とメールアドレスを明記のうえご連絡願います。
件名に「入会希望」とご記入下さい。

それでは、以下、今回の目次です。
☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆
【1】部員の心を変えるとっておきの話
【2】部活News
【3】レポート:中体連本部を訪問してきました
【4】教育新聞に掲載された代表・中屋のコラム「自治活動と多くの共通点」
【5】10月指導者講習会のお知らせ
【6】12月日本部活動学会第2回研究集会のお知らせ
文責 中屋晋
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以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
~大切な家族、仲間と喜びを共有する~
人間が恐怖に立ち向う時、その恐怖を越えられる感情は愛しかないそうです。
愛とは、つまり大切な人を思う気持ちですね。

一昔前のメンタルトレーニングで使われていたモチベーションを維持するためのロジックは、
”誰のためでもなく自分のために準備をし、試合をする。だから周りに惑わされず、やるべきことをやればいい。”

こんなロジックでメンタルの安定を導いていました。しかし、最近のメンタルトレーニングの手法は違います。

自己実現という目標を持つという点は同じなのですが、もう少し踏み込んだイメージを要求しています。

つまり、技術的な目標の達成とか、競技としての目標の達成とか、これらについては自分で満足すれば、いわゆる自己実現の達成感は得られるわけです。
新しい指導傾向は、その先にある更に安定してモチベーションを支えるイメージへの追求にステージを移しています。

それは、1人で喜びを感じることで完結するのではなく、誰かと共に喜びを共有すること。ここを最上級の幸福感に設定しています。

いくら大金持ちになっても、どんなに名声や名誉を手に入れたとしても、共に喜びを共有する人の存在がなければ、本当の意味での幸福感の完成に至らない。
共に喜びを共有する大切な仲間がいることが、何にも代えがたい究極の達成感が得られる条件になる。これが最近のスポーツメンタルのロジックです。

以前、イチロー選手が3000本安打達成のインタビューでこんなことを言ってました。
「3000という数字より、僕が何かすることによって、僕以外の人が喜んでくれることが、今の僕にとって何より大切なことだと改めて認識した」
この言葉に、本当の意味で選手のモチベーションになり得るものは何なのか、改めて感じられます。

何度も優勝を味わったチャンピオンが十分過ぎるタイトル、賞金を得ても、尚も挑戦し続けるモチベーションは、一緒に戦うツアーチームのメンバーや家族や恋人と一緒に喜びを分かち合いたいという思い、愛があるからこそだと思います。

人は人との関係のなかにこそ、最高の価値を見出すものなのでしょう。「私が達成した」というより「私たちが達成した」という考え方が最高のメンタルパワーを生み出すのです。
このことに気が付くことが出来た選手が一流の領域に入る資格があるという認識がメンタルトレーニングによって広く浸透していることがわかります。

たぶん、コーチ、指導者と一緒に喜ぶ姿が想像出来る関係があって、初めて高いレベルを追求するための質のいい精神的エネルギーが得られるということではないのか、そんな気がします。


【2】部活News
〇中学校の部活動についてどう思いますか?
https://www.asahi.com/opinion/forum/025/
(朝日新聞)

〇3割が平日毎日、土曜日は4割 中学・高校の文化部活動
https://www.asahi.com/articles/DA3S13695637.html?iref=pc_ss_date
(朝日新聞)

〇顧問なく自主性で・教科化… 理想の部活、教員志望者が議論 学習院大
https://www.asahi.com/articles/DA3S13682460.html?iref=pc_ss_date
(朝日新聞)

〇大学入試改革「調査書重視」というナゾな指針が教育現場に与える混乱
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181002-00057717-gendaibiz-bus_all
(現代ビジネス)


【3】中体連本部を訪問してきました
先月9月20日、中体連の本部にて、専務理事の菊山さんと事務局長の大河原さんと部活動の今後について意見交換をしてきました。

戦後、学校の部活動という場が生徒と教員の心の交流の場であった時代から、現在の一部の極端な勝利至上主義から端を発する諸問題が浮き彫りになるまでは長い歴史があり、そのなかで確かに中体連は日本の教育に大きな功績を残してきました。

昨今、部活動に好意的な意見と否定的な意見があり、否定的な意見の声が大きくなりつつあるなか、中体連としても教員の働き方改革の一環とは言え、今後部活動を指導する人材が不足するのではという懸念は持っているそうです。

しかしながら、中体連の組織としては、多くの課題を認識していながら大会運営の事務処理で手が回らないという現状もあるとのことでした。訪問してわかったことですが、中体連本部は、岸記念会館の1室に事務所を構えていますが、常駐で事務処理に当たる方が4~5名程いらっしゃったでしょうか。実際、このマンパワーで全競技の事務処理に対応するとなると、現実問題、部活動の指導者育成や派遣などに当たるのは無理があるように思えました。

やはり、中体連に部活動指導者の育成や派遣の業務を今の業務に新たに加えることは難しいと感じました。

それでも、中体連の幹部の方々も現在の部活に関わる諸問題への対応には苦慮し、対策の検討には多くの時間を割いて当たっているところだそうです。

この意見交換のなかで、我々日本部活指導研究協会が考える部活動についての問題意識は共有できたと思います。

当協会が取り組んでいる指導者講習会、取り分け外部指導員に対する服務を含めた学校教育ならではの予備知識のための講習会の開催には興味を持って頂けたので、今後、協力体制を組んでいければと思います。 

【4】教育新聞:代表・中屋のコラム「自治活動と多くの共通点」
9月9日付の教育新聞に代表の中屋のコラムが掲載されました。
https://www.kyobun.co.jp/education-practice/p20180909/

内容を要約すると、
そもそも自主的自発的に行うとされている業務を行政が管理監督するところに無理があるのではという発想から、行政と学校との間に別組織を置くことで、教員においても生徒においても部活動に対する自由参加制を実現するための活路が見いだせるのではないかというものです。
要するに日本版NCAAのような組織を応用できないかということなのだが、そのことを地域の祭りの運営組織を例に説明した次第です。

部活動の制度改革でネックになるのは、人材確保と予算確保です。
1)人材確保は、教員の労働条件の問題と指導者の派遣システムの問題を考えなければならない。
2)予算確保は、公的な財源には限界があるというところが壁になる。
この2つの問題を解決するために、この結論に辿り着きました。

例えば町会や青年会などの自治活動は、自主的自発的な活動で、多くは無報酬で行われおり、自治活動の一つの地域祭りの運営などは行政からの命令で行われてはいません。
部活動も同様に行政から命令されて携わる性質の仕事ではないのではないか。ここは地域祭りの運営と同じ発想で、行政とは別組織で運営をすることが制度的には適切なかたちに落ち着くのではないか、この様な提案をこのコラムのなかで発信しました。

この発想の実現で先にあげた1)と2)の問題への対処として期待できる効用はいくつかあります。
この点については次号以降に述べていきます。

【5】申し込みまだ間に合います。10月部活指導者講習会のお知らせ
部活動指導員研修 『学校教育の一環の部活動指導とは』
              日本部活指導研究協会主催
              学習院大学文学部教育学科共催
              板橋区教育委員会後援

 スポーツ庁より運動部活動の在り方に関するガイドラインが策定され、発表されました。
 教師も部活動指導員も科学的な指導、安全の確保や事故発生後の適切な対応についての知識が求められています。
 何より生徒が生き生きと活動出来る部活動運営のための心得などを踏まえ、実例を交えてわかりやすく解説をします。
  部活動研究の第一人者の長沼教授(学習院大学)をお招きしての講演があります。部活動を取り巻く問題を含め、今後の行方を占うホットな情報を語って頂きます。
◎講習終了時には、当協会認定の「部活動指導員研修」受講証書が交付されます。 研修実績としてご活用下さい。
<詳細>
2018年10月14日(日)
会場:学習院大学 北1号館308教室
 参加費及び資料費 学校教員2,000円  一般及び部活動指導員3,000円(当協会会員無料)
 1部:13:00~14:00 スポーツコミュケーション
           講師:日本スポーツコーチング協会講師 大津信亮
  ~ 生徒のやる気に繋がる効果的な声掛けのスキルについて解説~
 2部:14:00~15:00 部活動指導のガイドライン解説
           講師:日本部活指導研究協会 代表理事 中屋 晋
  ~長年の部活顧問の経験をもとに部活動指導のガイドラインを具体的に解説~
 3部:15:10~16:10 日本の部活動の現在・過去・未来
           講師:日本部活動学会代表 学習院大学教授 長沼 豊
  ~部活動の歴史を振り返り、部活動の現状と未来を考える~
質疑:16:10~
   懇親会 18:00~
 注1:申込みの際、受付確認用のメールアドレス(携帯メール不可)をお知らせ下さい。
◎お申し込みは以下サイトの申し込みフォームをご記入下さい。
https://kokucheese.com/event/index/520355/
◎お問い合わせ先
info@bukatsu-japan.com


【6】12月日本部活動学会第2回研究集会のお知らせ
日本部活動学会第2回研究集会は当協会が後援団体として運営協力をしています。
以下、詳細です。

第1回研究集会 
「部活動実践の新展開―『ブラック部活』を乗り越える観点とは―」
日本部活動学会主催
仙台市教育委員会後援
一般社団法人日本部活指導研究協会後援
                    
第1回研究集会では,全国の運動部,文化部の実践や,それらの枠を越えた実践等,多様な立場から部活動の可能性を議論し,今日の学校現場の抱える部活動の問題や実践・研究課題についてしっかり議論できる場にしたいと考えています。

12月2日(日)
会場:宮城教育大学 220教室
参加費:会員1,000円 非会員1,500円 学生非会員500円 学生会員無料 
※なお当日、部活動学会に入会し、年会費をお支払いいただくと、会員価格で参加できるとともに次年度の年会費が免除されます。

受付開始:11:30
プログラム
1) 主催者挨拶 12:00〜12:05(長沼豊・日本部活動学会会長)
2) 基調報告 12:05〜12:30(神谷拓・日本部活動学会副会長)
3) 運動部[剣道部]の実践(堀江なつ子・山梨英和高等学校)12:30〜13:10
4) 文化部[演劇部]の実践(中島憲・北海道大学大学院・高校教諭)13:10〜13:50
5) 運動部[水泳部]と文化部[和太鼓部]の接点(平野和弘・駿河台大学・元高校教諭)13:50〜14:30
6) 休憩・質問受け付け 14:30〜14:50
7) 質疑応答・司会者より 14:50〜16:20
8) 閉式の挨拶 16:20
情報交換会 18:00〜21:00 仙台駅近隣を予定
※情報交換会:参加費4000円

◎お申し込みはこちら
https://kokucheese.com/event/index/531033/



 今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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過去の研修会の動画はこちらからご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCEHsjgl1-q8dZMWPPUgAFgA/video
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□配信先の変更、購読停止について。
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発行システム:『まぐまぐ!』からご登録された方で配信中止を希望される方はこちら
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又はお手数ですが『配信不要』と記載してご返送下さい。
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□ご意見・ご感想は まで info@bukatsu-japan.com
□発行 一般社団法人 日本部活指導研究協会
http://bukatsujapan.jimdo.com/
https://www.facebook.com/bukatsu.japan/

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