おやじボクサー日記ダイジェスト

サンプル誌

佐々木基樹 おやじボクサー日記ダイジェスト創刊号


おやじボクサー佐々木基樹です。

今回、メルマガを創刊しました。

ブログで晒し続けるには抵抗あるものや、

「評判の良かった記事だけ読みたい」というニーズに応えるため。

そしてもちろんオリジナルコンテンツもお届けするため。

メルマガという形を取ることにしました。


まだまだ変化していくと思いますが、お得意の試行錯誤を重ねていきます。

とりあえずは週一くらいで発行していければと考えています。


さて。

ではまず第一回目は、こちらからいってみましょうか!


「我命有限戦続事誓」。

佐々木の高校時代の卒業文集です。

学校の先生に、「俺の思いはどうしても一人分のスペースじゃ無理だ!

二人分下さい!」

と懇願して、二人分の文章スペースをもらって綴った文章です。

佐々木のボクシングの原点が、ここにあります。

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「我命有限戦続事誓」

	 
当たり前だが、アマ日本チャンピオンは鬼みたいに強かった。

いや、鬼がいても勝てないだろう。

パンチが、見えない。

ふと気づくともう五、六発急所に入ってる。

向こうは手加減してるのに、まるで歯が立たない。

鼻血がドバーッと出た。

協栄ジムの門をたたいてから一年三ヶ月。

初めて心底ビビッた。

さらに鼻血が喉に入ってきて、ろくに息もできない。

吉井さん(トレーナー)がストップをかける。

鼻血を拭く為なんかじゃない。

「根性が無い」とひっぱたく為だ。

上等だ。


根性無しと呼ばれて生きるなら、男として死んでやらあ。

吉井さんよ。

ブッ倒れた後の事はまかしたぜ。

そう考えて、死ぬ気で突進した。

肋骨にヒビは入ったが、死にはしなかった。


俺は、皆が思ってるよりは、女々しく弱い奴だと思う。

内心は怖くて仕方がねえ。

だけど臆病な自分を認めたくなかった。

それだけの事だ。


ボクシングは俺を魂から熱くさせた。

俺にとっては闘う事が生きる事だ。

強くなる事が生きがいだ。


男の底からの自信は、そいつの持ってる「切り札」で決まる。

俺にはそれがボクシングだった。


俺からボクシング取ったら目つきが悪いだけの一般人だ。

俺が俺である為に。

はるか遠い所にいる「男の中の男」に一歩でも半歩でも近づく為に。

毎日気違いみたいに訓練した。


鼻血が止まらない、青痣、肋骨にヒビ、打たれた日は頭の激痛で眠れない。

なんてのは当たり前。

鼻は二ヶ所曲がるし、歌舞伎町の真ん中で気力失せて

立てなくなった時もある。

でもジムでは、「まだ立ってるじゃねえか」「まだ意識があるじゃねえか」

と自分をとことん追いつめた。


限界は、初めから決められているものじゃない。

自分で切り開く物だ。

自分の、限界と思う所で、あと一歩踏ん張る。

それによって自分の限界を、可能性を、広げていく。

それが俺のボクシングだ。


4回戦で終わるかもしれない。世界チャンピオンになるかもしれない。

可能性は、低い。0に近い。

でも必ず「ある」。


ふつうに考えてできそうな事は、だれだってできる。

俺は、俺にしかできない事をやりたいし、ドでかい男になりたい。

途中であきらめた奴、現状で満足しきってしまった奴はそこで終わりだ。

あとは惰性で生きていくしかない。

俺には無形無限の夢が、ロマンがある。

人間がたどり着いた所なら人間がそれを超せるはずだ。

たどり着けそうかどうかじゃない。

どれだけたどり着こうとするかだ。

俺はそこに命張って生きていく。

誰にも文句は言わせない。



東京都国体予選。

もし負けたら受験勉強する。

親にそう約束した。

練習で、都大会三位の奴は倒した。

優勝候補本命の奴にも勝った。

プロボクサーも何人かボコにした。

吉井さんはじめ、鬼塚勝也さんのトレーナーも俺の優勝を疑わなかった。

誰にも負けねえ男になるためにここまでやってきた。

ボクシングの為に生きてきた俺にとって、ボクシングで負ける事は

生き方において負ける事になる。

絶対負けられない。

俺を応援してくれる人の為に。

何より自分の為に。

頭剃って今より体重10キロ落としてそれまでの人生で最大の闘いに挑んだ。


そして……敗れた。

電車で往復五時間もかけて応援しにきてくれた友人達と別れて、

一人になると、魂の汗が目から出てきやがった。

うなり声をあげた。

歯が砕けそうなぐらい奥歯ギリギリいわした。

でもそれは止まらなかった。

俺は、あの夜の最高ににげえ汗の味を一生忘れない。


人間は、どん底からはい上がる時に一番強くなる。

バイクによる単独日本一周に挑戦し、北海道の崖に頭から転落した時も、

九州でほぼ無一文になった時もそうだった。

逆境は、最良の教師なり。

最後に笑うのはこの俺だ。

それまでは、どんなに苦しくても、負けようと、くじけようと、

はい上がり、強くなってみせる。


俺を応援し、期待してくれる人、待っててくれ。

俺のまえじゃ言えねえクセに陰で馬鹿にする奴、今に見ていろ。


俺は日本一の男になる。



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・・・・。

以上ですが。


若い。

若いですねー。

今読み返すと、何か変な部分や推敲したい部分がたくさん出てくるんですが。

というより青臭すぎてちょっと恥ずかしいんですが・・。

何だ「魂の汗」って?笑

魂って運動とかして汗かいたりするのか??笑

今から22年前。18歳の頃。

許してあげて下さい。



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            佐々木基樹

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発行周期: ほぼ 週末刊 最新号:  2019/01/02 部数:  863部

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