ローマから吹く風

メールマガジン“ローマから吹く風”(第31号)宮殿と呼ばれるパラッツォ/ローマのバイロンカフェ

カテゴリー: 2017年11月06日
イタリアンビテオコレクション・メールマガジン“ローマから吹く風”(第31号)
「宮殿と呼ばれるパラッツォ/ローマのバイロンカフェ」
目 次
1.はじめに 宮殿と呼ばれるパラッツォ
2. 豪壮な装飾のコロンナ宮
3. トラステヴェレのバール・バイロンカフェ
4.イタリアの名物:サン・ダニエーレの生ハム
5.あとがき

1.はじめに 宮殿と呼ばれるパラッツォ
 パラッツォ (Palazzo) は、古代ローマ皇帝の宮殿があったパラティーノの丘を語源とする言葉で、教皇、上位の聖職者、貴族等の貴顕が住む住居のことです。現在それらの多くは美術館や公共の庁舎等に転用されおり、日本では、宮殿と訳されています。
 多くの芸術作品は、パラッツォの持ち主である裕福な人達のリクエストで作られました。パラッツォは、多くの芸術作品で飾られています。教皇、上位の聖職者、貴族等が多くいたローマにはこのようなパラッツォ (Palazzo)が数多く残されています。
美術品の宝庫パラッツォ (Palazzo)は→http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/palazzo.html

2. 豪壮な装飾のコロンナ宮(Palazzo Colonna)
 ローマに勢力を誇っていたコロンナ家が13世紀に建設した宮殿がコロンナ宮(Palazzo Colonna)です。現在はコロンナ美術館として一部が公開されています。コロンナ宮の豪壮な装飾のなされた広間と、壁を埋めつくす色とりどりの絵画は圧巻です。16世紀末には大改修が行われ、マニエリスムから後期バロックに至る時代の建 築家が改修に参加しています。
 ティントレットなどルネサンス期ヴェネチア派の作品、トスカーナのマニエリスムの作品、三島由紀夫が心酔した「サンセバス チャンの殉教」を描いたバロック期ボローニャ派の巨匠グイド・レーニの「大天使ミカエル」等が所蔵されています。
 映画ローマの休日」のラストシーンでアン王女が記者会見をおこなうのが、コロンナ宮の2階にある勝利の柱の部屋でした。ラストシーンで、何でこの宮殿が使われたかが判る、豪壮な宮殿です。今では、この場所で、映画ロケなど許可されないと思われます。
美術品の宝庫パラッツォ (Palazzo)は→http://www.ivc-net.co.jp/guide/rome/palazzo.html

3. トラステヴェレのバール・バイロンカフェ
 イタリアのどの街にもチェントロ(中心地)には広場があります。そこは市民がサロンや散歩する場所として使いこなす場所です。広場には市民の憩いの場であるバールがあり、人々の暮らしに欠かせない存在になっています。
 バールは朝早くから朝食を摂る人でにぎわいます。昼食時間になるとパニーノにハムやチーズを挟んだものを出したり、最近ではパスタや食事を出す店さえあります。昼間のデイタイムも仕事を抜け出し近くのカフェに出かけたりします。要は気分転換で、日本の「お茶しよう」と言った感覚に近いものがあります。仕事が終わって夕食を採るまでの7時から8時がバールのゴールデンタイムです。バールで一服して家に帰るのがイタリア人の習慣です。ようは1日中バールはお客さんが絶えません。
 カフェやバールでは政治談義、スポーツ、日常生活情報が行き交い、話しをすること自体が楽しみとなっています。行き交う仲間達とわいわい過ごす楽しいひとときです。当然ファッションには気を使う社交場です。安い立ち飲みカフェを楽しみ,店を渡り歩くのもイタリア人の醍醐味の一つ。また散歩道にはジェラート屋があり、そこでジェラートを楽しみ、バールでカフェを飲んで口直し。街中にジェラート屋が数多くある理由もここにあります。
 このようにカフェやバールはイタリア人には欠かせない社交場の一つとなっているのです。いわばカフェ文化があるといっても良いでしょう。ここでローマッ子御用達のカフェを一つご紹介します。ローマッ子が最も愛するテベレ川の向こう岸・トラステベレにあります。名前はバイロンカフェ。何も19世紀のイギリス大詩人の名前を付けているのはご愛嬌。クラッシクでありながらモダンなカフェです。ローマにお寄りの際は,是非お立寄りください。
 
Baylon café
Via di s.Francesco a ripa,151
Tel.3200 418097
URL: http://bayloncafe.thefork.rest/en_GB/

4. 旅の情報:路面電車(トラム)がレストランに-ミラノのトラムレストラン 
 午後8時と8時半にミラノのドゥーモ近くを出発する路面電車はなんとレストラン電車なのです。
 このトラムはミラノの中心街をゆっくりと1周して回ります。Tram(市電)がそのままレストランになります。ミラノの街を眺めながらゆったりと夕食を楽しむ事ができます。食事は肉か魚のどちらかをメインとしたデザートを含め5皿のコース料理となっています。
 どのお皿も一流のシェフが手がけた逸品となっています。ミラノでしか楽しめないオンリーワンのイベントで、しかも料理がおいしいことから、大人気です。このトラムレストランは月曜を除く毎日運行しています。予約制となっており、すぐに予約が埋まってしまいます。予約開始日は希望日の75日前ですが、予約日であっても予約できないことがしばしばありますのでご注意ください。ミラノ訪問をお考えの方は、旅の想い出作りにチャレンジをお勧めします。

詳しくは→http://www.ivc-net.co.jp/travel/milano/tramrest.html

5.あとがき 
 イタリアでカエサル(シーザー)を除いて英雄と言えば、イタリアを統一したガリバルディがまず最初にあげられます。実際にイタリアが国として統一されたのは日本の明治維新の頃でした。ローマ帝国が無くなって以来、国土が統一されたことはなかったのです。次回はガリバルディとイタリア生活で年越しの定番、家族・友人総出で大晦日の大騒ぎパーティを紹介します。


ご意見・お問合せ・旅行のご相談は→info@ivc-net.co.jp

ローマから吹く風

発行周期: ほぼ 月刊 最新号:  2018/11/05 部数:  36部

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