若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン

若手技術者の試験(実験)結果報告が右往左往して理解できない vol.077

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

技術者を指導する方へおくる


 「若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン」Vol.077 2018/12/24


                        (隔週月曜日発行)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


※このメールマガジンは送付を同意された方のみにお送りしています。

ご不要の場合は、このメールの末尾にて、読者登録変更・解除が可能です。 



 <目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━

・今週の「製造業の若手技術者育成ワンポイントアドバイス」

・編集後記




<今週の「製造業若手技術者育成ワンポイントアドバイス」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


- 若手技術者の試験(実験)結果報告が右往左往して理解できない


という悩みについて考えてみます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日のワンポイントは、

「若手技術者の試験(実験)結果報告が右往左往して理解できない」

という時には、

「結果をできるだけ数式化して説明させる」

ということを心がけてください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ここ最近の技術者は全体的なバランスでいうと優秀になってきていると感じています。

上記の話はもちろん個人差はありますが、
教えたことに対する理解力やそのスピードは私が技術者の指導を始めたここ10年でも変化を感じます。


もしかすると情報化社会の中で小さいころから育ったため、
情報収集やその処理能力が高まっているのかもしれません。


その弊害というべきなのかもしれませんが、
多くのことを一度に理解しようとする、
または説明しようとするため話自体が右往左往してしまい、
実験や試験をやらせてもその結果報告の意味がよくわからない、
といったことが多いと感じています。


このような場合に効果的な指導方法として、


「結果をできる限り数式で説明させる」


というものがあります。


数学というのは、基本的に物事の本質をシンプルにわかりやすく説明するために発達してきた学問です。


近年の情報化社会といっても細分化していけば必ずシンプルな数式にたどり着きます。


例えば「指数」。


この指数は大きな数字をできる限りシンプルにわかりやすく取り扱うために生まれた考え方です。

指数法則を理解していれば、0が数十桁の数の計算も行うことができるようになります。



数学は先人の努力とひらめきによって誕生し、発展してきたもの。



このような原理、原則をシンプルに説明できるためにできたツールである数学は、
技術者最強の武器といってもいいかもしれません。


その一方で、産業界にも適用できるような本質的な数学力が弱い技術者が多いと感じています。


民間企業では開発スピードが求められ、
昨今のトレンドから「生産性」という言葉がそれを悪い方向に助長していると感じています。


「ある程度ゴールのわかっているものを、早く終わらせる」

ということが正義という風潮があるのかもしれません。



では、具体的にどのような指導をすればいいのでしょうか。


最もシンプルなものは、得られた結果をグラフにしてみて、
近似線を作成するというものでしょう。


数字だけ見ていては何もわかりませんが、
それを視覚化すれば規則性が見えてくるかもしれません。


この時の注意は縦軸、横軸の尺度の考え方。

両方の軸、または片方の軸を指数にしてもいいのです。


近似線も1次直線にこだわらず、2次以上の曲線で考えてもいいでしょう。


このような近似線を作成できれば、


「事象を数式で表現する」


ということができるようになります。



このようなシンプルな作業こそが、若手技術者の頭を整理させ、
一見複雑に見えるものをシンプルに見せることにつながるのです。



できる限り数式で表現しようとすれば、
結果として報告が筋の通った一本道になり、
右往左往することが無くなります。



もし若手技術者の報告が右往左往することに苦労されていることがあれば、
その結果をどのようにすれば数式化できるかを検討するよう、
指導してみてください。



<編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━

世間はクリスマス一色ですね。

日本はお得な国だといつも思います。


キリストのイベントであるクリスマスと日本伝統のお正月を3週間という短期間に味わえるからです。

ドイツにインターンしていた時代、海外での年越しを経験しましたが、
11月下旬からずっとクリスマス。
ちょっと長いかなー、と思ってしまう自分もいました。

年が明けたと思ったら思いついたように爆竹を鳴らすという、
騒がしい感じでした。

これがドイツ限定、または私がいたドイツ北部限定なのかはわかりませんが、
これはこれで一つの文化なのでしょう。


それに引き換え、日本はやはり繊細。

クリスマスは12月に入ってからの2週間程度、
終わると一気に1週間強のお正月モードの切り替わります。

それぞれについて料理、自然を活用した昔ながらの工作物やイベント、街の雰囲気など、
島国でありながらも外の文化を上手く取り入れ、
皆で楽しもうという雰囲気がありますね。

このような自国の良さに改めて目を向けながら、
この先どのようにしていくのかという前向きな気持ちで新年を迎えたいと思います。



・ 著書情報━━━━━━━━━━━━━━━━

”技術報告書”書き方の鉄則 独り立ちを目指す技術者の盲点 Kindle版
https://goo.gl/ARozMd

技術者が「自分の名前」で輝くための自己マネジメント力 企業に勤める技術者に必須 Kindle版
https://goo.gl/35EaQm

技術者が自信を取り戻すための7つの思考法 仕事に行き詰まりを感じた技術者必読 Kindle版
https://goo.gl/iV8iun



・ 読者登録変更・解除について━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは自社配信システム及び「まぐまぐ」を利用し、
読者登録された方のメールアドレスに自動でお送りしています。
読者登録にお心当たりがない場合や解除したい場合は下記URLにてお願いします。


まぐまぐの配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0001644040.html

==================================
・メルマガ名 「若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン」
・責任者名  FRP Consultant 株式会社 技術者育成事業部 吉田 州一郎
・責任者メール info@engineer-development.jp
・オフィシャルサイト http://engineer-development.jp/
==================================

若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン

発行周期: 隔週月曜日 最新号:  2019/02/04 部数:  33部

ついでに読みたい

若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン

発行周期:  隔週月曜日 最新号:  2019/02/04 部数:  33部

他のメルマガを読む