若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン

若手技術者に対する技術の伝承を急ぎたい vol.070

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技術者を指導する方へおくる


 「若手技術者人材育成の悩み解決メールマガジン」Vol.070 2018/9/17


                        (隔週月曜日発行)

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 <目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━

・今週の「製造業の若手技術者育成ワンポイントアドバイス」

・編集後記




<今週の「製造業若手技術者育成ワンポイントアドバイス」> ━━━━━━━━━━━━━━━━


- 若手技術者に対する技術の伝承を急ぎたい

という悩みについて考えてみます。


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今日のワンポイントは、

「若手技術者に対する技術の伝承を急ぎたい」

という時には、

「活字と画像を中心とした報告書を教科書とする」

という準備を進めてください。

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技術の伝承は急務です。

日本の第二次産業を担ってきた製造業の基本にあるのは、
やはり現場にいる技術者であるのは疑いの無い事実だからです。


しかしながら技術の伝承がうまくいかない、
という問題点が指摘されてから10年近くになろうとしていますが、
正直なところ明確な解決策が出されているとは言い難い状況です。



若手技術者の資質について疑問を呈するような記述も散見されますが、
これは個々人の問題でありいつの時代でもあった話です。



やはり最も大きい要因は、


「世界を舞台とした競争のスピード化」


だと思います。


情報技術を用いるのは今や当たり前となり、
本来業務を習得するだけでなく、
様々な組織内外の人間とのコミュニケーションの柱となる一般業務は、
その多くが自動化されることが確実視されてきています。


そうすると技術者も本来の技術の仕事に注力できるようになります。


さらにもう少し高い視点で見ると、
もはや技術は自社で醸成するというだけでなく、


「その技術を有する会社ごと買収する」


といったことも当たり前になっています。



このようなスピード感で時代が動いているこのご時世に、
職人系の育成方法である


「俺の背中を見て育て」


ではスピードの観点から太刀打ちできないのは明らかです。




そうはいってもいきなり技術や経験を有する人材を確保するのが困難な昨今、
多くの企業が取り組む方向性が


「シニア世代の活用を主とした雇用延長」


だと思います。


これはこれで極めて重要ですが、あまりにも進みすぎると人材の代謝が衰え、
自らの成果にこだわりたい技術者のモチベーション低下や、
シニアに甘えてしまう受け身の技術者増加といった負の面も出てきてしまいます。

そのため、スピード感をもって若手技術者に基本的な技術を伝承し、
若手技術者はそれを踏まえて新しい技術に取り組む姿勢が重要です。



このような取り組みを実現するもの。


それはやはり、


「活字ベースの報告書」


です。


実は技術の伝承に重要なのは、


「技術を有するベテラン技術者が活字ベースの報告書を用意する」


ということなのです。



恐らくですが多くのベテラン技術者は、


「活字ベースで自らの技術を教える」


ということは不得意だと思います。



技術者は活字を基本とした論理的思考力が元々低い傾向があり、
若いうちに鍛錬をしないまま年齢を重ねるほど、
そのスキルの低下が進行します。


そうすると自らのやってきたことを活字で伝えるということができないのです。


業務に関する知見伝達の媒体として、
言葉よりも活字の方が実業務に落とし込みやすい傾向があります。

情報を取ろうとする側が何度も見直せるからです。



そしてより大切なことは、



「活字で技術伝承をできる技術者は、若手に技術を伝える能力が高い」



という紛れもない事実です。


活字で技術伝承をできる技術者は論理的思考力が高く、
自らの考えていることを整理した上でわかりやすく伝えられます。



そのため、もし技術の伝承を早めたいのであれば、
若手技術者どうこうの以前に、


「技術を伝承すべき技術者が活字媒体の報告書を用意する」


ということが必要になります。


これが技術伝承の教科書であり、最大のキーポイントです。




技術伝承にお困りの企業における対策案の一助になれば幸いです。





<編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━

急に涼しくなってきましたね。

今年は猛暑でしたのでその分、身体が本当に楽になったと感じます。


先週末もあいにくの雨模様で、
子供たちを連れて近所の市立体育館でバドミントンをやったのですが、
8月にやった時は滝のように出た汗も常識の範囲内でした。

体育館で一汗流した後は隣接する市立図書館で本をかりました。
今回かりてみたのは鏑木蓮さんの本です。
どのような内容か今から楽しみです。

そして夜は私の企画した近所の代表取締役が集う小さな宴会に参加。
経営者ならではの話に花が咲きました。

基本的に近所で完結したイベントばかりでしたが、
公私ともに充実した一日となりました。




・ 著書情報━━━━━━━━━━━━━━━━

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発行周期: 隔週月曜日 最新号:  2019/02/18 部数:  33部

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