バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理学 n.9

カテゴリー: 2019年02月21日
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 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理学 n.9
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(これまで)私が主張してきた理論(説)は,価値の「主観性」と呼ばれる学
説(注:価値情緒説)の一形態である。この説は,もし二人の人が価値につい
て見解を異にするなら,それは何らかの種類の真理についての(意見の)不一
致ではなく(両者の)好みの不一致である,ということを主張することにある
(consist in ~で成り立っている)。もしある人が「牡蠣は旨い」と言い,
他の人が「私はまずいと思う」と言えば,我々は(趣味の問題なので)そこに
は議論すべき何も存在しない,と認める。今問題にしている理論(説)は,価
値に関するあらゆる相違は,こういった種類のものだと考える。ただし,牡蠣
よりもっと高尚だと思われる事柄を扱っている時には,当然,そのようには考
えられない(けれども)。このような見解がとられる主な原因は,これかあれ
かどちらかが本質的な価値を持つことを証明する根拠(理由)を見つけ出すこ
とがまったくできないということにある。もし,我々全てが意見が一致してい
るのであれば,我々は価値を(何が価値を持っているかを)直観によって知る
(知っている)と考えるかも知れない。我々は,色盲の人に対して,草は緑色
をしていて赤色をしていないということを証明することはできない。しかし,
色盲の人に対して,ほとんどの人が持っている識別能力をその人(色盲の人)
は持っていないということを証明する多様な方法が存在している。しかるに,
価値の(問題の)場合においては,そのような方法は存在しておらず,(意見
の)不一致は色彩の場合よりもずっと頻繁である。価値に関する意見の不一致
に判決を下す(deciding)方法は想像することさえできないので,その(意見
の)相違は趣味の相違によるものであって,何ら客観的な真理に関するもの
(相違)ではない,という結論にならざるを得なくなる。

Chapter 9: Science and Ethics, n.9

The theory which I have been advocating is a form of the doctrine 
which is called the "subjectivity" of values. This doctrine consists 
in maintaining that, if two men differ about values, there is not a 
disagreement as to any kind of truth, but a difference of taste.
 If one man says "oysters are good" and another says "I think they are
 bad," we recognize that there is nothing to argue about. The theory 
in question holds that all differences as to values are of this sort,
 although we do not naturally think them so when we are dealing with 
matters that seem to us more exalted than oysters. The chief ground 
for adoptingthis view is the complete impossibility of finding any 
arguments to prove that this or that has intrinsic value. If we all 
agreed, we might hold that we know values by intuition. We cannot 
prove, to a colour-blind man, that grass is green and not red. But 
there are various ways of proving to him that he lacks a power of 
discrimination which most men possess, whereas in the case of values
 there are no such ways, and disagreements are much more frequent than
in the case of colours. Since no way can be even imagined for deciding
 a difference as to values, the conclusion is forced upon us that the
 difference is one of tastes, not one as to any objective truth. 
 出典: Power, 1935, chapt. 9: Science and Ethics, n.8
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_09-090.HTM

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