バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理学 n.7

カテゴリー: 2019年02月19日
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「(ほぼ日刊)バートランド・ラッセルの言葉366」 
   n.1569 (2019年2月19日 火曜日)[2014/1/28創刊] 
 
 バートランド・ラッセルのポータルサイト: https://russell-j.com/index.htm
     同上 スマホ用メニュー        : https://russell-j.com/index.html
 公式メールマガジン: https://archive.mag2.com/0000220241/index.html  
「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」: https://archive.mag2.com/0001623960/index.html
「ラッセルの言葉366(Word Press 版)」: https://russell-j.com/wp/
「ラッセルの言葉(facebook 版)」: https://www.facebook.com/russellian.j
「ラッセルの言葉366_画像版」:
             https://russell-j.com/smart_r366/br366g-j_home.html
             https://russell-j.com/smart_r366/r366g_j-today.html
「ラッセルの言葉366(短文篇)」:
              https://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN.HTM
  Twitter : https://twitter.com/russellian2
 ラッセル関係電子書籍一覧: https://russell-j.com/cool/rbook-kindle.htm
 Rポータルサイト支援ストア: https://russell-j.com/SUPPORT-BRJSITE.HTM
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  
  本メルマガは,「バートランド・ラッセルの英語」の姉妹誌です。 
  出勤時間にあわせて,原則,毎朝6時に自動配信します!  

 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'に注目して,ラッセルの発言をご紹介していきます。
 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

 ◆◆◆
◆お願い◆ アマゾンで買い物をしている方も多いと思われます。
 ◆◆◆  ラッセルのポータルサイト(トップページ)の検索ボックス経由,あるいは,ポータルサイトに掲載した個々のアマゾン商品広告のリンク経由でご購入いただければ幸いです。
(PCを起動した後,最初にクリックしたアマゾンの広告が,ラッセルのポータルサイト上のアマゾンの個別商品のリンクであれば,(PCを再起動しなければ,)アマゾンのどの商品を購入されても,ラッセルのポータルサイト経由での購入と判定されます.) 
 収益はラッセルのホームページのメンテナンス費用や早稲田大学のラッセル関係資料コーナ寄贈資料の購入に充当させていただきます。]
                                    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ラッセル『宗教と科学』第9章 科学と倫理学 n.7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 説教者(伝道者)の観点と方法は,(立法家とは)必然的にいくらか異なった
ものである。なぜなら,説教者は国家機構を統括(統制・支配)することはな
く,従って,自分の欲求と他人の欲求との間に人為的な調和を生み出すことは
できないからである。説教者の唯一の方法は,他人の(心の)中に自分自身が
感じるのと同じ欲求を起させるように試みることであり,そうしてその目的の
ためには,彼の訴えは他人の感情に対して向けられなければならない。そこで
(Thus),J. ラスキンは,議論によってではなく,リズミカルな(律動的な)
散文の心を動かす効果(moving effect)により,人々にゴシック建築を愛する
ようにさせた(のである)(訳注:「so, hence, therefore, thusの違い」)。
「アンクル・トムの小屋」は,人々(読者)に自分自身が奴隷であるかのよう
に思わせることによって,奴隷制度は悪であると思わせる手助けをした。ある
ものが単にそのもの(がもたらす)効果においてだけでなく.,それ自体で善
(あるいは悪)であることを人々に説得しようとするあらゆる試みは,感情を
引き起こす技術によるのであった,証拠に訴えることによるのではない。あら
ゆる場合において,説教者のスキル(技能)は,他人に(他人の心に)自分と
同じ感情を起こさせることにあるか,あるいは,彼が偽善者である場合には,
自分のと似てない感情を起させることにある(訳注:善良な心を持っていない
説教者の場合は偽善者となる)。私はこのことを説教者を批判して言っている
のではなく,説教者の活動の本質的性格の分析として言っているのである。

Chapter 9: Science and Ethics, n.7

The standpoint and method of the preacher are necessarily somewhat 
different, because he does not control the machinery of the State, and
therefore cannot produce an artificial harmony between his desires and
those of others. His only method is to try to rouse in others the same
desires that he feels himself, and for this purpose his appeal must be
 to the emotions. Thus Ruskin caused people to like Gothic 
architecture, not by argument, but by the moving effect of rhythmical 
prose. Uncle Tom's Cabin helped to make people think slavery an evil
by causing them to imagine themselves as slaves. Every attempt to
 persuade people that something is good (or bad) in itself, and not
 merely in its effects, depends upon the art of rousing feelings, not
 upon an appeal to evidence. In every case the preacher's skill 
consists in creating in others emotions similar to his own - or 
dissimilar, if he is a hypocrite. I am not saying this as a criticism
 of the preacher, but as an analysis of the essential character of
 his activity. 

 出典: Power, 1935, chapt. 9: Science and Ethics, n.7
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_09-070.HTM

====================================

 ★「ラッセル英単語熟語1500」(ラッセルの英語シリーズn.18)をアマゾンの電子書籍(Kindle 版)として出版しました。★

https://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=as_li_qf_sp_sr_tl?ie=UTF8&tag=russellj-22&keywords=ラッセル英単語熟語1500&index=aps&camp=247&creative=1211&linkCode=ur2&linkId=418d05047c3f7d339ecb8c9fb23fe69f

 アマゾンが自動的に計算して出している紙にした場合のページ数は1752ページになっています。電子書籍だからこそ、ページ数を気にせずに出せるものです。(収録語数は少なくても安価なほうが良い方のために、『同1000』と『同1200』も削除しないで残してあります。ご活用をお願いします。
  https://amzn.to/2zlyS9R

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし) 
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com
■登録・解除・変更はこちら: https://russell-j.com/R3HOME.HTM
■WEBサイト: https://russell-j.com/
     ( top page: http://russell-j.com/index.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ついでに読みたい

バートランド・ラッセルの言葉366

発行周期:  ほぼ 日刊 最新号:  2019/03/22 部数:  70部

他のメルマガを読む