バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第8章 宇宙の目的 n.6

カテゴリー: 2019年01月11日
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 ラッセル『宗教と科学』第8章 宇宙の目的 n.6
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(ホールデン教授の見解をBBC談話から引用)

 彼はこう言っている。「もし我々が機械論的な解釈(mechanistic interpretation
 力学的/物理的解釈)を生命についての我々の哲学の唯一の基礎としようとするなら
我々の伝統的な宗教上の信念及びそれ以外の多くの日常的信念を捨てなければならな
い」。けれども,幸いなことに,全てのものを機械論的に-即ち,化学や物理学の用
語で-で説明する必要もないし,また,それは不可能である -なぜなら,生物学には
有機体の概念が必要だからであると彼は考える。(彼は言う。)「物理学的観点から見
れば,生命は永遠の奇跡(a standing miracle)に他ならない」。「遺伝(Hereditary
 transmission)は,・・・それ自体,常に自己自身を維持しかつ再生する傾向をも
つ,調整された統一体としての生命の優れた特徴を含んでいる」。「もし我々が生命
は自然において生得的でなく(訳注:自然に固有なものでなく/生命は自然と一体で
なく),生命が存在する以前に時間が存在したに違いないと仮定するなら,それは生
命現象を全く不可解にする不当な仮定(unwarranted assumption 正当な根拠のない
仮定)である」。「生物学が我々(人間)の経験を決定的に機械論的あるいは数学的
解釈に断固として抗する(反対する)(ために/ための)戸を閉ざしてしまう(biology
 bars decisively the door against)という事実は,宗教に関する我々の考えとの
関連において少なくとも極めて重要である」。「意識的行為の生命に対する関係は,
生命の機械の働きに対する関係に似ている(The relations of conscious behaviour
 to life are analogous to those of life to mechanism)」。「心理学的解釈では
,現在は単なる過ぎ去っていく瞬間ではなく,その内に(現在の中に)過去と未来
との両方を保持している(含んでいる)」。生物学が「有機体」概念を必要とする
ように,心理学は「人格」の概念を必要とする,(と彼は主張する)。人間が魂プ
ラス肉体で出来上っていると考えることは誤りであり,また,我々は感覚(を起こ
すもの)だけを知っており外界は知らないと考えることも誤りである。なぜなら,
環境は実際には我々(人間)の「外に」はないからであるく(訳注:「人間と自然
=外界は一体」との考え方)。「空間と時間は人格を隔てるもの(隔離するもの)
ではない。(即ち)時空は人格のなかにある秩序(order 順序)を表している。そ
れ故,空間と時間との無限性は -カントの言うように- 人格の内にある」。
「(我々の)人格は互に排除し合うものではない(他の人格を排除しない)。真理
,正義,博愛,美という生きた理想は常に我々に対し現前し,また,われわれの関
心の対象であるが,それは単に我々の個人的な関心事ではなく,我々皆の関心事で
あることは,我々の経験の中のまったくの根本的事実である。さらに,その理想
(真善美のそれぞれの理想)は異なった様相を持っているが一つの理想である」。

Chapter 8:Cosmic Purpose , n.6



"If we attempt," he says, "to make mechanistic interpretation the sole 
basis of our philosophy of life, we must abandon completely our traditional
 religious beliefs and many other ordinary beliefs." Fortunately, however, 
he thinks, there is no need to explain everything mechanistically, i.e. in 
term's of chemistry and physics, nor, indeed, is this possible, since 
biology needs the conception of organism. "From the physical standpoint 
life is nothing less than a standing miracle." "Hereditary transmission
 . . . itself implies the distinguishing feature of life as co-ordinated 
unity always tending to maintain and reproduce itself." "If we assume that
 life is not inherent in Nature, and that there must have been a time before
 life existed, this is an unwarranted assumption which would make the 
appearance of life totally unintelligible." "The fact that biology bars 
decisively the door against a final mechanistic or mathematical 
interpretation of our experience is at least very significant in connection
 with our ideas as to religion." "The relations of conscious behaviour to
 life are analogous to those of life to mechanism." "For psychological 
interpretation the present is no mere fleeting moment ; it holds within it
 both the past and the future.” As biology needs the concept of organism, 
so (he maintains) psychology needs that of personality ; it is a mistake to
 think of a person as made up of a soul plus a body, or to suppose that we
 know only sensations, not the external world, for in truth the environment
 is not outside us. “ Space and time do not isolate personality ; they 
express an order within it, so that the immensities of space and time are 
within it, as Kant saw." "Personalities do not exclude one another. It is
 simply a fundamental fact in our experience that an active ideal of truth,
 justice, charity and beauty is always present to us, and is our interest,
 but not our mere individual interest. The ideal is, moreover, one ideal, 
though it has different aspects.”
 出典:Religion and Science, 1935, chapt. 8: Cosmic Purpose
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_08-060.HTM

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発行周期: ほぼ 日刊 最新号:  2019/02/19 部数:  70部

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