バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第5章 魂と肉体 n.24

カテゴリー: 2018年11月15日
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 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『宗教と科学』第5章 魂と肉体 n.24
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 第5章 魂と肉体 n.24

 「人物(人格)」を定義するこれらの二つの方法は,二重人格と呼ばれるものの場
合において衝突する(conflict 衝突する,矛盾する)。そのような場合,外側から観
察すると,一人の人物と思われるものが,主観的には(主観としては),二人の人物
(人格)に分裂する。(即ち)時には(2つの人格の)どちらももうひとりの人物
(人格)について何も知ることなく,時にはもうひとりの人物(人格)について知
る。しかし,その逆はない(注:2つの人格が存在し、お互いの人格を知っているこ
とはない)。どちらの人格も他方の人格について何も知らない場合においては,もし
記憶が人物(人格)の定義として使われるのなら,二人の人物が存在することになる
。しかし,もし肉体が人物(人格)の定義として用いられるならば,一人の人物のみ
が存在する(ことになる)。放心状態(absent-mindedness),催眠状態(hypnosis),
夢遊状態を経て二重人格の極端な状態に至るまで(には),規則的な諸段階が存在し
ている。このことが記憶を人物(人格)の定義として用いることにおいて困難(問題)
を生じさせる。しかし,失った記憶も,催眠術によって,あるいは精神分析の過程に
おいて回復できるように思われる。こうして,この困難(な問題)も克服できないもの
ではないかも知れない。

 実際の想起の他に多少とも記憶に類似した種々の他の要素 -例えば,過去の経験
の結果形成されてきた習慣- が人格に加わってくる。「経験」が単なる出来事と異
なるのは,生命のあるところでは事象が習慣を形成できるからである。動物は,また
人間はもっと,生命のない物質にはないやり方で経験によって形作られる。もし一つ
の事象が他の事象と習慣形成をもつ特別なやり方で因果的に関係しているなら(原因
と結果の関係にあるのなら),その場合には,その二つの事象は同じ「人物(人格)」
に属している。これは記憶だけによる定義より広い定義(法)であり,記憶による
定義が含んでいる全てのもの及びそれ以上の多くのものを含んでいる。

Chapter 5: Soul and body, n.24

These two ways of defining a "person" conflict in cases of what is called 
dual personality. In such cases, what seems to outside observation to be one
 person is, subjectively, split into two ; sometimes neither knows anything
 of the other, sometimes one knows the other, but not vice versa. In cases 
where neither knows anything of the Other, there are two persons if memory
 is used as the definition, but only one if the body is used. There is a 
regular gradation to the extreme of dual personality, through 
absent-mindedness, hypnosis, and sleepwalking. This makes a difficulty in
 using memory as the definition of personality. But it appears that lost
 memories can be recovered by hypnotism or in the course of psycho-analysis
 ; thus perhaps the difficulty is not insuperable. 

In addition to actual recollection, various other elements, more or less 
analogous to memory, enter into personality - habits, for instance, which
 have been formed as a result of past experience. It is because, where there
 is life, events can form habits, that an "experience" differs from a mere
 occurrence. An animal, and still more a man, is formed by experiences in
 a way that dead matter is not. If an event is causally related to another 
in that peculiar way that has to do with habit-formation, then the two 
events belong to the same "person." This is a wider definition than that by
 memory alone, including all that the memory-definition included and a good
 deal more.
 出典:Religon and Science, 1935, chapt. 5: 
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_05-240.HTM

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発行周期: ほぼ 日刊 最新号:  2018/12/14 部数:  71部

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