バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第5章 魂と肉体 n.20

カテゴリー: 2018年11月09日
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 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『宗教と科学』第5章 魂と肉体 n.20
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 第5章 魂と肉体 n.20

 地獄(の存在)に対する信仰が衰えたのは,何か新しい神学的論拠(神学的議論)
によるのではなく,(また)科学の直接的影響でさえなく(nor yet でさえなく,で
すらなく),18世紀と19世紀の間に,残忍さが一般的に減少したせいである。それは
(そのことは),フランス市民革命の少し前に多くの国で司法的拷問(注:judical
 torture 自白を得るための司法的拷問。刑罰としての拷問とは別)を廃し,また,19
世紀初期に野蛮な刑法を改正せしめるに至った -野蛮な刑法ということでは英国は
不名誉を被った- と同じ変化の一端(part of the same movement)である。今日では
,未だ地獄(の存在)を信じている人々の間においてさえ,地獄における拷問を受け
る運命にある人の数は,以前に考えられたよりもずっと少ないと考えられている。今
日では,我々の凶暴な感情は,神学的方向よりむしろ政治的方向をとっている(向い
ているのである)。

 地獄信仰がより不確かなものになるにつれて,極楽信仰も同様に生き生きとしたイ
メージを失ったことは,興味深い事実である。天国(極楽)は今日でもキリスト教正
統信仰によって公認されているものの部分(一部)であるが,現代の議論において,
天国(極楽)に関しては,進化における神の目的の証拠に関してよりも,語られるこ
とはずっと少ない。宗教を擁護するための論拠(論証)は,今日では,あの世での生
活との関連でよりも,この地上での善い生活を促進することにおいて宗教が与えてい
る影響について,詳細に述べられている(dwell upon)。以前,道徳や行為に影響を与
えていたこの世の生活はあの世の生活の単なる準備にすぎないという信仰は,今日で
は,その信仰を意識的に拒否していない人々に対してさえ,余り影響(力)を与えな
くなっている。

Chapter 5: Soul and body, n.20

The decay of the belief in hell was not due to any new theological 
arguments, nor yet to the direct influence of science, but to the general
 diminution of ferocity which took place during the eighteenth and 
nineteenth centuries. It is part of the same movement which led, shortly
 before the French Revolution, to the abolition of judicial torture in
 many countries, and which, in the early nineteenth century, led to the
 reformation of the savage penal code by which England had been disgraced.
 In the present day, even among those who still believe in hell, the number
 of those who are condemned to suffer its torments is thought to be much 
smaller than was formerly held. Our fiercer passions, nowadays, take a 
political rather than a theological direction. 

It is a curious fact that, as the belief in hell has grown less definite,
 belief in heaven has also lost vividness. Although heaven is still a 
recognized part of Christian orthodoxy, much less is said about it in 
modern discussions than about evidences of Divine purpose in evolution.
 Arguments in favour of religion now dwell more upon its influence in 
promoting a good life here on earth than on its connection with the life
 hereafter. The belief that this life is merely a preparation for another,
 which formerly influenced morals and conduct, has now ceased to have much
 influence even on those who have not consciously rejected it.
 出典:Religon and Science, 1935, chapt. 5: 
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_05-200.HTM

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