バートランド・ラッセルの言葉366

再配信 ラッセル『宗教と科学』第1章 闘争の原因 n.3


カテゴリー: 2018年06月28日
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
      「(ほぼ日刊)バートランド・ラッセルの言葉366」
      n.1414 (2018年6月28日  木曜日)[2014/1/28創刊] 
 
 バートランド・ラッセルのポータルサイト: http://russell-j.com/
 公式メールマガジン: http://archive.mag2.com/0000220241/index.html  
「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」: http://archive.mag2.com/0001623960/index.html
「ラッセルの言葉366(Word Press 版)」: http://russell-j.com/wp/
「ラッセルの言葉(facebook 版)」: http://www.facebook.com/russellian.j
「ラッセルの言葉366_画像版」:
             http://russell-j.com/smart_r366/br366g-j_home.html
             http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j-today.html
「ラッセルの言葉366(短文篇)」:
              http://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN.HTM
  Twitter : https://twitter.com/russellian2
 ラッセル関係電子書籍一覧: http://russell-j.com/cool/rbook-kindle.htm
 Rポータルサイト支援ストア: http://russell-j.com/SUPPORT-BRJSITE.HTM
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  
  本メルマガは,「バートランド・ラッセルの英語」の姉妹誌です。 
  出勤時間にあわせて,原則,毎朝6時に自動配信します!  

 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作
  からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'
  に注目して,ラッセルの発言をご紹介していきます。
  読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありま
  したら,お知らせいただければ幸いです。

 ◆◆◆
◆お願い◆ アマゾンで買い物をしている方も多いと思われます。
 ◆◆◆  ラッセルのポータルサイト(トップページ)の検索ボックス経由,あるい
      は,ポータルサイトに掲載した個々のアマゾン商品広告のリンク経由で
      ご購入いただければ幸いです。(PCを起動した後,最初にクリックした
      アマゾンの広告が,ラッセルのポータルサイト上のアマゾンの個別商品
      のリンクであれば,(PCを再起動しなければ,)アマゾンのどの商品を購入
      入されても,ラッセルのポータルサイト経由での購入と判定されます.)
      収益はラッセルのホームページのメンテナンス費用や早稲田大学のラッ
      セル関係資料コーナ寄贈資料の購入に充当させていただきます。]
                                    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 再配信 ラッセル『宗教と科学』第1章 闘争の原因 n.3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ==================================
 ◆タイプミスがありましたので、再配信します。◆
   × 道徳的非難の限で見る・・・→◯道徳的非難とともに眺める・・・
  ==================================

『宗教と科学』第1章 闘争(争い)の原因 n.3

第1章 闘争の原因 n.3

 今日では,宗教的な人々は(も),中世時代に存在していたような(as it existed
 in the Middle Ages),キリスト教(徒)の教義(the creed of Christendom)のほ
とんどは不要であり,実際は,宗教的生活にとって単なる障害(物)にすぎないと感
ずるようになっている。しかし,科学が遭遇した(キリスト教界の/キリスト教徒の)
抵抗を理解しようと思うなら,そういった抵抗を合理的だと思わせた(キリスト教の)
思想体系に,想像力を働かせて,入り込んでいかなければならない。ある者がある聖
職者(priest 特にカトリックの司祭)に「なぜ殺人をしてはいけないのか」と尋ねた
としてみよう。「死刑(絞首刑)にされるだろうから」という答は不十分だと感じら
れたが,その理由は,死刑(絞首刑)には正当化(の理由)が必要であったからであ
ると同時に,警察のやり方も心もとなかったので大部分の殺人者は(逮捕を)免れた
からである。けれども,科学の台頭以前に,ほとんど全ての人たちにとって十分だと
思われた答えがあった。即ち,殺人はシナイ山で神がモーゼに啓示(黙示)した十戒
によって禁ぜられている(殺人は十戒によって禁じられており,それはシナイ山にお
いて神からモーゼに啓示(黙示)されたものである)という答えである。地上の裁き
(justice 裁判)を免れた罪人も,神の激しい怒り(the Divine wrath)から逃れる
ことは出来ず,神の激怒は悔い改めない殺人者に死刑(絞首刑)よりも恐ろしい終わ
りのない罰を命ずるものであった。けれども,こういった議論(argument 議論の論拠)
は,聖書の権威に依存しており(かかっており),それは仮に聖書が全面的に受け入れ
られるとしたら,その時のみ損なわれることなく維持することができるものであった
。聖書が地球は動かないと言っているように思われる場合には,たとえガリレオの議
論(の論拠)があるにもかかわらず,聖書の主張に固執しなければならない。そうで
ないと,殺人やその他のあらゆる種類の悪人たち(malefactors)を激励する結果に
なるだろうからである(注:聖書は無謬ということになっているので,一つでの間違
っていることになると,他のものも疑われることになる)。今日では,このような議
論を受け入れる者はほとんどいないであろうが,それを馬鹿げたことだと見なすこと
は出来ないし,またそれ(その議論の論拠)にもとづいて行動する者を道徳的非難と
ともに眺めるべきでもないであろう。

Chapter 1: Grounds of Conflict, n.3

Religious men and women, in the present day, have come to feel that most of
 the creed of Christendom, as it existed in the Middle Ages, is unnecessary,
 and indeed a mere hindrance to the religious life. But if we are to 
understand the opposition which science encountered, we must enter 
imaginatively into the system of ideas which made such opposition seem 
reasonable. Suppose a man were to ask a priest why he should not commit
murder. The answer "because you would be hanged " was felt to be inadequate,
 both because the hanging would need justification, and because police 
methods were so uncertain that a large proportion of murderers escaped. 
There was, however, an answer which, before the rise of science, appeared 
satisfactory to almost everyone, namely, that murder is forbidden by the 
Ten Commandments, which were revealed by God to Moses on Mount Sinai. 
The criminal who eluded earthly justice could not escape from the Divine
 wrath, which had decreed for impenitent murderers a punishment infinitely
more terrible than hanging. This argument, however, rests upon the authority
 of the Bible, which can only be maintained intact if the Bible is accepted
 as a whole. When the Bible seems to say that the earth does not move, we 
must adhere to this statement in spite of the arguments of Galileo, since
 otherwise we shall be giving encouragement to murderers and all other kinds
 of malefactors. Although, few would now accept this argument, it cannot be
 regarded as absurd, nor should those who acted upon it be viewed with moral
 reprobation. 
 出典:Religon and Science, 1935, chapt. 1.
 情報源:http://russell-j.com/beginner/RS1935_01-030.HTM

====================================

<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=as_li_qf_sp_sr_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&index=aps&keywords=%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89366&linkCode=ur2&tag=russellj-22">「ラッセルの言葉366」</a><img src="https://ir-jp.amazo
-adsystem.com/e/ir?t=russellj-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />好評発売中

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし) 
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com
■登録・解除・変更はこちら: http://russell-j.com/R3HOME.HTM
■WEBサイト: http://russell-j.com/
     ( top page: http://russell-j.com/index.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バートランド・ラッセルの言葉366

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 日刊
最新号 2018/09/21
部数 74部

このメルマガを購読する

ついでに読みたい

バートランド・ラッセルの言葉366

RSSを登録する
発行周期 ほぼ 日刊
最新号 2018/09/21
部数 74部

このメルマガを購読する

今週のおすすめ!メルマガ3選

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

親鸞に学ぶ幸福論
【あなたを幸せにさせない理由はただ一つの心にあった。その心がなくなった瞬間に人生は一変する】と親鸞は解き明かします。 「本当の幸福とは何か」はっきり示す親鸞の教えを、初めての方にもわかるよう、身近な切り口から仏教講師が語ります。登録者にもれなく『あなたを幸せにさせない5つの間違った常識』小冊子プレゼント中。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン
サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2017年、億り人に。 平成24年より投資助言・代理業を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。 2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数3万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。 主な著書に『10万円から始める高配当株投資術』(あさ出版)『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

今週のおすすめ!メルマガ3選

右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】
【読者数12万人超・日刊配信5,000日継続の超・定番&まぐまぐ殿堂入りメルマガ】 ベストセラー「仕事は、かけ算。」をはじめとするビジネス書の著者であり、複数の高収益企業を経営、ベンチャー企業23社への投資家としての顔も持つ鮒谷周史の、気楽に読めて、すぐに役立つビジネスエッセイ。 創刊以来14年間、一日も欠かさず日刊配信。大勢の読者さんから支持されてきた定番メルマガ。 経験に裏打ちされた、ビジネスで即、結果を出すためのコミュニケーション、営業、マーケティング、投資、起業、経営、キャリア論など、盛り沢山のコンテンツ。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

●人生を変える方法【人生をよりよくしたい人必見!誰にでもできる方法を組み合わせました。】
■「人生(自分)の何かを変えたい!」と思ってる方、まずは最初の1分から始めましょう!今日は残っている人生の一番初めの日です。今、「人生を変える方法」を知ることで、一番長くこの方法を使っていくことができます。コーチングで15年間実践を続けてきている方法なので、自信をもってお勧めできます。「人生を良くしたい!」と思うのは人として当然のこと。でも、忙しい生活の中で人生(自分)を変えることって諦めてしまいがちですよね。誰かに変える方法を教えて欲しいけど、その方法を知っている人は少ない。だからこそ・・・。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開します。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信しています。人生を意のままにするには、脳みそとこころの両方が進化しなければなりません。そんな進化とは何か?をお届けする四コママンガ付きメルマガです。2014年から4年連続でまぐまぐ大賞部門賞を受賞しました 学歴やバックグラウンドに拘わらず、人生を思いのままに生きるために必要な考え方が書かれた、「良書リスト」も希望者に差し上げています。
  • メールアドレスを入力

  • 規約に同意して

他のメルマガを読む

ウィークリーランキング