バートランド・ラッセルの言葉366

再配信 ラッセル『権力』 第18章 権力を手懐けること n.32


カテゴリー: 2018年06月15日
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 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作
  からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'
  に注目して,ラッセルの発言をご紹介していきます。
  読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありま
  したら,お知らせいただければ幸いです。

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 再配信 ラッセル『権力』 第18章 権力を手懐けること n.32
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 ◆タイプミスがありましたので、再配信します。◆
  ×このうった独断主義 →  ◯こういった独断主義
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 第18章 権力を手懐けること n.32

 実生活において民主主義を成功に導くのに必要な気質は,知的生活において(必要
な)科学的な気質とまさに同じである。それは懐疑主義と独断主義の折衷案(注:a 
half-way house :2つのものの中間にある宿屋;刑務所・精神病院などから出たあと
の更生訓練施設;折衷案,中間形態)のようなものである。真理は完全に到達可能な
ものでもないし、完全に到達不可能なものでもない,と折衷案は考える。(即ち)真理
はある程度まで到達可能であるが、苦労して初めて到達しうるものである。

 独裁制は -近代の形態においては- 常に信条と結びついている。(たとえば)ヒ
トラーの信条、ムッソリーニの信条、あるいはスターリンの信条である。独裁制が存
在しているところでは、若者はまだ自分で考えられるようになる前に、ひとそろいの
信念が精神に注入され、また、これらの信念は生徒たちが後に(成人した後に)早期
の教訓(授業)の催眠効果から決して逃れることができないであろうことが期待され
るように(期待できるように),絶えず執拗に教えられるのである。こうした信念は
、その信念が真実だと想えるような理由を与えることによってではなく、オウムのよ
うな繰返しや集団ヒステリーや集団的な暗示によって注入されるのである。こういう
やり方で、二つの相反する信条が教え込まれ続けると、それらの信条は、議論を行う
二つの政党ではなく、衝突する二つの軍隊を生み出す。催眠をかけられたどちらの自
動人形(ロボット化した人間)も、最も神聖なものは全て味方側(自分たちの側)の
勝利と密接に結びついており、最も恐るべきものは全て敵側(反対側)の勝利によっ
て例証されると感じる。そういった狂信的な党派の者たちは、議会に集まって「どち
らの側が多数派を占めるか(競い合って)やってみよう」というようなわけにはいか
ない。このようなことは全くあまりにも平凡なことに見えるであろう。なぜなら、ど
ちらの側もそれぞれ聖なる大義名分を代表しているからである。こういった独断主義
は、もし独裁政治は避けられなければならないとすれば、予防されなければならず、
またこれを防ぐ方策(措置)は,教育の不可欠の部分を形作らなければならない(不
可欠な部分にならなければならない)。

Chapter 18: The taming of Power, n.32

The temper required to make a success of democracy is, in the practical 
life, exactly what the scientific temper is in the intellectual life; it is
 a half-way house between scepticism and dogmatisim. Truth, it holds, is 
neither completely attainable nor completely unattainable; it is attainable
 to a certain degree, and that only with difficulty.

Autocracy, in its modern forms, is always combined with a creed: that of 
Hitler, that of Mussolini, or that of Stalin. Wherever there is autocracy,
 a set of beliefs is instilled into the minds of the young before they are
 capable of thinking, and these beliefs are taught so constantly and so 
persistently that it is hoped the pupils will never afterwards be able to
 escape from the hypnotic effect of their early lessons. The beliefs are 
instilled, not by giving any reason for supposing them true, but by 
parrot-like repetition, by mass hysteria and mass suggestion. When two 
opposite creeds have been taught in this fashion, they produce two amies 
which clash, not two parties that can discuss. Each hypnotized automaton 
feels that everything most sacred is bound up with the victory of his side,
 everything most horrible exemplified by the other side. Such fanatial 
factions cannot meet in Parliament and say 'let us see which side has the
 majority' ; that would be altogether too pedestrian, since each side stands
 for a sacred cause. This sort of dogmatism must be prevented if 
dictatorships are to be avoided, and measures for preventing it ought to
 form an essential part of education.
 出典: Power, 1938.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/POWER18_320.HTM

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