バートランド・ラッセルの言葉366

n.1378 ラッセル『権力』第18章 権力を手懐けること n.5


カテゴリー: 2018年05月09日
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 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作
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  したら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『権力』(Power, 1938) 第18章 権力を手懐けること n.5
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 第18章 権力を手懐けること n.5

 秩序(の維持)と両立しうる自由の程度についての問いは,抽象的には(in the
 abstract 理論上)解決できない(cannot be settled 決着できない)問いである。
抽象的に(理論上)言える唯一のことは,集団的決定に対する技術的な理由がまった
くない場合に,もし自由が干渉されるべきであるとするならば,公共の秩序と結びつ
いた(関連した)何らかの強い理由が存在すべきである。エリザべス女王の治世に,
ローマン・カトリックの(カトリック教会に所属する)信者たちが,女王から王位を
剥奪したいと望んだ時,英国政府が彼らを冷やかな眼で見たことは,驚くべきことで
はない。同様に,新教徒(プロテスタント)がスペインに抵抗している低地帯諸国
(注:the Low Countries 今のベルギー・オランダ・ルクセンブルクが占める地域)
において,スペイン人が彼らを迫害するだろうことは,想像(予想)されること(当
然のこと)であった。今日,神学上の問いには,これと同様の政治上の重要性はない。
政治上の意見の相違ですら,もし意見の相違が深刻なものでなければ,(今日)迫害
の理由にはまったくならない。保守党員も,自由党員も,労働党員も皆一緒に平和的
に暮らしてゆくことができるのは,彼らは(皆)暴力で憲法を改正したいとは思わな
いからである。しかし,ファシストやコミュニスト(共産主義者)は,(彼らと比較す
ると)より同化が困難である。民主主義が存在しているところでは,暴力によって権
力を獲得しようとする少数派の試みも,また,そのような試みへの扇動も,法律を遵
守する多数者は,できるものなら平穏な生活を送る権利を持っているとする根拠に立
って,(共に)禁止されるだろうことは合理的なことである。しかし,法律を破ろう
とする動因を含まない全ての宣伝に対しては寛容であるべきであり,法律は,技術上
の効率性と(公共の)秩序の推持と両立可能であるかぎり,寛容であるべきである。
心理学という題目(head)のもとで(注:本章第4節の「心理的条件」のところで)
,この問題についてまたふれることにしよう。

Chapter 18: The taming of Power, n.5

The question of the degree of liberty that is compatible with order is one 
that cannot be settled in the abstract. The only thing that can be said in 
the abstract is that, where there is no technical reason for a collective 
decision, there should be some strong reason connected with public order if
 freedom is to be interfered with. In the reign of Elizabeth, when Roman 
Catholics wished to deprive her of the throne, it is not surprising that the
government viewed them with disfavour. Similarly in the Low Countries, where
 Protestants were in revolt against Spain, it was to be expected that the 
Spaniards would persecute them. Now-a-days theological questions have not 
the same political importance. Even political differences, if they do not go
too deep, are no reason for persecution. Conservatives, Liberals, and Labour
people can all live peaceably side by side, because they do not wish to 
alter the Constitution by force ; but Fascists and Communists are more 
difficult to assimilate. Where there is democracy, attempts of a minority to
 seize power by force, and incitements to such attempts, may reasonably be
 forbidden, on the ground that a law-abiding majority has a right to a quiet
 life if it can secure it. But there should be toleration of all propaganda
 not involving incitement to break the law, and the law should be as 
tolerant as is compatible with technical efficiency and the maintenance of
 order. I shall return to this subject under the head of psychology. 
 出典: Power, 1938.
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