バートランド・ラッセルの言葉366

ラッセル『宗教と科学』第6章 決定論 n.14

カテゴリー: 2018年12月10日
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 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

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 ラッセル『宗教と科学』第6章 決定論 n.14
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 第6章 決定論 n.14

 自由意志(の存在)を信ずる者は常に他の精神領域においても同時に意欲(volition)
には原因があると信ずる,例えば,彼ら(そう信じている人たち)は徳(美徳)は良い
躾によって教え込むことができ,宗教教育は道徳にとってとても有益であると考える
。彼らは説教は有益であり,道徳的奨励は多分役に立つだろう信じる。であるからに
は(now),もし道徳的意欲に原因がないとすれば,我々は道徳的意欲を促進すること
は何であれ何もできないということは明らかである。他人の望ましい行為を促進する
ことが,自分の力の範囲内あるいは任意の誰かの力の範囲内にあると信ずる程度まで
,その程度まで人は心理的因果作用(psychological causation)を信じているので
あり,自由意志(の存在)を信じているわけではない。実際,我々がお互いにやること
の全ては,人間の行為は(その行為に)先行する状況から生ずるという仮定に基礎を
おいている。政治的宣伝,刑法,あれやこれあやの行動を促す本を執筆することは,
もしそれらが人の行為にまったく影響を与えないのならその存在理由を失ってしまう
だろう。自由意志の教義の意味するところはそれを主張する人々に理解されていない
。我々は「なぜあなたはそうしたのか?」と問い,その行為を引き起こした信念や欲
求に言及する答えを期待する。人が,なぜ自分がそのような行為をしたのかを自身で
わからない場合,我々は 原因を求めてその人の無意識(の世界)を調べるかも知れ
ない。しかし原因はまったく存在しなかったかも知れないということ(考え)は決し
て心に浮かばない(生じない)。(注:荒地出版社刊の津田訳では「but it never 
occurs to us that there may have been no cause.」を「が原因がなかったという
ことは決してないだろう」と誤訳している。)

Chapter 6 Determinism, n.14

Believers in free will always, in another mental compartment, believe 
simultaneously that volitions have causes. They think, for example, that 
virtue can be inculcated by a good upbringing, and that religious education
is very useful to morals. They believe that sermons do good, and that moral
exhortation may be beneficial. Now it is obvious that, if virtuous volitions
 are uncaused, we cannot do anything whatever to promote them. To the extent
 to which a man believes that it is in his power, or in any man's power, to
 promote desirable behaviour in others, to that extent he believes in 
psychological causation and not in free will. In practice, the whole of our
 dealings with each other are based upon the assumption that men's actions
 result from antecedent circumstances. Political propaganda, the criminal 
law, the writing of books urging this or that line of action, would all lose
 their raison d'etre if they had no effect upon what people do. 
The implications of the free-will doctrine are not realized by those who
 hold it. We say "why did you do it?" and expect the answer to mention 
beliefs and desires which caused action. When a man does not himself know
 why he acted as he did, we may search his unconscious for a cause, but it
 never occurs to us that there may have been no cause. 
 出典:Religion and Science, 1935, chapt. 6: 
 情報源:https://russell-j.com/beginner/RS1935_06-130.HTM

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発行周期: ほぼ 日刊 最新号:  2018/12/10 部数:  71部

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