バートランド・ラッセルの言葉366

「学校における宗教教育の是非」(『拝啓 B.ラッセル様』)

カテゴリー: 2019年03月22日
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「(ほぼ日刊)バートランド・ラッセルの言葉366」 
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 「ラッセルの英語」では,英語の学習に参考になりそうな例文をラッセルの著作からご紹介していますが,「ラッセルの言葉366」では,日本語にした時の'内容'に注目して,ラッセルの発言をご紹介していきます。
 読者と一緒に育てていきたいと思っていますので,誤訳や不適切な訳等がありましたら,お知らせいただければ幸いです。

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「学校における宗教教育の是非」(『拝啓 B.ラッセル様』)
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  Religion and Science, 1935 の訳出が終了しました。
  私が主催している読書会で次にとりあげるテキストが決まっ
 たらそのラッセルの著書の邦訳を連載していきたいと考えてい
 ます。
  それまでは Dear Bertrand Russell,1969(『拝啓B.ラッセ
 ル様-市民との往復書簡』)等からご紹介させていただきます。
   https://russell-j.com/beginner/DEAR-BR.HTM ← 目次
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<受信した手紙> 
 
「・・・夫も私も教会にはまったく行きませんし、また,自分たちは不可知論
者だと考えています。けれども,私たちは、ある種の宗教教育が自分の子ども
たちのためには望ましく感じていますし、彼らは大人になった時に宗教をどう
考えるかは自分で決められると思っています(決められるからよいだろうと思
っているからです)。」


<ラッセルからの返事・1964年12月2日付>

 拝復 ミセス・ノーファー様

 私は、あなたが私に提起されたのと同じような質問をする手紙をアメリカか
らしばしば受け取ります。頑迷な社会においては,そういった質問に答えるの
はそれほど簡単なことではありません。概して、あなたがたの子供たちは,学
校に行っている間は、宗教という点では(in the way of religion),一般に行
われている慣行に,それとなく(tacitly)同調するほうがよりよい,と私は
考えます。しかし,私は、あなたがたの考え方(見解)を子どもたちに隠して
おくべきだとは考えません。男の子にしろ女の子にしろ,成長した時に、両親
が宗教のことについて嘘をついていたということがわかれば、子どもたちは,
そのことに当然(just)不満を持つだろうと思います。ある種の宗教教育は必
須だとする意見には私は同意しません。私は,あらゆる宗教は、少なくとも部
分的には、まったく証拠のないものを信ずることから成り立っていると考えて
います。そうして、そのような信仰(beliefs 信念;信仰)に直面した場合、
証拠に対して忠実であることに置き換えられるべきである(should be 
substituted 代替されるべきである),と私は考えます。あなたは、子どもが
家庭ではある一連の信念を注入され、学校では別の信念を注入されるというの
はよくないと考えるかもしれません。しかし,私は,そのことによる害悪より
も,それ以外の原因でなされる害悪のほうがより大きいと考えます。
 敬具
 バートランド・ラッセル

                  Dec. 2, I964
Dear Mrs Nofer,

.. I frequently receive letters from America asking the same questions
 as you put to me. In a bigoted commumity such questions are not very 
easy to answer. I think, on the whole, it is better for your children,
while in school, to conform tacitly to whatever is generally practised
 in the way of religion, but I do not consider that you should conceal
your own view from them. I think a child has a just grievance if, when
 he or she grows up, parents are found to have lied about religion. 
I do not agree that some kind of religious education is essential. 
I think that all religions consist at least in part of believing things
for which there is no evidence and I think that in face of such beliefs
 loyalty to evidence should be substituted. You may consider that it is
bad for a child to have one set of beliefs instilled at home and 
another at school, but I think the harm done by any other cause is 
greater. 
Yours sincerely
Bertrand Russell
(From: Dear Bertrand Russell; a selection of his correspondence with
the general public, 1950 - 1968. Allen & Unwin, 1969.)

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発行周期:  ほぼ 日刊 最新号:  2019/03/22 部数:  70部

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