がん先端医療

チャンピオンデータとは?

世間一般では「チャンピオンデータ」は偉業のことを指しますが、科学の世界では、信頼されない、どちらかというと忌み嫌われるものです。(治療)成績が理論や理想に近いもので、発表することで、評価が上がるかもしれないデータを指します。そのようなデータは、たとえねつ造でなくても、偶然や好条件が幾重にも重ならなければ取れないデータなので、再現性が薄く、普遍性が疑問視されます。極端な例を挙げるならば、1000例を治療して一番良い症例の成績をあたかも、全例で効果があるかのように発表する場合があります。 
チャンピオンデータを見破る方法は、いくつかあります。
1. データが統計処理されているか? 個別症例のデータのみの場合には、チャンピオンデータが強く
  疑われます。
2. どのような形で発表されているか? ホームページ上のみの場合には、ほぼ間違いなくチャンピオン
  データと断言できます。 海外の英文査読誌で発表されているならば、一定の評価基準に達して
  います。
3. 複数の方法で、結果が検証されているか?
4. 類似の実験や治療法の成績と大きく異なっていないか?

なお、ねつ造は、データや成績を完全にでっちあげることです。近々の例ではiPSの森口氏が典型例です。落ち着いて調べれば、誰でもが分かるようなねつ造でさえ、数年間も見過ごされるのですから、チャンピオンデータに至っては、残念ながら、世間に跋扈していると言わざるをえません。

このメルマガは現在休刊中です

このメルマガは
現在休刊中です

ついでに読みたい

このメルマガは
現在休刊中です

他のメルマガを読む