色彩用語の基礎知識

キアロスクーロ 【色彩用語の基礎知識 #15】 2013年4月15日

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キアロスクーロ 【色彩用語の基礎知識 #15】 2013年4月15日
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キアロスクーロ (Chiaroscuro) とは、

イタリア語で「明暗」を意味する言葉で、

絵画の世界においては、

明暗のコントラストによって

対象物を表現する技法を指します。



明暗法、または陰影法ともいいます。



この手法は、中世ヨーロッパで発達し、

15世紀初期にはイタリアやフランドル

(現在のベルギー、オランダ、フランスの一部)で

一般的になっていましたが、

16世紀のバロック絵画では

より強烈な明暗による表現が模索され、

17世紀の画家たちがそれを発展させました。



その17世紀の画家の代表が、

イタリアのミケランジェロ・カラヴァッジオです。



カラヴァッジオは、

1600年の代表作『聖マタイの召命』で、

画面の大半を占める闇の中、

聖マタイの衣服の色を

光の中に浮かび上がらせるように描きました。



この光は、実際の光ではなく、

神の救済を意味する表現なのだそうです。



聖マタイの召命
http://pinterest.com/pin/53761789274297732/



また、『聖マタイの召命』と対になる、

『聖マタイの殉教』も同様に

劇的な光と影の対比を用いて描かれています。



聖マタイの殉教
http://pinterest.com/pin/53761789274297897/



こうしたカラヴァッジオの創作は、

のちのレンブラントにも影響を与えました。



キアロスクーロを用いたレンブラントの代表作には、

『フランス・バニング・コック隊長と

ウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長の市民隊』、

通称『夜警』があります。



夜警
http://pinterest.com/pin/53761789274297985/



ちなみに、この作品は、

市民隊全員の肖像画ということで依頼を受けたのに、

中央の3人だけが光の中に浮かび上がり、

他のメンバーの肖像は闇の中に沈んでいる

ということで大層な不況を買い、

こののちレンブラントへの肖像画の依頼は

激減したとかしないとか。



ところで、キアロスクーロは、

光と影のコントラストを強調した

写真の技法の名称としても用いられます。



THE BEATLESの『With the Beatles』の

ジャケット写真などが、その好例とされます。


With the Beatles
http://pinterest.com/pin/53761789274297773/



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■ 編集後記

全国ニュースで報道されていたようですが、
土曜の早朝、こちら関西方面では
かなりの揺れがありまして。

我ら素材屋小秋スタッフ一同は、
例によって3時起きでそれぞれお仕事に励んでいたため、
ゆっさゆっさと来はじめてから終息するまで、
全てを体感することになったのでした。

私たちの活動拠点の兵庫県宝塚市では、
震度3から4くらいかなという話だったらしいんですが、
何であれ不気味であることには変わりなく、
急きょ、非常時の連絡方法などを再確認しつつ、
この週末は過ぎていきました。

南海トラフとの関連がどうこうなんていう
恐ろしげな話もある中、
まだしばらくは余震の可能性もあるみたいですし、
心落ち着かない日々は続きそうです。。。

編集 O
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