ASTRO Sci-Tech NEWS

ASTRO Sci-Tech NEWS Vol.7-24 18.11.24

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   A S T R O   S c i-T e c h   N E W S
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 ┃                      2018.11.27 VOL.07-24            ┃
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   宇宙技術を中心に航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術
   ニュースを分かり易く解説します!! 幅広い方々にお楽しみ頂けます!! 
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   ブログHPでは動画リンクしています!! 是非訪問下さい。
   1月より引っ越し⇒ http://scitech.seesaa.net/  
     旧アーカイブ⇒ http://npoastro.blog.shinobi.jp/
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  目 次   
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 ◆宇宙技術

  ISSの実験は 何するの?! 既に始まる 宇宙旅行の基礎実験!!

 ◆宇宙技術

  日本のスペースベンチャーいよいよ!! 地上観測の価格破壊なるか!!

 ◆天文科学

  地球の軌道に 新たな天体?! チリが集まるクラウド天体!!

  
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 ▼ISSの実験は 何するの?! 既に始まる 宇宙旅行の基礎実験!!


  ISSには、いろいろな実験装置が持ち込まれている。米国 無人宇宙補給船の
 シグナス[Cygnus]の10度目のミッションに、搭載される実験機器類が公表された。

   - シグナス補給船(拡張型) -
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4f/ISS-45_Cygnus_5_approaching_the_ISS_-_crop.jpg/280px-ISS-45_Cygnus_5_approaching_the_ISS_-_crop.jpg

   ◆ Northrop Grumman CRS-10 Mission to the Space Station [3分強] ◆
    https://youtu.be/q09lz9q3-yM

  リファブリケーター[Refabricator]と呼ばれる装置がある。プラスチックの廃材
 から3Dプリンター用のフィラメントと呼ぶ材料を造り出す。宇宙での材料再生を
 可能とし、長期間の宇宙生活を支えるものだ。初めて、ISSで試験される。

   - The Refabricator flight hardware -
    https://www.nasa.gov/sites/default/files/styles/side_image/public/thumbnails/image/refabricator_etu_open_pao-update_0.jpg?itok=71iziKrX

  従来方式では、切削や押し出しという方法が多用されるフィラメント製造だが、
 宇宙では安全性の点で好ましくなく、この装置では、新しい方法で考え出された。
  作業時間も少なく、highly automated recycling-and-manufacturing system が
 作りだされたとしている。

  次は、微小重力下でのセメントの凝固プロセスを研究するものだ。利用するのは、
 既にISSに搭載される 多目的重力可変プラットフォーム[MVP]と呼ばれる装置だ。

   - The Multi-use Variable-g Platform (MVP) と セメントパッケージ投入写真 -
    https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/experiments/Techshot%20MVP%201542.jpg
    https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/experiments/Image3_MICS_Module.jpg

   ◆ Brief NASA video highlighting the Techshot MVP [1分] ◆
    https://youtu.be/B4O8Mp-2lxg

   ◆ Space Station News: Concrete Science [43秒-1分過 全体:3分弱] ◆
    https://youtu.be/_-pI236GnAM

  これまで 微小重力下でのみ凝固させていたが、このMVPを用いて、重力可変し
 月(1/6)や火星(1/3)の重力相当下で凝固実験を行うのだ。これからの月や火星での
 建設を念頭に置いた実験、勿論、地球での技術改良にも役立つモノだ。

  
  他にも パーキンソン病のための製薬技術を探る研究や、微小な星くずから 重力
 がない状況で 如何に星になるのか、という天文学の基礎研究のようなものまで、
 多くのテーマがあり、装置が送られる。新しい時代を築く最前線は、ここにある。


   ◆ Briefing Discusses Prelaunch Status of ISS Supply Mission [44分] ◆
    prelaunch status of 10th commercial resupply mission
    https://youtu.be/0At7zOSb5Kk

   ◆ International Space Station Protein Crystal Growth [3分強] ◆
    https://youtu.be/9p0czSsawVw


  英語情報
   https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/news/ng-10_research_highlights
   http://www.spacedaily.com/reports/3D_Printing_Virtual_Reality_Simulated_Stardust_and_More_Headed_to_Orbiting_Lab_999.html
   https://www.geekwire.com/2018/tethers-unlimited-delivers-3-d-printer-recycler-combo-nasa-space-station/
  シグナスについて
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%82%B9_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9)
  NASA関連HP
   https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/experiments/2356.html
   https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/experiments/2927.html
  NASA Space Station Research & Technology HP
   https://www.nasa.gov/mission_pages/station/research/index.html



 ▼日本のスペースベンチャーいよいよ!! 地上観測の価格破壊なるか!!


  地上を観測する 地球観測衛星、リモートセンシング衛星とも呼ばれる。様々な
 センサーが搭載され、地上をいろいろな視点で観測する。

   - こんな写真は リモートセンシング衛星から提供される -
    https://www.restec.or.jp/ja/wp-content/uploads/2014/11/img-sensing-01.jpg

  様々な国は企業が参入する この世界に、日本のスペースベンチャーが参戦した。
 大学発ベンチャーのアクセルスペース、2008年設立。試験目的も含めて 既に
 4基の超小型衛星を打ち上げている。やはり 宇宙ビジネスには時間が掛かる。

   - 超小型衛星:WNISAT (2013年 質量10kg) -
    北極海域の海氷の観測のため 青色、緑色、赤色の可視光と近赤外光のカメラを搭載
    町工場 (株)由紀精密 が製作 リアル下町ロケット
    http://www.yukiseimitsu.co.jp/wp-content/uploads/2014/10/wnisat1.png
    https://www.axelspace.com/wp-content/uploads/2015/11/wnisat1_camera_small.jpg

   ◆ 大学発ベンチャー企業 世界初、超小型衛星打ち上げへ [2011年 5分弱] ◆
    https://youtu.be/AT3NtlTHQLo

   ◆ すご技ちがさき まちのチカラ~(株)由紀精密 [15分半] ◆
    https://youtu.be/GZpxGGydHOc

  設立10年、漸く 当初構想の地球観測衛星ネットワーク網 AxelGlobe に向けて
 第1号の GRUS が完成したのだ。大きさ60cm×60cm×80cm、重量100kg級、
 地上分解能が2.5mの反射望遠鏡が2台搭載される。

   - 左:クリーンルームで公開された地球観測衛星「GRUS」 -
    https://news.mynavi.jp/article/20181116-725235/images/001.jpg
    https://www.axelspace.com/wp-content/uploads/2015/09/20150910_GRUS_3DCAD_No2-624x627.png

   ◆ AxelGlobe:イメージCG [2分強] ◆
    https://youtu.be/8zRrLNnNuTQ

  そして、独自開発した高圧窒素による コールドガスジェット と呼ばれる装置を
 搭載する。この推進装置を持つ事で、地上観測衛星50機の位置を調整、任意位置
 に配置する。

   - 中央に見えるのが高圧窒素のコールドガスジェットの噴射口 -
    https://news.mynavi.jp/article/20181116-725235/images/003.jpg

  2022年までに50機を配備し、日々 世界中を観測できる。即ち、タイムリー
 に映像を取得できる。また 従来の衛星ではなく、超小型化した事から、低コストな
 提供も可能となる。これは、より幅広いユーザーが使えると言う訳だ。

   - 地上作物のタンパク質含有量を分析したマップ -
    https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/45/719dbce0799e80478776d292acb71acf.jpg

  
  実は、まだ打ち上げロケットは調整中、発表は もう少し後になりそうだが、宇宙
 技術が身近な時代に入ってきた。いずれ、宇宙が特別視される時代は、過去のもの
 となるのかもしれない。

 
   ◆ 宇宙から広がる、新しいビジネス[2013年 2分弱] ◆
    https://youtu.be/9YNep-0yLrg

   ◆ WNISAT-1 Launch on Dnepr Rocket, 2013 [30秒] ◆
    https://youtu.be/laOS59AysG0

   ◆ TEDxTitech:小さな衛星の大きな可能性 | Yuya Nakamura [17分弱] ◆
    https://youtu.be/6bjW6rhXW14


  日本後情報
   https://news.mynavi.jp/article/20181116-725235/
   https://industry-co-creation.com/report/37390
  アクセルスペース社HP
   https://www.axelspace.com/



 ▽地球の軌道に 新たな天体?! チリが集まるクラウド天体!!


  宇宙には、不思議なポイントがある。廻りの天体の重力や遠心力が釣り合った点、
 それが、ラグランジェポイントだ。ここでは、モノが安定的に位置を保てる。

   - 地球近傍の5つのラグランジェポイント -
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b8/Lagrange_very_massive.svg/250px-Lagrange_very_massive.svg.png

  即ち、地球、太陽、月 3つの天体の力が釣り合う。実は、こういうところには、
 探査機や観測機が配置されるポイントでもある。有名な宇宙望遠鏡は、こういう点
 に存在しているのだ。

   - SOHO(Solar and Heliospheric Observatory)@ L1 -
    https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6f/NASA_SOHO_spacecraft.png/200px-NASA_SOHO_spacecraft.png

   - Relative positions of both STEREO spacecraft - 
    also showing the SOHO and ACE spacecraft
    https://www.centauri-dreams.org/wp-content/uploads/2009/02/st_orbit1.jpg

  このラグランジェポイントに、宇宙のチリが集まるとするコーディレフスキー雲
 と称する第2の月の存在が、1961年に報告されている。発見者のポーランド人
 カジミェシュ・コルディレフスキ博士名をとった天体だが、報告例が少ないため、
 実在する とまでは結論が出ていなかった。

   - コーディレフスキー雲を説明するコーディレフスキー博士 -
    http://www.urania.edu.pl/pliki/styles/miniatura_wiadomosci/public/field/image/1961_kordylewski.jpg?itok=fS1vnYQt

  しかし、その不確実天体の存在が明確になったのだ。ハンガリー エトヴェシュ・
 ロラーンド大学の研究チームが、特殊偏光フィルターを付けて、推定1μmという
 極小のチリ 一つひとつを浮かび上がらせたのだ。なんという地道な作業だろうか。

   - L5周辺の偏光が、チリから成るコーディレフスキー雲の存在を明らかにした -
    https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110800484/01.jpg?__scale=w:500,h:334&_sh=0a80ce0b80

  宇宙での実際の大きさは、約10.5万km×7.2万km、見かけの月で言えば、
 30個×20個もの広大な面積に広がっている事が分かった。

   - チリでできたコーディレフスキー雲の1つと、地球、月、太陽の位置イメージ図 -
    原寸には比例していない
    https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110800484/00.jpg?__scale=w:400,h:381&_sh=0290c502d0

  
  安定しているとは言え、このエリアのチリは、絶えず出入りがあると言う。即ち、
 絶えず変化する天体なのだ。恐らく、このチリを分析しようと言う計画が出てくる
 に違いない。どうだろう、日本の最先端技術で、回収探査機を飛ばしてみては。


   ◆ Lagrange Points: Space Parking Spots [5分半] ◆
    https://youtu.be/wx16npnSPUo

   ◆ NASA:Highlights from SOHO's 20 Years in Space [5分半] ◆
    https://youtu.be/LJAcrorHx8I


  日本語情報
   https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110800484/
   https://news.nicovideo.jp/watch/nw4209613
  英語情報
   https://www.astrobio.net/also-in-news/earths-dust-cloud-satellites-confirmed/
   https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-10/ras-edc102618.php
  当該論文(The Royal Astronomical Society)link pdf
   https://academic.oup.com/mnras/article/482/1/762/5114270
   https://arago.elte.hu/sites/default/files/KordylewskiDustCloud-II_MNRAS.pdf

 

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  世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。

  日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
  説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。

  ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。

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発行周期: ほぼ 月刊 最新号:  2019/02/19 部数:  48部

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