角山智のバリュー投資レター

投資は不況でするもんや

カテゴリー: 2019年02月14日
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角山智のバリュー投資レター 第135号(2019年2月14日)

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こんにちは。角山智(かどやま・さとる)です。

第3四半期の決算発表がピークを迎えました。

業績のパッとしない企業が少なくない中で、日経平均は堅調です。

まあ上がるときは、こんなものでしょうか。


それでは、メルマガ第135号のメニューです。

■投資は不況でするもんや
■編集後記


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■投資は不況でするもんや

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私は2005年まで、東証1部に上場している建築資材メーカーに
勤めていました。

その会社はオーナー経営で、社長は他にもビジネスを手がけている
関西の資本家でした。

かつて経営が傾いたとき、メインバンクに再建を依頼され、身銭も
切ってオーナー社長となった人物です。


本社勤務だったこともあり、この資本家がどのように行動するのか
つぶさに垣間見ることができました。

なかなかできない、貴重な経験でした。

今回のメルマガでは、その中で、特に印象に残っていることを紹介
しましょう。


ある日、好景気の最中で、業界大手が新工場の建設を発表しました。

それを聞きつけたオーナーは、関西弁でしみじみ言い放ちます。

「ああ、下手打ったな。こんなときに工場を建てよった。完成した
頃には、不況の真っ只中や。作るもんなんか、何もあらへん」

数年後、その通りになりました。さすがの慧眼です。


すると今度は、別に経営しているバス会社の車両を新車に入れ替え
たのです。

思い切った設備投資でした。

「安く買えたわ。バスが売れず困っていた先方にも感謝されたで」
本人はしごくご満悦です。

そしてペイペイの私にも、こう語りかけました。

「あのな君、投資は不況のときにするもんや」


かれこれ、それから20年は経っていると思います。

鬼籍の人となられて久しいですが、この一連の行動と「投資は不況
でするもんや」という言葉だけは忘れられません。

資本家は優秀な投資家でもあり、設備投資と株式投資の理屈はほぼ
同じです。

そうであれば、資本家が身をもって示し、私に直々に語ってくれた
「投資は不況でするもんや」というアドバイスは、すべての投資家
にとって有益ではないでしょうか。


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■編集後記

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脱サラして個人事業主となってから、既に10年以上の歳月が流れ
ました。

そんなこともあり、今では「サラリーマン時代は楽しかったな」と
いう思い出ばかりです。

たしかに理不尽なことも、多々ありました。

しかし社会勉強をさせてもらいながら、生活できるだけの給料を貰
える会社員はいい身分だったと思います。

誰しも職場に何からの不満を持っているでしょうけど、その辺りを
少しはポジティブに考えたいものです。


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発行周期: ほぼ 月刊 最新号:  2019/02/14 部数:  773部

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