日本オフショアビジネス協会メールマガジン

<第012号>12/05/18発行 シンポジウム2012関西のご報告と、【コラム】技術系経営コンサルのつぶやき(2)

カテゴリー: 2012年05月18日
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日本オフショアビジネス協会ニュースレター(第012号)
                2012年05月18日発行
~「オフショアビジネスシンポジウム2012関西」のご報告と
 【コラム】技術系経営コンサルファームファウンダのつぶやき(第2回)~
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本メールは日本オフショアビジネス協会に関連するお知らせや、アジア圏の
オフショアビジネスに関するニュース、最新動向についてお届けしています。

◆INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
├1.最新オフショア動向
├2.コラム ~「技術系経営コンサルファームファウンダのつぶやき(第2回)」~
├3.ニュースサイトから
├4.イベント情報
└5.協会からのお知らせ

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1.最新オフショア動向
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▼「オフショアビジネスシンポジウム2012関西」報告
 先般、ニュースレターでもお知らせしておりました、上記イベントが
 5月11日に大阪にて開催されましたので、ご報告いたします。
 当日は若干のキャンセルもありましたが、約60名の方に参加いただき、
 6名の講演者の方からご講演をいただきました。
 
 ★タイトルとご講演者名は以下の通りです。
 1.「オフショア・ソフトウェア開発の軌跡と進化」
  大阪府立大学教授 現代システム科学域長 辻 洋 様
 2.「オフショアプロジェクトにおけるUMLの適用の有効性」
  UMLモデリング推進協議会オフショアソフトウエア開発部会副主査 竹政昭利 様
 3.「NEUSOFTオフショア開発事例」
  NEUSOFT Japan 株式会社 シニアスペシャリスト 細川芳輝 様
 4.「アジア諸国との連携とベトナムへの取り組み」
  株式会社 システムセンター・ナノ 代表取締役 吉田勝彦 様
 5.「オフショアにおける気づかれにくい日本企業の強み」
  清風情報工科学院 校長 平岡憲人 様
 6.「国内オフショア開発と沖縄の取り組み」
  同志社女子大学 現代社会学部社会システム学科教授 加藤敦 様

 シンポジウム終了後、1Fレストランにて懇親会が開催され、約30名の方が
 ご参加くださいました。いろいろな議論やお話の輪があちらこちらでおき、
 かなり盛り上がった会になったと思います。
 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 
 日本オフショアビジネス協会では今後も東京・大連でのイベントを計画
 しており、またテーマを絞った勉強会などを随時企画していきます。
 今後の活動をぜひご期待ください。まだアンケートは集計中ですが、
 いただいたご意見を今後の活動に役立てて参ります。
 
 シンポジウムの様子については下記フェイスブックページに写真を
 アップしていますので、ご覧ください。
 (ついでに「いいね!」していただけると幸いです。)
 http://www.facebook.com/obsjapan

▼「第10回中国国際ソフトウェア・情報サービス公易会(CISIS2012)」が
 大連の大連世界博覧広場で開催されます。
 各種フォーラムや業界会議、マッチング大会などを様々なイベントが行われ
 当協会からも展示ブースでのPRや、セミナーを予定していますのでご興味
 のある方は是非共ご参加下さい。
  http://www.cisis.com.cn/jp/default.aspx

 ・日時:2012年6月15日(木)~18日(月) 
 ・場所:大連世界博覧広場
 ・概要:中国で最も規模の大きい、国際的な影響力を持つIT業界の
     展示会です。800社以上の企業が出展し、中国国内の各省
     や市からの代表団ら約3万人の入場者が見込まれています。
 ・ブース展示:協会活動をパネルPR
 ★6/15の「第2回IT活用による企業競争力の強化セミナー」で講演します。
    ⇒10:10~10:40 セッション2(予定)

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2.コラム ~「技術系経営コンサルファームファウンダのつぶやき」~
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▼「技術系経営コンサルファームファウンダのつぶやき(第2回)」
 前回に引き続き、もう少し大人しくしています。前回は、中国は特許訴訟
 大国である、ということを書いたのですけど、今回もその続きです。
 中国での特許訴訟で仮に負けても、日本と中国の貨幣価値の差を考慮すれば、
 損害賠償額は大したことはなかろう、と侮ると痛い目にあうかも知れません。
 最近ですと、2007年にフランスのシュナイダー社と中国企業の間の
 実用新案権侵害訴訟では、シュナイダー社に対して3.3億元の賠償額の
 支払いが言い渡されています(2009年に和解して、シュナイダー社は
 中国企業に対し1.6億元を支払うことになりました)。
 日本企業と中国企業の間の特許訴訟では、2009年に中国最高人民法院で
 有罪判決が出て、日本企業に対して7億円の賠償が言い渡されたF工業事件が
 有名です。現在、再審中なので、確定ではないですが、インパクトがある
 判決ではあります。このF工業事件について、もう少しだけ補足したいと
 思います。この事件は、F工業のHPにもあるように、中国の技術輸出入管理
 条例と特許保証と関連付けて論文等で「誤って」取り上げられることが
 多いからです。某物産とかですが、商社っぽい商売をしながら、そんな
 ショボい間違いをしていて大丈夫なのでしょうか?この事件と技術輸出入
 管理条例、そして特許保証は関係ないのですが、このことが逆に、技術
 輸出入管理条例と特許保証についての重要性を浮き上がらせることになって
 いると思います。
 技術輸出入管理条例は、中国企業が外国企業から技術を導入する際、
 中国企業の利益を保護するための条例で、中国契約法の規定より優先して
 適用されるので、要注意です。この条例では、外国の技術提供者に厳しい
 保証責任を負わせています。特に、提供技術の第三者権利の不侵害
 (要するに、提供する技術が他社の特許権利を侵害していないこと。)と、
 提供技術の目標達成に関わる保証責任(要するに、機械であればちゃんと
 動くこと。ただし、製造機械を提供するような場合、その機械で製造される
 製品の品質の保証までは要求されない。)が重要であろうと思います。

 というわけで、今回は、「中国は、外国からの技術導入に対して、
 中国企業を保護するような技術輸出入管理条例を定めている」ということを
 書きました。中国に技術輸出入管理条例があるの?それで?ということは、
 次回以降にしましょう。ソフトウェアは著作権です。それも次回以降で。

 私の周囲の話題を切り売りしますと、以前、お見合い組織のコンサルを
 頼まれたりしたことから展開して、上のF工業に関連する会社の社長さんの
 関係者に、アークヒルズクラブへの入会を勧められたことがあります。
 クラブに入るには、会員2名の推薦と、入会金、年会費の支払いが必要で、
 推薦人はともかく、入会金と年会費の額を聞いて辞退。
 最近、アークヒルズクラブのように、「オトナ」のための交流組織が盛んに
 なってきたと思います。異業種交流会も盛んですね。日本も、西洋のように、
 このような倶楽部が徐々に社会的な力を持つようになるのでしょうか?
 私の周りでは、一般社団法人の設立が続いています。いわゆるギルド的な
 組織が多いようです。蛇足ながら、そのようなギルド的な組織の経営の
 秘訣を聞かれると、私は「表向きの公益性」と答えています。
 そのためには、法律の改正や立法、政策の提言まで含めたアクション
 プランが必要じゃないかと私は思います。そこまで遣らないなら、会社で
 遣ればいいだけじゃないかと私は思うので。

 筒井潔(日本オフショアビジネス協会監事)
 tsutsui@1offshoring.com

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3.ニュースサイトから
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▼中国での「ありえない」商談、その実情と教訓
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120412/390744/?ST=china
 先日、日本企業が中国企業にある製品(機械)を売り込む商談に立ち会った。
 そこで繰り広げられた商談は、まさに日本と中国の商習慣の違い、考え方の
 違いを浮き彫りにしたものであった。何とか商談はまとめたが、日本側は
 何度挫けそうになり、何度「これ以上の商談を続けるのをやめよう」と
 思ったことか。その一部始終から得られる日中の商談の違いについて
 振り返りつつ、その場その場での教訓を書き出してみたい。 

▼日本の強さを見直して、新興アジアで勝つ 現場力向上へ原点回帰
 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34956
 前回の『新興国を目指す日本企業のための知恵袋』では、新興アジア諸国に
 おける「クロスボーダー仕事術」に必要な要素として、1.平常心、2.戦略、
 3.ローカライゼーション、4.カントリーリスクの把握を取り上げた。
 今回の後篇ではさらに5つの要素を挙げ、また、実際に新興アジア諸国で
 活躍するクロスボーダーな日本人ビジネスマンに共通する特性を解説する。

▼「チャイナネクスト」のネクストはチャイナか?
 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34988
 上海で日本の中小企業経営者たちが集い、近況報告と噂話をしている。
 最近のもっぱらの話題は「脱・中国」だ。機を見るに敏な経営者たちが
 「渡り鳥」となり、中国から生産地を移転させようと動いている。
 その背景には、中国ではもはや価格競争力の向上と維持が望めなくなった
 ことがある。日本の工場の中国進出は、2005年を前後して大きな曲がり角を
 迎えた。「世界の工場」と注目された頃から数年で華東地区では賃金が
 どんどん上昇し、月給1000元も出さなければ労働者が確保できなくなったのだ。

▼「中国人留学生の海外適応力は日本の大学生より高い」=海外勤務適応力検査で
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000011-rcdc-cn
 2012年4月25日、海外進出企業のメンタルヘルスケアを行う
 株式会社MD.ネット(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:佐野 秀典
 /医学博士・精神科医)は、2006年より提供している海外勤務適応力検査
 「グローバルIQ(R)」を日本と中国の大学生に実施した。結果、中国から
 の留学生は日本の大学生に比べ、海外環境適応力が高いことが分かった。

▼中国のハイレベル人材市場、確保競争が激化
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000025-rcdc-cn
 2012年4月18日、米経済誌フォーブス(電子版)によると、中国で
 ハイレベル人材の不足が深刻化している。高い経済成長を続ける中国で
 資源が不足することやインフラ建設が追いつかないという状況は想像に
 難くないが、人口が13億を超えるにもかかわらず人材が不足している。

▼大連から瀋陽への所要時間を1-4以上短縮する 「哈大高速鉄道」
 http://www.chinabusiness-headline.com/2012/05/23823/
 いよいよ7月に開業の新交通「哈大高速鉄道(高鉄)」!その名の通り
 大連ー黒龍江省・哈爾濱(ハルビン)間904キロを結ぶ高速鉄道です。
 最高時速350キロ、平均時速300キロ。わずか1時間ほどで瀋陽へたどり着く。
 大連からハルビンへもなんと4時間! 留学時代夜行で10時間近くかけて
 行ったことが懐かしく思い出されます。
 
▼オフショア開発成功を左右する発注先選定。最重要ポイントは?
 http://www.chinabusiness-headline.com/2012/05/23916/
 “オフショア開発”という言葉自体が存在しなかった1990年代半ば頃から、
 インド、中国、フィリピン等を中心に徐々に本格化し始めました。
 現在は、ベトナムやその他の諸外国、最新ではミャンマーも脚光を浴び
 始めたのは記憶に新しいことだと思います。
 オフショア開発成功の鍵は発注先選定にあります。感覚的な数字では
 ありますが、成功要因の80%は最適な発注先選定が出来るか否かに
 かかっていると思います。

▼中国での現地社員採用の事例~中国人ならではの見極めが必要~
 http://www.chinabusiness-headline.com/2012/05/23795/
 中国で頻繁に発生する「労務問題」。一度発生してしまうと、事態を収拾する
 のに一苦労。仕事どこではありません。でも、それも遡れば、社員の採用の時
 に注意しておけば避けられたケースもあるでしょう。
 私もこれまで、中国での人材採用試験や面接を自らやったことがありますし、
 お客様のサポートもさせていただきました。ただし、こうした採用面接の際には、
 必ず中国人の社員を面接官として同席させるようにしています。
 と言うのは、日本人とは違う視点をもっているからです。

▼日立、FPTソフトウェアと戦略的提携、越の大学向けクラウドサービス事業を展開
 http://www.viet-jo.com/newsallow/nikkei/120427022004.html
 株式会社日立製作所(東京都千代田区)とベトナム最大手のIT企業であるFPT
 ソフトウェア社はこのほど、ベトナムの大学向けに基幹システムをクラウド
 コンピューティングの形態で提供する事業に関して戦略的パートナーシップ
 契約を締結した。
 両社は共同で、日立の大学向け学務情報システム「UNIPROVE/AS(ユニプルーブ・
 エーエス)」をベトナム語に対応させ、現地の大学向けにローカライズする。
 また、FPTソフトウェア社の親会社であるFPT情報通信[FPT]が設立したFPT
 大学において、SaaSの形態で導入試験を行い、2013年度から現地の大学向けに
 本格的に販売を開始する予定。

▼やる気のある中国人留学生、日本企業の間で人気--人民網日本語版--人民日報
 http://j.people.com.cn/94476/7814737.html
 経済の長期的な低迷を受け、日本の就職状況が日増しに深刻化しており、日本人
 大学生の就職が厳しい現実に直面している。日本企業が中国進出を加速する中、
 活力あふれる中国人留学生が、日本人材市場で歓迎されつつある。
 日本学生支援機構の統計によると、現在日本に滞在している中国人留学生は
 8万6000人に達している。うち大学卒業生は毎年1万4000人に達し、そのほとんどが
 日本で就職している。

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4.イベント情報
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▼「第10回中国国際ソフトウェア・情報サービス公易会(CISIS2012)」
 http://www.cisis.com.cn/jp/default.aspx
 日時:2012年6月15日(木)~18日(月) 
 場所:大連世界博覧広場

▼2012年第2弾 東京でのオフショアイベント開催!
 日時 2012年9月ごろ予定
 場所 調整中(東京都内予定)

▼2012年第3弾 中国・大連でのオフショアイベント
 日時 2012年11月ごろ予定
 場所 調整中

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5.協会からのお知らせ
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▼協会では会員募集を行っております。
 ⇒オフショアに関する最新の情報交換や、イベントへの会員価格での参加
  などの特典があります。お申込みは下記HPをご覧下さい。
 http://www.1offshoring.com/joininfo.html

▼協会の趣旨に賛同し、その活動を積極的に支援して下さる方を随時募集
 しています。

▼読者の皆様からニュースレターに掲載する記事を募集します。
 オフショア動向やニュース、ご意見など、お待ちしています。
 なお、いただいた記事につきましては、必ず掲載されるとは
 限らないこと、内容を編集する場合があることをあらかじめ
 ご了承のうえ、メールにて下記事務局までお送りください。

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【編集後記】
今年最大のイベント(私にとって)であった関西でのシンポジウムが終了
いたしました。案内開始直後は申込が少なく、どうなることかと心配でしたが、
皆様のご支援でなんとか終了することができました。これにとどまらず、
今後もさまざまな勉強会やセミナーの企画をしていきたいと考えております。
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◆本メールの転送、回覧はご自由ですが、転載・引用の場合は下記の当協会
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◆このメールは送信専用メールアドレスから配信しています。ご返信
 いただいても回答できませんのでご了承ください。
◆当協会からのメールが不要な方、配信先の変更をご希望の方は、本メール
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 お願いします。

お問合せ・ご意見・ご要望はこちらまで。
info@1offshoring.com

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(Offshoring Business Society of Japan)
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