新発想 経済情勢とマーケティングアイデア

経済情勢とマーケティング「アジア情勢と即答アプリ」

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■■■■■2014.3.18■■■■                      
  新発想 経済情勢とマーケティングアイデア Vol.135
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日本的な経営手法の良さの1つに、終身雇用と年功序列の制度があります。
その制度の根幹にあるのが、正社員という、おそらく世界の主要国の中でも、もっとも
恵まれた雇用体系があることは、ご存知のとおりで、これまでの東洋の奇跡と世界から
賞賛された世界最速での先進国の仲間入りを果たした立役者たるシステムだったのでした。

しかし筆者には気になることがあるのです。
続きは巻末をご覧ください。

まず最初は、世の中の動きを知る上で重要な最新の経済情勢について筆者の視点で話題を提供します。
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アジア情勢
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 今週もいつものように、まず最初は日本国内の主要な景気指標から見ていきます。
今の経済情勢を知り、自社のマーケティング戦略立案に生かすことはとても有効なことです。

 今週も最新の統計数値として、3つの指標を順番に見ていきましょう。
まず最初は、2月の広告扱い高からです。
この数値は景気動向とパラレルに動いていますので、2月が前年比で13.4%増となったこと
には前向きな気持ちにさせられます。

 2つ目としては、同じく2月の公共工事請負金額です。
前年比で見ますが、3.7%のプラスと小幅な増となりました。
ここ1年を見ますと30%近いプラスの月もありますが、先月のような小幅な増加では、
よく言われるように、被災地復興などへの国の予算が執行されても、いっこうに現場に
下りてこない、という意見も現実味を帯びてきます。

 最後の3つ目は2月の新車販売台数です。
それによると、5ヵ月ぶりに50万台を超え、自動車業界を潤わせるのに十分な実績が
出ました。この主因として増税前の駆け込み需要や、年度末という季節要因も重なった
結果だと推測します。スズキ等の一部の自動車メーカーを除いてベアを決定した意味も
よくわかります。

 ここからは今週号の本題であるアジア情勢のお話です。
アジア主要国の2013年の経済指標を見ますと、国内・域内総生産では前年と比べて中国は
横ばいの7.7%の成長、他の香港や台湾、韓国、シンガポールは軒並み成長率を伸ばして
います。特にシンガポールは大きく伸ばしており、貿易収支・通関も伸びています。
ちなみに日本はまだ昨年のGDPを公表していません。いつもながら他国と比べても集計が
遅いことが筆者は不満です。

 13日に全人代(全国人民代表大会)を終えたばかりの中国ですが、社債や金融商品の
デフォルトを一部容認したことが気になります。

 さらに、習国家主席と李首相のツートップ体制だと思っていた国家運営ですが、次第に
影が薄くなってきた李のことが不安材料です。

 なぜなら習近平への権力集中ぶりが、毛沢東のように際立ってきたからです。この
ことは中国の1国のリスクになるばかりか、世界にとっても何とも言いようのない、
不透明感ばかりが漂うリスクになってしまうことを、忘れてはいけません。


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大事なことは今の経済情勢を知って、マーケティング戦略や戦術を考えることです。
今回は、即答アプリのお話です。
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即答アプリ
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 日本国内においてのスマートフォンの普及率が50%に限りなく近づいてきた中、スマホに
取り込んで利用するアプリにも、手軽さやわかりやすさを訴求するものが増え、各社が利用者のニーズに応えようとしています。

 写真共有SNSでいえばスナップチャットであり、メール通話型ではワッツアップがその
代表例ですが、ここに割って入ろうかという新業態が即答型アプリと呼ばれるものです。

 国内における即答アプリの代表例が、アンサーであり、米国にもジェリーという
サービスが存在して、それぞれ順調に利用者を増やしています。

 アンサーの利用者はすでに約5万人に達し、7割が女性で年代は15〜24歳が主流です。
特長ですが、匿名で利用者登録をして、身近な悩みや質問、疑問を投げかけると、
約9割が5分以内に回答が集まってくる、というものです。

 さらに質問内容は一日で消えてしまう、という点も投稿写真が送信者があらかじめ
決めた1~10秒が経過すると、受信者のスマホだけではなくサーバーからもファイル情報が
消失してしまう、というスナップチャットと似ています。

 アンサーの良さは、時間をかけて専門的な回答をじっくり待つのとは違い、即座に
回答というより、共感や応援が欲しい、という若者にとってのオアシス、駆け込み寺の
ような存在である点です。

 スマホでの利用が前提になっていますので、移動時間や空き時間などにも気軽に
利用できる点が若者の支持を集めているのです。

 だからこそ、ここまで利用者属性がはっきりしていて、広告主に対して、広告媒体と
しても魅力を十分に伝えることができる、という点でも賢く設計されたアプリなのです。

 さらに詳しい情報については当社までお尋ねください。
 
☆★☆-----以上をマーケティングに生かそう!----------------------------------------
・アンサーのようなサービス、つまり全く世の中になかったような斬新で人々を驚かせる
 ようなサービスではなく、すでにパソコン利用前提に存在しているような方向性の
 サービスを、スマホ用に使い勝手よく特化したようなサービスが今後も次々に登場して
 一定の利用者を容易に集めることができるはずです。
・しかし世の中を変えるような、よりインパクトのあるサービスの登場も待たれることは
 言うまでもありません。

■あとがき~編集後記として~
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最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

冒頭の日本型正社員という制度についてのおはなしの続きです。
実は今、これらの日本特有の雇用制度が企業経営に恩恵を持たらすどころが、激しくなる
一方のグローバル経済において、弊害にもなりかねない状況が発生しているのです。
その根拠としては、労働生産性、いわゆる働く人の1人当たり付加価値額が、3年前にOECD
(経済協力開発機構)加盟34ヶ国中において19位と低迷してしまったことが挙げられます。
我が国の正社員の平均年収は正社員と非正規社員を合わせて400万円を超え、世界でも
有数の高給取りであるのにも関わらずです。
新卒で正社員として企業に入社したら、退職までの40年間以上を解雇されることなく、
生産性が低いのにも関わらず、高給を手にして、人生を全うできる、という夢の実現が
可能な国なのです、日本は。
それはそれでこれまでは良かったのですが、この優れた制度が足を引っ張り、国際競争の
中で少しずつ競争力を失っていく、かといって企業側も解雇はできない、給与を下げる
こともできない、というジレンマを抱え続けていくのです。
こうした状況の中でも、今春闘では大企業を中心とした社員は次々とベアを獲得して
いるのです。将来へ向けて高給取り、かつ終身雇用という重い課題を積み増して。


今後もより求められている情報を提供していきたいと思いますので、これからもご愛読をよろしくお願いします。
拙メルマガをより価値のあるものにできるようにしていきます。

ご感想等ありましたら、お気軽にお送りください。

それではまたお会いしましょう。(大塚)

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