新発想 経済情勢とマーケティングアイデア

経済情勢とマーケティング「欧州債務危機とスマホ戦略」

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■■■■■2011.10.20■■■■                      
  新発想 経済情勢とマーケティングアイデア Vol.28
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昨日、米ムーディーズ・インベスターズ・サービス社がスペインの国債を、Aa2からA2に2段階も
格下げしました。
さらに、欧州ユーロ圏諸国の国際的な評価の低さが露呈されることとなってしまいました。
今週号は、そんな欧州の危機状況についてお話しします。

まず最初は、世の中の動きを知る上で重要な最新の経済情勢について筆者の視点で話題を提供します。
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欧州債務危機
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 今週もまず最初は日本経済を各種統計指標から数値を追いながら紐解いていきます。
9月分の数値が最新で注目です。

 1つ目は、マンション契約率において近畿圏の数値がじわじわ減ってきていることです。
東日本大震災の後は、近畿や九州を中心としてオフィスを移転する大きな動きがあって、活況を呈していた
近畿圏ですが、2ヵ月連続での契約率の減少です。西日本シフトが落ち着きを取り戻してきたことが一員です。

 次に企業倒産件数ですが、9月は1,001件となり3ヵ月連続で減少となりました。
大企業を中心としたビジネス環境は少しずつ改善に向かっているようです。
問題は、消費者心理の冷え込みです。

 例えば、現在の超円高を受けての各小売業(特にスーパー)での円高還元安売りイベントでも、消費者には
以前よりすっかり低価格志向が浸透していますので、何の新鮮さもなく盛り上がりは今一つです。

 ここから以下は、欧州事情のおはなしです。
いよいよ待った無しの欧州金融危機の話題は、筆者も9/22発行の第24号やブログでもたびたび取り上げてきました。
しかし、ここに来てギリシャだけではなくスペインやイタリアなど南欧のユーロ諸国の不安もさらに高まり、
米国のニューヨークを発信源とした世界的に広がる経済格差や雇用問題に端を発したデモ活動も加わり、懸案は
深まるばかりです。

 10月17日に予定されていたEU(欧州連合)の首脳会議は、参加国が自案をまとめるために23日に延長され、
11月初めのフランス(カンヌ)で開かれるG20サミットで具体的な解決案が提示されることが期待されています。

 ギリシャ1国の債務総額は、大したものではなく、ドイツやフランスだけでも十分に補えるものです。
ところが、欧州連合の欠点でもある絶対的な決定権の欠如があだ花となっていて、参加国それぞれが国会の場で
承認を得てこないと先に進まない、という問題があり、時間をやたらと浪費していてその間にも刻々と金融状況の
悪化が進んでいってしまっている、何とも大きな課題を抱えています。
 
 最後に、今回格下げされたスペイン国債において、格付け評価と国の債務の関係ですが、実際には日本の債務は
対GDP比が世界一で116%です。ところがスペインは40%なのに日本より格付けランクが1つ下(これまでは一緒
だった)に下落してしまいました。

 これを見ると、国債の格付けと国の債務には関連性が無い様に見えます。日本について言えば、日本の国債の
大半を日本人や日本の金融機関が所有している、という特殊事情が高評価を与えているのです。
ちなみにギリシャの債務の対GDP比は114%で日本に迫っています。イタリアも99%まで来ています。

 

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大事なことは今の経済情勢を知って、マーケティング戦略や戦術を考えることです。
今回は、スマホ戦略のおはなしです。
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スマホ戦略
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 今回はスマホ戦略のおはなしです。
スマートホンの最新情報を元に、今考えられる戦略のお話をします。

 ドコモ193万件(30%)、KDDI 113万件(10%)、ソフトバンクモバイル353万件(185%)。
この数字は何だと思いますか?

 ケータイ3キャリア毎の年間純増数(前年度比)です。
これを見るとソフトバンクモバイルの勢いにはすごいものがあり、その根拠はiPhoneの人気にある、と
想像することができます。

 ところが、このiPhoneについて、先週14日にKDDIもあらたに新規参入して販売を始めましたので、
今後のキャリア会社別の勢力図に大きな変動が出そうです。

 しかしここで考えないといけないのは、いくらスマホ時代が来た、各社が社運をかけて新製品を発売、
と言っても、ケータイ市場全体では今だにガラケー(従来からの携帯電話)のシェアが60%近くあり、
スマホが過半数を上回るとの観測である2015年までまだ3年くらいある、ということです。

 

☆★☆-----以上をマーケティングに生かそう!------------------------------------------
・当面は、スマホとガラケーの両方に照準を合わせたマーケティング戦略が必要です。
・ただし、単純なシェアだけにとらわれずに端末毎のユーザ属性や使い方の違いも大いに影響してきますので、
 一概に言えないことも事実です。
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■あとがき〜編集後記として〜
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最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

いよいよフィリップ・コトラーの提唱するマーケティング3.0の時代も本格化してきており、ビジネスにおける
マーケティングのやり方が難しくなってきました。
新聞購読の解約が相次ぎ、固定電話の利用者が減り、雑誌の有料広告や折込チラシのクライアントの減少など、
広告主にとっても思案の時代です。
各社が同じことをやろうとする、または結果的にライバル社と同じことをやってしまう、それでも答えが出ない、
または答えのない時代の到来です。

ご感想等ありましたら、お気軽にお送りください。

それではまたお会いしましょう。(大塚)

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