[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法

[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法  2018/12月 第88号

カテゴリー: 2018年12月30日
@@━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━@@
[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法 
2018/12月 第88号
@@━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━@@

*★*★*★*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*★*★*★*
<今月のメールマガジン内容>
■コラム「勝利者の瞑想法」(坂本知忠)
■お知らせ「平成31年・春・指導士養成講座 レベル1」
■編集後記~転換期~(七林秀郷)
*★*★*★*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*★*★*★*

12月も残り数日ほどになりました。

二十四節気において旧暦12月1日(新暦1月6日)の小寒、旧暦12月
15日(新暦1月20日)の大寒、旧暦12月30日(新暦2月4日)の立
春を迎えるのが師走(12月)です。小寒から大寒をはさんで立春までを
寒中、寒の内といって、寒中見舞いを出したり、日本酒や味噌などの寒仕
込みをしたり、寒稽古などを行います。立春は一年の始まりにあたり、こ
の日から春に向かって徐々に暖かくなっていきます。立春の前日である節
分の夜には、一年の厄払いのために豆まきをします。ブリ、本マグロ、真
鯛、いとより、ゆり根、ふきのとう、ゴボウ、ミカンが旬を迎え、蝋梅(
ろうばい)、寒椿(かんつばき)、満作(まんさく)が見ごろを迎えます。

冬が司るシステムは腎・膀胱系です。腎は、成長、発育、生殖に関する働
きを生涯にわたり左右する非常に重要な生命力の源(先天の本)です。腎
は消化液の分泌の他、血液やホルモンなどの体液をコントロールしており
内分泌液の中心をなしています。腎は環境ホルモンの影響を一番受けやす
く、生殖器に蓄積、性ホルモンに異常を生じさせます。また、電磁波や放
射線の影響は腎が支配する甲状腺にガンとなって現れます。骨髄も支配す
る腎は電磁波、放射線の影響で白血病にもなります。腎を弱める白砂糖に
注意し、味噌、醤油、梅干、漬物を積極的に摂り、腎の働きを高めましょ
う。

2018年12月号のメルマガをお届けします。
__________________________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2018年インド瞑想研修の旅 印象記 その2  聖地アルナチャラ

南インドのタミールナドウ州の州都チェンナイの西方、車で5時間ほどのと
ころに大地から湧出したような花崗岩の岩山がある。標高およそ800メート
ルの独立峰でアルナチャラと呼ばれる。アルナチャラの意味は「内なる炎」
であるが、「篝火の山」あるいは「智慧の丘」ともいわれる聖山である。
聖山アルナチャラの東麓にシバ神を祀るアルナチャレシュワラ寺院がある。
アルナチャレシュワラ寺院は9つのゴープラム(山門)をもつ典型的なドラ
ビダ様式の壮大な寺院である。テルバンナマライの街はアルナチャレシュワ
ラ寺院の門前町として発達してきた。アルナチャラはアルナチャレシュワラ
寺院の奥の院であり、山そのものがシバ神であると言われている。20世紀の
中頃、この山を世界的に有名にした優れた聖者が現れた。「真我とは」と探
求し続けてジュニヤーナヨガにより悟りを開いたラーマナ・マハリシである。
マハリシは16歳の時、抑えがたい衝動を感じて裕福な家庭から家出した。ア
ルナチャラに引き寄せられるようにやって来て、その後70歳で亡くなるまで
生涯にわたってアルナチャラから離れることはなかった。

 聖山アルナチャラ、ラーマナ・マハリシのアシュラムそしてアルナチャレ
シュワラ寺院、この魅力的な3つの要素を備えたこの場所に私は25年前に来
たことがある。その時、ジャイナ教と仏教の研究者として高名だったナット
マル・タチヤ博士から「アルナチャラは世界最古の行者の山で、古来より優
れたメディテーターを輩出してきた所である。」と聞いた。日本に帰国して
もアルナチャラの印象は強く残って、いつかまた訪れたいと思っていた。

 今回の旅の目的の一つはアルナチャラの頂上に登ることと山中で瞑想する
こと、そして、アルナチャラ山麓を1周する巡礼路を歩くことにあった。テ
ルバンナマライでは1年前から予約していたラマナシュラムのゲストハウス
に3泊した。ゲストハウスにチエックインしてアルナチャレシュワラ寺院を
見に行った。東門が正門であるがマイクロバスが着けやすい南門から入っ
た。境内は、日曜日だったので参拝客で込み合っていたが、時間が充分に
あったのでゆっくり拝観することが出来た。境内はとても広い大きな寺で
ある。マヤの神殿を連想させる9つのゴープラム(山門)が高く聳え立つ
基本構造は宗教建築の極地と言ってもよい。山門に守られた境内にはガー
ネシャ等を祀る祠堂や千柱ホール、シバ神を祀る本堂などがあり、どれも
敬虔な信徒が熱心に参拝している。我々もヒンドウ教徒に習ってお布施を
し、僧侶から額に聖なる灰のティッカをつけてもらった。寺は全て固い砂
岩を組み合わせ積み上げて作られている。高い技術で柱や壁に彫刻が施さ
れているので見る者を飽きさせない。日が暮れるとゴープラムはイルミネ
ーションで飾られ昼間とは違った別の美しい姿を見せてくれた。

 翌日は早朝からアルナチャラの頂上をめざして登山する予定でいた。現
地で登山の為の情報を集めたら、中腹のスカンダシュラムより上部は2年
前から登山禁止の聖域になっているのだという。私はこの情報を全く知ら
ないでいた。2年程前にロシア人のツーリストが山中で2日間行方不明にな
り、遭難騒ぎになった。それがきっかけで入山禁止になったのだという。
アルナチャラはそんなに危険な山ではない。ただ、入山者が多くなると
山に慣れない人は道に迷うだろうし、行者さん達の修行の妨げにもなる。
頂上付近をサンクチャリーとして入山規制することでアルナチャラの神
秘性が高まる。ラマナシュラムの管理運営者と政府役人の思惑と利害が
一致して入山規制が始まったと私は思った。1年に一度頂上で篝火を焚く
祭りの準備で、関係者が山に登る以外は何人も山に登れないことになった
。サンクチャリーとして聖なる山となったが、行者さん達は山から降りて
カーニャクマリ方面に行ってしまったという。25年前と比べてラマナシュ
ラムは様変わりし、参拝客が100倍になっていた。以前のような、自ずから
平和な宗教的敬虔な気持ちが湧き起ってくるような静かさが失われてしま
った。テルバンナマライの街も車の数が比較にならないほど増加して騒が
しく落ち着いた雰囲気を失っていた。失望した私は浦島太郎のような思い
で、再訪前に作り上げていたイメージの差を埋めようと努めた。

 山頂に登れなくとも、旅を最良のものにする責任が私にはある。ツーリ
ストが以前より格段に多いので人込みを避けてスカンダシュラムまで早朝
に登って、日の出を拝むことにした。ラマナシュラムからの登山道は朝8:
30にならないとゲートが開かないので、アルナチャレシュワラ寺院西門近
くの東登山道はゲートが無いはずなので、そちらから登ることに決めた。

 5:00、我々一行12名と現地添乗員のネギさん、一人もかけることなく登
山に参加することになった。ゲストハウスからマイクロバスで西門まで行
き、そこから登山道に入る。あたりはまだ夜が明けず暗い。登山道の両脇
に民家が立ち並んでいたが、やがて小さなお寺や祠のある場所に出た。こ
の辺りにマハリシが修行したマンゴウ樹洞窟やビルパクシャ洞窟があるは
ずだが暗いので良くわからない。明るくなってだんだん周囲の情景がはっ
きりしてきたころスカンダシュラムに着いた。スカンダシュラムは固く門
が閉ざされて人の気配がなかった。スカダシュラムから右手に少し上ると
ラマナシュラムに下る峠に出る。そこは懐かしい場所だった。25年前この
大岩の上に木村賢司さんと横たわって、夜明け前の星々に輝く夜空を見上
げていた。そのときは30分ほどの間に十数個の流れ星を見た。想い出の多
い大岩である。この場所は今も昔と変わらない。足下にテルバンナマライ
の街と荘厳な佇まいを見せるアルナチャレシュワラ寺院の全景が手に取る
ように望まれた。登る朝日を期待したが靄にかすんで現れなかった。私た
ちはそれぞれ好きな場所を選んで瞑想した。野猿が沢山いたので瞑想のじ
ゃまになった。私はその場所で持ってきた母の遺骨の小片を散骨した。そ
の遺骨はチベットのマナサロワール湖に散骨する予定であった。ネパール
地震でカイラーサに行けなくなって散骨できないでいたものである。

 スカンダシュラムからの下山は往路を下った。ビルパクシャ洞窟は時間
外だったので入れなかったが、マンゴー樹洞窟は入ることが出来た。どち
らもマハリシが住んで修行した場所である。マンゴー樹洞窟は建物に入っ
て奥の方にあった。わずか数人が座ってやっと入れる広さである。洞内で
マントラを唱えると音が回るように響いた。早朝に登山出来て本当に良か
った。他の観光客と会わずに私たちだけの静かな登山を楽しむことが出来
たからだ。

 午後の自由時間に元気な女性の南部さん伊藤さん阿部さんとともに今度
はラマナシュラム側からスカンダシュラムまで登った。こちら側からの登
山道にはお土産の石彫を売る人たちが店を出していた。観光客が増えたの
でマハバリプラムから観光客目当てに石彫職人が出稼ぎに来ているのであ
ろう。石彫の多くは柔らかい石で彫られていて価値あるものではなかった
。アルナチャラ山は植林が進み以前に比べ格段に樹木が増えていた。25年
前、砂漠のような岩山だった所が森になっている。驚くべき変わりようで
ある。以前はスカンダシュラムの周辺しか樹木は無かった。スカンダシュ
ラムは拝観できる時間だったので中に入った。マハリシの母親が住んでい
た部屋を見た後で、マハリシの居室や瞑想室に入った。一坪に満たないよ
うな小さな瞑想室はマハリシの写真が飾られ、その前にオイルランプがと
もされていた。誰もいなくなった瞑想室で一人静かに瞑想の座法を組んだ
。そこは狭くとも穏やかで平和な雰囲気に満ちた空間だった。スカンダシ
ュラムで瞑想することができて、山頂に登れなかった私の満たされない心
が少し平和になった。

 ラマナシュラムはすっかり観光地化してしまっていた。以前はマハリシ
のブロンズや黄金の彫像などなかった。マハリシが神像のように崇拝対象
になり、立派な寺に変身したアシュラムに安置されている。参拝客はマハ
リシの像を神様のように礼拝している。マハリシはジュニヤーナ・ヨギだ
った。しかし、私にはアシュラムが今やバクテイ・ヨガのお寺になってし
まったと感じた。マハリシがこの現状を知ったらなんと思うだろうか。純
粋だった宗教が大衆化して俗的なものに変化する過程を私は学んだと思っ
た。

 アルナチャラを一周する巡礼路は全て自動車道路になっていた。一部に
人が歩くだけの巡礼路が残されているとイメージしてきたが、この点でも
私のイメージはかけ離れていた。3日目の早朝5時にゲストハウスを出発し
、3時間半かけて右回りの巡礼を終えたが、私の心は喜んでいなかった。
その時の気持ちを例えれば、「別れなければならなくなって、25年間もう
一度会いたいと恋焦がれた久恋の人と再会した。25年間、私が勝手に美し
いイメージを作り上げてきたその人はあまりにも変化していた。その恋人
は年を取って昔の美しいイメージはどこにもなかった。私は失望したがそ
れは執着した無理な願いだったと悟った。」そんな心情だった気がする。

 正直言って私の心はラマナシュラムでアルナチャラで満足からほど
遠いものだった。満たされぬ思いを抱いて一人再びアルナチャレシュワラ
寺院を訪れた。今度は東門から入り境内を隈なく歩いた。今日は火曜日な
ので空いていて、のんびりお寺の雰囲気を楽しむことが出来た。寺の境内
は隙間なく大きな敷石で覆われていた。その石の感触が素足に心地よかっ
た。西ゴープラムの主門と副門が重なる上にアルナチャラが聳えていた。
この風景は今も昔も変わらない。アルナチャレシュワラ寺院別名テルバン
ナマライ神殿の壮大な佇まいだけは来る前に25年間描き続けていたイメー
ジを凌駕していた。このときになって、やっとアルナチャラに来られて良
かったという感情が湧き起った。今回の人生でやり残していたことの一つ
を為し終えたという気がした。
__________________________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■お知らせ「平成31年・春・指導士養成講座 レベル1」

西池袋の繁華街の中、オアシスのように閑静な純和風民家を会場に
指導士養成講座レベル1を2019年2月より開講します。

初日は2月14日(木)となります

詳細は下記よりご覧ください
http://jp.preksha.com/seminar20181220/

_________________________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

<編集後記>
~転換期~(七林秀郷)
11月の末から人生の転機が訪れました。転機の最大のテーマは「慈」。
自分が心から望むことは何かを考え、感じることに集中する時期になり
ました。周囲にある叡智に耳を傾け、その祝福に感謝することで、心の
扉が解放され、自由な感覚を覚える体験ができました。上手くいく時は
上手くいき、いかないときはいかない。変化は常であり、あえて大河に
逆らい進むべき時と、それを手放す時のタイミングを見極める舵取りの
大切さを学びました。判断の連続である人生において、その一瞬での悔
いのない、心に従った判断をできれば、自分を信じることができれば、
起こった現象は表裏一体の表か裏のどちらかでしかないことがわかりま
した。視点を変え、モノの見方を変えることで、現象は違った様相を呈
する。真の眼を開けば、この世界は楽園になる。叡智を感じるために、
自分の内を観る練習をする。プレクシャ・メディテーションという叡智
に出会えたことに、これまで以上に感謝を感じることができた平成最後
の年となりました。

皆さま、良いお年をお迎えください。

⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*

下記Facebookページでも随時、ご案内いたしますので、この機会に各
グループに参加申請ください。

プレクシャ・コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/465120036943301/

(メールマガジン編集・発行責任者:七林秀郷)

お気軽にメールマガジンの感想や、プレクシャや瞑想についてのご質問、
ご自身のプレクシャ体験談などメールにてお寄せください。協会のプログ
やSNSに掲載いたします。

メールアドレス:japan@preksha.com

■メルマガの配信停止は以下のページからお願いします■
http://www.mag2.com/m/0001262370.html

過去に配信したメルマガは下記URLから読むことができます。
http://archive.mag2.com/0001262370/index.html

HPリニューアルに伴い、過去に掲載したコラムとエッセイを今後徐々に
既存の協会ブログから移管してまいります。
http://prekshajapan.blogspot.jp/

___________________________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
発行:日本プレクシャ・ディヤーナ協会
ホームページ http://jp.preksha.com/
Copyright (C) 2010-2018 Preksha Dhyana Association of Japan.
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法

発行周期: 月刊 最新号:  2018/12/30 部数:  130部

ついでに読みたい

[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法

発行周期:  月刊 最新号:  2018/12/30 部数:  130部

他のメルマガを読む