[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法

[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法  2018/1月 第77号

カテゴリー: 2018年01月25日
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[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法 
2018/1月 第77号
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<今月のメールマガジン内容>
■コラム「勝利者の瞑想法」(坂本知忠)
■2月開講 プレクシャ・メディテーション 指導士養成講座レベル1のご案内
■編集後記~「種は誰のものか?」という質問に対して~七林秀郷
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 年が明け、だいぶ時間が経ってしまいましたが、改めまして、明けまして、
おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

 二十四節気において旧暦1月4日(新暦2月19日)の雨水(うすい)、旧
暦1月19日(新暦3月6日)の啓蟄(けいちつ)を迎えるのが睦月(1月)
です。少しずつ寒さがゆるみ、降り積もった雪や氷がゆっくりと融け出し、
冷たい雪が雨に変わる頃ですが、本年新暦の1月22日には東京は大雪に見
舞われました。まだまだ師走(12月)の空気感が漂う冬ですね。

 冬に労わる臓器は腎になります。腎は「先天の本」と呼ばれ、成長、発育、
生殖を生涯にわたり左右する生命力の源です。食事において塩気を意識しま
しょう。天然の塩には保湿作用があります。動物性食品や白砂糖は肝臓、腎
臓への負担がかかるため控えましょう。黒色食品(黒豆、黒ゴマ、黒米、蕎
麦、海藻、ごぼう、きくらげ等)を積極的に摂りましょう。小豆カボチャが
特に美味しいですね。腎は体内で水の浄化を担っているため、「水に流す」
「とらわれない心」を開発する絶好の時期が冬です。

2018年1月号のメルマガをお届けします。

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■コラム「勝利者の瞑想法」 (坂本知忠)

欲望とは何か

私たち人間が生きていて生活の中で求めているのは、如何にして幸せになるか
ということに尽きる。では本当の幸せとは何であろうか。仏陀は「人間の日常
生活は、ほとんど苦しみに満ちている。その苦しみの生活から脱却して絶対安
心、満足、至福、自由に満たされた悟りの世界に行くことが可能である。」と
提唱した。インドに起こった宗教のヒンドゥー教もジャイナ教も仏教も人間が
本当の幸せを得るために、世俗的、一般的な人間生活の放棄を勧めている。
さらに此岸(人間としての日常生活の苦しみの世界)から彼岸(悟りの世界)
に行かなければ本当の幸せになれないと説いている。

 なぜ日常的な人間生活では本当に幸せになれないのか?それは物質世界が限
定的な変化の世界であるからだ。我々は肉体という物質を使って物質世界を体
験しているからである。ヴェーダンタ哲学ではこのことをモーハ(迷い)と言
っている。迷いの世界では楽しみと苦しみがセットになっていて、苦しみだけ
を取り除いて楽しみだけ得ることはできない。呼吸を観察しても吸う息と吐く
息で苦楽がセットになっていることが解る。人間として生きていると楽しみよ
り苦しみの方が多いのだが、人は多くの苦しみを忘れて、楽しかった想いを増
幅出来るから、なんとか辻褄を合わせて生きていくことが出来るのである。

 唯物論者は否定するが、魂の永遠性や普遍性を信じる人は物質世界の背後で
物質世界を支えている非物質の存在を確信している。物質世界が此岸で非物質
世界が彼岸である。此岸は因果律に支配された輪廻転生の世界であり、彼岸は
輪廻転生を超えた、再び生き物に生まれない解脱の世界である。彼岸に行くこ
と、解脱することが真に幸福になることであると言える。解脱無くして真の幸
福、自由、安心、至福はあり得ないと仏教やジャイナ教、ヴェーダンタ哲学が
教えている。

 我々人間が解脱して本当に幸せになれないのは、人間の心身システムのソフ
トの中に本能的な欲望がインプットされているからである。全ての生き物の命
の働きの中に、命が命を守り存続させるために本能的な欲望がインプットされ
ている。この欲望が人間の自由を奪い、本当に幸せになることを妨げ、輪廻転
生に縛り付けているのである。

 欲望とは何であろうか。生き物には本能的に三つの欲望がインプットされて
いると言われている。一つが生存欲である。長く生きていたい、健康でいたい
、病気になりたくない、いつまでも若々しくいたい、それらは言葉を変えるな
ら 『食欲』 である。二つ目が自己拡大欲で、自分の分身を増やしたい、子
孫や種族を増やしたい、つまり 『性欲』 です。三つ目が自由欲で、好きな
所に行きたい、遊びたい、世界を知りたい、理解したいという知識欲、悟りた
いという欲、それらが言葉を変えるなら 『解脱欲』 です。人間だけが持つ
芸術的文化的な創作欲、権力欲、名誉欲、所有欲、金銭欲、は三つの基本的欲
望から派生した欲望と言える。人間は多くの人を愛し、多くの人から愛された
いとの欲望を持っているが、これも基本欲望が派生したものと考えることが出
来る。

 なぜ欲望が起こるのか、それは生きていると体の中に生命エネルギーが流れ、
それによって感覚が起るからである。感覚には苦楽がある。それは快感と不快
である。苦楽の感覚は生きる力であり苦楽の感覚無くして生き物の生存はあり
得ない。苦楽の感覚が肉体の生存を脅かす敵や病から自己の命を守っている。
その苦楽の感覚が欲望の根源である。

 生命の働きが起こす根本的な苦楽の感覚を仏教用語で『痴・ち』といい、ヴェ
ーダンタ哲学ではモーハ(迷妄)にあたる。生きている時に身体に流れる感覚は
止めることが出来ず、ほとんど制御が不可能である。だからそれを称してタンハ
ー(渇愛)という。身体に生ずる感覚は沢山あってほとんど自覚出来ないからア
ヴィッジャー(無明・無知)という。この自覚できない身体内部の微細な感覚が
中枢神経系とのやり取りで、盲目的な生の衝動を生み出している。その生の衝動
によって好き嫌いの欲望が起こる。欲望には2種類あって好きなものを求める欲
(貪・とん)と嫌いなものを避けたい欲(瞋・じん)がある。

コントロールが難しい身体内部の微細な感覚に促されて欲しい、避けたい、と
いう欲望が起こる。その欲望が私たちに行為と行動を促す。心地よい感覚によっ
て、好きなものを側に置きたい、手に入れたいという所有欲が起こる。欲望は一
つ達成されると、別のもっと良きものも欲しくなり、欲望の火はエスカレートし
て燃え上がる。欲望に際限はない。

 いろいろな欲望のなかでも、三大根本欲に関係する所有欲は誠に厄介なもので
ある。沢山のものを所有すれば我々は幸せになれると思って行動している。結婚
し家族を持つこと、仕事を持つこと、家や財産を持つこと、物を所有することで
渇望は満足に変わるが、その反面それらを管理しなければならないし、世話しな
くてはならない苦労が生ずる。所有の満足が管理の苦しみに変わるからである。
多くの快楽は多くの苦労が付きまとうという法則が所有にも当てはまる。

 自分にとって愛おしく、とても好ましいものを所有すると、それと長く一緒に
いたい執着が起こる。好きなもの愛おしいものを手放さざるを得なくなった時、
人はとても苦痛を感じる。どんなに良い物を持っていても、いつかは手放さな
ければならないし、多くを所有した人は多くを放棄しなければならない。これが
物質世界の掟である。お金でも、物でも所有したものを自分だけの為に使うとそ
れは悪いカルマとなって未来に悪い結果を招く原因となる。だから、所有を手放
して無所有を理想として出家が起こった。なるべく所有しないことで執着から離
れようとしたのである。欲望から起こってくる所有と執着によって私たちは不自
由になり輪廻の世界に縛られている。だからマハーヴィーラも仏陀も出家するこ
とで所有を放棄して無執着を目指したのである。無所有・無執着は欲望から離れ
た平和な心軽やかな生き方と言える。

 欲しい欲望が他人に妨げられたとき、所有を強引に奪われたとき、また、避け
たい欲望、嫌悪が原因で怒りが起ってくる。不平や不満も怒りの感情と言える。
嫉妬や憎しみ等のネガティブな感情も欲望が元になっている。暴力や争いご
とも欲望にもとづく悪行と言える。私たちは欲望に突き動かされて生活している。
願望や希望も形を変えた欲望と考えられる。欲望が私たちを行動させ行為させ
ている。その行為によってカルマが引き付けられ、潜在意識下にインプットされ
る。インプットされたカルマの蓄積が結果となって今、このような環境のなかで、
姿形で自分自身が存在しているのである。我々は欲望に基づき行動している
が、実は悪いことばかりしているわけでもない。行動の善悪は相半ばといった
ところである。それが一般的な人間だと思う。

 欲望の全てが悪いわけではない。善い欲望もある。そのことを煩悩即菩提と
言う。解脱欲、完全なる自由を求める欲望は善い欲望と言える。カルマのコン
トロールとは悪い結果を起こす欲望のコントロールである。それには自己中心
的な物質的な欲望を、他の全ての生き物たちの幸せのためになるように精神
的に昇華させて行為することにある。あらゆる欲望を魂の解脱に結びつけるこ
とにある。私はだんだんそれらが幸せになる道であると信じられるようになって
きた。他の誰かが私を救ってくれるわけではない。自分の行為が自分を救うの
である。魂が信じられなかったら、欲望のコントロールは出来ない。なぜならコ
ントロールする必要性が無くなるからである。人生の目的が物質的、肉体的な
感覚だけの喜びを追求するだけで良いことになるからである。人間の生き方
に善悪は関係ない、欲望だけを満足させればよいと、倫理を否定する考え
に陥るからである。人間は心の深いレベルで魂を信じているから、なるべく善
い行いをして、悪い行いをしないようにしているのである。欲望が少なくなり心
軽やかになることで差別心がなくなって、全てを平等に見ることが出来るように
なってくる。根本欲すなわちカルマのコントロールで個我の魂が清らかになっ
て、やがては真我を悟る本当の幸せに到達するだろう。

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■2月開講 プレクシャ・メディテーション 指導士養成講座レベル1のご案内
年があらたまり、2月8日から池袋のクラスでレベル1がスタートします。

このクラスは資格取得者のみならずプレクシャをこれから学んでみたい人、
続けて学びたい人さらにすでに準指導者の資格を取った方が復習のために
ご自分のご都合のいい時に参加できます。

繰り返し、繰り返し学び、実践することによりより深い理解を得られます
ので、どうぞ皆様のご参加をお待ちしております。

単発受講OK、初心者でも参加できます。

日時:毎週木曜日 19時~20時30分
受講料:2,000円/回
場所:池袋駅西口 平舎hiraya(豊島区西池袋5-12-3)
*池袋駅西口 八千代銀行西口支店を左に入り一本目を右に入り、突き当たり

プログラム:
第1回   2月8日  講義:瞑想とは何か どのように行うのか
         実習:カーヨウッサグ 
第2回   2月15日 講義:カーヨウッサグの理論
         実習:カーヨウッサグ
第3回   2月22日 講義:アンタール・ヤートラの理論
         実習:アンタール・ヤートラ
第4回   3月1日  講義:ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点
         実習:アンタール・ヤートラ 
第5回   3月8日  講義:シュヴァーサ・プレクシャの理論
         実習:シュヴァーサ・プレクシャ 
第6回   3月15日  講義:呼吸法とプラーナヤーマについて
         実習:プラーナ・サンチャラニー・ムドラ
第7回   3月22日  講義:マントラを唱える意味
         実習:スマブリッテイ・シュヴァーサ・プレクシャ
第8回   3月29日 講義;身体の宗教哲学的意味
         実習:シャリーラ・プレクシャ
第9回   4月5日  講義:肉体、電磁気体、カルマ体、魂について
         実習:シャリーラ・プレクシャ

※   4月12日    講師海外旅行のため休講
※   4月19日   講師海外旅行のため休講

第10回   4月26日 講義:8つの主要なケンドラについて
         実習:ジョーテイ・ケンドラ・プレクシャ

第11回   5月10日 講義:4ステップ瞑想の組み合わせ時間配分について
         実習:4ステップ瞑想

第12回   5月17日 特別瞑想 1.5時間連続瞑想
(マントラメディテーションと4ステップ瞑想)

*プログラムの都合により変更になることがあります。

問い合わせ先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長 坂本 知忠
Email-tomotada@jcom.zaq.ne.jp TEL-090-8844-4009

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<編集後記>
~「種は誰のものか?」という質問に対して~(七林秀郷)

 今年2018年4月に主要農作物種子法が廃止されます。種子法とは、主要農
産物(稲、麦、大豆)の種子の品質管理と優良種子の安定供給を全都道府県に
義務付けた法律です。廃止の理由は官から民への流れを汲んでいるようです。
動物は「食べられる種子を食べない」という選択肢を取りませんが、人間は種
子を食べないこともあり、その場合、それを増やし、改良してきました。そし
て、改良は人間の力以上に自然の力(風、虫、土壌、空気、太陽、気温、湿度
など)が大きく左右することを気づかせてくれました。「私たち人間は自然に
生かされている」という認識の醸成に寄与してきましたが、1世代の寿命しかな
いF1種子を開発し商売としているのが民間企業という現実を見ると、種子を
通して得られた上の認識が逆になってしまいます。種子の遺伝子も自社に都合
の良いように換えて「所有物」として知的財産権を主張することは自然への感
謝の心が育つ機会を損ねる方向に向かいます。自然と人間との関係性を改めて
考えさせられる問だと感じました。

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(メールマガジン編集・発行責任者:七林秀郷)

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発行周期: 月刊 最新号:  2018/11/27 部数:  131部

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