[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法

[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法  2017/12月 第76号


カテゴリー: 2017年12月25日
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[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法 
2017/12月 第76号
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<今月のメールマガジン内容>
■コラム「勝利者の瞑想法」(坂本知忠)アートマン 魂 本当の自己とは何か
■2月開講 プレクシャ・メディテーション 指導士養成講座レベル1のご案内
■2017年レベル2終了と2018年2月レベル1スタート!
■編集後記~プレクシャ忘年会に参加してきました~七林秀郷
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二十四節気の旧暦12月4日(新暦1月20日)の大寒から、旧暦12月19日
(新暦2月4日)の立春までを寒中・寒の内と呼びます。寒中見舞いを出した
り、日本酒や味噌などの寒仕込みをしたり、寒稽古などが行われます。皆様は、
ご家庭で手前味噌を仕込んでいらっしゃいますでしょうか?旧暦では年の初め
から終わりに立春(新年立春・年内立春)があります。年によっては2回立春
があり、今年2017年はその年にあたります。また、立春がない年(盲年)と呼
ばれ、結婚には不向きという伝承があるようです。この時期の旬は、ブリ、本
マグロ、イワシ、いとより、ゆり根、ふきのとう、ゴボウ、ミカンなど。煮物
が美味しい時期ですね。蠟梅(ろうばい)、寒椿(かんつばき)、満作(まん
さく)などの草花も見ごろを迎えます。12月号のメルマガをお届けします。

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■コラム「勝利者の瞑想法」 (坂本知忠)
アートマン 魂 本当の自己とは何か

私達は皆、『なぜ自分という存在(肉体や意識)がここに居るのだろうか。』
あるいは『生きているという自分の根本的な仕組みが、何処から来て何処へ
行こうとしているのだろうか。』 と考えたことがあるのではないでしょう
か。つまり魂は存在するのか、生命は輪廻転生するのか、という形而上的問題
について考えたことがあると思います。私は長い間、魂の存在や輪廻転生につ
いて疑問に思っていましたが、身近にその問題を解りやすく教えてくれる人が
いなかったので、まったくの手探り状態で一人で探求していくしか方法はあり
ませんでした。

幸い現代は古今東西の宗教哲学や聖者の教えが書物になって沢山出版されてい
るので、疑問に思ったことをいろいろ比較検討することが出来ます。私はその
ような書物を数多く読んで、先人たちの教えを比較検討してきました。さらに
ジャイナ教僧侶の講話を聴き深く考察することを重ねて、だんだん魂について
理解を深めてきました。

魂とはなんでしょうか。魂の定義は『永遠で不変の実在』であるということで
す。私たちの生きているこの3次元+時間の物質世界は全てのものは変化して
しまうから、永遠で不変なものは存在しません。ですから魂はこの世の次元を
超越した、非物質のものだと考えられます。物質世界だけを論じようとすれば
、魂はどこにもないということが出来ます。BC8世紀ごろインドに現れた哲人
・ヤージュニヤヴァルキヤは、目には見えなくとも、この世のあらゆるものの
中にアートマン(魂)は浸透している。しかしアートマンである自己(認識主
体)は自己(認識対象の魂)を認識することはできない、と説きました。ヤー
ジュニヤヴァルキヤの説はその後のインド哲学思想の源流となったのです。

形而上的な論争を避けることの実用性と現実性を重視することから、仏教は非
物質的な考え方や魂・アートマンについて、言及を避けてきました。仏教では
魂を説明することもなく、魂についての定義もありません。しかし、仏教と同
じく古代インドに起こった宗教のジャイナ教やヴェーダンタ哲学は魂について
詳しく説明し定義しています。ヴェーダンタ哲学はヒンドウ教の拠り所となっ
ている古代インドの哲学です。魂について深く知りたいと思うなら、ジャイナ
教やヴェーダンタ哲学を勉強するしかありません。

魂を信ずる人達は、世界を物質だけの世界とは見ていません。私たちの存在を
物質やエネルギーだけでなく、非物質的なものを含めて重層的な存在であると
見ています。つまり身体とは肉体だけでなく、肉体よりも微細な物質の電磁気
的なエネルギー体があり、その奥にデーターベースになっている最微細物質が
関与した原因体があり、最奥に非物質の魂であるアートマンが存在していると
見ています。

多重的な身体の見方はさまざまなバリエーションがありますが、概ね3つの身
体と魂の4層構造になっているというのが、ジャイナ教とヴェーダンタ哲学で
共通の見方です。

ヴェーダンタ哲学では1.肉体をストゥーラ・シャリーラ(粗雑な体)、2.生命
エネルギーと感覚と心、知性、記憶で構成された精妙な体をスークシュマ・シ
ャリーラ、3.自我意識の体であり原因の体であるカーラナ・シャリーラ、4.ア
ートマン・魂、に分類します。  

ジャイナ教では1.肉体 2.電磁気体であるテジャス・シャリーラ 3.原因体で
あるカルマ・シャリーラ(純粋なる魂にカルマ的物質が付着して構成された体)
4.純粋なる魂・ドラビア・アートマン に分けて考えます。

このように比較してみると、身体の考え方や魂についての考えがジャイナ教哲
学とヴェーダンタ哲学では共通していることがわかります。

魂は非物質であることが共通した概念です。非物質的なものの特徴として魂を
定義付ければ、始まりもなければ終わりもない、無始無終である。成長もなけ
れば衰退もない、永遠不変である。何時でも何処にでも有り、全てのものの中
にあまねく充満していて、偏在遍満である。時間や空間、次元を越えていて無
限のものであると言えます。

一方、魂でない物質的なものの特徴は、始まりがあり終わりがあって、変化す
るものである。成長もあり衰退もある、一時的で有限なものである。時間と空
間に制限されていて、同じ時間に一つのものが別々の場所で存在することは出
来ない。魂以外の3つの身体は一時的で変化してしまう無常なものであると言
うことができます。諸行無常とは物質世界に適用される真理であって、魂には
適用できません。

非物質である魂がどうして生命をもち身体を持つようになったのか、ジャイナ
教は次のように説明しています。本来純粋なる魂であるドラヴィア・アートマ
ンが、ここにも有る、あそこにも有ると偏在している微細な原因物質であるカ
ルマと結びつくことで、汚染された魂・パーヴァ・アートマンになる。パーヴ
ァ・アートマンは輪廻する魂であり、輪廻する魂のことを称してジーヴァとい
う。地球だけでなく宇宙には沢山の生命体が存在していると考えられるが、そ
の生命体の基礎は汚染された魂のパーヴァ・アートマンである。生命体が魂の
汚れ(パーヴァアートマンについたカルマの汚れ)を払しょくして純粋になれ
ば(ドラヴィア・アートマンに戻れば)輪廻転生しなくなる。それが解脱であ
りモークシャという。全ての生き物たちの長い旅路の最終目的地はモークシャ
になることであり、モークシャになることが人間として生まれた理想である。
モークシャのことを全知全能、完全なる自由、無限の愛と至福の状態という。

仏教ではモークシャ・解脱・もう生まれない死なない、ことをニルバーナ・
涅槃寂静という。ニルヴァーナーとは吹き消してなにも残らない深い沈黙の
世界、無の状態である。全知全能とか至福の状態はないとする仏教の考え方は、
虚無的で暗く無気力になる恐れがあるように私には思える。

ヴェーダンタ哲学では魂の2面性をシッダ・アートマンとジーヴァアートマン
に分けて考えている。シッダ・アートマンは唯一の神であり普遍的な梵である。
これをブラフマンという。シッダ・アートマンから分かれた小さな分身のよう
な個我が迷いのうちに、自分の真実の姿を見失っている状態が我々生き物であ
り人間である。迷いの状態にあるジーヴァ・アートマン(個我)が迷いがなく
なり、実は自分はシッダ・アートマン(真我)なのだと解ることが梵我一如で
、神との合一であり、解脱であり、このことをカイヴァリアという。

輪廻転生、因果律、魂の法則を解りやすく合理的に説いているのはジャイナ教
哲学だと思うようになってきた。魂にどうして汚れが付くのか、それは心に思
い、考え、行為したからである。思い考え行為したことが魂に物質的な汚れの
カルマ惹きつけて付着する。そのカルマが原因となって我々に様々な結果をも
たらす。我々が今このような場所、このような姿、境遇に存在し幸不幸を受け
取っている原因の根本は、魂に着いたカルマの汚れや、汚れによって傾向づけ
られたサンスカーラという力が作用しているのである。私たちはカルマに縛ら
れ操られている限り真の自由はない。我々はカルマにコントロールされ奴隷に
なっているようなものだ。魂の汚れを取り除き、純粋なる魂になるのがジャイ
ナ教の修行であり、プレクシャ・メディテーションの目指すところである。そ
れが究極の自己コントロール法である。

魂の汚れとは、例えれば汚れた水のようなものである。水はH2Oで水素原子2個
と酸素原子1個が結びついて出来ている。水素はこの世(宇宙)で一番質量の
多い物質である。酸素は三番目に質量が多いことから宇宙には広く水が普遍的
に存在していると考えられる。水は非常に優れた溶解力を持つので、いろいろ
な物質を取り込むことが出来る。地球の自然環境の中で水は完全に純粋な形で
ほとんど存在しない。雲や渓流も何らかの形でミネラルなどを含んでいる。純
粋な水は工業的に人工で作り出すことが出来る。私たちが飲んでいる飲み物は
さまざまな種類があるけれど、その飲み物は実は全て汚染された水なのである。
お酒はお酒になる成分が汚染物質となって溶け込んだ水なのだ。牛乳も牛乳と
いう汚染物質が溶け込んだ水であり、味噌汁も味噌や他の具材によって汚染さ
れた水である。コーヒーも爽健美茶もビールもオレンジジュースも皆、我々が
飲み物として摂取しているものは汚染された水といってよい。水の中に溶け込
んだ汚染物質が飲み物の個性になっている。同じように普遍的な魂の中にいろ
いろな種類のカルマの汚れがついて輪廻する生き物、人間一人一人の個性にな
っている。汚れが違うから違う形で存在しているのである。

飲み物から汚染物質を取り除けばH2O、純粋な水になる。同じように魂から汚
染物質であるさまざまなカルマを取り除けば純粋なる魂・ドラヴィア・アー
トマンになる。それがモークシャであり全ての人間に課せられた最終目標で
ある。魂を純粋にすることは大変な努力と困難を要するが、より良い魂、よ
り良い個性と人格、より幸せになることは今日からできる。それには、プレ
クシャ・メディテーションを継続し、日常生活を通じて因果律を信じ、真の
カルマヨガを行うことである。それが自由という事であり自己責任であり、
自己の内に神を見ることであり愛という。

ヤージュニヤヴァルキヤや8世紀ごろインドで不二一元論を提唱したシャン
カラは認識主体は認識対象にはなりえないと説いた。しかしジャイナ教では
自己(魂)を知覚の対象としている。優れたメディテーターは深い瞑想の中
で魂をじかに知ることが出来るとしている。これが、ジャイナ教哲学の神髄
である。

プレクシャ・メディテーションの始めに 『サンピッカエー  アッパーガ
ー マッパエー ナム』『魂を通して魂を見てください。そして本当の自分
を見てください。』 と唱えるのは魂を認識、知覚の対象としているからで
ある。

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■2月開講 プレクシャ・メディテーション 指導士養成講座レベル1のご案内
プレクシャ・メディテーション指導士養成講座 レベル1の講座になります。
単発受講OK、初心者でも参加できます。レベル2まで受けた方も復習も兼ねて
ご参加ください。

日時:毎週木曜日 19時~20時30分
受講料:2,000円/回
場所:池袋駅西口 平舎hiraya(豊島区西池袋5-12-3)
*池袋駅西口 八千代銀行西口支店を左に入り一本目を右に入り、突き当たり

プログラム:
第1回   2月8日  講義:瞑想とは何か どのように行うのか
実習:カーヨウッサグ 
第2回   2月15日 講義:カーヨウッサグの理論
実習:カーヨウッサグ
第3回   2月22日 講義:アンタール・ヤートラの理論
実習:アンタール・ヤートラ
第4回   3月1日  講義:ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点
実習:アンタール・ヤートラ 
第5回   3月8日  講義:シュヴァーサ・プレクシャの理論
実習:シュヴァーサ・プレクシャ 
第6回   3月15日  講義:呼吸法とプラーナヤーマについて
実習:プラーナ・サンチャラニー・ムドラ
第7回   3月22日  講義:マントラを唱える意味
実習:スマブリッテイ・シュヴァーサ・プレクシャ
第8回   3月29日 講義;身体の宗教哲学的意味
実習:シャリーラ・プレクシャ
第9回   4月5日  講義:肉体、電磁気体、カルマ体、魂について
実習:シャリーラ・プレクシャ

※   4月12日    講師海外旅行のため休講
※   4月19日   講師海外旅行のため休講

第10回   4月26日 講義:8つの主要なケンドラについて
実習:ジョーテイ・ケンドラ・プレクシャ

第11回   5月10日 講義:4ステップ瞑想の組み合わせ時間配分について
実習:4ステップ瞑想

第12回   5月17日 特別瞑想 1.5時間連続瞑想
(マントラメディテーションと4ステップ瞑想)

*プログラムの都合により変更になることがあります。

問い合わせ先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長 坂本 知忠
Email-tomotada@jcom.zaq.ne.jp TEL-090-8844-4009

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■2017年レベル2終了と2018年2月レベル1スタート!
12月14日は18時から瞑想をして、近くの本場インド料理と創作料理を出して
くれるレストランにて忘年会を行いました。

ワインも入ってみなさんそれぞれ話が弾み、日頃瞑想が終わってすぐに解散
になってしまうため、合宿以外で交流を温めるにはとてもいい機会でした。

レベル2は14日で終了しましたが、次回は2月8日(木)から指導者養成講座
レベル1がスタートします。

今回レベル2から参加された方々は、レベル1を受講希望の方が多く、どうぞ
瞑想を始めてみようと思われる方は、指導者を目指さなくとも、いい機会で
すので2月からのクラスをお勧めします。

なお、2018年度協会員の募集を行います。

すでに準指導士を取得された方や現在プレクシャを学んでいらっしゃる方は、
協会員になられることをお薦めします。

2018年4月~2019年3月までの年会費は2000円です。
詳細は追ってお知らせいたしますのでよろしくお願いいたします。

文責:伊東真知子
⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*

<編集後記>
~プレクシャ忘年会に参加してきました~(七林秀郷)

12月14日に開催されましたプレクシャ・メディテーションの忘年会に参加
してきました。メルマガを担当させて頂いてから初の忘年会。初めてお会い
する方もいらっしゃい、忘年会前の瞑想から参加されている方々と一緒に
今年の振り返りと来年の抱負を語り合いました。瞑想と冥想の意味を理解
されている方々との食事会は雰囲気が良く、お互いの話に耳を傾け、互い
を尊重しあう温かみのある場となりました。

来年からは本メルマガの過去のシリーズをわかりやすく閲覧できるように
整えてまいります。2月からはプレクシャ・メディテーションのレベル1
が再びスタートします。是非お楽しみになさってください。

今年も有難うございました。

年明けから新しい動きが出てまいります「[プレクシャ・メディテーション]
-勝利者の瞑想法」メルマガを、来年も宜しくお願い致します。

良いお年をお迎えください。
⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*⌒*

下記Facebookページでも随時、ご案内いたしますので、この機会に各
グループに参加申請ください。

プレクシャ・コミュニティ 
https://www.facebook.com/groups/465120036943301/?fref=ts

プレクシャ・メディテーション
https://www.facebook.com/groups/276947325739512/?fref=ts

日本プレクシャ・ディヤーナ協会
https://www.facebook.com/jp.preksha/?fref=ts

(メールマガジン編集・発行責任者:七林秀郷)

お気軽にメールマガジンの感想や、プレクシャや瞑想についてのご質問、
ご自身のプレクシャ体験談などメールにてお寄せください。協会のプログ
やSNSに掲載いたします。

メールアドレス:japan@preksha.com

■メルマガの配信停止は以下のページからお願いします■
http://www.mag2.com/m/0001262370.html

過去に配信したメルマガは下記URLから読むことができます。
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過去に掲載したコラムとエッセイは、協会ブログにも掲載しております。
http://prekshajapan.blogspot.jp/

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発行:日本プレクシャ・ディヤーナ協会
ホームページ http://jp.preksha.com/
ブログページ http://prekshajapan.blogspot.com/
Copyright (C) 2010-2017 Preksha Dhyana Association of Japan.
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