日刊株式投資情報新聞

【日刊株式投資情報新聞】日経平均は2月以来の下げ幅1000円台となり1年3ヵ月ぶりに2万円を割る

カテゴリー: 2018年12月25日
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■■   日刊株式投資情報新聞(日本インタビュ新聞社提供)
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■■               2018年12月25日(火)
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★☆★ 日経平均は2月以来の下げ幅1000円台となり1年3ヵ月ぶりに2万円を割る
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■【株式市場】

◆ 12月25日後場の東京株式市場は、正午頃に上海株式の下げ幅が2%台に拡大と伝わり、日経平均も前引けの水準(1018円74銭安の1万9147円45銭)をやや上回る水準で始まったまま一進一退を続けた。日経平均構成銘柄をみると、花王<4452>(東1)や資生堂<4911>(東1)などは持ち直し傾向となったが、ソフトバンクグループ<9984>(東1)はジリ安気味。
 結局、日経平均は今年・2018年2月6日(1071円84銭安)以来の下げ幅千円台となり、17年9月以来1年3ヵ月ぶりに2万円の大台を割った。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅安となった。

 東証1部上場2131銘柄のうち、値上がり銘柄数は27銘柄(前引けは21銘柄)。一方、値下がり銘柄数は2096銘柄(同2106銘柄)となり、(上場銘柄のうち98%が下げた。また、東証マザーズ市場は275銘柄のうち、値上がり銘柄数が16銘柄(同13銘柄)、値下がり銘柄数は256銘柄(同257銘柄)となった。

 後場は、引き続きジェネレーションパス<3195>(東マ)は業績の大幅な回復傾向が注目し直されて急伸したまま推移。ブロードバンドタワー<3776>(JQS)は情報漏洩対策ソフト開発などのベンチャー企業の子会社化が注目されて高い。

 25日、新規上場のリンク<4428>(東マ)は113時36分に公開価格3580円の2.1倍の7620円で初値をつけ、高値は8890円、終値は8060円。同じく新規上場のベルトラ<7048>(東マ)は朝9時53分に公開価格384円を33.9%上回る514円で初値をつけ、ほどなく535円まで上げたが、あとは売り買い交錯を続けて終値は498円となった。

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   業績&株価分析
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■AMBITIONは売られ過ぎ感、19年6月期増収増益予想

 AMBITION<3300>(東マ)は、マンションサブリースと投資用マンション開発・販売を主力として、東京23区中心に不動産関連事業を展開している。成長戦略としてサブリース管理戸数を拡大するとともに、ITを活用した「不動産テック企業」を目指している。
 19年6月期は管理戸数の着実な伸長やマンション引き渡し戸数の増加で増収増益予想である。好業績が期待される。株価は地合い悪も影響して年初来安値に接近したが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。

■東京23区中心の不動産コミュニティーデベロッパー

 東京23区中心の不動産コミュニティーデベロッパーである。マンションサブリースのプロパティマネジメント事業、および投資用マンション開発・販売のインベスト事業(17年10月子会社化したヴェリタス・インベストメント)を主力として、賃貸仲介、少額短期保険、民泊などの不動産関連事業も展開している。

 18年6月期のセグメント別営業利益構成比(連結調整前)は、プロパティマネジメント事業45%、賃貸仲介事業5%、インベスト事業51%、その他マイナス1%だった。

 プロパティマネジメント事業は、不動産所有者から家賃保証付きで借り上げた物件を一般消費者に賃貸するサブリース(転貸)が主力である。東京23区中心に1人暮らし・DINKS向け分譲仕様のハイクオリティ・デザイナーズマンションを対象物件としている。
 19年6月期第1四半期末時点の総管理戸数は前年比12.4%増の1万7578戸、このうちサブリース管理戸数は8.0%増の9631戸となった。サブリース管理物件の8割強が東京都内に分布している。入居率は1.44ポイント上昇して95.24%となり、高水準を維持している。

 インベスト事業の子会社化ヴェリタス・インベストメントは、都内プレミアムエリア(目黒区、渋谷区、新宿区、港区、品川区、中央区)を中心に、新築投資用マンションの開発・販売を展開している。分譲仕様のハイクオリティ・デザイナーズマンションが特徴である。

 なお収益面の特性として、入社・転勤等の転居シーズンとなる3月を含む第3四半期(1~3月)の構成比が高い季節要因があり、インベスト事業における引き渡し戸数・時期によって期間損益が変動する可能性がある。

■管理戸数拡大とIT活用による「不動産テック企業」目指す

 長期ビジョンの目標に売上高1000億円、営業利益100億円(18年6月期実績売上高232億78百万円、営業利益11億41百万円)を掲げ、成長戦略としてサブリース管理戸数を拡大するとともに、ITを活用した「不動産テック企業」を目指している。

 プロパティマネジメント事業は、子会社化ヴェリタス・インベストメントの開発・販売物件も含めて、物件の適正な価値評価を行いつつ管理戸数拡大を推進する。外国人の流入や法人顧客の社宅などのニーズに対応し、19年4月からの新在留資格運用に伴って外国人入居者受け入れ態勢を強化する。また外出先からでも家電操作できる最新IoT機器「VERIOT」などのサービス提供で物件差別化も推進する。

 さらに顧客満足度アップ、営業強化、自社管理物件のIoT化に向けて、PCやスマホを利用した重要事項説明、サイシード社およびコムデザイン社と連携したチャットツールやAIの活用、ナビック社との資本業務提携によるWi-Fiセキュリティサービスなども推進している。

 民泊関連では、近未来のIoT空間が楽しめる体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」の展開を計画している。

 M&A・アライアンス戦略では、18年4月アクセルラボとIoTサービス共同開発で合意、18年5月RPAテクノロジーズと業務提携して不動産業界の業務効率化を支援するRPA事業に参入、18年10月ビューティ関連サービスのM.I.Tホールディングスに資本参加、18年11月不動産管理会社向け募集支援・業務改善システムのGood不動産と業務提携した。12月20日には不動産向けシステム開発のPC-DOCTORSの子会社化を発表した。

■19年6月期増収増益予想

 19年6月期連結業績予想は売上高が18年6月期比20.7%増の280億85百万円、営業利益が13.9%増の13億円、経常利益が7.0%増の10億88百万円、純利益が6.1%増の6億48百万円としている。管理戸数の着実な伸長やマンション引き渡し戸数の増加で増収増益予想である。配当予想は18年6月期と同額の年間16円50銭(期末一括)で、予想配当性向は17.3%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比90.7%増の63億20百万円、営業利益が2億72百万円(前年同期は50百万円の赤字)、経常利益が2億28百万円(同53百万円の赤字)、純利益が1億28百万円(同41百万円の赤字)だった。管理戸数が着実に伸長し、17年10月子会社化したヴェリタス・インベストメントも寄与して大幅増収となり、各利益とも黒字化した。

 プロパティマネジメント事業は、売上高が18.1%増の33億17百万円で、営業利益が2.2倍の2億09百万円だった。管理戸数が着実に伸長し、入居率も高水準だった。賃貸仲介事業は競争激化で売上高が0.4%増の1億86百万円にとどまり、営業利益が17百万円の赤字だった。インベスト事業は、売上高が27億74百万円(前年同期は3億08百万円)で、営業利益が4億12百万円(同11百万円)だった。物件売却は69件増の83件だった。

 第1四半期の進捗率は、通期予想に対して売上高22.5%、営業利益20.9%と低水準だが、第2四半期累計に対しては売上高51.7%、営業利益87.5%と高水準である。第3四半期の構成比が高い季節要因のため下期偏重の計画である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価(18年4月26日付で株式2分割)は12月21日に783円まで下押す場面があった。地合い悪も影響して18年2月の年初来安値720円に接近したが、売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。
 12月21日の終値は819円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS95円36銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円50銭で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS279円10銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約56億円である。

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●[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
 http://kabu-ir.com/category/20186867-1.html

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   銘柄フラッシュ
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■ジェネレーションパスが急伸し錢高組が再び上げる

 12月25日は、日経平均が1万9155円74銭(1010円45銭安)となり、年2月6日の1071円84銭安以来の下げ幅1000円台となり、17年9月以来、1年3ヵ月ぶりに2万円の大台を割った。

 中で、錢高組<1811>(東1)が5.1%高となって東証1部の値上がり率1位となり大きく反発。大阪本社の建設株とあって大阪万博に向けた期待が再燃したとの見方。

 養命酒製造<2540>(東1)は3.4%高となり、NY株安など外部要因の影響を相対的に受けにくい銘柄との見方。

 JFEシステムズ<4832>(東2)はJFEエンジニアリング(非上場)は瀬戸内地方としては初の官民連携による地域新電力会社「福山未来エナジー株式会社」を12月25日付で設立したとの発表などが注目されて15.5%高と急反発。大丸エナウィン<9818>(東2)は今3月期の利益が16年3月期の最高益に迫る見通しなどが見直されたようで大幅反発。

 ジェネレーションパス<3195>(東マ)は業績の大幅な回復傾向が注目し直されたとの見方で24.5%高と急伸し高値に接近。EDULAB(エデュラボ)<4427>(東マ)は上場2日になり、小学校の英語の必修化、2020年の東京オリンピック・パラリンピックやに向けて英語などの語学学習需要が高まるとの期待と好業績が注目されて後場一段と伸びてストップ高の18.8%高。HEROZ<4382>(東マ)は12月31日の株式2分割が注目されて7.0%高。

 日本エマージェンシーアシスタンス<6063>(JQS)は日本での高度医療や健康診断の受診を希望する外国人に一連のコーディネートサービスを提供するなどしており、訪日外国人数の増加は材料ぬなるとの見方で8.0%高。ブロードバンドタワー<3776>(JQS)は情報漏洩対策ソフト開発などのベンチャー企業の子会社化が注目されて6.4%高となった。

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