日刊株式投資情報新聞

【日刊株式投資情報新聞】後場一段安となり日経平均は一時704円安まで下押して年初来の安値を更新

カテゴリー: 2018年12月20日
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■■   日刊株式投資情報新聞(日本インタビュ新聞社提供)
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■■               2018年12月20日(木)
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★☆★ 後場一段安となり日経平均は一時704円安まで下押して年初来の安値を更新
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■【株式市場】

◆日経平均は2万392円58銭(595円34銭安)、TOPIXは1517.16ポイント(38.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億2122万株

■東証1部2130銘柄のうち、値上がり銘柄数はわずか3%の74銘柄にとどまる

 12月20日後場の東京株式市場は、日経平均が一段安となり、14時過ぎには704円99銭安(2万282円93銭)まで急落。3月につけた年初来の安値(ザラ場ベースで2万347円49銭、終値ベースで2万617円86銭)を割り込んだ。
 正午前に日銀の金融政策決定会合の結果が伝えられ、為替がやや円高方向に振れたため、トヨタ自動車<7203>(東1)が前引けの水準より一段安で始まるなどして全体のムードが冷え込み、株価指数の先物にヘッジ売りがかさんで次第安となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅安。ただ、マザーズ指数だけは10月の安値を割らずに踏みとどまった。

 上場2日目のソフトバンク<9434>(東1)は前日比変わらずの水準を出没した末に小反発。スターティアHD<3393>(東1)と夢真HD<2362>(JQS)は自社株買いが好感されて高い。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は東大との提携が好感されて高い。

 20日新規上場となったAmidAホールディングス<7671>(東マ)は9時9分に公開価格1460円を6.3%上回る1552円で初値がつき、直後に1560円まで上げたが、あとは後場も売買交錯となり大引けは1342円。同じくAmazia(アメイジア)<4424>(東マ)は10時3分に公開価格1320円を33.0%上回る1756円で初値をつけ、ほどなく2078円まで上げた。後場は売買交錯となり、終値は1880円となった。

 東証1部の出来高概算は18億2122万株(前引けは7億8768万株)、売買代金は増勢となり3兆44億円(1兆2774億円)。1部上場2130銘柄のうち、値上がり銘柄数はわずか3%の74銘柄(同172銘柄)、値下がり銘柄数は96%に達する2047銘柄(同1921銘柄)。

 また、東証33業種別指数は、電力・ガス1業種が値上がりし(前引けは石油・石炭、鉱業、電力・ガスの3業種が値上がり)、大方の業種が値下がりした。(HC)

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   業績&株価分析
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■夢真ホールディングスは反発期待、19年9月期大幅増益予想で自己株式取得発表

 夢真ホールディングス<2362>(JQ)は建設技術者派遣事業や製造・IT業界向けエンジニア派遣事業などを展開している。需要が高水準に推移して19年9月期も大幅増収増益予想である。12月19日には自己株式取得を発表した。
 なお19年1月31日付で夢テクノロジー<2458>を完全子会社化する。株価は軟調展開だが、自己株式取得も評価して反発を期待したい。

■建設技術者派遣事業を主力にエンジニア派遣事業も展開

 建設技術者派遣事業を主力として、連結子会社夢テクノロジー<2458>の製造・IT業界向けエンジニア派遣事業、その他事業(人材紹介、フィリピン現地人材への日本語教育、ベトナム現地人材の採用支援、ITエンジニア育成など)も展開している。18年10月にはグループ合計の稼働技術者数が7000人を突破、夢テクノロジーの在籍外国人エンジニア数が200名を突破した。

 経営リソースを成長セグメントに集中し、管理機能や人的資源の有効活用を図るためグループ再編も進めている。
 17年12月連結子会社Keepdataの株式を譲渡した一方で、夢真テクノロジーがエンジニア派遣のクルンテープを子会社化、18年8月夢テクノロジーが夢エデュケーションを吸収合併、18年10月子会社の夢ソリューションズを吸収合併、フィリピンのP4U社を子会社化、ITエンジニア派遣のネプラスを子会社化、建機・液晶設計の三立機械設計を子会社化した。

 なお19年1月31日付で夢テクノロジー<2458>を完全子会社化する。グループ成長戦略として、エンジニア分野の採用やM&Aを加速する。夢テクノロジーは19年1月28日付で上場廃止となる。

■19年9月期大幅増収増益予想

 19年9月期の連結業績予想は、売上高が18年9月期比23.7%増の500億円、営業利益が15.7%増の60億円、経常利益が21.4%増の60億円、純利益が12.8%増の41億円としている。配当予想は18年9月期と同額の年間35円(第2四半期末15円、期末20円)としている。予想配当性向は63.7%となる。

 需要が高水準に推移し、派遣単価上昇も寄与して大幅増収増益予想である。セグメント別計画は、建設技術者派遣事業の売上高が21.6%増の360億円、営業利益が20.5%増の60億円、採用人数が2800人、期末在籍人数が5900人、エンジニア派遣事業の売上高が25.2%増の130億円、営業利益が0億円、採用人数が1800人、期末在籍人数が3400人としている。その他事業では外国人活用ビジネスをスタートする。

 月次速報によると、18年11月のグループ合計稼働人数は前年同月比26.7%増の7321人(建設技術者派遣事業が4826人、エンジニア派遣事業が2495人)と順調に推移している。19年9月期も好業績が期待される。

■21年9月期営業利益100億円目標

 新中期経営計画(19年9月期~21年9月期)では21年9月期売上高762億円、営業利益100億円、純利益68億円を目標に掲げている。セグメント別には建設技術者派遣の売上高580億円、営業利益80億円、期末技術者数7800人、エンジニア派遣の売上高250億円、営業利益18億円、期末技術者数5500人としている。
 株主還元策は18年9月期以降、1株当たり配当額35円以上を維持する。ROEは30%以上を目指す。さらに東証1部への市場変更を目指すとしている。

■株主優待制度は9月末の株主対象

 株主優待制度は毎年9月30日時点の3単元(300株)以上保有株主を対象として、18年9月末から導入した。保有株式数に応じて贈呈されるポイントを、特設サイト内の商品・サービスと交換する。ポイントは次年度に繰り越すことができ、最大2年間有効である。

■株価は反発期待

 12月19日に自己株式取得(上限270万株・20億円、取得期間18年12月20日~19年6月19日)を発表した。

 株価は12月19日に748円まで下押す場面があった。年初来安値更新して軟調展開だが、自己株式取得も評価して反発を期待したい。12月19日の終値は767円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS54円98銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間35円で算出)は約4.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS172円61銭で算出)は約4.4倍、時価総額は約572億円である。

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●[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
 http://kabu-ir.com/category/20186867-1.html

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   編集長の視点
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■TDSEは18日に上場、AI関連で今期営業大幅増益見込

 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>(東マ)は、12月18日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「新しい価値を創造し、変化をもたらす次世代のチャレンジャー」という経営ビジョンのもと、データサイエンスで、ビジョン策定、データ分析・最適化、AIを活用した運用しくみづくり、分析活用基盤の構築など、データ分析・活用を軸に顧客のニーズや課題にあったサービスを提供している。

 具体的には、データ経営コンサルティング・解析支援、データ活用人材教育・組織組成支援、デジタル戦略システム構築サービスなどを行う「ビックデータ・AIソリューションサービス」と同社独自AI製品「scorobo」シリーズや他社AI製品などの販売による「AI製品等によるロイヤリティサービス」の提供を行っている。

 今2019年3月期第2四半期業績実績は、売上高6億4400万円、営業利益7800万円、経常利益1億0100万円、純利益6400万円に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高13億5100万円(前期比32.6%増)、営業利益1億5100万円(同2.6倍)、経常利益1億6000万円(同55.8%増)、純利益1億0500万円(同40.2%増)を見込む。
 上場で調達した資金はシステム開発や、コンサルティング業務の社員研修などに充てる。年間配当予想は、未定(同期末一括5円)している。なお、本年11月6日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っている。

 株価は、上場初日18日に公開価格3200円を98.4%上回る6350円で初値をつけ、同日安値5630円と下げて、19日に7680円ストップ高と買われている。AI関連で今期営業大幅増益の好業績が見込まれており、高人気となっている。テーマに乗っており、短期的にも年末ラリーの候補として上値追い姿勢を強める可能性大だろう。

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【どう見るこの相場】相場展望
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