日刊株式投資情報新聞

【日刊株式投資情報新聞】材料株が強く日経平均は大引けまで高いまま値を保ち反発

カテゴリー: 2018年12月17日
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■■   日刊株式投資情報新聞(日本インタビュ新聞社提供)
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■■               2018年12月17日(月)
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★☆★ 材料株が強く日経平均は大引けまで高いまま値を保ち反発
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■【株式市場】

◆日経平均は2万1506円88銭(132円05銭高)、TOPIXは1594.20ポイント(2.04ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億6210万株

 12月17日後場の東京株式市場は、円相場が日本時間の18日から始まる米国の金融政策会合(FOMC)を待つ雰囲気で小動きとなり、前場の高値を上回った銘柄はキッコーマン<2801>(東1)や明治ホールディングス<2269>(東1)など少数の印象。日経平均は前引け(188円44銭高の2万1563円27銭)とほぼ同水準で始まり、大引けまで小動きを続けて前週末比小反発となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が一段ジリ高傾向になり、前週後半から週末にかけて中国資本の取り入れ観測や一部事業の売却観測などが出たため思惑買いが強いとされて活況高。
JESCOホールディングス<1434>(東2)は携帯通信会社の基地局工事が増加するとの期待があるようで2日連続大きく上げ、ジェネレーションパス<3195>(東マ)は10月決算の営業利益11倍などと急回復が注目されて朝からストップ高。ベルグアース<1383>(JQS)は10月決算の黒字転換と今期大幅拡大の見通しが注目されて朝方ストップ高のあとも大活況。

12月17日、新規上場となったグッドライフ<2970>(JQS)は9時39分に公開価格1600円を21.9%上回る1951円で初値がつき、直後に1963円まで上げ、後場は一進一退のまま大引けは1727円となった。また、ツクイスタッフ<7045>(JQS)は10時43分に公開価格2630円を53%上回る4030円で初値がつき、高値は後場の4325円、大引けは4200円。

 東証1部の出来高概算は13億6210万株(前引けは7億781万株)、売買代金は2兆651万株(同1兆110億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は648(同799)銘柄、値下がり銘柄数は1420(同1245)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、陸運、不動産、保険、建設、空運、ゴム製品、証券・商品先物、小売り、などとなった。

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   業績&株価分析
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■ラクーンホールディングスは戻り高値圏、19年4月期2桁増益予想で上振れ余地

 ラクーンホールディングス<3031>(東1)は、企業間ECサイトのスーパーデリバリー運営を主力として、EC事業およびフィナンシャル事業を展開している。利用企業数が増加基調で19年4月期2桁増益予想である。第2四半期累計が順調であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。株価は戻り高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。

■企業間ECサイト「スーパーデリバリー」運営が主力

 ラクーンが18年11月1日付で持株会社に移行して商号変更した。アパレル・雑貨分野の企業間(BtoB)電子商取引(EC)スーパーデリバリー運営を主力として、クラウド受発注システムのCOREC(コレック)事業、BtoB掛売り・決済業務代行サービスのPaid(ペイド)事業、売掛債権保証事業など周辺領域へ事業を拡大している。

 スーパーデリバリーは出展企業と会員小売店の増加に伴って月額課金システム利用料売上が積み上がるストック型収益構造である。また越境ECサービス「SD export」も展開している。Paid事業では18年8月GMOペイメントゲートウェイ<3769>と業務提携している。

 持株会社への移行に伴い、19年4月期からセグメント区分をEC事業(スーパーデリバリーとCOREC)およびフィナンシャル事業(Paid事業、保証事業)とした。19年4月期第2四半期累計のセグメント別売上高構成比はEC事業63%、フィナンシャル事業37%、営業利益構成比(連結調整前)はEC事業81%、フィナンシャル事業19%だった。

 グループ経営戦略として既存事業の成長スピード加速、M&Aの実施、新規事業の創出を推進する。経営目標値としては、早期にEBITDA10億円(18年4月期実績5.2億円)の達成を目指すとしている。12月6日には家賃保証サービスのALEMOを子会社化すると発表した。

■利用企業数増加基調

 19年4月期第2四半期末時点におけるスーパーデリバリー会員小売店数は18年4月期末比1万4341店舗増増加の11万1541店舗、出展企業数は88社増加の1360社、商材掲載数は8万2663点増加の79万4296点となった。

 Paid事業はサービス改良によって業種・業態を問わず、あらゆるBtoB向けサービスへの導入やFinTech分野への展開も推進している。19年4月期第2四半期末時点における加盟企業数は3100社を突破した。グループ内含む取扱高は前年同期比18.2%増加の108億28百万円となった。また保証事業の保証残高は18年4月期末比14.0%増の190億54百万円となった。

■19年4月期2桁増益予想

 19年4月期の連結業績予想は、売上高が18年4月期比6.4%増の27億09百万円、営業利益が17.2%増の5億13百万円、経常利益が17.7%増の5億08百万円、純利益が16.6%増の3億30百万円としている。配当予想は未定としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比9.1%増の13億51百万円、営業利益が27.6%増の2億70百万円、経常利益が28.2%増の2億67百万円、純利益が30.2%増の1億82百万円だった。EBITDAは23.0%増の3億10百万円だった。EC事業が堅調に推移し、フィナンシャル事業が大幅伸長した。

 EC事業は1.9%増収で6.8%営業増益だった。スーパーデリバリー流通額は国内が1.7%減少したが、海外が49.6%増と伸長し、全体では3.9%増加した。フィナンシャル事業は18.8%増収で71.4%営業増益だった。Paid稼働加盟企業数の増加に伴って取扱高増加ペースが上昇した。

 通期ベースでも、EC事業、フィナンシャル事業とも伸長して増収・2桁増益予想である。各サービス利用者の稼働率向上、リピート率の向上、利用単価の向上を図る方針だ。第2四半期累計の進捗率は売上高49.9%、営業利益52.8%と順調である。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は戻り高値圏

 なおM&Aおよび資本・業務提携の資金調達として18年8月、第三者割当による第5回・第6回新株予約権(行使価額固定型)および第7回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行している。

 株価は戻り高値圏だ。12月3日に709円まで上伸した。その後一旦反落したが素早く切り返しの動きを強めている。12月14日の終値は665円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS18円53銭で算出)は約36倍、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS119円67銭で算出)は約5.6倍、時価総額は約125億円である。上値を試す展開を期待したい。

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●[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
 http://kabu-ir.com/category/20186867-1.html

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   編集長の視点
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■リンクアンドモチベーションは調整一巡期待、18年12月期増収増益・増配予想

 リンクアンドモチベーション<2170>(東1)は、従業員のモチベーションにフォーカスした経営コンサルティング会社である。18年12月期増収増益・増配予想である。そして19年12月期も収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して反発を期待したい。

■従業員のモチベーションにフォーカスしたコンサルティング会社

 組織・人事分野中心に、従業員のモチベーションにフォーカスした経営コンサルティング会社である。

 事業区分は、コンサル・アウトソース事業およびイベント・メディア事業の組織開発Div、キャリアスクール事業および学習塾事業の個人開発Div、ALT(小中高校の外国語指導講師)配置事業および人材紹介・派遣事業のマッチングDiv、そして資金と組織の両面からベンチャー企業をサポートするベンチャー・インキュベーションとしている。

■18年12月期増収増益・増配予想、19年12月期も収益拡大基調

 18年12月期連結業績(IFRS)予想については、売上収益が17年12月期比10.3%増の407億円、営業利益が22.4%増の41億20百万円、親会社所有者帰属当期利益が20.0%増の25億30百万円としている。配当予想は60銭増配の年間6円80銭(四半期配当)としている。

 第3四半期累計は、売上収益が前年同期比10.8%増収、営業利益が30.0%増益、親会社所有者帰属利益が30.2%増益だった。組織開発Divが15.4%増収、個人開発Divが12.3%増収、マッチングDivが5.4%増収と順調に伸長した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高73.4%、営業利益73.8%と順調である。通期も好業績が期待される。そして19年12月期も収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡期待

 株価は戻り高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して反発を期待したい。12月14日の終値は920円、今期予想連結PERは約38倍、時価総額は約1040億円である。 

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【どう見るこの相場】相場展望
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