中学・高校生になってもやめない!思春期ピアノレッスンサポートメルマガ

もし、ピアノを専門にやりたくなったら・・・

カテゴリー: 2013年01月23日
こんにちは。愛知県あま市のピアノ教室「ぴあのすく~るSan's」の中塚です。
このメルマガでは、「中学・高校に入ってもピアノを続けたい」みなさん、
「受験などがあるけれど、ピアノを続けていけるのかしら」と疑問を持つ
親御さん、また、「中・高生になってもレッスンを続ける生徒が増えてほしい」
とお悩みのピアノの先生に、読んで元気になる記事をお届けしたいと思っています。

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今回は
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┃ 両立させるためのレッスン   ┃ 
┃   専門の道へ進むために   ┃ 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━


となります。

前回は、部活動や受験塾と両立させるための、いわば「ピアノを趣味で続けていくための」
方法論をお話しました。

今回は、ピアノを続けてきた生徒が憧れる「音大への道」についてのお話です。

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私自身の話をすると、実は高校受験の際に一旦、「ピアノを追求する道」を諦めています。
中学生くらいだと周りの状況が見えてくることもありますし、元々はまったく別の進路を希望していた
から、という理由もありました。

高校から音楽科、あるいは音大付属高へ進むということは、慎重に考えなければならないと思います。
他の例えば商業科、工業科、また最近は総合科など、普通科以外の学科の場合もそうですが、
高校の時点で専門分野の入門について学ぶ授業を受けます。
今の中・高生の親世代の方は、「大学進学するなら普通科へ」と言われてきたことと思いますが、
最近は少子化や個性的な学生を取りたいという大学の思惑もあり、普通科以外でも大学進学をする
ケースは多々あります。

ですが、数学の例をとってみると、普通科で行っている数2・3などを受けず、工業数学があったり、
簿記や福祉系の授業などを受けて単位をとっているので、一般入試で不利になることもあるようです。


実技授業が多い音楽・美術といった学科の場合は、これが顕著にあらわれます。
普通科から音大へ進むために課外レッスンを受けなければならないのと同様、音楽科から別の文系・理系の
大学へ進学する場合は入試パターンを考えないと難しいのです。

また、受験しても受かるかどうかという問題もあります。
具体的な学校名を出しますが、私が在住している愛知県の公立高音楽科、明和・菊里高校は、普通科も
進学率の高い上位校です。そのため、受験の際の内申点が低いようでは実技レベルが合格ラインであっても、
受からない、あるいは出願できないということも考えられます。
公立高音楽科を目指す場合は、学力も上げていかなければなりません。
私立高でも、併設の普通科の偏差値が高い学校の場合は同じような傾向があります。



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高校受験の際はあえて方向性を決めず、大学進学に的を絞って行動をする、ということも考えられます。
その際注意しなければならないことを挙げておきます。

・実技の練習に時間が取られることを考慮し、通学時間がかかったり補習が多い高校は避ける。
 帰宅が遅い場合家での練習時間も短くなってしまいます。体力的にきつい場合もありますので注意。

・入学時に音楽大学への受験希望がある場合は、早めに担任に伝えること。

 進路が早めに決まっている生徒に対しては、進路指導もそのような指導になるそうです。
 「音大に進みたいので受験に必要な課外での勉強が必要だから、補習は免除してほしい」
 と、はっきり言うくらいの覚悟を持ってください。
 (実際にそれで補習免除にはならないだろうとは思いますが)

・高校の先生は音大進学のヒントを持っていないため、ある程度自分で調べたり先生に尋ねる必要がある。

 自分が担任した生徒が音大に進んだ、という経験を持っている先生も少ないかと思います。
 (1クラスの半数以上が音大に進むということはありえない)そのため、大学の名前すらわからない、
 ということもあります。とにかく自力で何とかしなければいけないことも多いです。

・音大受験の指導ができる先生についていない場合は、早めに先生を変わる。また、ソルフェージュなど全く
 経験がない人はこれも早くから勉強を始めること。

 大手の教室で「音大受験科」などがある場合は、習っている先生に相談してみてください。もしコースがなくても、
 上級科担当で受験指導のできる先生をご存知だったり、ご自身が音大卒で恩師や在学中お世話になった先生に
 つてがある場合もあります。

・長時間拘束される部活はできないものと諦める。
 高校で部活をやりたい中学生も多いです。また、中学で吹奏楽を始めて、担当楽器で音大を目指したくなることも
 多々あります。
 でも部活としての吹奏楽の1パートとしての力と、ソロでも太刀打ちできるような技術力は別物です。
 音大受験のためにやらなければならない教則本も多く、実際部活をしている時間はないと言ってもいいのではないでしょうか。
 部活の中で自分の専攻楽器のトレーナーがいる学校はありません。卒業した先輩でもし、部内から音大へ進んだ方が
 いらっしゃるなら、具体的なお話をうかがったほうがよいです。
 
 ましてや、専門とは全く別のスポーツ系で練習や試合に長時間拘束される部活に入ることは、真剣に進路を考えて
 いないと思われても文句を言えないと思います。


・ピアノについて言えば、高校時代あまり練習できていなくても合格するのは、中学までの積み上げが出来ている人
 ピアノを副科にし、声楽や他の楽器などで受験する人。。
 あるいはソルフェージュや楽典に時間を取られないため、追い込みが可能な人。

 これは私の例ですが、私は中学までかなり熱心にピアノをやってきました。(高校が音楽科だった人に比べれば、
 勿論不足してはいましたが)また、ソルフェージュと楽典は小学生の頃からやっていたので、受験の際に全く苦労しなかった
 どころか、ほぼトップクラスの成績を取れていました。そのため、不足しているピアノに力を注ぐことができたのです。
 知り合いの「ぎりぎりで進路を決めた」人に聞いても、似たような傾向があるといっていました。


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親御さんの覚悟は「学費」ですね。
よく、「学費が高いので国公立で」という相談を見かけますが、国公立は数が少なく、レベルが高い傾向です。
また、国公立といってももともと音楽や美術系はその他の学部に比べて授業料は高いです。
人件費以上に楽器のメンテナンスや練習室の整備など、設備費などにお金がかかるからではないかと思います。


入学するまでにも、実技レッスン以外にソルフェージュや楽典のレッスン代や、先生が地元の方出ない場合の
交通費などの出費があります。
楽譜も安価で手に入りやすい全音版ではなく、原典版で何千円もします。
その他しきたりに厳しい先生についたときの心づけや、アップライトならグランドを買う、防音もする、
地元に音大がないとか、地元ではない音大に進学する場合は大学の学費以外に仕送りも必要です。
ピアノが置ける学生用下宿は家賃もそれなりです。
音楽学生は練習必須ですから、たとえ練習は学校でするにしても時間が限られていますし、勉強のための
リサイタルに行くチケットや楽譜、CD代などをバイトで稼ごうと思ってもなかなかバイトも少ないようです。

受験に関しては各大学特色もありますし、師事されている先生に相談し、受験方法についてもよく調べておかれると
よいかと思います。
正直、今は少子化なので、「選ばなければ」どこかの音大には入れるかもしれません。
でも、ちょっとピアノが好きだからだけで行くところではないし、勉強が出来ないのでピアノで、
というのもちょっと甘いかなと私は思います。やはり特殊な世界ではありますので、本人/ご両親ともに覚悟は
必要かと思います。


次回は、ピアノを続けてきた中高生に多く見られる悩み
「忙しくて練習できない・・・」
について、ピアノの先生からのアドバイスをお送りします。

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実は今回の内容はかなり執筆に苦労しました。
私は街のピアノ教師ですので、音大受験希望をする生徒を指導した経験が少ないのです。
具体的な方法論は受験対策をされる先生方がもっておられると思いますので、今回は
あくまでも「趣味でピアノを習っている子が音大受験を考えたら」という視点での
記事作りに絞りました。


年末に発行する予定が、遅れてしまったのはこういう理由からです。
お待たせしてしまい、ご心配をおかけしました。

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こちらもどうぞ!!
☆「今度は絶対!続けたいやりなおしピアノレッスンのコツ」
 http://www.mag2.com/m/0000264392.html


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好きならいいじゃん!! 中・高生のための、続けるピアノレッスン
☆発行者:中塚 三貴子(ぴあのすく~るSan's)
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