荒井千裕*音の綴り方

荒井千裕*音の綴り方 メルマガ第41号@簡単音楽史1

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             荒井 千裕#音の綴り方

                 香港発信

                                 第41号
                            2010年8月27日刊
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みなさま、おはようございます。
発刊人の荒井千裕です。

昨日は朝から師匠のレッスンを受け、私のモチベーションは更にアップ!
計測針が振り切れて壊れそうなほどにMAXです。

というわけで、昨夜は なかなか睡魔が襲ってこなくて、どんどん
お酒が進みました(汗)。


さて、ロマン派作品を演奏するにあたり、

「出す音」「出さない音」の打鍵の仕方について お話したいのですが、

「ロマン派って何?」

という お声が聞こえてきそうな気がしますので、

今日は その前にまず・・・


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@簡単音楽史@その1#バロック
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で ございます。


クラシック音楽の歴史を簡単にお話しましょう。

 
音楽史は、バロック期、クラシック(古典)期、ロマン期、

そして近代・現代期の4つに分けられます。


今日は、その中で時代が一番古い「バロック期」に ついて、です。

 
バロック期には、まだピアノはできておらず、チェンバロとか

クラヴィコード、オルガンで演奏していました。

 
クラシック期になってピアノができました。

とはいえ、今のものよりも鍵盤数が少なく、6オクターブほどしかありませんでした。

 
ロマン期になって、現在のピアノに近いものができました。

「ピアノ」が変わっていくことによって、表現方法にも幅ができ、

また、広い音域を使った演奏が可能になりました。

ペダルも自由に使えるようになりました。

 
近代・現代期とは、今現在も含まれており、作曲の方法もより自由で、

中には五線譜を使わないものもあります。
 

では、今日は その中の「バロック期」について。

 

*バロック期(1600~1750年)
 

今から約400年前の1600~1750年頃で、日本では「関が原の戦い」から元禄時代の頃です。
 
ヨーロッパでは王様の勢力が強く、日本でも幕府や大名の時代でした。
 

音楽自体は、もっと前から発達していましたが、鍵盤楽器が発達して、

音楽の記譜法や印刷の発達によって、作品が確実に残されるようになったのが、

この頃からです。

 
バロック以前の音楽は、教会音楽が中心に発達したものと、

民衆の間で発達した舞曲の2種類で音楽が成り立っていました。

 
まだ科学が発達していなかったこの頃は、神に対する信仰が深く、

天候や病気なども神に祈っていました。


その神への祈りの言葉に、だんだんイントネーションがつけられ、

それが次第にメロディーとなり、多声で歌うことにより和声や対位法が生まれました。


*「和声(わせい)」とは、和音の進行や、声部の導き方や組み方・

 コネクションの事を言います。

 英語では「Harmony」。


*「声部」とは、『パート』とも言いますが、合唱ならば、

 ソプラノ・アルト・テノール・バス

 と言う様に、音域の違う者(音)同士が同時に音楽を奏でる時に

 「この声部は」とか「外声は」「内声は」などと言います。


*「対位法」とは、異なる『声部』が存在する事から生まれた作曲技法です。

 幾つかある旋律を、それぞれは独立性を持ちながらも、それぞれを

 うまく融合させる技法の事を言います。




 
この頃、教会音楽と民衆の踊りや歌からなる音楽を結び付け、

そこに高い芸術性を持たせたのが、音楽の父と言われている

ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685~1750)です。

 
その頃の鍵盤楽器は、オルガンやクラヴィコード、チェンバロでした。

チェンバロは形はグランド・ピアノによく似ていますが、

白鍵と黒鍵が逆になっています。
 

15世紀に中近東からヨーロッパに伝わったサルテリーという楽器が起源で、

共鳴版の上に多数の弦を張って、その弦をツメではじくと音が出る仕組みになっています。
 

クラヴィコードは、小さな机のような形で、美しい絵が描かれており、

ふたを開けると、わずかに2オクターブほどの鍵盤がありました。

これは音が繊細で小さかったので、小さな部屋で使われました。

 
しかし、チェンバロよりは大きな音が出たので、このバロック時代に好まれたそうです。

とはいえ、ツンツンした音色で強弱をつけることもできず、

ピアノ(p)で表現したいところは音数を減らし、

フォルテ(f)で弾きたいところは反対に音数を増やす、という手法をとっていました。

 
また、クレッシェンドにしたいところは、そのフレーズに緊迫感を

持たせたり、音程の跳躍であらわしていました。

 
この時代の作曲家の筆頭は、なんと言ってもヨハン・セバスチャン・バッハです。

他には同じ1685年に同じドイツで生まれたヘンデル、

イタリアで生まれたスカルラッティがいます。


また、少し遅れてフランスのテレマン、クープランがいました。
 

歌が主役で、歌の前の脇役だったオルガンやチェンバロが、

即興的に演奏するようになって、だんだん独立した器楽曲となりました。


多くの曲は、舞曲として作られました。

メヌエット、ガボット、ジグなどで、それらを組み合わせた組曲が多く生まれました。

 
そういわけで、これらの時代の曲を今演奏するときには、

当時の楽器でどのように演奏していたのか?ということを考える、

想像することによって、表現の仕方にも違いがでてくるのではないでしょうか?
 
 

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今まで このメルマガに頂きましたメッセージを ご紹介
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2010/08/23号で お話した「ずれる!を矯正」という記事に対しても、

たくさんのメッセージを頂きました。

その中から幾つか ご紹介させて頂きますね。


#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#

私の場合も左右がきちんと合ってないことが多いようなので・・

ちゃんと聴けるようにならなければ!

左手を より意識して聴くと正確に合うようになるのですね!

気をつけて練習しようと思います。

→「左手を聴く」のか、それが「右手」なのかは、その曲・フレーズに

 よって異なりますが、一方の音と動きを常に聴き続け、

 もう一方の手の動きを必ず、先方の動きに「きっちりかっちり」

 合わせに行く!事を意識してくださいね。

*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*

右と左を合わすということ、大切でそして難しいことですよね。

今、「きらきら星変奏曲」を学習していますが、左手の16分音符に

乗っかって右手のメロディをいかに歌ってのせていくか…

歌いすぎたら左手とずれてしまうし、拍を合わせることにばかり

気をとられていても、味気ない感じがするし…。

モーツァルトの難しさを感じています。

→モーツァルトは古典派。

 演歌のように歌いすぎて右手と左手がずれる、という事は

 まず、考えられないと思います。

 では、どこでどうやって「歌う」のか?という事になりますね。

 基本は、拍頭は「きっちりと」左右を合わせる。

 ルバート(揺らす)ことなしに どうやって歌えるか?を

 考える必要があります。

 「きらきら星変奏曲」は、その名の通り、主題をどんどんと

 変奏させていく面白い作品です。

 各変奏ごとに主題の形が変化していきますね。

 それを生かす発音の仕方を考える事から、何通りもの

 歌い方が生まれると思います。

#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#*#

他にも この件について、頂いております。

みなさま、ありがとうございました。




今日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。


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筆:荒井千裕

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発行周期: ほぼ 平日刊 最新号:  2018/12/13 部数:  875部

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