ニュージーランド移住記録「西蘭花通信」

「西蘭花通信」~海外の日常に潜む危険~ Vol.0742

カテゴリー: 2018年06月12日
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「西蘭花通信」生活編 〜海外の日常に潜む危険〜   Vol.0742  
2018年6月12日
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22歳で海外に出て自然と身についた、「自分の身は自分で守る」という習慣。
日本にいても危ないことは多々あるでしょうが、海外では文化や習慣の違い
で想像もつかない事が起きたり、事情に疎い外国人ということで狙われるこ
ともあり、危機管理のレベルを引き上げざるをえません。比較的安全だった
台湾や香港でも、夜タクシーに乗ったときに行き先とは全く関係ない方向に
無言で走り出し、
「どこ行くのよ。停めなさいよ。停まらないとドア開けるわよ!」
と後部座席のドアを開けると訴えてクルマを停めさせ、難を逃れたことがあ
りました。台湾は30年以上前、香港は20年前の経験です。

フランスにいた時は友人と食事に行くと女友だちたちがハンドバックを床に
置き、バッグのストラップを自分が座っている椅子の脚のひとつに通して着
席するのを見て仰天しました。バッグを盗ろうと引っ張っても、椅子の脚を
通してあるので盗れないのです。マナーから言えば椅子に浅く腰かけて背も
たれとの間に置くべきなのでしょうが、それだと通りすがりの誰かにバッグ
を盗られてしまう危険がありました。そのまま逃走されたらクルマのカギご
と、つまりはクルマごと盗まれることになるので、着飾って美味しいお酒や
食事を楽しんでも、その辺は抜かりありませんでした。こうした一つ一つの
経験やさまざまな報道を通じて、危機管理の勘が鍛えられていったように思
います。

NZは普段の生活で危険を感じることはほとんどありませんが、3点だけは常に
気を付けています。一つはクルマを離れるときに座席に何も残さないことで
す。NZでは車上荒らしが多く、盗られたものよりもクルマの修理の方が頭の
痛い問題になることが多々あるようです。もう一つは夜9時以降の外出をでき
るだけ控えることです。平和でのんびりした昼の顔が、アルコールやドラッグ
でガラリと変わるのを実感するうち、クルマでない場合はもちろん、クルマ
での外出であっても9時以降は気を付けています。地方に行ったときも、不慣
れな上に人が少ないので夜は注意しています。

最後の一つは公衆トイレの利用です。移住してくるまでは外出中のトイレと
いえば、食事をしたカフェやレストラン、デパート、ショッピングモール、
ホテルなど人が大勢いる場所で特に危険を意識したことはありませんでした。
ところが、NZでは地元の小さなショッピングセンターや公園のトイレだと、
中にも周囲にも全く人がいないことがよくあります。人目のなさ、奥まった
場所、狭い入口と、狙う方には格好の条件を備えた場所に感じられ注意する
ようになりました。

移住後3年もしないうちに、生活圏のショッピングセンターでトイレに行こう
とし、不審な男性の不自然な動きを実際に経験してからは、特に注意するよう
になりました。この話はブログにしているので、よかったらご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/nzijukiroku-sailanbiyori/d/20070425
10年以上前に上げた記事なのにいまだに読まれており、「NZ、レイプ」で検索
すると引っかかるようです。注意喚起のつもりで書いたので参考になれば幸いです。

地方に旅行に出るとショッピングセンターすらない、小さな町が無数に広がる
NZ。長いドライブでは、どうしても公衆トイレに行くことが増えますが、街道
沿いの人やクルマの行き来が多数ある場所以外では、夫と私で交代に行くよう
にしています。ある地方の町に行ったとき、人気(ひとけ)のない公園のトイ
レを利用したことがありました。夫は近くに停めたクルマの中にいました。私が
入った後、どこからともなく若い男2人が現れ、男子トイレのある右側ではなく
女子トイレがある左側に向かったので、夫が慌ててクルマから出ると男たちは
男子トイレに立ち寄ることなく立ち去ったといいます。

5月末にハワイのホノルルにある公園のトイレで、日本人旅行者のカップルが暴
漢に襲われ、歯を折るなど大けがを負ったという報道に触れ愕然としました。
治療費は5万ドル(約550万円)に達したそうです。場所はワイキキとホノルルの
ダウンタウンの間にあるカカアコ地区、児童公園もある近隣公園です。行ったこと
はないものの、旅先ではよく歩いてまわる私たちには土地勘のある場所でした。

事件はまず、ご主人がトイレに入って殴られ、物音を聞きつけた奥さんが駆け
つけて首を絞められて気を失うという想像を絶する展開で、観光客が自由に楽
しく闊歩する楽園は被害者にとって一瞬にして地獄と化してしまいました。犯
人はトイレ内で麻薬を打っていたグループでたまたま現場を見られてしまった
ことで、逆上したようです。一歩間違えれば命の危険さえあったと思われ、背
筋が寒くなる思いでした。詳細はリンクをご覧ください。 
https://jp.sputniknews.com/incidents/201806034948965/

NZで気を付けていたことが、遠く離れていても私たちにはご縁浅からぬハワイで、
日本人観光客に起きたことは衝撃でした。今回のケースは不運としか言いようが
なく、気を付けていても避けようがなかったのかもしれませんが、安全そうに見
える日常にも常に危険が潜んでいることを改めて肝に銘じるような出来事でした。
そんな折に今度は新幹線での刃物男の殺傷事件。心がずしんと重くなるようでした。
犠牲者のご冥福と怪我をされた方々の1日も早い快復を祈ります。

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「マヨネーズ」
通常は「ネガティブな内容をメルマガにしなくても」という考え方ですが、さすが
にハワイの日本人観光客の事件は身につまされました。ハワイを知る人なら誰しも、
「まさか!」
と言葉を失ったのではないでしょうか。海外ではアルコールだけでなく、薬物がらみ
の事件や事故が多いのも特徴の一つです。自分は飲まず吸わずでも、巻き込まれて
しまうリスクがあります。今日もすれ違った人からタバコでも葉巻でもない臭いが・・・

西蘭みこと

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発行周期: 週2回 最新号:  2018/12/04 部数:  383部

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