ニュージーランド移住記録「西蘭花通信」

「西蘭花通信」~空の巣症候群になる前に~ Vol.0740

カテゴリー: 2018年05月21日
たびたびお邪魔します。
1週間に3回更新だなんて!
オークランドに雪が降る?!(笑)

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「西蘭花通信」経済・生活編 ~空の巣症候群になる前に~   Vol.0740  
2018年5月21日
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2017年に海外リゾート投資を始めたとき、
「なんでこんな急に?」
「どうしてハワイなの?今まで行ったことなかったんでしょう?」
と、周囲からは「なんで?」「どうして?」の質問攻めでした。
「行ったら夫婦で気に入っちゃって。海外からの投資が多い場所だから初めて
でも簡単そうだったし、たまたま気に入った物件にも出会たし~」
と、本心を語ってみても、みな懐疑的な視線(笑)唐突な行動の真意を測りか
ねていたようです。

ピンと来たら「すぐやる課」の2人ですが、初めて訪れた地でいきなり不動産投
資を決めたのは初めてでした。翌月には部屋番号まで指定して希望していた部
屋が1200分の1の確率で売りに出て、翌々月には最終手続きのために再びハワイ
に飛んでいました。その5ヵ月後にはオーストラリアのヌーサでもホテルの1室
を購入し、電光石火の海外進出となりました。

その間、自分でも「なんで?」「どうして?」と問いかけていました。
「こんなに急にローン残高を積み上げてもいいものなんだろうか?」
「金利上昇にどこまで耐えられるか?」
「ハワイはアメリカ。北朝鮮との地政学的リスクが高まったら?」(たった1年
前のことなのに隔世の感)
「予想収益は?為替見通しは?」
と考え出したら切りがないので、
「とにかくやってみよう!」
と腹をくくりました。

その過程の中で薄々感づいていたのが、
「私たちは育てるものを探してる!」
ということでした。次男・善(21歳)は私たちのハワイ滞在中に第一志望だっ
た監査法人から内定が出て、年末には大学卒業の見込みでした。社会人となっ
たら家を出ても不思議はありません。夫婦で話し合ったわけでもないのに、空
の巣症候群に備え、巣とともに心まで空になることがないように子どもに代わ
るものを本能的に探していたようです。

不動産投資は子育てに似ています。ローンの長さも、返済しながら物件を管理
していく過程も子育てのようで、ローンは間違いなく夫婦のかすがいです(笑)
2012年からスタートしたNZ国内での不動産投資は、短期的なキャピタルゲイン
狙いではなく、長期的なインカムゲインのためでした。そのせいか「資産価値
の維持や向上」という投資的観点より、もっと率直に「物件もテナントも大切
に」という純粋な想いが先に立ち、それもまた子育てのようでした。

2012年という年はまさに長男・温(24歳)が高校を卒業し、日本に進学した年
でした。学費と仕送りで出費がかさむのがわかっていながら、私たちはあえて
予定を繰り上げ、投資に乗り出しました。不動産ブームの入り口で、「このタ
イミングなら」という読みもありましたが、やはり長男に代わる育てるものが
ほしかったのだと思います。6月末にオークションで落札、
<http://www.sailanmikoto.com/mailmagazine/vol.0594.html>
7月に引渡し、9月21日には長男が日本へ。

しかし、この話には続きがありました。長男と付き添いで一緒に行った夫が旅
立って5日目のこと。スーパーで買い物をすると愕然とするほど量が少ないこと
に気付きました(当時の長男はベジタリアンだったので、買い物といえば豆腐
や葉物野菜を中心にものすごい量でした)。送り出すまでの猛烈な忙しさと緊
張が解け、夫もおらず、
「これから何をすればいいんだろう?」
と、思いがけなく感傷的になってつい目が潤みました。

家に帰ると留守電に伝言があり、電話を掛け直すと思ってみなかった話が!こ
こまでは当日のブログに書いていましたが、
<https://blog.goo.ne.jp/nzijukiroku-sailanbiyori/d/20120926>
その後の展開は機を逸してどこにも書いていませんでした。電話の主は以前一
度だけ会ったことのある非常に紳士的な初老のキウイ男性でした。
「家を売ろうと思って、君たちのことを思い出したんだ。この家に興味がある
と言ってたけど、今でもそうかい?まだ不動産屋とは話してないんだが・・・・」

仕事部屋で受話器を握りつつ棒立ちになりながら、
「これは運命。偶然ではない。」
と思いました。ブログにも書いたように、チャンスとは浅薄な人知など軽々と
超え、明後日の方角から突然目の前にやってくるもの。それをつかむか見送る
かは自分次第です。
「ぜひ購入させていただきたいので、不動産屋と話すのは待ってもらえません
か?今、夫が日本に行っていて留守ですが数日で戻るので、改めてご相談でき
ないでしょうか?」

「これから何をすればいいんだろう?」と思ってから1時間もしないうちに、銀
行との交渉などしなければならないことが山積みになり、私たちは奔走し始め
ました。長男と入れ違いに新たな「子ども」がやってきたのです。キウイ紳士
は売却した後も転居先を決めるまでテナントとして残ってくれ、私たちには引
渡し当日から家賃が入ってくるという、双方にとって非常に好都合な取引にな
りました。

長男が巣立ったタイミングでの「キウイの子」。次男が社会人になるタイミン
グでの「ハワイの子」「ヌーサの子」、そして今月新たに加わった「アデレー
ドの子」。
<http://www.sailanmikoto.com/mailmagazine/vol.0739.html>
「世の中に偶然というものはない」と信じ、NZ移住後の生活を通じて、
「あるがままに身を任せていれば、必要なものは手に入る」
ということに何度も出くわしてきた私ですら、驚く巡りあわせ。自分が何を必
要としているのかに気付く前に、与えられていました。これからも「子どもた
ち」を慈しみ、その恩恵を人とも分かち合って大切にしていきたいと思います。

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「必要以上に求めないこと」 
「分かち合うこと」
「運命を信じること」

西蘭みこと

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