ニュージーランド移住記録「西蘭花通信」

「西蘭花通信」~ブルースプリング・レポートVol.40:ミレニアル世代の五里雲中~

カテゴリー: 2018年02月06日
大ボケで書いたのに配信し忘れていた、1月6日号を1ヵ月遅れで配信します。
ホームページやブログには掲載済みでしたが、大変失礼しました。
<http://www.sailanmikoto.com/mailmagazine/vol.0735.html>

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「西蘭花通信」生活編 ~ブルースプリング・レポートVol.40:ミレニアル世
代の五里雲中~   Vol.0735  2018年1月6日
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息子たちの青春の記録として2009年8月から長男・温(23歳)の物語として不定
期で書き始めた、ブルースプリング・レポート。
<http://www.sailanmikoto.com/mailmagazine/mailmagazine2009.html>
2017年で次男・善(20歳)も大学を卒業し、「青春っていつまで?」という時
期に差し掛かってきましたが(笑)、まだ続けようと思います。ここからは子
育て中の親という当事者ではなく、子どもたちが自力で人生を切り開いていく
のを特等席で観ている傍観者です。

元旦に名古屋の長男と話しました。温は2017年9月に海外からの留学生プログラ
ムであるG30(文科省が推進する「グローバル30」通称「G30」、正式名称「国
際化拠点整備事業」)で名古屋大学を卒業しました。卒業に際しては大学から
「就職しろ」プレッシャーが相当あったようですが、本人にはその気が毛頭な
く、そのままフリーランサーに。在学中から自営業者としてさまざまな仕事を
請け負い納税もしていたので、その延長というわけです。

親が学業を終えた昭和は、よほどの事情がない限り卒業と同時に誰もが就職し
ていく時代でした。就職が難しい年は「氷河期」と言われ、就職できないのは
新卒者本人の問題ではなく、新規雇用を作り出せない企業や景気サイクルのせ
いとされました。一流企業を、それがダメなら少しでも名の知れた企業への就
職を目指して周囲が奔走している中、私は留学を目指し、卒業後はとっとと海
外に出てしまいました。4年後に卒業した夫も、「職場が海外の仕事」という条
件で就活し、卒業と同時に海外へ。そして2人とも今に至る(笑)

こんな両親ですから、子どもに「就職しなさい。少しでも有名な企業に入りな
さい」など百歩譲っても言うわけがなく、「好きなことをしなさい」と言い続
けてきました。息子たちもその辺はとことん心得ており、好きなことに邁進し
てきました。その中で経験を積み、知り合いや仲間を作り、アイデアを実現す
る方法やキャッシュフローの大切さを知り、仕事の王道とは努力や信頼によっ
てできるもので、抜け道はないことを理解したようです。

「今はなにしてるの?」
名古屋に留学し始めた頃は頻繁に話していたのですが、去年は数回だったか。
本人の状況は急速に変わっており、毎回の電話は近況を訊ねるところから始ま
ります。その答えは往々にして想像もつかないものであり、話についていくの
が精一杯です。契約によっては2、3ヵ月で終了していく仕事も多く、今は学業
という制約がないので本当に好きなことができ、多方面に触手を伸ばしている
よう。

その中で目新しかったのが、インバウンド事業です。とどまるところを知らな
い訪日外国人旅行者の伸び。海外生まれの温には外国人たちが日本で直面する
不便や問題が手に取るようにわかり、それがビジネスチャンスに映るようです。
「日本のベジタリアンてなんちゃってが多いから、肉が入ってないだけだった
りするんだよね。ベジタリアン・ラーメンのスープが豚骨だったり。豚を食べ
ちゃいけない人には大問題だよ。」
言われてみれば確かにそう。ムスリムや一部のユダヤ教徒には「知らなかった」
では済まされない問題です。

こうした不便や問題を内外のさまざまな国籍・民族の友人たちとビジネスに変
えていき、マネタイズして軌道に乗せていこうという計画。話を聞いているだ
けでも面白ろそうな企画が目白押しでした。温の趣味や興味とは全然関係ない
友人筋の企画、男性で日本人の温には全く関係のない、外国人の女友だちが困
っていた問題の企画など、ただただ
「へぇぇぇぇぇえ!!!」
と驚くような話が同時進行しているようです。

クラウドソーシングで縁もゆかりもなかった人たちと出会い、支払いはクラウ
ドファンディングというのもアリで、あれもクラウド、これもクラウドと、話
は五里霧中ならぬ五里雲中(笑) 進んで雲の中に入っていくミレニアル世代
にとり、問題こそチャンスであり、見えないことの「見える化」で付加価値を
付けていくよう。鍵は発想を得たときにどこまでリスクが取れて、迅速に実現
できる機動力があるかどうか。

仕事によっては利益は生まないものの将来の布石のために着手していくもの、
3日ぐらいで大卒初任給ほどになってしまうもの、3時間の仕事に往復3時間をか
けるもの、出張で泊り込みだったり、ゲームをしたり食事をしているのが仕事
の一環だったり(天職?)、まぁホントに次から次へとアイデアが湧き、思い
がけないところから声がかかったりするものです。友だちと飲んでいて隣のテ
ーブルにいた人から仕事の依頼があったりとか(笑)

この若さで夢中になれる「好きなこと」があるだけでも、幸せなこと。私の23
歳はフランス留学の資金を貯めるために、台湾で日本語教師やテレビ局のプロ
ダクションのバイトに明け暮れる日々でした。それなりに楽しかったけれど、
「好きなこと」よりも「必要なこと」でした(人生にはそれも大事ですが)。
社会に出たばかりの頃は若さゆえに、時間だけは途方もなくあるように感じた
ものですが、同じ時間は2度とはなく24歳も一度きり。「今できることを楽しむ」
http://blog.goo.ne.jp/nzijukiroku-sailanbiyori/d/20170705
というのも家訓のひとつ。好きなことを楽しみながら、親も子も前へ前へ。

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「マヨネーズ」

親と違って長男の趣味は広いです。過去のものも含めれば、親が知っているだ
けでもゲーム、ボーイスカウト、ラグビー、柔道、水中ホッケー、ヘビメタ、
ダイビング、釣り、サルサ、映画、旅行、料理といろいろあります。今でも時
間を見つけては料理教室に通っています。行ってみたら黒一点のこともあり、
年末は初めてのお節にも挑戦。なかなか立派な仕上がりでした。いつか息子の
手作りお節というものを、食べてみたいものです。

西蘭みこと

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発行周期: 週2回 最新号:  2018/12/04 部数:  383部

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