司法書士試験受験生へ☆江見務からの手紙

議員の不逮捕特権(その3)

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■今回のテーマ        議員の不逮捕特権(その3)

		       司法書士試験講師 江見務
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1.「院の許諾がある場合」には議員の逮捕も許されるのですが、

それでは院はその許諾に条件に条件や期限を付けることができる

のでしょうか。

古い話ですが、昭和29年に有田とかいう議員の逮捕許諾に際し、

衆議院が期限を付けて許諾したことが問題となりました。


2.これも50条不逮捕特権の趣旨から考えるのが妥当でしょう。


(1)これを議院の身体を不当な逮捕から守り、政治活動を

できなくするのを防ぐ趣旨だと考えれば、逮捕が正当である以上、

条件や期限を付すことはできないと考えることになるでしょう。


(2)これを議院の活動を守るためだと考えれば、院としては

逮捕によって議院の活動や運営が害されると判断すれば、

逮捕に期限や条件を付すことも許されると考えることに

なります。


(3)そして上記の事件につき東京地裁は、逮捕を正当として

許諾する以上、その期間を制限することは、許諾の本質を

無視した不法な措置であるといったのです

(東京地決S29.3.6)。


平成28年4月1日 江見 務



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