電験3種過去問の傾向と対策

サンプル誌

皆さん こんにちは 電験3種傾向と対策研究会です。
このメルマガでは電験3種で出題された過去の問題の解説をします。

電験三種は通称で、正式名を第三種電気主任技術者と言います。世の中には
いろいろな電気設備があります。その電気設備を安全にそして適切に取り扱
うためには専門的な知識が必要です。それゆえ、その知識があることを証明
し、電気設備を扱うための資格が「電気主任技術者」です。

この資格は国家資格であり必置資格です。つまり、発電所、変電所、ビルデ
ィング、工場、学校、スーパーマーケット、パチンコ屋をはじめとし、高圧
受電設備が設置されている場所には必ずこの資格を持った管理者を置かなけ
ればなりません。ただし、外部委託が可能な場合もあります。

電気主任技術者には第一種、第二種、第三種があります。それぞれ、取り扱
いのできる電圧の範囲が決まっています。第三種は6.6kVの高圧受電設備が
主な取り扱い設備です。6.6kVというのは街で見かける一般的な電線の電
圧です。一般家庭の場合、6.6kVから変圧器という機器で100Vに降圧(電圧
を低下させる)してから供給しています。これは各電力会社が管轄していま
す。

一方、大きなビルディング、工場など電気を大量に使う施設では6.6kVの電
圧をそのまま施設の中に引き込んでいます。そして、各自の受電設備を使っ
て、440V、220Vなど、電動機(モーター)や各機械設備に必要な電圧に降圧
(電圧を低下させる)して使っています。

各工場、ビルなどの施設では一般家庭と違って様々な電気の使い方をしてい
ます。そこで、各施設に適した電気の管理の仕方が求められます。それゆえ
、6.6kVの高圧で引き込み、その受電設備を電気主任技術者が管理するとい
う方法をとっています。

実際には、受電設備のほとんどは6.6kVの高圧受電設備であり、電験三種の
資格で取り扱う事ができます。電験二種の取り扱う特別高圧(66kVなど)は一
部の受電設備に限られます。

電験三種は50kV未満の電気工作物(出力5,000kW以上の発電所を除く)、
電験二種は170kV未満の電気工作物
電験一種はすべての電気工作物を扱う事ができます。

このための試験は毎年一回、(財)電気試験センターにより行われます。科目
は「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目です。受験資格はありません。
文科系の卒業者でも、外国籍の方でも受験ができます。各科目の合格ライン
は60点です。

科目合格制度もあります。3年以内に4科目を合格すれば良いことになってい
ます。4科目すべてを合格する割合は毎年約10%という難関です。

電験三種は認定校である大学工学部電気科、工業専門高等学校電気科、工業
高校電気科卒業で必要な単位を取得し、一定の期間の実務経験を積むことで
認定で取得する方法もあります。また、電験三種を取得後、一定の条件(電
圧、期間など)の実務経験を積むことで電験二種の免許を認定で取得する事
ができます。

電験三種を取得後5年間または電験二種を取得後4年間、電験一種の場合だと
3年間の実務経験を積むと、電気管理技術者の申請ができます。
経済産業省から認められると、電気管理技術者として活動ができるようにな
ります。個人で電気保安管理事務所を開設することが可能です。

この場合、高圧受電設備を設置している各工場、ビルなどから委託を受けて
電気設備の管理をすることになります。
収入はさまざまですが、数千万円/年の売上の方もいるようです。
電験三種、電験二種を取得すると他の資格を取得するときに有利になる場合
があります。

電験三種の場合、講習を受ける事により認定電気工事従事者免許を得られま
すし、5年間の実務経験を経ると第一種電気工事士免許が取得できます。

電験二種を取得すると、技術士試験において一次試験の共通科目が免除にな
りますし、弁理士試験において選択科目が免除になります。

今後、ますます電気エネルギーの重要性が増していきます。電気設備を管理
する事は現代生活を支える上で非常に重要です。そのためにも、電験三種の
取得は意味があるものとなっています。
来年の合格に向けてがんばりましょう。

ついでに読みたい

電験3種過去問の傾向と対策

発行周期:  ほぼ 週刊 最新号:  2019/03/17 部数:  629部

他のメルマガを読む