フロンティア総合研究所

2009/12/25 第2号【事業再生を真剣に考える経営者のためのメルマガ】

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    事業再生を真剣に考える経営者のためのメルマガ


 「資金繰りに行き詰ってきて、事業再生を考えている・・・」という経営者に
 向けて、有用な情報、知恵を発信していく、フロンティア総合研究所の所長、
 高橋洋臣が発行するメルマガです。

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    目次

 1.はじめに

 2.トピック
   「金融機関がサービサー(債権回収株式会社)への債権の大量安売りをやめた?!」

 3.経営者が金融機関と交渉するときに知っておきたいキーワード
   ~期限の利益~

 4.お知らせ

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 1.はじめに
    年の瀬も迫ってまいりました。
    「政権交代」を目玉にいろいろとあった1年です。
    景気の状況は相変わらず低調です。
    人間、暗いこと、悪いことばかり、考えていると、
    気分が本当に落ち込んでしまいます。
    お正月の間は、日頃のうさを忘れて、楽しむことがいいと思います。
    苦境から脱するためのパワーを充電するお正月休みを、是非お過ごしください。
  
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 2.金融機関がサービサー(債権回収株式会社)への債権の大量安売りをやめた?!

   今までのサービサー(債権回収株式会社)のイメージとは、
   以下のようなものではないでしょうか?
   サービサー(債権回収株式会社)とは金融機関で事故扱いとなった債権を、
   金融機関から安い金額で買い取り、この買い取った金額以上を回収して、
   利益を得ている。
   金融機関から債権の買取価格は百把ひとからげ、俗に言う、バルクセールが一般的。
   このときのサービサー(債権回収株式会社)の買取金額は、5%~10%だから、
   それに上乗せした金額で買い取ればいい。
   以上により、事業再生中の会社にとって、DPO、いわゆるディスカウント・ペイ・オフ、
   借入金の大幅カットができる。


   ところが、某都銀からビジネスローンを約5千万借入れ、
   残債が約3千万あるクライアントでの出来事。
   残債3千万について、某都銀との交渉は不調に終わり、
   残債3千万はサービサー(債権回収株式会社)に売却された。
   サービサー(債権回収株式会社)に経営者と同行して、初の面談に臨む。


   ここで、サービサー(債権回収株式会社)の担当者の対応がおかしい。
   「元金部分の割賦返済でどうでしょうか?」
   債権の買取価格の交渉だった思っていた私はこの言葉を聞いて、
   「え?」と思ってしまった。


   そこで、サービサー(債権回収株式会社)の担当者にいろいろと探りを入れてみた。
   すると、某都銀は継続している企業の債権を売るのに、百把ひとからげ、
   俗に言う、バルクセールはやってない。債権を個別に売っている。
   次に、継続している企業の債権は、安く売ってくれない。高値で売っている。


   この原因は、某都銀が昔に比べて、債権譲渡に臨む姿勢が厳しくなったことにある。
   某都銀も債権金額を売却価格と差額を損金算入できるからといって、
   損失を多く出せなくなった経営環境にあるらしい。


   このような状況で、サービサー(債権回収株式会社)に譲渡された債権。
   サービサー(債権回収株式会社)の担当者は、いくらで買ったか教えてくれない。
   しかし、私の予想からすると、残債約3千万の50~60%程度で買い取っている模様。


   事業再生における、サービサー(債権回収株式会社)を利用した借入金の大幅カット伝説?!
   それは、継続企業である以上、期待できないものになってしまった。


   これからの事業再生の手法に一石を投じる出来事である。
   サービサー(債権回収株式会社)を利用しても、借入金の大幅カットは望めない。
   借入金の何割かはカットできる程度だろう。
   今後、経営者は借入金の何割かカットできるだけでも十分と考えていかなければならない。


   ここで経営者は落ち込んではいけない。
   事業再生の局面でより重要となるのは、収益構造の改革である。
   事業再生で借入金をカットできたからいって、収益構造が現状のままでは、
   事業再生は成功しないのだから。
   私も改めてこのことを痛感する出来事であった。
 


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 3.経営者が金融機関と交渉するときに知っておきたいキーワード★★期限の利益★★

   「期限の利益」とは、期限が付されていることによって、当事者が受ける利益のこと。
   例えば、債務者が金融機関から借入を行っている場合、
   その債務の返済の期限が付されていることは、金融機関が担保権の実行を猶予していること、
   また、債務者の債務弁済の履行が猶予されることによって利益を受けていることになる。
   一方、債権者はその利益を与えている見返りに利息を受け取ることができる。 
   これを期限の利益という。 

   金融機関に借入金返済できなくなったときに、初めて知る用語。
   金融機関に融資の申し込むをしているときは、頭に残ってない。
   金融機関から届く内容証明郵便(別名「ラブレター」)に記載してある。
   「期限の利益を喪失しました」と記載。
   「自分は、一体なんの利益を喪失したのか?」
   なにも知らないと、ぼう然としてしまうお言葉。

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 4.お知らせ
  
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