知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第460号をお送りします!

■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━2019.1.13
「新フランチャイズ発想法」 第460号
発行者:竹村義宏事務所 HP:http://www.fc-takemura.com/
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今日もメルマガ開封ありがとうございます!



業界歴30年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏がフランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で9年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。

竹村のプロフィール
はこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。
【竹村の公式サイト】http://www.fc-takemura.com/



では、ここから本編です!

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1>今週のひとこと
2>NEWS&お知らせ
3>このFCニュースにひとこと!
▼業者告白! 「私が『串カツ田中』更衣室に盗撮カメラを仕掛けた理由」他
4<新コーナー>フランチャイズ〜これをやっちゃダメ!
▼第1回 × FC営業マンのスキルやモチベーションのUPの研修に金をかける
5>QAコーナー
▼林社長のコインランドリーの売上が心配です…
6>今週の赤ペンチェック
▼「ファミリーヒストリー」宮藤官九郎 & 篠田麻里子
7>編集後記
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1>【今週のひとこと】

厚生労働省の「毎月勤労統計」の不適切調査問題についてはヒドイ、ですね。これはミス、というより政府の統計数値というものが「ここまでいい加減に作られていた」ということを世に明らかにした感じなので、今後の影響力はかなりのもの、でしょう。
一昔前は、中国の経済統計、成長率に対して「あれは二重帳簿!国が出す数字がこれだから中国は全く信用できない」なんて非難していたわけですが、こんなことが起こっている、となると我が国のGDPの統計すら信用できないでしょう。もともとオカシイよ、と指摘し続けている専門家はいるわけで。

これもともとは昨年末の朝日新聞からのニュースですが、このタイミングでの発覚、報道は「消費増税前に政府として好景気に見せたかったわけだ」という見方は確実にされるので、10月の消費税増税のまたまた延期、に向けての流れととらえられますね。

さて、今週は多くの会社本格稼働開始の週、ということでWEBも含めた面談数も多かった印象。関わっている会社の新年会的な宴も2つほど。しかし5日行ったらもう三連休、ですか(笑)。そして今年のGWはほとんどの会社が10連休、らしいじゃないですか。サラリーマンってのは休みってのはどんどん増えますね。だから給料上がらなくても我慢する、という方が多いのは分かります。

金曜日にはフランチャイズ・チャンネルの今年はじめての撮影。その夜林さんと新春麻雀大会の予定があったようで、元マネーの虎、今就活の虎、モノリスの岩井良明社長もスタジオにお越しいただき、二本の収録。なんてったって前回YouTube初登場の回再生回数6.7万を記録!今回も面白いですよ。ご期待ください。






2.【NEWS&お知らせ】

▼今週のフランチャイズ・チャンネル

只今毎日更新中!今週はこの7本が公開!

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訪問マッサージのフランチャイズの2つの注意点!!vol.505
https://www.youtube.com/watch?v=3IAOXKvcuEo&t=177s

らあめん花月嵐のフランチャイズについて!!vol.506
https://www.youtube.com/watch?v=iloDHEhRtTg

らあめん花月嵐のフランチャイズ戦略とは!? vol.507
https://www.youtube.com/watch?v=xnQeCVJExNU&t=36s

最近増えてきた0次募集の広告について!!vol.508
https://www.youtube.com/watch?v=JrerlqDKQQU

0次募集の流行における懸念点とは!?vol.509
https://www.youtube.com/watch?v=G1--xjiKWAA&t=82s

フランチャイズチャンネルの反響報告!! vol.510
https://www.youtube.com/watch?v=B5qiqu1X_Vk&t=8s

高級「生」食パン専門店の乃が美について!!vol.511
https://www.youtube.com/watch?v=donhipdMJmM&t=88s
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vol.506、507で「らあめん花月嵐」について、動画でもチラッと触れましたが、ストックビジネスの第一人者としてベストセラーも出している大竹啓裕先生はもともと、「ラーメン花月嵐」本部の幹部メンバー。
こんな記事も書かれてて、この記事を読むと「ラーメン花月嵐」の戦略の考え方が分かります。

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ラーメンとストック思考の出会い〜大竹啓裕ブログ
https://otaketakahiro.com/archives/4232
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そしてvol.508、509で話した「0次募集」について。「流行ってきた」とまで言ったら少々言いすぎですが、把握しているだけでも5つの本部がこの表現を使ってます。私がやっている程度理解して「0次募集」をやっているな、というのが甘く見て1社、あとは全くの誤用です(笑)。
他の本部は「0次募集」=初期の限定募集という意味で使っており、今だから加盟金、ロイヤリティが有利、このチャンスを逃すな!なんて調子。立派なランディング・ページまでつくってバンバン広告してるんで、そんな募集の仕方じゃ、明らかに失敗します。
ゼロからFC本部を成功させるためのステップとして、正しく使えば成功確率を上げるやり方も、間違った使い方をすれば、それによって失敗する。これがまさに「FCは劇薬」ということ、です。





3>【このFCニュースにひとこと!】

このコーナーでは最近のFC関連のニュースについてズラッと並べ、竹村の私見でひとことコメント、ときには少し長く解説していきます。
ここで述べてる解説はあくまでも竹村の個人的な見解・意見です。



今週はまずこれから。
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業者告白! 「私が『串カツ田中』更衣室に盗撮カメラを仕掛けた理由」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190111-00554833-shincho-soci
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設置業者、の話が出ていてリアル。これは完全に盗撮目的での設置が判明したわけで加盟会社は言い訳できない感じ。ネットでは「盗撮田中」なんてワードも拡がっているようで、本部としては加盟店に対して損害賠償請求も選択肢、か。



あと、この記事、取材記事なので読み応えあり。
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FC本部と加盟店のトラブル多発!泣き寝入りするオーナーの窮状
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190108-00190209-diamond-bus_all
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最初に紹介されているような事例はFCトラブルの典型的なケースで、騙すほうが悪いし、騙される方もバカだし、ということ。ただ、悪をとっちめ、バカを守る消費者保護的な法律をつくるというのは、根本的な解決にはならない。ドを超えた悪徳本部は退場するとは思うが。



次、これもFC加盟者の悩み、【東京新聞の悩みの小部屋】から。
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<法律お助け隊 坂本雅弥弁護士> フランチャイズ本部が更新拒絶
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/nayaminokobeya/CK2019010502000179.html
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本部としてはFC継続を認めない、というケースでこの揉め事も少なくない。



セブン-イレブンの半期決算数字。細かく出てます。
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セブン-イレブン/3~11月、増収もチャージ減額で営業利益1.1%減
https://www.ryutsuu.biz/store/l011048.html
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既存店は客数減も何とか売上増。本部の決算より既存店の客数、売上の↑↓が大事。



コンビニ関連ではこの記事も。
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2019年のコンビニ業界、大手3チェーンを中心に生存競争がし烈に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190105-00010000-nissyoku-ind
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ローソンに何か起死回生策があるのか?



そして、明光。
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明光ネットワークジャパンの18年9~11月期、純利益14%増2億6100万円 
https://www.nikkei.com/article/DGXLRST0458566Q9A110C1000000/
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下降を続けるフランチャイズ教室の数字(教室数。生徒数)は底をうたない感じ。まだ減る。



そして、「フランチャイズ比較ネット」秋山社長のインタビュー。
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いじめられっ子、高卒パチプロの経験で学んだ「半身ずらし」経営術 ベーシック代表取締役 秋山勝氏/前編
https://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/270964/121700008/
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極端すぎる話も多いが面白かった(笑)。



そして、
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焼肉ライクと幸楽苑が共同店舗
https://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/190110500056.html
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「焼肉ライク」はダイニングイノベーション、牛角創業者の西山さんの会社。「幸楽苑」が当初予定していた「いきなりステーキ」への業態転換計画を、何に振り替えていくか、は興味アリ。



そして、78歳、未だ現役の藤田さんのインタビュー。
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FC加盟店の拡大に力 フジタコーポレーション・藤田博章社長
https://www.tomamin.co.jp/feature/2019kei/1535/
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「昨年12月には焼き肉店「牛角」をFC加盟して札幌市と江別市に3店出店できた。」 なんて話があってビックリ。






4.【<新コーナー>フランチャイズコレをやっちゃダメ!】

新コーナーです。フランチャイズは誤解だらけの業界です。加盟募集をしているFC本部自体がフランチャイズの本質、仕組みを誤解しており、そこに加盟検討の段階からフランチャイズに加盟することを誤解している加盟者が加盟していく。
そんなことがアチコチで起こってます。



<第1回>(FC本部のコレをやっちゃダメ!)

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× FC営業マンのスキルやモチベーションのUPの研修に金をかける。

◎ 全くの無駄。社長主催の既存店の業績向上プロジェクトを立ち上げ営業マンを参加させる。
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とある中堅FC本部(買い取り系)の本部取締役の方から、こんなお電話を頂きました。社長から来期の目標としてFCリクルート(FC開発)部門の強化を最重要課題とされており、営業研修の予算を大きくとっている、営業力強化といってもFC営業は他の営業とは少し違うので、どのような営業研修が有効か、という相談でした。
取締役として検討している幾つかの研修のリストをいただきましたが、それは伝説のセールスマン研修といっても保険営業だったり、営業マンのモチベーション強化の研修と題した単なる自己啓発、内省系のものだったり。

正直、この中でどれが良いか、と言われれば選べないわけではないが、考え方が少々間違っているのでは、と答えました。ストレートに言えば今のFC営業部隊に、この手の研修を行っても効果は上がらない、会社としてはお金の無駄遣いになりますよ、ということです。
社長はFCの営業マンのセールス力が弱すぎるのでそこを改善して加盟を増やそう、と考えているのだと思います。営業系の社長だと、なんでも売ってくるのが営業マンであり、そのマインドとスキルがウチの社員には足りてない、だから外部研修という考えなのだと思います。

ただ、それは間違いです。このFCは毎年30程度の新規加盟があるが、20程度が辞めていく、という状況なのです。30入って10続けば良い、と考えているとしたら、そこが問題なのです。

このような状況で営業マンの実績が上がらないのは、営業マンのスキルの問題ではなく、売ってる「FCそのもの」の問題なのです。例えて言えばこの本部のFC営業マンは、あまり面白くない演劇のチケットを売っているようなものなのです。
自分たちもあまり面白くないと思ってる劇のチケットをこころの中で首をひねりながら、でも仕事だから仕方ない、と思って頑張ってセールスしてるわけです。

社長には「順番が違う」と伝えなければなりません。まずは加盟した方の成功確率を上げて、既存店の業績の向上、これを最大目標とするプロジェクトを立ち上げる。ここに目標を設定し、社を上げての再優先事項として取り組む。そこに営業のメンバーも入れていかに加盟した人に成功してもらうか、についてアイデアを、施策を出させる。
これが先、です。ここをしっかりやって30入ってやめる数が15、10、5と減っていく、長くやっている既存店の業績が上向く。それができてから、営業マンの教育、なのです。






5.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から読者の皆様にシェアして役立つというものを選び、質問に回答していきます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。

このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。
info@fc-takemura.com



あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。
www.fc-takemura.com



それでは今週の質問、です。



林社長のコインランドリーの売上が心配です…
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Q.フランチャイズ・チャンネルのファンです。あえて聞きますが、林社長のコインランドリーの店の売上の悪さをあえて公開し続けるのはどうなんでしょうか?確かに興味深く来月はどうなるのか、と気になりますが、やはりあれではmammaciaoの業績にはマイナスに響くのではないでしょか?
売上が伸びて儲かってきたらまた報告します!などと一旦シリーズを終了する、という方法もあるのでは?という提案です。

愛知県Hさん
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A.ご意見ありがとうございます。もちろん、林社長、mammaciao本部のの三原社長とも話合いの上、全てオープンに公開していこう、という方針で今後も月1回の業績報告を動画で公開していくつもりです。
もちろん、Hさんの指摘される、この数字を見てコインランドリーに取り組もうと思っていた方が、開業について慎重になる、何人かは開業を諦めるという選択をする方もいると思います。それを織り込んで、それでも「全てオープンに公開していく」方が長期的にはmammaciaoにもプラスに働く、と考えているのです。

まず現状ですが、6月末の開業から半年、で12月の売上は30数万、です。開業時からは倍以上にはなってきています。正直、30万の売上というのはそこまで悪いものではありません。半年で30万程度の売上というのはコインランドリーがブームになる一昔前なら、なかなか順調、とも言える数字です。
ただ、林さんのやった店は工事、設備などの初期投資が通常の店の1.5倍かかっているため、借り入れが多く、その返済分を含めると損益分岐点が60万を超えるので、30万の売上ではまだ30万の赤字、ということです。

この状況をどう捉えるか、ですね。毎月30万の赤字?とんでもない失敗じゃないか!!!と思われる方が多いのかもしれませんが、私の考えではそれは少々違う、んですね。

もちろん、良い売上げとは言えません。先に検討した京都の木津川の店舗(本部としては一押しだったが遠すぎるので断念)でやっていれば、この3倍の売上があったわけですから、それと比べればハズレを引いた、という見方もされるでしょう。

ただ、私としては、こうも考えるわけです。もし林さんが京都の物件でやって、大成功です!という動画を毎月業績報告し続けたらどうでしょう?コインランドリーってやっぱりスゴイ儲かるんだ!というニュースにはなると思いますが、一方で「そりゃ林さんには儲かる物件を紹介するに決まってるじゃん!」と思う人は多いでしょうし、「仲間ウチで儲けてる」んだから、「宣伝じゃん」どころか、「ヤラセじゃん」とか言ってくる人もいたのではないか、と思うわけです。
確かに、動画で実況中継をしていくこと前提での加盟なわけですから、mammaciaoとしては絶対に失敗しない、超絶に儲かる物件を紹介する、のが当然でしょう。しかし、そうではない、裏で何のインチキ(笑)もしていない、普通に加盟するのと同じようにリスクをとって加盟した、ということが、まさに証明できていると思うわけです。
だから「フランチャイズ実際にやってみた企画」としての価値が大いにある、わけです。「全てオープンに公開していこう」という考え方を第一優先しようという、そのココロをお分かりいただけるでしょうか。

そして、もっと思考の幅を拡げるかたちで、「長期的にはmammaciaoのプラスになる」という話をしましょう。普通に考えるとなかなか気づかない、逆説的メリットがあり、実はここが大事、なのです。
逆説的メリット、それは、林さんの店の売上が当初の予定より低かったという事実を知ることにより、「コインランドリーを甘い商売として勘違いして加盟する人が減る」ということです。
林さんが京都の店舗で開店して、「コインランドリーちょろい!何もしないで毎月これだけ残ってます!」なんて動画をUPし続けたら、またまた勘違いして「コインランドリーは金だけ出せば簡単に儲かる!」と勘違いする輩が増えてしまったはず、です。

私としては、そうならなかった、その逆になったことはmammaciaoにとって、コインランドリー業界にとって長期的にみれば良い方向に動く、と考えています。

昨今のコインランドリー投資ブームによって、甘く考えて開業する人が増えました。それはかなり長期的に見ればかなりマズイ状況なのです。簡単に儲かると思って入った人はちょっと売上見込が違えば、どうなってるの?と文句を言います。街中にそんなオーナーが経営するコインランドリーばかりになってしまうのでは?というのは個人的には危惧していたところです。

コインランドリーというのは、そもそも、そこまで儲かるものではないのです。最初は10万/月程度の売上から、それでも少しづつでも確実に売上は右肩上がりで上がっていく。細く長く儲ける投資、なのです。
私が三原さんのmanmaciaoを最初に手伝ったのは7年前です。コインランドリーが投資として注目される前。その当時は「コインランドリーはあまり儲からないこそ堅い商売である」というのが私のトーク、でした。細く長続く商売だからこその安定性がウリだったのです。
商売としてあまり儲からない、人気がないから取り組む人が少ない、だから地味に長く儲けることができたのがコインランドリーという商売だったのです。もちろん、当時から開業当初から50万/月行く店や1年で月商80万になる店もありましたが、それは立地と物件が大当たりした一握りの店だったわけです。

なので、半年で30万/月の売上の林さんの店舗の数字は、良くはないですが危機的なものではありません。自然にこのまま徐々に上がっていき1年、1年半と時間をかけて赤字幅が減り、そこから少しづつ回収していくわけですから。
そして返済が終われば月に何十万も残る、そこから10年も20年も機械が稼ぎ続けるわけです。

10年後に何もしないで何十万も入ってくる、って言われても最初の1年、2年赤字じゃ耐えられないし、回収期間がかかり過ぎませんか?と思う方もいるとは思いますが、そういう方はそもそもコインランドリー投資には向いてません。投資にも様々ありますが、コインランドリーは短期投資ではなく長期投資、です。時間をかけて長く儲け続けて回収していく、というタイプなのです。

そのように考えてくれば、今回の林さんの店舗の実績を1年、2年とオープンに公開していくことによって、もう一度コインランドリーという商売のリスクとリターンの正しい認識をもってもらうことができる、と思っています。






6.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から刺激を受けて、考えたことなどを綴っていきます。
個人的で健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。フランチャイズとは直接関係ないものも多くなると思いますがご了承下さい。



本日はこちら。
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忌(な)き夫 妻子残して五十年 幸せですよあなたの孫子

NHK「ファミリーヒストリー」篠田麻里子より
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NHKで長く続く人気番組「ファミリーヒストリー」に宮藤官九郎さんが登場。もちろん、年初から始まった大河ドラマ脚本クドカンの「いだてん」が始まったから、ですね。

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「いだてん〜東京オリムピック噺」
https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
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クドカンドラマは好きなわけです(笑)。「あまちゃん」は朝ドラ史上で永遠に輝くドラマだと思いますし、最近では錦戸亮&満島ひかりの「ごめんね青春!」なんかは視聴率はサッパリ(But、Blue-rayはかなり売れた)、でしたが個人的には超お気に入りでした。このメルマガでも少し書いた気が(笑)。

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TBS「ごめんね青春!」
http://www.tbs.co.jp/gomenne_tbs/
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いや〜、満島さん演じる、蜂矢先生が言い放つ、
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腑に落ちないくらい我慢しなさい 青春なんだから!
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の場面は、今でも覚えてます(笑)。



青春時代の「腑に落ちないこと」は大人になって事を成す際のエネルギーに、間違いなくなるんですよね。これは確かに思います(笑)。



さて、「ファミリーヒストリー」は、各界で活躍する著名人の父母や先祖がいかに生き抜いてきたかという「家族の歴史」を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめる番組。なかなか興味深い番組、です。
本人はもちろん家族も親戚も知らないところにエエエっという人物がいたりして、そこにルーツを発見し、自分の中にそこからの遺伝子を意識する、というところが面白い。

このメルマガの先週号=新春号で大愚和尚の「自覚」の話、

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自分はどこからきて
今どこに立っていて
どこに行こうとしているのか
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の「自分はどこからきて」の視点をもつためには、自らのルーツを知り、そこから考えることは重要だと思います。



で今回の「ファミリーヒストリー」、宮藤官九郎さんの回はあまり先祖レベルのルーツの話までは遡らず、おもに父母。とくに小学校の先生、校長先生だった父のからの「血」が。



家では威厳があり亭主関白風だった父が、母と出会ってから結ばれるまで送り続けた、何通もの熱い、長文の手紙が出てきて、あの父がこんな少女みたいなことしてたの?!?と恥ずかしがるクドカン(笑)。しかし、そんな「血」が確かにクドカンにも流れているわけです。



ビートたけしのオールナイトフジをずっと効き続け、放送作家の高田文夫に憧れて日大芸術学部に入学するも、大学よりも演劇活動に夢中になり中退を決意。その時両親にあてに大学を中退することを長文の手紙を送っています。

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これまでの信頼をすべて裏切る形になり深く反省しています。<中略>これで逃げ道が無くなるわけで、根性を入れ直すつもりです。
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こんなことを手書きで何枚もの便箋に綴り、最後の文句は「どうぞ見捨てないでください」です(笑)。



そして、恐かった父親も「人生、好きなこと、やりたいことがあるというのは素晴らしいことだ」とこれを優しく認める。



ここから、宮藤官九郎さんが、「良い家庭で良い家族に大切に育てられた」ということがわかります。



作風は一見クレージーだったり、あまりにシュールだったりしますが、どこかに温かさが漂うのも、こういう「育ち」によるもの、だと思います。

あと、「あまちゃん」で証明された「クドカンは様々な制約条件があったほうが才能を発揮する説」も、こういう「育ち」に関係するかと。なので、今回のNHK、大河という制約の中で作られる「いだてん」は期待大、です。



* * *



さてさて、もう10年近く続く「ファミリーヒストリー」という番組、半分くらいは観てきた気はしますが、私の中でのベストワンは昨年の1月放映の元AKB篠田麻里子さんの回。



結婚からたった5年、29歳で早逝してしまった祖父は、写真をみれば麻里子様と生き写しの超男前。その祖父とのあいだの一粒種、「麻里子父」を女手一つで育てた祖母様、この人の生き様がスゴイ。

生活のために工場昼夜働くが、その工場での事故で右手の人差し指と中指を失う大怪我。それでも生活のためにたった1ヶ月で、今度は指が使えないので男性職場の肉体労働の仕事に復帰、男の倍働いた、と。
そうやって、「船乗りになりたい」という麻里子父の夢を叶えるため、四六時中働き、稼ぐ。それで麻里子父は商船高等専門学校に行けるわけです。



そして、番組最後にはこれまで明かしてなかったという事実が語られます。実はこの麻里子祖母は、これまた事故で20代にで右目を失明していたのです。でも外からは分からないから、と誰にも言わない。

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人に喋ると心配させてしまい、その人に迷惑をかける。
人に迷惑をかける、というのがいちばん嫌だったんですよ。

だから息子にも言ってない。
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これが、右目も右手の指も失った人の言葉、ですよ。



その祖母が、早逝した夫の50回忌に作った歌がコレ。

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忌(な)き夫 妻子残して五十年 幸せですよあなたの孫子
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あなたが短い間に、たった一人でも残してくれたから、そこから篠田家がここまで繋がってみんな幸せですよ、だからありがとう、という意味だ、と言うんです。


いや〜、コレですよ、コレ(笑)。命はずっとずっと繋がってる、これぞ「ファミリーヒストリー」です。



自分にも、どこかにこんなふうに生き抜いた、命のタスキを繋いだ先祖がいるのでは?、と考えるだけで人生豊かになる、と思います。



中国系の動画サイトで全編観れるヤツを拾えました。

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2018.01.31 FAMILY HISTORY 【ゲスト】篠田麻里子
https://www.bilibili.com/video/av18979282/
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麻里子祖母のstoryは28分以降の後半から、です。






7.【編集後記】

正月は茨城取手の実家に何人かの親戚が集まります。今年も私の父親、その弟である叔父さん夫婦、その息子夫婦と、孫、そして私のひとつ年上の従兄弟、そしてウチの家族5名ということで、総勢12名での正月飲み。

前のコーナーで「ファミリーヒストリー」の話をしたので、血統的何かを考えてみたいわけですが、なかなか難しいですね(笑)。

例えばひとつ年上の従兄弟Yは、親父の妹の息子で一浪して一橋大学から第一勧銀(現みずほ銀行)に入って私と同じく今年で社会人丸30年。典型的な真面目でコンサバな男で、正直私と全く似たところがありません(笑)。



競馬で言えば、父父と母父が同じ馬、ということですから、Yとはかなり同じ血が流れているわけですが、性格も生き方も真逆、なことがお互い50年以上生きて判明しています(笑)。
そして親父と親父の弟である叔父さんは兄弟、であるわけですが、まぁ、よく似てる感じはしません。兄弟で似てないんだから、従兄弟で似てないのは当たり前、といえば当たり前、ですけど(笑)。



これは育った環境や親の教育によって変わる部分が大きい、という解釈もできるのですが、それよりも遠いご先祖様家からの隔世遺伝からの遺伝子が関係している、と解釈する方が面白い、と思いますね。



今週はこんなところで。



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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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フランチャイズ・プロデューサー。

1966年茨城県取手市出身。清真学園高校から早稲田大学卒業後、平成元年株式会社ナガセ(東進ハイスクール)入社。東進衛星予備校のFC展開に携わる。
平成9年にFC総合支援企業であるベンチャー・リンクに転職。同社にて「車買取専門店ガリバー」を皮切りに「炭火焼肉酒家牛角」「TULLY'S COFFEE」「ITTO個別指導学院」
他、有名FCの加盟開発を経験。平成19年同社退社後、脱サラ個人起業向けFCのトータルサービス社に入社、パートナーサポート部マネージャーとして全国1000FCのサポート業務を経験。

平成21年フリーランスとして独立。「個別指導学院ヒーローズ」など複数のFC開発のプロジェクトに参画。
現在は業界を革新する可能性のあるビジネスの発掘からFC化を行い、その全国FC展開を支援する、FCプロデュース業を中心に活躍中。『エコランドリー マンマチャオ』では副業型FCとしてコインランドリーブームをつくり、
『日本初!授業をしない塾 武田塾』では営業マンをおかない、営業をしない新方式の加盟開発でFC募集開始から3年半で全国150校舎という成功例をつくりだす。

妻と子ども3人の5人家族+猫1匹で、千葉県新浦安在住。



▼仕事に関する問い合わせ等は



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発行周期: ほぼ 週刊 最新号:  2019/02/17 部数:  307部

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