知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第453号をお送りします!

■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━2018.11.18
「新フランチャイズ発想法」 第453号
発行者:竹村義宏事務所 関連サイト:http://www.fc-takemura.com/
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今日もメルマガ開封ありがとうございます!



業界歴30年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏がフランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で9年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。

まさに隔世の感、
竹村のプロフィール
はこのメルマガの最後にあります。

または下記のHPから御覧ください。
【竹村の公式サイト】http://www.fc-takemura.com/



本日は終日外出予定があり、いつもの編集の時間がとれませんので、フリートーク形式でお送りします。



では、ここから本編です!
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まずはお知らせ、告知です。

以前フランチャイズ・チャンネルにも登場いただいた「学びの森J-STUDUIO」の小林代表から、FC加盟して失敗した塾の「再建」で事例がかなり出てきた、とのこと。東京駅で「個別相談会」をやるそうです。
いくつかの全国の事例を聞きましたが、大手の塾FCに加盟したのに何故ダメだったのか?それが何によって変わったのか?の話は参考になると思います。

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学びの森J-STUDIO 再建事例 その1

日経新聞、日経MJ、週刊ダイヤモンド等マスコミも注目の「個別指導教室 学びの森J-STUDIO」
「学びの森J-STUDIO」のフランチャイズは潰れかかった同業の再建から始まりました。

昨年、超大手個別指導のFCに加盟したが全く生徒が集まらず、廃業の危機にあった教室が学びの森J-STUDIO に加盟してたった9ヶ月で生徒数が6名から31名になりました。
月謝を低価格に設定(正確には、安く見せる)し、約2,000枚に1件の反響があるチラシで集客を成功させた事例です。

「学びの森J-STUDIO」の小林が、個別相談を行います。

  12月1日(土)
  12月8日(土)

東京駅周辺の会場を予定

時間は11時~または15時~

お問合せは、 「学びの森J-STUDIO」
info@grovalley.co.jpまで。
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参加希望の方は、上記メールまで小林代表まで直接お申込みください。



さて、本日はフリートーク形式でいくつか話題について書きたいと思います。



まずは、このニュース、「NewsPicks」から。

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【独占】ライザップ瀬戸・松本が語る「赤字転落と不仲説」の真相
https://newspicks.com/news/3462471/body/?ref=search
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「不仲説」は少し前から言われてましたが、松本さんの取締役就任は今年の6月のこと。流石に早すぎじゃ?と思いましたが、今回この「NewsPicks」の記事で意見の「対立」はよくわかりました。

率直に言って、この記事、いや、動画からだけでも伝わると思いますが、松本さんと瀬戸社長では経営者としての「器」が違いすぎる感じ、ですね。



経営としてみれば赤字企業を買取り、再生させて利益を上げていくRIZAPの経営は、この記事で詳しく解説がなされている「負ののれん」で利益が出るところがポイント。

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この「負ののれん」とは、買収額が買収先企業の純資産を下回った場合に計上するもの。差額は、ライザップが適用する国際会計基準(IFRS)では、営業利益に一括で計上される。
単純に説明すると、仮に負ののれんが200億円あった場合は、買収した年のライザップの営業利益が200億円増えるということだ。
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ただ、これで成長し続けるには、どんどん買収を続けて、その買収した企業が2年目には「かなりの確率」で再生されていることが必要。



その見通しが「甘かった」と瀬戸社長は反省の弁を述べています。



ただ、この決算の数字から社長自身がその認識をしたとしても、「しばらく買収をやめる」なかなかできないもの。そこが「対立」しれでも断行させた松本さんのスゴさ、ですね。

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会社としておかしな方向に行きだしてるから。
このまま行くとOBゾーンにいっちゃう可能でもあるから。
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世間の脚光をあびて急成長している企業に、これはなかなか言えないし、言えてもそれを実行はさせられません。



たった1年前は「RIZAPは赤字企業もダイエットする」とあれだけ持ち上げられていたわけですから。

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今までのやり方、成功してきた自信もある中で、過去を引きずっていた部分もあるのかもしれません。
ダイエットでも同じですが、分かっていてもなかなか決断ができない。実行することと、思っていることの中で葛藤があるわけです。
そして、松本さんと今後の経営方針について対話を続ける中で、グループに入った会社の再建遅れが顕在化してきました。
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こう語る、瀬戸社長も素晴らしいですが。



もう一度コピペ、しますが、

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会社としておかしな方向に行きだしてるから。
このまま行くとOBゾーンにいっちゃう可能でもあるから。
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こんなフレーズで攻めて、伸びている企業に「守り」を固めさせる。この松本さんは経営者としてのプロフェッショナル、だと再認識しました。






次は、「Teaching is Learning.」という言葉について、少々。



先週、「武田塾」の関西地区での「新人オーナー交流会」に参加しました。



「新人オーナー交流会」というのは、新規で加盟契約して「武田塾」のオーナーになった方を集める親睦会で、このところ定期的に開催しています。同時期にオーナーとなった「同期」としての交流と、その地域で既に成功している先輩オーナーに必ず参加してもらうことにしています。



で、どうなるかというと、想像されるとおり「成功先輩オーナー」が大人気、なわけです(笑)。校舎のレイアウトや人の採用という根幹のところから、ウエットティッシュを置くべきかとか、ネット回線の契約はどれが得か、とかまで「いや〜何にも分からないんで、教えてください!」とメモを持って「成功先輩オーナー」を取り囲みます(笑)。



私としては正直「それ何度も話したでしょ」とか「今そんな細かいこと聞いてどうすんの?」と思いながらワイングラスを傾けながら黙って聞いているわけですが、「成功先輩オーナー」は嫌がりもせず、本当に丁寧に教えてくれます。新人オーナーは本部より優しい!聞きやすい!勉強になる!と素直に思うので、更にヒートアップします(笑)。



そこで、思うわけです。



「自分の成功体験、ノウハウを包み隠さず教えていくことが好き」な方がFCにおいて成功オーナーになっている、ということだと。それが成功オーナーになる絶対条件、とまでは言いませんが、少なくとも「その逆」つまり人に教えたがらないオーナーが、孤高の成功オーナーになっていく、というのは思い浮かびません。



そこから更に思うわけです。



やはり人間は本質的に教えたい欲求、教えることによる快感というものがあり、それはフランチャイズというビジネスを支える大きな力になっている、ということを。



で、そこまでもったえつけての、「Teaching is Learning.」という言葉です。



「Teaching is Learning twice.」が正しい!という説もあり、個人的には「twice」があったほうがより刺さる感じ。



この言葉、「人に教えるためには十分な知識がないと難しいから、教えるための準備として自ら学ぶ」というような浅い意味ではありません。「他人に教えることによる発見、気づきがあり、それによって自分の知見が更に、更に深まっていく」、ということです。



「学び方」や「成長の仕方」というのは人それぞれのクセやツボが、うまくいくパターンありるわけです。ビリギャル塾の坪田先生は人間には9タイプあるのだ、と言ってますが、いやいや大きく9に分けても更にそこから色々いて、まさに千差があって万別(笑)。



そこで自分と違うクセをもつ人に教えていく、コミュニケーションしていくことで「成長するための根源的な、本質的なコツ」が分かってくる。それをやっている「教え続けている」本人はものすごく学んでいく、成長していくということです。



フランチャイズにおいては成功していくオーナーはどんどん成長していく傾向があり、同じ業態を、同じ商売をやっているのになぜこんなに成果が違うのか?という「格差問題」が論じられたりしますが、そのひとつの理由を理解するために、「Teaching is Learning twice.」という言葉は正しく認識しておくべき、だと思います、ね。



そういう意味では、フランチャイズオーナーは、1日も早くほかの加盟店に教える立場になる、常にその視点で考えていることが重要だと思います。







あと今回書いておきたかったのが、11月12日放送のコレ。

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」脚本家・坂元裕二
http://www4.nhk.or.jp/professional/x/2018-11-12/21/30632/1669509/
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坂元さんがこんな感じで露出するのは初めてではないでしょうか?自分について語ったロングインタビューとかもあまり見た記憶がありません。放送では「自分にとって嫌なことをしてみたい」という気持ちになった、なんて語ってましたが、なんで急にそんな気持ちになったのか、そこが聞きたいところ(笑)。



坂元さんについて、このメルマガで何か1回書いたような?と思い出し、検索したら見つけました。今年の1月だったんですね。こんなこと書いてます。



以下、「新フランチャイズ発想法 第412号 平成30年1月21日(日)配信より。
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テレビ番組は貯め録りしておいてまとめて観ることが多いですが、そこに何故か広瀬すずのドラマが入ってたのです。anoneの第2回。

調べたら日テレの水曜ドラマ。なぜ入ってたのか?といえばドラマ内でフランチャイズについての会話がなされてたからです。(「フランチャイズ」という単語でおまかせ録画設定をしています)

カレーのFC「東印度会社」の店主を演じるのが阿部サダヲ。
親父の代からやっていた飲食店をFC本部に勤めた同級生のススメでFC加盟。そしたら半年後にもっと駅に近い場所に同じFCが開店。客が半減しロイヤリティを滞納し担保にしている土地をFC本部にとられる状況に。つまり騙されてとっとられた、ということ。

全くもって酷い話(笑)。ただ、残念ながら「FC」というものの世の中でのとらえられ方を象徴する脚本、なんでしょう。ちなみに脚本は大御所、坂元裕二。



全てを諦めている阿部サダヲに対して、前科一犯の元商社ウーマンという設定の小林聡美が言い放ちます。

「◯◯さんがこの店をとられるの、それは警察に捕まらないドロボー、それをされたんですよ」

阿部サダヲは「いや、僕がちゃんとしてなかったから」と静かに答えますが、それは違います、と一喝。



「世の中なんて、どっかのバカがついうっかり倒しちゃったドミノ倒しでできてるんです。ちゃんとしてようがしてまいが、並んじゃたら負けなんです」



シビレルお言葉、ですね。



FCを例にされるのはやめて欲しいところですが(笑)、「世の中の仕組みもわからないまま列に並ぶな!」というのは肝に命じるべき、ですね。

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で結局このあと「anone」は全話観ました。テレビドラマとしては詩的すぎて万人受けはしないので視聴率的には全く盛り上がりませんでしたが、twitterでは「名言遺産ドラマ」なんて評されて、刺さる人には刺さった感じ。そして坂元さんはこのドラマ終了で、「しばらくテレビドラマは書かない」宣言。

そこからどうしたか?と思ったら舞台の脚本を書く仕事をしており、その苦悩ぶりが所謂「プロフェッショナル」の視点で番組になってました。



なかなかの内容でした。



どこが、と問われれば、何と言っても、坂元さんがプロフェッショナルとして「変わっていく」ところです。



番組でも「天才型?努力型?」と問われて、「僕はあがき型、忍耐型」と答えた坂元さんは、23歳にして「東京ラブストーリー」で華々しく有名脚本家になり、そこからトレンディドラマの名手として次々に職業脚本家として「売れる脚本」を連発。
しかし、それは「職業」としてやってたわけで自分のやりたいことでは全くない。で、やりたいことを求めて映画や小説に挑戦するもそちらは評価されない、そして子どもが生まれ、「子育ての日常」を経験したことを契機に、ふたたびテレビドラマを書き出す。しかしそれは、以前の恋愛ドラマではなく、世の中の闇をえぐる社会派ドラマ。シリアスで暗い。
その方向も「anone」でやりつくした感が会った感じ。



坂元さんは脚本家になった時点から、変わらぬ軸があり、それは「少数派」の味方をしたい、ということ。

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少数派のために書きたい。10元気な人を100元気にする作品は世の中にたくさんある。
そこではなくて、マイナスな人をゼロにする、マイナス5の人をせめてマイナス3にする、ようなものを目指している。
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この想いは20代のときから変わらず持ち続け、それでもメジャーなポジションは保ち続けて、少しづつ自分でも自分の本当にやりたい仕事に近づけていくために、あえぎ、耐える。



このプロフェッショナルとしての仕事の姿勢に共感しますね。



そろそろ、今年も終わり。来年に向けていろいろ考えますが、とにかくまだまだ自分の「やりたいこと」に向けて「変わって」いかないとダメですね。



丁度同世代の坂元さんの「プロフェッショナル」を観てそんなことを考えた次第です。



今週はこんなところで。



今週もメルマガを最後までお読み頂き、感謝します。



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竹村義宏 公式メールマガジン

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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール

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フランチャイズ・プロデューサー。

1966年茨城県取手市出身。清真学園高校から早稲田大学卒業後、平成元年株式会社ナガセ(東進ハイスクール)入社。東進衛星予備校のFC展開に携わる。
平成9年にFC総合支援企業であるベンチャー・リンクに転職。同社にて「車買取専門店ガリバー」を皮切りに「炭火焼肉酒家牛角」「TULLY'S COFFEE」「ITTO個別指導学院」
他、有名FCの加盟開発を経験。平成19年同社退社後、脱サラ個人起業向けFCのトータルサービス社に入社、パートナーサポート部マネージャーとして全国1000FCのサポート業務を経験。

平成21年フリーランスとして独立。「個別指導学院ヒーローズ」など複数のFC開発のプロジェクトに参画。
現在は業界を革新する可能性のあるビジネスの発掘からFC化を行い、その全国FC展開を支援する、FCプロデュース業を中心に活躍中。『エコランドリー マンマチャオ』では副業型FCとしてコインランドリーブームをつくり、
『日本初!授業をしない塾 武田塾』では営業マンをおかない、営業をしない新方式の加盟開発でFC募集開始から3年半で全国150校舎という成功例をつくりだす。

妻と子ども3人の5人家族+猫1匹で、千葉県新浦安在住。



▼仕事に関する問い合わせ等は



info@fc-takemura.com

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発行周期: ほぼ 週刊 最新号:  2019/02/17 部数:  307部

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