知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第343号をお送りします!

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┃竹村義宏 公式メールマガジン
┃「新フランチャイズ発想法」第343号
┃平成28年9月4日(日)配信
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業界歴25年、40を超えるFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が
フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で7年目、ほぼ週1回日曜日に配信しています。


竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。
または下記のHPから御覧ください。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/
【竹村のfacebook】https://www.facebook.com/yoshihiro.takemura



今週もメルマガ開封ありがとうございます!



では、ここから本編です!

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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>今週のフランチャイズチャンネル
4>フランチャイズ ズバリこの一言
▼フランチャイズ加盟には収益プラスαの「学び」がある
5>Q&Aコーナー
▼「襖・障子・網戸張替えFC」の閉店が続いているようですが?
6>フランチャイズ用語解説
▼ベンチャー・リンク<venture link>
7>竹村義宏物語 第31回
▼トータルリペアの世界大会に参加する!
8>編集後記
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それではここから本編です!



1.【竹村の一週間】

月曜日は渋谷にて肉バルを経営する社長とFC化のMTG。
まだまだこれからの案件ですが、将来はFCで伸ばしたい意向が強い、
ということでこの店のスタート段階から意識すべきことをお伝えしました。
その後、武田塾の市川校の見学。就労移行支援事業も検討されている社長。
火曜日夜は高崎へ。武田塾高崎校、長野校を経営するTオーナーと1年ぶり
くらいの会食。美味しいお店で麦酒、日本酒、ハイボールと少々飲み過ぎ。
水曜はSkypeを3件から、新規面談1件のあと武田塾の教室見学案内。
そのあと六本木で武田塾の公式オーナー飲み会に参加。とくに何かの企画
があるわけでもなく、仲良く集まって飲みましょう、という会ですが、
FCにおいては「仲よきことは美しきこと」の精神が本当に大事。
木曜は定例のジムから、面談2件して、夜は資格スクエア鬼頭社長と、
今月武田塾の6教室目を契約した関西のKオーナーと歌舞伎町の上海小吃。
Kオーナーのお気に入りなんで(笑)。
翌日は林社長とKオーナーと朝8時東京駅集合して、名古屋で物件見て、
滋賀に移動。新案件のFCのMTG。久々に琵琶湖見ました(笑)。
土曜日は調布で物件見た後、とあるFC本部の社員さんと情報交換兼ねた
会食。「FCを甘く見ちゃいけませんよね」なんて話。






2.【今週のNEWS&お知らせ】


▼現在FC「0次募集」中の資格スクエア リアル鬼頭社長の新刊が幻冬舎から
出ました!

『開成→東大文I→弁護士が教える超独学術 結局、ひとりで勉強する人が合格する』
http://goo.gl/CZS6YF

この本、かなり売れてます。
初版1万部から1周間で5000部の増刷がかかる、というこれはベストセラー現象!?

鬼頭社長の「独学力」を軸にした勉強法のメソッドについて書かれていますが、
それを実現した空間が資格スクエアリアルだ、という形で詳しく書かれており
まずので資格スクエアリアルのFC検討中の方は是非お読みください。







3.【フランチャイズチャンネル続々公開中!】

先週日曜日からの配信分です。

堅実が一番!!FCビジネスを失敗しない極意とは!!vol.89
https://www.youtube.com/watch?v=iTAS1yV_xto

スペシャルゲストがやってきた!!FCバブルがはじけた話!!vol.90
https://www.youtube.com/watch?v=78-JgKeNR3o

ベンチャー・リンクがすごすぎる!!牛角の当時の勢いとは!?vol.91
https://www.youtube.com/watch?v=m6che5web1Q

ベンチャー・リンク時代に凄かったFCを教えて!!vol.92
https://www.youtube.com/watch?v=_ZOPRSR_AoU



今週はベンチャー・リンクで一緒に働いた天童淑巳(てんどうよしみ)
氏にゲストとして登場してもらいました。

天童社長はVL社に退社後、ハウスドゥに転職して同社のFC事業の
立ち上げをして、その後独立して、介護FCの茶話本舗オーナーに、
という、FC一直線の方。

なかなか面白い話が聞けてます。



フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中
です!
こんなはなしを聞きたい!などお寄せください!
info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラから。
https://goo.gl/qeJW7U






4.【 フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、
そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい
と思います。



第6回目はこの一言、で。



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フランチャイズ加盟には収益プラスαの「学び」がある
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このれだけでは良くわからないかもしれませんね。

要はFCに加盟する目的は、もちろん収益を上げることですが、実際に
FC加盟して運営していくと、そこから様々なことが学べる、
それはFC加盟の大きなメリットですよ、ということです。



まず、法人のFC加盟による異業種進出、の例がわかりやすいでしょう。

例えば「炭火焼肉酒家 牛角」には数多くのスーパーマーケットが加盟
しました。

イオンなどの大型店の近隣出店により先行き不安を抱えた地元スーパー
が、会社を支える新たな新規事業として外食部門を立ち上げる、
その足がかりとしてFCの牛角に加盟する、というパターンです。



もちろん加盟の第一目的は「儲ける」ことです。
本業が儲からなくなってきているので、新規事業で稼ごう、というわけ
ですから。



ただ、実際にFCとして牛角に取り組んでみると、儲かった、以上の
メリットがあった企業が多いのです。

それは牛角という焼肉屋FCの成功ノウハウが、本業にも活かせた、という
ような例です。



例えば、牛角の収益を上げるノウハウの一つに、

日次決算によるアルバイト人件費の変動費管理

というものがありました。



ツール的には専用につくったエクセルのマクロシートなのですが、
このシートを店長が毎日管理していくことにより、日次で利益が管理できる。

これは当時けっこう画期的なことだったのです。

飲食業というのは売上予測して先にシフトを組みますので、どうしても
余裕をもってアルバイトのシフトを組みます。

一番稼ぎどきの金曜だからフルメンバーで、という風に。

ところがこの感覚だと、売上は上がっても人件費も多くなるので、
「利益」として算出してみるとあまり出ていない、ということが起こるのです。



これがアルバイト人件費を売上の変動費として管理できていない、
という状況です。

アルバイトは本来時給ですから、変動費として管理できるはずのもの、
なのですが、現場感覚ではそうは思っていない。



それを、エクセルシートが変えるのです。
(牛角ではアルバイト人件費を売上の20%以下になるようマネジメント
しました)



で、この考え方、この手法がスーパーマーケットにそのまま応用できた、
のです。

スーパーという業態も多くのアルバイト、パートが働いていますから。



頭のいい社長はすぐ気づいて、このやり方を学んで取り入れる。



群馬で加盟していた社長が語っていたのを思い出します。

「自分は勉強は好きな方なので、セミナー出たり勉強会行ったりして
教わったことをいろいろ試してきたけど、こんなに劇的に効果があった
ことはない。これは一千万、二千万払ってコンサルうけたくらいの
収益効果だよ」

と。



異業種の成功手法からノウハウを学ぶ、というのは劇的な効果がある、
のです。



ただ、当時のベンチャー・リンクが手がけた飲食FCは、同業種もどんどん
加盟してきました。

飲食が本業で、居酒屋をいくつもやってる会社が、当時VLが手がけていた
居酒屋FCに加盟してくるのです。



これも収益というより「学び」目的でしょう。
悪く言いえば「ノウハウを盗む」という目的。



その目論見どおり自社業態にノウハウを活かした会社はたくさんあります。



ちょっと、飲食FCでの例で長くなってしまいましたが、もちろん、

フランチャイズにおける収益プラスαの「学び」

というのは飲食だけの話ではありません。




東進衛星予備校のFCに加盟すれば、カリスマ永瀬社長の「東進イズム」
というのが学べます。

東進式の仕事の仕方、これを自塾に取り入れていこう、という「学び心」
をもってFCに入れば、様々なことが吸収できるはずです。



武田塾のFCに加盟すれば、林社長の類まれなるビジネスセンス、
普通じゃありえない仕事の仕方、に触れることになります。

もちろん武田塾に加盟して利益をあがる、という状況があっての上での
話ですが、林社長という稀有な人物と絡むことができる、というのは、
実は武田塾FC加盟の大きなメリットだと思っています。







5.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から
読者の皆様にシェアして役立つというものを選び、質問に回答していき
ます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に。



このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。
info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。
www.fc-takemura.com



それでは今週の相談、です。


「襖・障子・網戸張替えFC」の閉店が続いているようですが?
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Q.「「襖・障子・網戸張替えFCの金◯屋」さんの閉店が続き業界で
話題になっています。ネットのスレッドなどを見る限りかなりヒドイ
状況のように思えます。これはブラックFCではないでしょうか?
ただこの「金◯屋」さんは竹村さんもブログなどで推奨していた、
と記憶します。
今のこのFCの状況をみて、どのように考えられますでしょうか?

東京都 Sさん
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A.「金沢屋」のフランチャイズは、ご指摘のとおりFCはかなり脱退が
続いているようです。ネットの2チャンネルの書き込みをみると毎月
5〜10オーナーくらい辞めていると書かれています。
スレッドもPart4まで盛り上がっているので、これは正直FCとしては
かなり危機的状況ということだと思います。
今現在取り組んでいる加盟店が儲かっていなくて文句ばかり言っている、
という状況ですね。加盟オーナーのこんなブログも。
<参考:ブログ 金沢屋を張り替える「あけすけ会議」>
http://akesukekaigi.blog.fc2.com/

Sさんのご指摘のとおり、竹村もこのFCには以前から注目しており、
ブログでも「伸びる可能性あり」と記事にしています。
<張替本舗「金沢屋」さんのFC説明会!フスマ張りから始めて年収1000万!?>
http://ytakemura.hatenablog.com/entry/2013/12/25/192326

この記事は2年以上前ですが、今年フランチャイズ・チャンネルでもこの
FCについてとりあげました。
<金沢屋について教えて下さい|フランチャイズ相談所 vol.16>
https://www.youtube.com/watch?v=MXKDfX2uvlM

金沢屋については本部の細田社長にもお会いしいましたし、加盟している
オーナーも何人かと話をしたこともあります。その上で、上のブログに
書いたとおり、商売としての目のつけどころがよく、儲けるための営業構造
も理解できたので、「面白い、伸びる可能性があるFCだ」と思った次第です。

ただ、今伝えられているFCの状況を知れば、これは竹村の眼鏡違いだった、
と認めざるをえませんね。
FCとしてどこがダメだったのか?といえば説明会で細田社長自身が「こう
して儲けていくんです」と話をしていた流れ、つまり襖・障子・網戸張替え
で受注をして、そこからリフォームにつなげていく、ということが加盟者
の多くができない、ということです。「職人ではなくセールス職人になって
儲ける」ということが説明会で語られていたわけですが、大部分の加盟者が、
「襖・障子・網戸張替え(=職人)」はできてもそこからのセールスが
できない、のでしょう。
襖・障子・網戸張替えだけでは月100万も売上がいくわけありませんから、
ほとんどのオーナーは儲からない、ということです。

金沢屋さんのような脱サラ個人を加盟対象にするFCは、この「セールス」
で躓くことがほとんどなのです。上に紹介したフランチャイズ・チャンネル
の4分15秒くらいの「どれくらい儲かるか?は営業力次第」と解説してしま
したが、もう少しふみこんで、「営業ができなければ全く儲かりませんよ」
と話すべきでした。
一応、次の回のvol.17で「営業ができない、営業が嫌いという人は無店舗
販売は選んじゃダメ」という話をしているわけですが。

ということで、金沢屋さんのFCが厳しい状況になっているのは、加盟した方
がセールスができないということによるわけですが、それは加盟者の問題
ではなく「できない人にFCを売ってしまった」本部側の問題、ということ
になります。
加盟開発営業で年収1000万円の夢、可能性のみをセールスしてしまった、
そのセールスの仕方が杜撰だった、ということです。このメルマガでは何度も
書いていますが、FCの営業というのは「儲かりますよ、あなたにもできますよ」
といえば本当に簡単なのです。
儲かりますよと広告を出して、あなたにもできますよ、とクロージングすれば、
一定割合で加盟者は契約していくのです。
しかしそんな安易な営業をすれば、1年後には赤字オーナーからのクレームの嵐、
です。もちろん「どんな人がやっても儲かるFCモデル」があれば別ですが。
そのへんは、金沢屋本部には先日フランチャイズ本を出版された元おそうじ
本舗のK氏がコンサルに入っているので、ある程度コントロールされていると
思っていましたが、コンサルというのはなかなか難しいですね。

さて、最後にこの状況下から金沢屋FC本部としてはどうしたら良いのか?
について竹村なりに考えてみたいと思います。
まずは、本部に文句があって辞めたい、というオーナーにはFC契約違反どうこう
言わず速やかにやめてもらうことです。加盟金などを返すことは無理だと思い
ますので、社長がFC募集の仕方に問題があったことを認め、FC契約での違約金
などは一切なく辞めていい、と謝罪する。
研修で身につけた技術でそのまま「襖・障子・網戸張替え」の商売を続けたい、
というオーナーはFCの看板をおろして続けてもOK(競業禁止条項など問わない)。
半分くらいのオーナーは辞めてしまうかもしれませんが、残ったところは
月商200万、300万ある成功オーナー、あるいは自分もそれを目指せる、
目指したい、と思える前向きなオーナーのみなります。
一旦100に減っても、いや50に減ってもその残ったオーナーたちの結束力を高め、
「普通の襖屋じゃない儲かる襖屋」を再度目指すべきですね。







6.【フランチャイズ用語解説】

「フランチャイズは誤解された業界である」というのはよく言われること
です。

それを象徴することとして、フランチャイズ用語としてよく使われる単語
の意味解釈すら、使う側と受け取る側でズレているということがあります。

面談をしていて、加盟金、ロイヤリティ、スーパーバイジング、テリトリー…
という超重要な単語すら、正しい解釈がなされていない場合があります。

このコーナーではフランチャイズ用語について竹村流にきちんと解説する
ことで、誤解をとき正しい見識をつけていただきたい、と思います。



本日の用語はコレ。

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ベンチャー・リンク<venture link>
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1986年創業、当初は中堅中小企業への経営情報の提供を行う事業が
メインだったが、1991年にサンマルクとのFC支援業務提携事業の
成功を機に、フランチャイズ支援企業として成功し2001年東証一部
上場。フランチャイズ業界の常識を大きく塗りかえる成長・拡大後、
「ベンチャーリンク・バブルの崩壊」と称される業績の急降下、
そのまま2012年3月に民事再生法の適用を申請し事実上の倒産。
その成長と崩壊の軌跡の中で、今現在の日本のフランチャイズ業界
をつくった企業であり、倒産後も元VL社員の多くがフランチャイズ
業界、外食などの周辺業界で活躍している。
筆者が在籍したのは1997年〜2007年。VLバブル崩壊が2002年から
03年とされるので、前半5年の急成長、そこから5年の急降下。
前後半で何が違ったのか?と問われれば、「前半5年は支援したFC本
部の多くが成功し(サンマルク・ガリバー・牛角…)、後半は支援
した多くのFCが不振に陥った」から。
なぜそう違ってしまったのか?については用語集に書けるレベルの
内容ではなく、近々出版される(であろう)拙著に書いたので、
ご参照いただきたい。
一言、中にいた人間として正直に吐露すれば前半の成功体験から
「どんなFCでもVLの手にかかれば成功させられる」という過信が
当時の社内にあったことは事実である。
約10年が経過して考えれば、前半成功しすぎたことが後半の急降下
の要因になっていることがよくわかり、まさに「陰陽の法則」=
陽極まれば陰となる、である。
フランチャイズを使った急成長戦略の裏には用法用量を誤った場合の
副作用があり、それを表現したフレーズが「フランチャイズは劇薬で
ある」。毒薬ではなく劇薬。誤って使えば死に至るが、効き目は絶大、
そんなフランチャイズビジネスの処方箋の書き方を、この会社で失敗
しながら学び経験値にできたとを大いに感謝している。






7.【竹村義宏物語】

来年50を迎えますので半生記を「私の履歴書」風に。

私の人生50年を振り返っていきたいと思いますが、実は裏の目的としては、
これまで竹村の関わってきた方々について語ることです。

たとえば、FC本部社長だけで30人以上出会ってきたわけですから、
その中から思い出に残るやり取りを書くだけでも、かなり面白いのでは?
と勝手に思ってます。

果たして何回になるか?は計算できません(笑)。

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<第31回>

トータルサービスに転職して1年で行かせてもらったのがアメリカで行わ
れる、トータルリペア本部の世界大会です。トータルリペアというFCは
全世界に展開しており、トータルサービス社は日本のFC展開権を取得した
エリアフランチャイジー。FC本部の世界大会には全世界から各国の展開権
をもつ会社が参加する、大規模な大会です。日本から加盟店の技術研修を
担当している2名のマネージャーとともに3名で参加しました。
ホテルに入って部屋の鍵をあけると風船に結ばれた「Welcome! 
Yoshihiro!!!」みたいなメッセージと、チョコとキャンディーがいっぱい
飾られている、アメリカ流おもてなし、にビックリ。
さすがは世界本部!なんて思ったわけです。しかしもっとビックリするのは
本当はその翌日。世界本部本社に招かれてみたら、建物はなんと少し大きな
家?じゃないですか!?。15人くらい座って会議できる部屋はありましたが、
どうみても会社じゃなくて少し立派な家。
最初本当に、ここは社長の家だ、と思いました。大きな犬もいたし(笑)。
そこでトータルリペア本部の会長、社長、副社長、部長、とかと挨拶をして
いくなかで、ようやく謎がとけてきました。ここが本当にオフィスなんだと。
要するに、トータルリペアの世界本部を運営する企業は、家族経営、なの
です。お父さんが会長、長男が社長、弟が副社長、そんな感じです。
この人たち、この家族が、こんなところで世界20数カ国のFC本部を束ねて
仕事をしている、というのは正直驚きだったわけです。
その翌日からの全国大会は市内の高級ホテルにて開催。本当に全世界から
集まってきていて、日本チームのとなりは南アフリカ。
隣同士だったので休憩時間とかけっこう仲良くなり、南アフリカでは
フランチャイズビジネスがけっこう盛んだ、ということを知りました。
とくに公文ほか、日本の教育ビジネスに興味をもっており、帰国後いくつか
の資料を送ってあげたりしました。
世界大会のプログラムが進んでいく中で、本部が家族経営でも何も問題ない、
ことが理解できてきました。
このFC本部の仕事、というのはリペアについての新しい技術や塗料などを
開発することであり、FCを開発する仕事や、各国のFC本部をフォローする、
というような仕事はないわけなので。とくに社員なんていらないのです。
FC本部は商売で儲け続けていくための新しいネタを供給し続けられば良い
わけですから。
あとから調べてわかりましたが、FC発祥の地アメリカにはこんなFC本部は
以外に多いのです。加盟店は全米に500ありますが、本部の社員は3人です、
みたいな。逆に日本のコンビニFCの本部には千人も社員がいるんですよ、
なんて話をしたら、アメリカ人がビックリ、なわけです。
あと、この世界大会で学んだことといえば、FC本部と加盟する方々との
スタンス、日本との違いですね。世界大会には各国からの地区本部代表だけ
でなく、アメリカでトータルリペアのFCに加盟しているオーナーたちも
数多く参加されていたのですが、本部からの新技術・商品のプレゼンに対し、
「これを使ってこういうビジネスをしていいか」とか「この技術を◯◯業界
に売り込んでいいか」とか、そういう質問ばかりが飛びかいます。
日本ならさしずめ「どう使ってどう売るのか」教えてくれ、となるでしょう。
アメリカ人はそうじゃない。本部がうち出してきた新しいネタをつかって、
何ができるか自分たちが考える、考えたいわけです。終始行われているそんな
やりとりを通じて、FCというのはやはり「自主性」というのがベースに
なっているのだ、と痛感しました。
もうひとつ、印象に残っているのが懇親パーティーで出会ったArnoldという
29歳の青年。FCに加盟して3年目で成功してますよ、と向こうから話しかけ
てきました。話を聞きくと、彼は大きな中古車屋さん2つをメインで仕事を
しており、週3日しか働いていない、と。あと2日は教会のボランティア活動、
残り2日は家族との時間、だと言うのです。「週3日働けば生活ができるように
トータルリペアという効率的に儲かるFCを選んだ、その選択は成功だった」
というのです。彼は瞳をキラキラさせて語ってくれましたが、これも、
日本ではあまりない考え方です。
最後に、このアメリカへの出張で知った、大事なことがあります。
それはアメリカのFC業界には、各FC本部と業務提携してFC加盟者のリクルート
(加盟開発)をしているフリーエージェントがたくさん活動している、という
ことです。たいがいは「州」を単位に活動していて、その州における加盟開発
をいくつかの本部から依頼されている。加盟希望者が現れたら本部との面談を
設定し、FC加盟成約したらフィーをもらう、というマッチングビジネス、です。
そんな仕事をして40年というベテランエージェントは「紹介する責任がある
から、ダメな本部は紹介しないよ。本部は遠いけど俺は近いから変なとこ紹介
したら俺が文句言われる。加盟してからも相談にのったりするし。今まで
この州で1000人以上俺の紹介でビジネスやってるよ」というのです。
このベテランエージェントの言葉がその後の、私のビジネス展開につながって
いくわけです。

<つづく>
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8.【編集後記】

今回のQAの金沢屋さんの話は、前々回の「竹村義宏物語」で書いた、
トータルサービスの話をもう一度思い出してもらうと、より理解できると
思います。

加盟者に「できないことはもとめない」という話ですね。

FCを「難易度」でみるという視点は大切ですね。

加盟者に「営業」的なことを求めるFCは難易度が高いのです。

難易度が高い=レベルの低い人がやったら失敗する、ということです。



そんなことを考えるといつも頭に浮かぶのがBIG ISSUEのビジネス
モデルです。

あれを考えた人はい天才ですね。



あれならホームレスの方でもできますから。

何も言わず雑誌を掲げて駅前に立っていればいい。

それでも半日立っていれば必ず何冊かは売れるのです。



「誰でも同じことをやれば売れる」というのはBIG ISSUEくらいの
レベルなのだ、と思っておくことは大事だと思います。





今週はこんなところで。

最後までお読頂き、感謝いたします。




ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。

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┃竹村義宏 公式メールマガジン
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┃【発行責任者】 竹村義宏
┃【公式HP】http://www.fc-takemura.com
┃【メインBiog】http:/http://ytakemura.hatenablog.com/
┃【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura
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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール


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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の49歳、
妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、
株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。
主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、
苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに
全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を
ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、
より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、
フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社
株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。
直接携わったFC本部は7つ、
フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、
失敗もかなりありました。
上場した本部も数多くあれば、
残念ながら短期で本部自体消えてなくなった
フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、
ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から
FC事業で大成功した社長の方々
と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、
株式会社トータルサービス
(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、
「個人起業のフランチャイズ」について、
様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降
「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、
をテーマにいくつかのプロジェクトで
フリーエージェントとして動いています。


このメルマガで興味をもっていただけましたら、
下記までお気軽に連絡ください。


▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

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発行周期: ほぼ 週刊 最新号:  2019/02/17 部数:  307部

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