知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第341号をお送りします!

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┃竹村義宏 公式メールマガジン
┃「新フランチャイズ発想法」第341号
┃平成28年8月22日(日)配信
┃
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業界歴25年、30のFCに関わってきた、発行人、竹村義宏が
フランチャイズを上手に利用するための「考え方」「情報」をお送りします。
今年で7年目、ほぼ週1回日曜日に配信します。


竹村のプロフィールはこのメルマガの最後にあります。

【竹村の公式HP】http://www.fc-takemura.com/
【竹村のメインBlog】http://ytakemura.hatenablog.com/
【竹村のfacebook】https://www.facebook.com/yoshihiro.takemura



今週もメルマガ開封ありがとうございます!



では、ここから本編です!

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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>今週のフランチャイズチャンネル
4>フランチャイズ ズバリこの一言
▼フランチャイズは生態系で考えろ!
5>Q&Aコーナー
▼NWビジネスやアフィリエイトに比べてFCが優れている点は?
6>フランチャイズ用語解説
▼クレーム<claim>
7>今週の赤ペンチェック
▼非常識な士業しか生き残れない!鳥飼重和
8>竹村義宏物語 第30回
▼トータルサービス流のFC本部経営!?
9>編集後記

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それではここから本編です!



1.【竹村の一週間】

お盆休み明けの一週間。

いま一つあたためている新しい企画があり、今週はそのためのリサーチ、
とかする時間をとったのですが、なかなか集中してひとつのことをやる、
ということができなくなった感じ(笑)。
これは年齢のせいなのか、デジタル時代の仕事の仕方のせいなのか、
はたまた誰にも強制されていないからなのか。
尻に火がついていないのに新しいことをやる、というのは意外に難しい、
ですね。楽しいことは楽しいのですが。

「新しい企画」とは何なのか?ちょっとまだ秘密、です(笑)。
1ヶ月位で発表できるのでは?と思っていますので乞うご期待。







2.【今週のNEWS&お知らせ】

今週の竹村参加のイベントはこれ↓↓↓ですね。

▼日本初!中高年専門パーソナルジム「心身健康倶楽部」
0次募集説明会、8月は次の土曜日です。
竹村も参加します!

8月27日(土) 13時〜 @四谷

お申し込みはコチラのフォームからお願いします。
https://goo.gl/ImU5ba







3.【フランチャイズチャンネル続々公開中!】

先週日曜日からの配信分です。



FCをやるなら田舎と都会どっちがいい? vol.80
https://www.youtube.com/watch?v=pUn3jVs2g2g

FCの考え方の原点とは!?地域を盛り上げるFC vol.81
https://www.youtube.com/watch?v=Irwn3_cu5yo

竹村さんがかつて失敗した岩盤浴について語る vol.82
https://www.youtube.com/watch?v=_fCICeZ0fYM

岩盤浴ブームを経て、ブームとマスコミの怖さを語る vol.83
https://www.youtube.com/watch?v=CMuevH3GNsU

FC加盟を増やすにはどうしたらいいの? vol.84
https://www.youtube.com/watch?v=fe0spHZ6VN8

FC加盟を増えないのはビジネスモデルの問題 vol.85
https://www.youtube.com/watch?v=K6rVy2me4Hg



次のコーナーの【フランチャイズ ズバリこの一言】の内容と
つながりますが、vol.84 と85は、とくにFC加盟を検討している
方に見てほしい、ですね。

FCの加盟が伸びないFCの裏側がわかると思います。


あと、82、83で取り上げた岩盤浴FCはコレ、です。
http://www.ishinoyu.jp/

現在直営含めて14店舗、残ってますね…




▼フランチャイズチャンネルでとりあげてほしいネタ、質問&相談を募集中
です!
こんな話を聞きたい!などお寄せください!
info@fc-takemura.com

フランチャイズチャンネルのチャンネル登録はコチラから。
https://goo.gl/qeJW7U






4.【フランチャイズ ズバリこの一言】

このコーナーでは毎週一つずつのフランチャイズ関連のフレーズを紹介し、
そこからフランチャイズの本質、成功につながる考え方を解説していきたい
と思います。



第4回目はこの一言、で。



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フランチャイズは生態系で考えろ!
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これも常々語っているフレーズです。

もう少し簡単に、

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フランチャイズは釣った魚に餌をやっていれば、
新しい魚がどんどん寄ってくるビジネス
----------------------------------

という言い方もします。



まぁ、

奥さんを幸せにしていれば、
新しい彼女がどんどん寄ってくるハーレムビジネス、

でもいいんですが(笑)。



要は、「今加盟している方々の満足度を上げること」を常に最優先に
考えていけば、発展していくのがFCというビジネスなのです。



竹村がフランチャイズというビジネスに惚れ込んでいる理由を
ひとつあげろ、と問われればコレですし、
今後もフランチャイズが伸びていく、と確信できる理由もココにあります。



世の中には「今の顧客の満足度を上げること」よりも、いかに新規開拓を
し続けるか、のほうが大事という商売もたくさんあります。

「今の顧客が大事」と言いながらもそれは建前で、本当は…という商売も
たくさんあります。



でも、フランチャイズは違うのです。

加盟したあとも加盟店は月々のロイヤリティを本部に支払い続けますし、
成功したら次の店の追加契約をする仕組みだからです。



なので、シンプルに考えたら、本部はまずは加盟店の満足度を上げることを
第一に考えるはず、なのです。

加盟店が儲かることが本部も儲かることだからです。



しかし、現状はそうなっていないFC本部も多くあります。



そういうFCを「生態系が崩れている」本部、と呼んでいます。



いつも熱帯魚の水槽に喩えて話していますが、今の水槽の環境が悪く、
今いる魚たちが弱っている、何匹か死んでいる。

水が汚れすぎているのか、水草が足りないのか、
何らかの理由で魚が住みにくい環境、なわけです。

その水槽に新しい魚を買ってきていくら入れてもまた弱って死にます。



喩え話、ではありますがそれと同じことをやってるFC本部があるわけです。



今の加盟店が儲かってなくてヒーヒー言ってるのに、
新しい加盟店を営業を強引にすすめる。

これではダメ、です。



まずは、
水槽の中の生態系を整えて、今いる魚がいきいき泳ぐようにすること、です。

そうすれば、新しい魚を買って入れなくても、自然に増えていく、のです。



今の加盟店が儲かれば、そのオーナーが追加契約をする。

あのFCは好調だ!という情報が自然に広まり、
新規の加盟希望の問い合わせも増える。



極めて簡単な理屈、です。




なぜ、こんな簡単な理屈が理解できないのか?

理解できていても実行できないのか?

正直、理解に苦しむところです。




ただ、ネット時代が進んだことによって、この「生態系が崩れた」FCは外から、
つまり加盟検討者からもわかりやすくなった、のは良いことです。
現オーナーや、やめたオーナーがネットに書き込むからです。



「FC名+2ch.net」で検索してみてそのFCへの非難がズラリ、
と並ぶようなら、これはOUT、でしょう。

もちろん、2chでの情報というのはそのまま鵜呑みにできるものではありませんが、
スレッドがずらりと並ぶ、というような状況なら、読むまでもなくOUT、ですね。



このFCを「生態系としてみる」というのはFC本部、FC加盟検討者どちらからも
極めて重要な視点なので、覚えておきましょう。






5.【Q&Aコーナー】

このメルマガによせられたり、面談などで直接出た相談・質問の中から
読者の皆様にシェアして役立つというものを選び、質問に回答していき
ます。

時には「人生相談風」に、時には「知恵袋」風に(笑)。



このコーナーへのご質問・相談は随時受け付けます。
info@fc-takemura.com

あるいは、下記ホームページのコンタクト欄よりおよせください。
www.fc-takemura.com



それでは今週の相談、です。



NWビジネスやアフィリエイトに比べてFCが優れている点は?
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Q.30歳のサラリーマンです(やめることは決めています)。
FCでの起業も視野にいれながら様々情報収集する中、高嶋美里さんという方
のメルマガに触発され、ネットワークビジネスやアフィリエイトにも
強い興味がわいています。
公庫などから融資を受けることなく小資本で始められ、利益率も高いので
リスクも少ないと思います。
竹村さんの立場としてはFCを勧められるのだと思いますが、
ズバリFC起業がネットワークビジネスやアフィリエイトより優れている、
という点はどこでしょうか?

東京都 Mさん
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A.ズバリ、といわれても、ズバリな答えはないですね(笑)。
FCコンサルタントの方とかは、NWビジネスやアフィリエイトに比べたら、
FC起業のほうが成功確率が断然高いですよ、
という回答をしそうですが、結局は「人それぞれ」「向き不向き」の話です。
「お金が異常に好き」ならNWビジネスに向いている気がしますし、
「自己完結して儲けたい」ならアフィリエイトに向いているでしょう。
一方、FCに向いている人は、人と関わるのが好き、仲間といっしょにやるのが好き、
というタイプです。自分だけ儲けて増えていく通帳の数字を眺めるのが快感、
という方はFCには向かず、みんなで儲けてみんなで喜ぶ快感がわかる人が
FC向きでしょう。あと、やや感覚的表現ですが「自分の店をつくる」快感、
それが短期間で「どんどん増えていく」快感、というのがFCにはあります。
雇用を創出して人をまきこんで大きくなっていく、という快感は、
アフィリエイトやNWビジネスでは味わえないでしょう。
また、質問の中の「公庫などから融資を受けることなく小資本で始められ、
利益率も高いのでリスクも少ない」というところは意味がよく分かりません。
お金を借りないで、少ない自己資金で始められるのでリスクが少ない、
という意味でしょうか。
確かにアフィリエイトやNWビジネスは限りなくゼロに近い初期投資で始められ
ますが、それはいつでもだれでもお金がなくても始められるのです。
逆に自己資金100万円、200万円で公庫から1000万円の借り入れができて
「事業」が始められる、というチャンスはそうあるものではありません。
5年前なら500万の自己資金がないと始められなかったFCが、今なら100万円
の自己資金で始められるのです。
なので、FC起業に関心がある、自分はFCに向いている、と思う方は多少
思い切ってでも「今のチャンス」をつかむべきだと思いますね。
何度も書いている気がしますが、脱サラの個人の方がこれだけ簡単に資金調達
できる、という時代は何十年に一度、なのです。
担保もない信用もない一個人が大金を借りられて事業がスタートできる。
こんな時代に「少ない資金で始めれれるから」とNWビジネスやアフィリエイト
に走るのは、「もったいない」話だと個人的には思いますね。







6.【フランチャイズ用語解説】

「フランチャイズは誤解された業界である」というのはよく言われること
です。

それを象徴することとして、フランチャイズ用語としてよく使われる単語
の意味解釈すら、使う側と受け取る側でズレているということがあります。

面談をしていて、加盟金、ロイヤリティ、スーパーバイジング、テリトリー…
という超重要な単語すら、正しい解釈がなされていない場合があります。

このコーナーではフランチャイズ用語について竹村流にきちんと解説する
ことで、誤解をとき正しい見識をつけていただきたい、と思います。



本日の用語はコレ。

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クレーム<claim>
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フランチャイズ・ビジネスにおけるクレームは代表的なものは「初期クレーム」
「赤字クレーム」「テリトリークレーム」の3つである。
まずは「初期クレーム」。これは営業の際に語られたトークが加盟してみたら
実態が全く違った、騙された!という極めて幼稚なレベルのクレームであるが、
比率としては意外と高い。主な原因は「営業マン」にあるが、問題は
なぜ営業マンがそのようなトークをしてしまうのか?という点である。
「本当のことを話したら加盟がとれない!」と思ってるケースが多く、そのまま
営業させてもFC全体として傷が広がるばかりである。「初期クレーム」が酷い
場合には、当然ネットへの書き込みなどでその状況が公開されることになり、
FC本部として大きなダメージを負うことになる。
次に「赤字クレーム」は、開店後収益が上がらずクレームになるケースである。
本部が提示した売予測やシミュレーションなどと大幅な乖離が生じている場合、
本部の責任が問われる。しかし、本部としては加盟店側の経営力の低さなどに
売上低迷の原因がある、と判断する場合も多く、両者で言い争い、クレームから
トラブルに発展するケースもある。
「テリトリークレーム」は商圏が重なる地域に、同じFCが出店することによって
生じるクレームである。
テリトリーについては、FCによって様々な考え方があり、それがFC契約書に反映
されている。あくまでFC契約書に書かれた内容がベースだが、それ以外の約束が
なされていることも多くそれが原因でクレームになるケースが多い。
契約書に書かれた内容以外の約束も、本部との良好な関係があれば守られるのが
普通なので、加盟店側としても常に本部と良好な関係を築くよう、
コミュニケーションをとるべきである。






7.【今週の赤ペンチェック】

このコーナーは竹村が、日々読んだ本や聞いた話等の「日々情報」から
刺激を受けて、考えたことなどを綴っていきます。

竹村の健忘録的なところもありますが、参考になればと思い公開します。

フランチャイズとは直接関係ないものも多いですが、ご了承下さい。



今週はこのフレーズ。

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非常識な士業しか生き残れない!
鳥飼重和
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税務弁護士としてNO1、という鳥飼重和先生ですね。

「企業税務に対する弁護」といういわば新しいマーケットをつくった方で、
2013年に日本経済新聞社が調査した「企業が選ぶ弁護士ランキング」で、
企業票及び企業票・弁護士票の両方で、「税務部門」1位になり、
有名になった方。



この鳥飼先生のPodcastが始まり、聴き始めましたがこれがなかなか面白い!



タイトルは「企業参謀の条件」です。

なぜ弁護士が「企業参謀」の話、なのか?

そこがポイントなのです。



専門性の高さ、ではなく「参謀」的ポジションで企業に利をもたらすのが、
今、これからの時代求められる士業だ、ということです。



まずは、こんな発想の転換としてこんな話が。

----------------------------------
名刺交換の時の名刺は「弁護士」と書かないで「経営コンサルタント」
のほうがいい。

そのほうが「仕事」の話になる。

弁護士だと仕事の話にはまずならない。
「何かあった時にはよろしく」で終わる。
で、通常「何か」はそうめったに起こらない。

経営者と「仕事」の話のやり取りをしていて、
相手が「あなた法律詳しいね」という流れになってきたら、

「実は私弁護士でもあるんです」と(笑)。
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名刺一つの出し方でこれだけ違う、ということです。
これは確かに、非常識、といえば非常識、なやり方でしょう。



ただ、
「経営の話から入れば悩みが聞けて仕事になる」というのは、本質ですね。



弁護士の仕事は事が起こってからの「処理型」。

それに対して経営コンサルは「提案型」で仕事ができる、
というところがポイントです。



「処理型」の仕事というのは言ってみれば「下請け」です。
依頼されて仕事を受ける、わけですから。



それではダメで、

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弁護士にも「ビジネスモデル」が必要!
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という考えで、ここまで成功してきたのが鳥飼先生なわけです。



弁護士は訴訟という戦いに「勝つ」のが仕事と思われていますが、
鳥飼流の考え方は違います。

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「戦わずして勝つ、戦っても勝つ」
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を信条とした、「先手を打つ」主義の弁護士なわけです。



なので弁護士はその法律知識を活かして、企業の「参謀」のポジションを
目指すべきで、ということでようやくこの番組のタイトル「企業参謀の条件」
のコンセプトがわかってきます。

戦で戦う「軍師」ではなく、戦わないで勝つことを考える「参謀」という
意味が込められているのです。



そんな鳥飼先生ですが、
やはり周りの業界常識に凝り固まった弁護士たちからみると、
かなり特異な存在のようで。

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周りからは「ヘンな奴」と思われていると思う、
がヘンは「変」という字であり、「変化できる」というプラスの意味、
と解釈している。
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さすが、です。



最後にPodcastの可能性。

Podcastというのはなかなかいい、と思っています。

いわばインターネットラジオ、なわけですが、
ラジオというのは不思議なメディアで、本を読む気にならないときも、
動画を見るきにならない時も、軽い気持ちで聞き流すことができる。

そうやって聞いていて、ものすごく内容の濃い番組があったりするので、
たまにビックリしています。



ビジネス系もけっこう価値を感じるのがありますよ。



なんて言いながら、いちばんのお気に入りは、
いとうせいこう×みうらじゅんの「雑談」という番組だったりしますが(笑)。






8.【竹村義宏物語】

来年50を迎えますので半生記を「私の履歴書」風に。

私の人生50年を振り返っていきたいと思いますが、実は裏の目的としては、
これまで竹村の関わってきた方々について語ることです。

たとえば、FC本部社長だけで30人以上出会ってきたわけですから、
その中から思い出に残るやり取りを書くだけでも、かなり面白いのでは?
と勝手に思ってます。

果たして何回になるか?は計算できません(笑)。

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<第30回>

さて、前回書いたとおり、トータルサービス社ではパートナーサポート
事業部=PNS事業部への配属となりました。
パートナーというのは加盟している方のことです。
加盟している方々をサポートする、ということですから、当時の私の解釈
としてはスーパーバイズ(SV)ということになります。
なので、山口社長に「SVは何人いますか?」と尋ねると「SVって加盟店を
回るSVのこと?そんなのいないよ。」との返事。
正直!?!、です。
入社当時、全国で800FCくらいの加盟数だったと記憶しますが、この加盟者
のサポートにSVが一人もいない!これは驚き、というか最初はまったく理解
できませんでした。
ベンチャー・リンク(VL)には各FC案件ごとに何十人も、全体では何百名
になる巨大なSV部隊があったわけですから。
VL時代は後方部隊として強力なSV部隊がいるという前提で仕事をしており、
そこからSVがいるからFC店の収益が上がっている、
と刷り込まれていたわけです。それを山口社長の一言でぶっ壊されました。
「差別化された良い商売を用意して、研修で技術と稼ぎ方を教えて、あとは
頑張ってもらう」それ以上本部はできないよ、というのです。
この言葉がしっかり腑に落ちるのに3ヶ月、いや半年位かかったでしょうか。
しかし、このVLとは全く対極の考え方の本質を実務を通じて学べたことで、
私自身のフランチャイズの考え方を大きく変えることになったのです。
「いかにSVがいらないFCをつくるか?」というのは、今もずっと考えている
テーマです。
要は、最初のビジネスモデル構想の段階で「SVに頼らない、少なくとも優秀
なSV部隊が必要なFCモデルにしないこと」を考えるべきだと思っています。
ところがFC業界の常識は違いますね。
加盟数に対するSV人員の比率(高いほうが良い)や、SV一人あたりの
担当店舗数(少ないほうが良い)などを優良FCの見定める基準にしていたり
するわけですから。
感覚としては「加盟したあとSVという経営指導をするからその対価として
ロイヤリティがもらえる」という考え方が常識としてまかりとおっていると
思います。
そんなことはないんだ、と教えてくれたのがトータルサービスでの仕事でした。
確かに、「差別化された良い商売を用意して、研修で技術と稼ぎ方を教えて、
あとは頑張ってもらう」これでそこそこ儲かっていれば、FCを辞めたいとか
言ってきたりしないのです。
そしてここでもう一つ、トータルサービスで学んだ大事な考え方について
書きたいと思います。
それは加盟店に対して「できないことは求めない」という考え方です。
「差別化された良い商売」といってもレベルの高い難しい商売ではなく、
だれでもできる商売レベル、に拘りました。
「稼ぎ方を教える」といっても営業力や多大な努力を必要とするような
ノウハウはNG。
一部の優秀な人がガンガン稼げる、というところは目指さず、だれでも
ソコソコ稼げる、というところを常に目指していました。
実は、ここも東進やVLで刷り込まれてきたFCに対する考え方とは、真逆です。
前の二社では夢を持たせて高い目標を設定し、そこを目指して限界突破させる
といういわばベンチャー的発想を、FCモデルにも求めていました。
トータルサービスにはその発想はありませんでした。
「脱サラ個人は弱い、その弱い個人でもなんとかやれること」をさせる、
という発想からFCモデルが組み立てられていました。
「弱い」というのは資金力もない、営業力もいない、根性もない、という意味
です。
もちろん中には営業ができる人も、根性がある人もたまにいましたが、
そちらに合わせるのではなく「ナイナイづくしの弱い個人」を普通と想定して、
FCモデル、支援を考えろ、と常々言われました。
そういう考え方の結論として、トータルリペアという内装補修の商売を中古車
ディーラーの下請けとして行う、というところに行きついているということが
だんだん理解できてきました。
地味な仕事ではありますが、一度技術さえ信用されれば、広告や営業をしなく
ても同じ店から継続して仕事がもらえるからです。
「脱サラ個人は収益性より継続性が大事」これも常々山口社長が強調していた
点です。うまくいった月に300万入ってくるような仕事よりも、毎月30万が
継続して確実によめる仕事のほうが絶対にいい、という意味です。
営業が成功したり広告が当たったりして入ってくる収入を目指さず、
営業しなくても広告しなくても、細く長く収入が入ってくるという仕組みを
つくったのです。
この「できないことは求めない」主義、ですが、この考え方は
トータルサービス社の理念であった「恕の精神」からきたものであった、
と思います。
「恕の精神」。ご存知でしょうか?怒でも努でもないですよ。恕=ジョ。
論語に出てくる言葉で、孔子が弟子から「人生でいちばん大事なことは?」
と問われて「其れ恕か。」と答える、「恕」です。
「思いやり」と訳されることが多いですが、「相手の立場にたって考える」
ということです。
トータルサービスのFC本部での実務は、常にこの「恕」の考え方が問われて
いました。そのへんの具体的な話、フランチャイズと恕の関係の話を次回。

<つづく>






9.【編集後記】

今回のオリンピックのメダルラッシュ、はスゴイですね。

一昔前は「必ずとれる」というメダルを逃す選手も多く、そのたびに日本人の
メンタルの弱さが指摘されていましたが、今やその逆。

オリンピックで今までにない力を発揮する、オリンピック期間中にどんどん
強くなっていく、みたいな選手もいて、いったいナニが変わったのか?
と不思議ですね。






今週はこんなところで。

最後までお読頂き、感謝いたします。




ご意見、ご要望は

ytakemu0729@gmail.com

まで、お気軽に。

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┃竹村義宏 公式メールマガジン
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┃【発行責任者】 竹村義宏
┃【公式HP】http://www.fc-takemura.com
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◆発行者:竹村 義宏の簡単なプロフィール


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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の49歳、
妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、
株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。
主に「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、
苦労するも、あるビジネス上のアイデアをきっかけに
全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような快感を
ビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、
より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、
フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社
株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。
直接携わったFC本部は7つ、
フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、
失敗もかなりありました。
上場した本部も数多くあれば、
残念ながら短期で本部自体消えてなくなった
フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、
ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から
FC事業で大成功した社長の方々
と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、
株式会社トータルサービス
(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、
「個人起業のフランチャイズ」について、
様々な勉強をさせていただきました。

▼2012年以降
「フランチャイズ起業」で成功確率を上げる、
をテーマにいくつかのプロジェクトで
フリーエージェントとして動いています。


このメルマガで興味をもっていただけましたら、
下記までお気軽に連絡ください。


▼仕事に関する問い合わせ等は

ytakemu0729@gmail.com

までお願いします。

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発行周期: ほぼ 週刊 最新号:  2019/02/17 部数:  307部

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