知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

「新フランチャイズ発想法」第218号をお送りします!

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┃  竹村義宏 公式メールマガジン
┃ 「新フランチャイズ発想法」
┃ 【第218号】
┃  平成26年3月30日(日)配信
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業界歴25年、30のFCに関わってきた、
発行人、竹村義宏が
フランチャイズを上手に利用する
ための「考え方」「情報」
をお送りします。

竹村のプロフィールはこのメルマガ
の最後にあります。

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今週もメルマガ開封ありがとう
ございます。


では、今週の目次から。



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1>(新連載)
竹村の「フランチャイズ道」第10回
▼FC加盟のタイミングの難しさ

2>ブログでは言えない話
▼TSUTAYAに見る本部の「先見性」

3>今週の赤ペンチェック
▼企業参謀 大前研一

4>編集後記
▼「言ってることとやってること」
のあ・い・だ

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以上、それではここから本編です。



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1>竹村の「フランチャイズ道」
第 10 回 
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フランチャイズ「道」は

 簡単に伝わるノウハウ

ではなく、FCで成功する考え方を
読みながら「極めて」いってもらう
内容を目指しています。

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今回はフランチャイズ加盟における、

 タイミング

ということについて解説したいと
思います。



フランチャイズ本部・業態にも

「成長過程」

というものがあり、その中の、
どの時期に加盟するか?



というのは結構重要な視点なのです。



FC加盟を検討する際の基準として

 ROI=Return On Investment 

という指標が有ります。



「投資回収率」を示す数値であり、
法人加盟の場合には最重要となる
数値です。

ROIが33.3%なら、初期投資を
3年で回収できる、ということに
なります。



で、現在ではこのROIが33.3%以上
つまり3年で回収できないFCは、
一部特殊な大型業態を除いて、
加盟者を集めるのが難しくなって
きています。



その理由は、

ズバリ、


 5年先なんてわからない


からです。



これは確かにそのとおり、
だと思います。



時代に流れは早くなって、
流行り廃(すた)りも早い。

その中で「長期目線」でリスクの
少ない商売を選択するのはなかなか
難しいのです。



例えば今大人気の「ふなっしー」。



このふなっしーのグッズを売るSHOP
がFCで加盟募集中、とします。


貴方なら取り組みますか?


ということです。



瞬間的に

「ふなっしー人気はいつまで続くか?」

と考えたハズです。



それは「分からない」ですよね。



「ブームになりすぎだから、
    終わるのも早いだろう」

とか

「いやいや、ただのゆるキャラ
じゃないんで、タレントとして
の境地を築いていくぞ」

とか。



で、そこから、

3年なんてわからないが、1年は
もつだろう、

ならば、この大ブームにのって、

「半年で回収してしまえばいい!」

ということになります。



となれば、

この「ふなっしーSHOP」が

半年回収=ROI=66.6%

ならば迷わずやるべき、
という考えが成り立ちます。



「ふなっしーSHOP」は少々極端
ですが、この考え方は全ての商売に
通じます。



とくに

「今流行のFC」
「これから伸びそうなFC」

的な視点で業態・本部を探されて
いる方は、この視点でみること
は大切です。



過去の失敗例では、

10円饅頭とか白い鯛焼きとか…

「大ブームになりましたが
     その勢いは1年」

という感じでした。




で、ここから具体的なFC検討の
アドバイス、になりますが、

本部から示される

 「モデル収支」

が最近の実績を元にしたもので
あるか?

ということは重要です。



とくに「飲食」のようなブーム
に影響されやすい商売の場合、

 この半年で全体の売上が
 大きく落ち込んでいる

ということは良く有るのです。



それでも、示されるデータは、
1年前のものだったりする
わけです。



「今人気」の業態は特にこの点に
注意、です。



実は今回このテーマで書いたのは、

「買い取りFC」を検討される方の
相談にのったためです。



「買い取りFC」については2年前と
この1年を比べると、
収益のダウン率がい大きい本部が
多い。

「金価格の下落」と、
「競争の激化」

によるものですね。



ただ、本部の立場で考えると、
なかなか、

「現状下がり基調の売上げデータ」

を加盟検討者に示すのは、難しい
というのもわかります。



かなり苦しいですが、

「いい時のデータ」を示し、

現在この数値を再度上回るための
施策をうっている、というような
言い回しでしょうか。



これは完全な「嘘」ではないですが、
実際に2年前の数字だったとしたら、
限りなく「嘘」にちかいものです。

「今はそうじゃない」

のですから。



端的に言えば、今の時代、

業態寿命=同じ商売で儲けられる
期間

が短くなっているわけです。



だからこそ、初期投資の回収が
早いFC業態を選ばなければ!

と、ここまでは認識している方も
多い。



ただ、そういう

 回収が早い=軽い業態

というのは、

とくに競争が激しく、寿命が短い

傾向が強いのです。




だからこそ、大事なのは、


「加盟するタイミング」


ということになります。




サッと儲けてサッと引く、
少なくとも「いつでも引ける」
位の感覚で。

株で言えば「高値づかみ」をしない
ように。



そういうポイントで選ぶ自信が無い
場合には、


 安定期・成熟期のステージのFC


の方が「無難」です。



「安定期・成熟期の商売では
儲からないのでは?」

という疑問もあるかとは思いますが、
意外とそうでもない、と思います。



そういう商売は「競合」が弱い
ケースが多いので。



次回、そんなところを解説したい
と思います。



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2>ブログでは言えない話
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今週のブログ記事はこんな感じです。

▼ユニクロ1.6万人正社員化のインパクト
http://ytakemurablog.blog.fc2.com/blog-entry-872.html

▼老舗大手書店との戦いの記事に思う「TSUTAYAの本当の強さ」とは!?
http://ytakemurablog.blog.fc2.com/blog-entry-873.html

▼「政策金融公庫からの資金調達」に関する良書です!
http://ytakemurablog.blog.fc2.com/blog-entry-874.html

▼アントレ春号発売中!今回はヒーローズ特集!?
http://ytakemurablog.blog.fc2.com/blog-entry-875.html

▼武田塾名古屋校!候補物件めぐり!
http://ytakemurablog.blog.fc2.com/blog-entry-876.html


TSUTAYAを運営するC.C.C.社(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)
は、元々、大阪枚方市の貸レコード屋
から始まっています。



wikiで調べるとその創業は1982年。



当時は「貸レコード店」という業態
が流行っており、
全国的にかなりの田舎にもありました。

有名なところでは

 「友&愛(You&I)」とか
 「黎紅堂」

ですね。



法的には「著作権法」には触れる、
いわゆるグレー領域の商売でしたが、
その需要を背景にFC展開も含め、
全国拡大しました。

余談ですが、
現在の「エイベックス」社は、
「友&愛」のFC店である上大岡店が
始まりです。

松浦勝人氏のルーツは貸レコード店
なのです。



で、「友&愛(You&I)」も「黎紅堂」
も80年代後半には勢いが鈍ります。

法的な問題があったことも要因ですが、
一言で言えば「CDレンタル屋」に
転身できなかった、わけです。



「貸レコード屋」という時代の流れの
中で生まれた業態で成功した会社は、
その次の流れである「CDレンタル屋」
には転身できなかった、わけです。

よくある話です。



それに対して、
常に時代の「流れ」をよみ、
それをよめない競合を駆逐して
規模拡大し続けたのがTSUTAYAです。

街中にあった「ビデオレンタル屋」は、
やはり時代の流れに中で無くなりまし
たが、TSUTAYAだけが残るわけです。



過去には衛星(CS)放送の分野で
スカパーに対向して
米国の「ディレクTV」を持ち込んで、
大きな失敗も経験していますが、
そのへんも

「常に時代の次をよみ市場を
 動かすリスクはとっていく」

という中での失敗なわけです。



TSUTAYAという企業には

「ネットとリアルの融合」

というテーマに対しての10年を超える
様々な蓄積があります。



当時、
ビデオレンタルのリアル店舗を経営
するFCジーからの収益が主だった
早い時期から、
ネット戦略を進めてきました。

10年前にリアル店舗を経営する
オーナーに対し、
現在の「TUTAYAディスカス」の導入の
価値を理解させるのは、
簡単ではない話です。



店まで行かなきゃ借りられない
ものが、家に届くようになる、
となればそれは店から見たら
「営業妨害」ではないか!ということ
になりますから。



ただそんな「目先」だけ見る加盟店
をある意味無視して、
「もっと先」をみて戦略を構想し
早めに打って出る、
というのも「本部」の重要な仕事で
あるわけです。

本部の「先見性」というのは、
FCにとって非常に大事である、
ということを、
TSUTAYAのこれまでの歴史を思い出し
改めて思いますね。



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3>今週の赤ペンチェック
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このコーナーは竹村が、日々読んだ本
や聞いた話等の情報から刺激を受けて、
考えたことを公開していきます。

今週はコレ。

----------------------------------
日本の床屋はバカ丁寧である。~
50分の調髪時間の実に70%が、自分で
家でもできるひげそりや、自宅に戻っ
てひと風呂浴びれば消えてしまうもの
に使われている。

  「企業参謀」大前研一
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出張で新幹線に乗ると雑誌「WEDGE」
をつい手に取りますね。

この月刊誌、実はかなり「過激」な
特集記事があり面白いと思ってます。

普段「日経」系雑誌ばかり読んでいる
と、やはり「広告と宣伝の間」
みたいな記事がどうしても鼻につく
わけで、「WEDGE」にはそれがない。



例えば今回手にした、4月号でも、
「就活」について◯クルート社が作り
上げた「エントリーシステム」
について痛快にバッサリ斬っています。

「このシステムこそがが日本をダメ
にしている」と。



その特集の中で、大前研一氏が、
こんな採用では国際競争力なんて、
つくわけない、と言ってますね。

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22歳になっても鉛筆一本売ったことが
ない。それで面接で「営業をしたい」
というのはおかしいだろう。

(そんな若者を採用するのは日本だけ)

外資系企業で外国人と競い合えば、
多くはひ弱だから、即死する。
出世する人は、ほとんどいない。
----------------------------------

と、いうことで、大前節の

「日本ガラパゴス化」論

ですね。



大前研一さんという方は、
その「モノの言い方」がどうしても
感覚的に好きになれないのですが、
物事の「本質」をとらえて、
「論理的に説得する」ということに
関しては超一流だと思います。

日本人的な「雰囲気に流される」
的なところを常に辛辣に批判し
ますね。



「経営の勉強本」という意味では、
かなりの名著だと思います。


流石に今やメッキがはがれ、
ダイエット系のテーマなんかの方が
目立っている、勝間◯代さんの本
なんかを、10冊読むより、
大前さんのこの

 「企業参謀」

を1冊を繰り返し読むべきですね。



「続・企業参謀」ではなく、
最初の本、「企業参謀」です。



この本の初版はなんと、1975年!

竹村の手元にある新潮文庫版が、
初版で1985年です。



Amazonのレビューに、

現在出版されているビジネス書の
多くが本書の単なる焼き直しである
と認識させられる内容

というフレーズを見つけましたが、
まさにそんな感じ。



これ1冊読んで血肉にしておけば、
本屋で

「60分でわかる戦略思考…」

なんてものを手にとって買おうか
悩むなんてことは絶対無くなります。



とりあえず、

「ロジカル・シンキング」

のフレームワーク、基本は全て
このたった200頁たらずの文庫に
出ている、といって良いでしょう。



ロジカル・シンキング?
フレームワーク?

という方は取り急ぎ、

「第1章 戦略的思考」の
1~3だけでも読みましょう。

たった20頁です。



ここで出てくる、事例のうち、
「床屋」のケースが、
そののち「QBハウス」に代表される、
1000円カット業態につながっていく
のは有名な話です。

----------------------------------
日本の床屋はバカ丁寧である。~
50分の調髪時間の実に70%が、自分で
家でもできるひげそりや、自宅に戻っ
てひと風呂浴びれば消えてしまうもの
に使われている。
----------------------------------


そして最初は、

----------------------------------
(このバカ丁寧を)
古き良き時代に安価でやってくれた
ころは大いに歓迎したものだが、
人件費についてこうも高kなってくると
一度その内容を吟味したくなる
----------------------------------

という発想から入っているところが、
面白い。



そして、

「日本の人件費が高くなってきた」

という問題は、なんと1975年!から
語られている問題だ、ということに
正直驚くのではないでしょうか?



そのへんから日本は「先進国」の
仲間入りをしたわけですから。

「ガラパゴス問題」なんていうと、
本当に最近出てきている問題のように
思えてしまいますが、その「根っこ」
は40年近く前にあるわけですね。

「企業参謀」を再読しながら、
「過去から学ぶ」ことの大切さを認識
した次第です。



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4>編集後記
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「みんなの党」渡辺代表の8億円は、
かなり残念であり、問題ですね。



政治にはお金はかかる、裏金もある、
なんてことは、一般ピープルも充分
承知はしていますが、
あそこまで淡々と語られると、

「何億円という熊手を見せてくれ!」

と言いたくなりますね。



何がいけないか?



というと単純に、

言ってることとやってる事が反対

だからですね。



普段声を大にして言ってること、
が実は「大嘘であった」という、
イメージの失墜、です。



「みんなの党」は、自民党をなどの
「金権政治」を極めて強く批判し、
「クリーン」を売りにして支持を
得てきた政党です。

そんな姿勢に対してとある大企業の
TOPが意気に感じ、選挙資金として
8億円を投じた、という話しなら、
全くをもって問題ない話、だと思う
のです。



ところがそこを、「隠す」から
こんなことになります。

渡辺さんの器からすると、
明確に「隠す」つもりはなかく、
「言わ(え)なかった」だけかも
しれませんが。




渡辺喜美代表はお父さん譲りの
ユーモアすれすれの表現から、
「失言」とかは多い方です。

ただ、そんな「言い過ぎ的失言」
によるエラーなら、何ら問題ない
わけです。



ところが今回のはそんな類ではなく、
「核心」の部分で信用を裏切ること
をやってしまった。



フランチャイズでいえば、

「当社は加盟店利益第一主義を
貫き、ロイヤルティは他社の半額
という設定です」

と謳って加盟店を集めていた本部が、
実は仕入原価に大きく上乗せして
本部だけ儲けていた、

みたいな話なわけです。



「他のFCはロイヤルティ取り過ぎ
ですよ。うちの%で充分FCは運営
できます!」

みたいな事を言ってたら、
実はその裏で…



というのはやはり「落差」が
大きすぎるわけです。




 言ってる事とやってる事が
 違ってしまう

ということは、それはあります。



人間ですから。



ただ、それは、



「言ってる事」を目指す中で、
まだできていない部分であったり、

「全体」への影響から見れば、
小さな部分であったり、


という中で許される事です。



企業で言えば「理念」
人間としての「信条」

という部分は、ブラしてはダメ、
ですね。

ここに「嘘」があった場合、
それまで言ってきたことが、
立派であればあるほど、
それまでのイメージが、
良ければよいほど、
「失墜度」は高くなります。



全ての




今週も長いメルマガを最後まで
お読みいただき、
誠にありがとうございました。




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┃【発行責任者】 竹村義宏
┃【公式HP】http://www.ytakemura.com/
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┃【Facebook】 http://www.facebook.com/yoshihiro.takemura
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◆発行者:竹村 義宏のプロフィール


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▼千葉県浦安市マリーナイースト在住の46歳、
妻と子ども3人の5人家族です。

▼平成元年、早稲田大学卒業後、
株式会社ナガセ(東進ハイスクール)に9年間勤務。
「東進衛星予備校」のフランチャイズ事業に携わる。

▼最初はなかなか加盟校の生徒が集まらず、
苦労するも、あるビジネス上のアイデア
をきっかけに全国で生徒が集まり出す。

▼オセロで黒が一気に白に変わっていくような
快感をビジネスで体験しました。

▼これでフランチャイズの面白さに取り付かれ、
より幅広いフランチャイズの仕事がしたくなり、
フランチャイズ事業支援のコンサルティング会社
株式会社ベンチャー・リンクに転職。

▼ここで10年。
携わったFC本部は7つ、
フランチャイズは20以上になります。

▼ここでは、数多くの成功もしましたし、
失敗もかなりありました。
上場した本部も数多くあれば、
残念ながら短期で本部自体消えてなくなった
フランチャイズもあります…

▼2001年1月1日、21世紀の初日の出を、
ハワイへ向かう豪華客船「飛鳥」から
FC事業で大成功した社長の方々
と見たのは、古き良き(?)思い出です。

▼その後、
株式会社トータルサービス
(カーリペアを中心とするフランチャイズ本部)に移り、
「個人起業のフランチャイズ」について、
様々な勉強をさせていただきました。

▼現在は、
FCビジネスで「個人起業」の成功確率を上げる、
をテーマにいくつかのプロジェクトで
フリーエージェントとして動いています。


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▼仕事に関する問い合わせ等は

 info@ytakemura.com
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知って差がつく! 新フランチャイズ発想法

発行周期: ほぼ 週刊 最新号:  2019/02/17 部数:  305部

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