~成功の研究~知って得する起業とビジネスのヒント

【中村健一郎:成功の研究Vol.228】洗脳

カテゴリー: 2018年12月31日
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~成功の研究~
 知って得する起業とビジネスのヒント

─────────────── 第228号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の(税)ASCのHPの
ASCレポート
http://www.ascinc.co.jp/reports/
との関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
___________________

目次
■今回のテーマ:洗脳
■まとめ
■編集後記
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穏やかでないテーマですが、たまに思い出
して世間話としてお話することがあります
。

一定期間(時間)拘束して商品を売りつけ
る商法がありますね。

催眠商法とも呼ぶらしいですが、多くの人
と一緒に会場に集められ、気づいたら異常
に高額な羽毛布団や何かを買ってしまって
いた、という話。

今でもあるようです。

こんなの判断能力が落ちたお年寄りや何か
の話だろう、と思っていませんか。
自分はそんなことはない、と。

私もそう思っていました。
でも今は少し自信がありません。

というか、一定の状況に置かれたら誰でも
陥る話ではないかと思っています。

そう思うに至ったきっかけは・・・


ある会計・税務ソフトがあります。

これは、昭和の時代から活躍され、いちは
やくコンピュータによる会計処理を提唱さ
れた有名な先生が作り上げたものを出発点
にしています。

そして、単なるソフトというより、「会計
事務所とはこうあるべきだ」という理念を
持つ団体の一つの成果物としての位置づけ
があります。

それ自体に何ら問題はありません。
ただ、自分の会計事務所には合わないな、
と思っていました。

たとえば、
・すべてのお客様にインストールして利用
 させる。
・毎月そのレンタル料をいただく。
 (他の会計ソフトよりも一桁高い)
・エクスポートもインポートもできない。
・クローズドな環境を構築する。
・関連の指定業者のような会社が数多く存
 在して消耗品やら何やらを割高に買うこ
 とになる。

(以上は、当時の私の理解です。
間違っているかもしれません。)

そのため、距離を置いていたのですが、あ
るとき使う必要に迫られました。

ある上場企業グループの孫会社に関与して
いたのですが、その大元のおじいちゃん会
社が連結納税を導入することになったので
す。

それをこの団体が推奨するソフトでやるこ
とになったので、孫会社の関与会計事務所
もこの団体に加盟してソフトを使えるよう
にしてほしい。

加盟料や会費のようなものも負担していた
だくことになり、使うことになりました。

ただ、その前に団体から連絡がありました
。
泊まり込みの合宿のご案内でした。

単に会計ソフトを使うのに合宿がある?

なにごとかとも思いましたが、
今回行かなくても別の日に行く必要がある
ようだったので、
かなり忙しかった記憶がありますが、指定
のホテルに向かいました。

そこで何があったか?

今は亡き創設者のI先生の著書が山と積ま
れた席に着きます。
(本当に山のように積まれていました)

その席で、その先生の昔の講演映像が流さ
れ、何本か聴き続けます。

終わると、この団体で活躍されている先生
が、入れ替わり立ち替わり、団体の素晴ら
しさをお話されます。

夕食はその先生たちを交えてパーティー。
翌朝もそれが続きます。

どうなったか。

私は本心から、この団体に加盟してこなか
った自分、その会計税務ソフトを利用して
来なかった自分、を反省しました。

「俺はいったい何をやってきたのだ?」と
。

いわゆる猛省というやつです。

そして、今すぐ事務所のソフト一式を入れ
替えるにはどうしたら良いか具体的に頭を
巡らしました。

顧客データに直接リンクするので、ソフト
の入替は当時の顧客数でも結構大変で、使
い慣れたソフトを変えられるスタッフにと
っても大変迷惑な話なのですが、それでも
やらないといかん、と。

コストやスケジュールも検討しました。

その後どうなったか。

2,3日したら冷静になりました。

元の気分に戻ったというか、自分の今まで
のやり方で良いではないか。

良いところもあるけど、うちには合わない
のだから無理して変える必要はないではな
いか、と。

つまり、何かにとりつかれていたような気
分から我に返ったわけです。

(もちろん件の会計税務団体は悪徳商法の
団体ではないので、そんなつもりはないわ
けですが)、
もう1日か2日余分にやられて「今すぐ全
ソフトを入れ替えます。」といった契約書
でも用意されていたら、周りの人達もそん
な調子でしたから、はんこを押していたと
思います。

この経験から、合宿等で閉鎖された環境で
朝から晩まで何かをやるというのは効果は
あるのだろうな。

ただ、洗脳、あるいは催眠のような側面が
あるので、ある意味恐いな。
と思うに至りました。

皆さんも、こうした機会に参加する場合、
主催する場合、どちらの場合もこの効果を
意識し、良い成果を上げるためなら良いで
すが、悪用しない・させないよう気をつけ
る必要があると思います。


1年の終わりとはまったく関係のないテー
マでしたが、今年1年どうもありがとうご
ざいました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

■まとめ
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洗脳・催眠の効果は意外に簡単に発揮され
る。

■編集後記
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先日ある方から、最近CM等でかなり露出
が目出つ、あのHazukiルーペのお話を聞き
ました。

売価10,000円だが、その原価は*円とのこ
と。
だから広告宣伝に多額のオカネを使うこと
ができるようです。

(当初*円には具体的な金額を入れたので
ですが、かなり差し支えがありそうなので
*にしました。)

コンタクトレンズも原価数十円と言います
から、それと同じですね。
TV-CMをしないまでも、良い立地のビ
ルに入って、何人も使ってビラを撒いたり
していますが、それでも成立するわけです
。

単に「儲けすぎ」というのは簡単ですが、
それだけ抜いても買ってもらえるだけの価
値を出せることは参考にすべきものがある
と思います。

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☆発行責任者:中村健一郎
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