<目次> =================== ▲将棋を世界に広める会からのお知らせ▼ =================== 1、日本経済新聞文化面に理事長の眞田が寄稿 2、朝日新聞のニューウェーブ将棋熱に将棋の国際化の記事 3、グランゼコール生と小中学生の交流を取材 4、ポーランド将棋協会のマリウスさん訪日 5、会員によるインターネット上での普及活動 =========== ▲世界の将棋ニュース▼ =========== 1、プロ棋士の海外訪問 2、国際将棋フェスティバル 3、中日新聞にヨーロッパ選手権の日本語記事 4、ねこまど舎が英語の定跡本を10月に発行 5、各地の大会・イベント 6、ネット対局サイトの主な結果 <本文> =================== ▲将棋を世界に広める会からのお知らせ▼ =================== ====================== 1、日本経済新聞文化面に理事長の眞田が寄稿 ====================== ▲当会の理事長の眞田が7月21日付けの日本経済新聞朝刊の文化 面に「将棋国際化”詰め”着々」という寄稿をしました。 ▲会を開始した16年前の回想から現在の活動までを振り返り、国 際組織の必要性や今が国際ルールを考える時期なのではという提言 をしています。 =========================== 2、朝日新聞のニューウェーブ将棋熱に将棋の国際化の記事 =========================== ▲朝日新聞夕刊で8月1日から4回にわたって「将棋熱ニューウェ ーブ」というコラムが掲載され、その第1回目の「ネット対局」世 界がハマる」という記事があり将棋の国際化について触れられまし た。 ▲記事の中で、当会理事長の眞田の「取った駒を使えるのは日本の 将棋だけ。駒を生かす精神と、ゲームの複雑さが魅力なのだろう」 というコメントが紹介され、また、当会会員の川崎智秀(hidetchi) さんの将棋動画の投稿活動と、その際のユーザーの反応から英語の 対局サイト81Dojoを立ち上げたことが紹介されています。 ===================== 3、グランゼコール生と小中学生の交流を取材 ===================== 一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇一二三四五六七八九〇 ▲7月27日に、東京都練馬区江古田駅近くのお好み焼きてて店 「駒」でフランスのエリートのグランゼコール生と地元の小中学生 が将棋で交流するイベントがあり、取材に行ってきました。「駒」 では普段から週末の食事時どき以外の時間を利用して将棋教室が行 われており、夏休みの期間中はこどもが休みなので、平日も将棋を 指しにこどもがやってきます。 ▲また、店長の芦澤さんが将棋好きなため、夜も将棋ファンの方が よく訪れる店です。今回のイベントを中心になって進めていたのは、 「駒」の将棋教室で将棋コーチをしている法政大の小島さんを中心 とする学生たちでした。 ▲都営地下鉄の江古田の駅でグランゼコール生たちと待ち合わせて、 店の階段を上って2回の入り口を空けると、やや緊張した面持ちの 小学生が迎えてくれました。日本語ができるフランス人留学生のレ ミさんの通訳で、まず、学生が用意したごく短い手数の詰将棋や次 の一手問題をこどもたちが盤上に並べて、グランゼコール生たちに 解いてもらうことから始まりました。グランゼコールは12名、一 人ひとりがこどもと盤を挟んで対面して座っています。既に別の日 に駒の動かし方やルールの説明を受けていたので、滞りなく問題に 取りかかれていました。 ▲次は、こどもたちとグランゼコール生の対局です。この頃になる とこどもたちの緊張もかなりとけてきて、思い切って通訳の学生を 介さずに英語で話しかけるこどももいて、頼もしく思えました。大 体、こどものほうが勝ったようでしたが、チェスの経験があって遠 目にも筋のいい手を指していたジェーソン君が一間龍の形を作って こどもに勝ったときは拍手が沸き起こりました。 ▲続いて、大盤を二つ用意して、日仏混合のチームを4つ作って、 リレー将棋。個人主義の国のフランス人たちは最初団体戦の説明を 聞いてびっくりした顔でしたが、さすがにエリートぞろい、すぐに 要領を理解し、わいわいがやがや、こどもたちと仲良く楽しんでい ました。この間、3時から5時までの出来事。グランゼコール生と こどもたちの両方にとっていい夏の思い出になったことと思います。 ▲ここで取材は引き揚げましたましたが、この後、グランゼコール 生たちは「駒」で将棋コーチや通訳の学生たちとお好み焼きを堪能 したのはいうまでもありません。(寺尾、当会理事) ================== 4、ポーランド将棋協会のマリウスさん訪日 ================== ▲7月27日、ポーランドの将棋協会のマリウスさんと千駄ヶ谷で 会いました。ポーランドは、来年同国始まっていらい初めて欧州選 手権を開催する予定です。今までに盤駒を少しずつ送ってポーラン ドの将棋の立ち上がりを支援してきましたが、来年は国際大会の開 催に鑑みて、さらに盤駒の支援と対局時計の寄贈の依頼を受けまし た。会の理事会で検討したいと伝えました。 ▲マリウスさんは、この会合の後、上記のグランゼコール生と小中 学生の交流イベントに飛び入り参加しました。対局をちらりと見た 限りではアマチュア初段くらいは指しそうな感じでした。 ▲マリウスさんは、8月は西日本を観光で回り、9月に帰国の予定 です。10月の国際将棋フェスティバルは、ちょうどその直後がポ ーランドで日本のお盆のような日にあたるとのことで、行こうかど うか悩んでいるとのことでした。 ===================== 4、会員によるインターネット上での普及活動 ==========t=========== ▲Reijer Grimbergenさんが、第82期棋聖戦第2、3局と第52期 王位戦について週刊将棋の記事の英訳をして自身のホームページで 発表しました。(お盆にはいってから一時的と思いますがホームペ ージにつながらなくなっています。すぐに復旧すると思われます。) http://www.teu.ac.jp/gamelab/SHOGI/kifumain.html ▲Hidetchi さんが、以下の2本の英語のビデオをYouTubeにアップし ました。 European Shogi Championship 2011, Ludwigshafen http://www.youtube.com/watch?v=3JzcFp2rrn8 Shogi News: New English Shogi Book "Glance Shogi Series" http://www.youtube.com/watch?v=50iCM4pejoQ ▲お願い:会員の方で、インターネット上で将棋を世界に広めるた めの情報発信などを行っている方は、どのようなことをやられてい るかお知らせください。 メールマガジンで情報を共有したく思い ます。情報はこちらまで お願いします。 isps.contact@gmail.com =========== ▲世界の将棋ニュース▼ =========== =========== 1、プロ棋士の海外訪問 =========== ▲瀬戸六段と高田六段がドイツのルートヴィヒスハーフェンのヨー ロッパ選手権戦、世界オープン選手権戦を訪れました。 ▲北尾女流初段が台湾を訪問しました。これに伴って台湾の紀伊国 屋書店で「どうぶつしょうぎ」が販売されるようになったようです。 日本將棋聯盟台北支部(日本将棋連盟台北支部):紀伊國屋書店台 北微風店7/15(五)起開始販售《どうぶつしょうぎ》 - 樂多日誌 http://blog.roodo.com/shogiintaiwan/archives/16121241.html 日本將棋聯盟台北支部(日本将棋連盟台北支部):北尾圓老師的指 導棋圓滿落幕 - 樂多日誌 http://blog.roodo.com/shogiintaiwan/archives/16136665.html また、この訪問をきっかけに北尾女流初段はブログで将棋駒の提供 を呼びかけ台湾に送るという活動をされました。 日本將棋聯盟台北支部(日本将棋連盟台北支部):日本から駒が届き ました(国際将棋普及サポーター) - 樂多日誌 http://blog.roodo.com/shogiintaiwan/archives/16317129.html 日本將棋聯盟台北支部(日本将棋連盟台北支部):国際将棋普及サ ポーター 駒の配布 - 樂多日誌 http://blog.roodo.com/shogiintaiwan/archives/16394605.html ============= 2、国際将棋フェスティバル ============= ▲主催者のフランス将棋協会のファビアン・オズモンドさんが81 スクエア・ユニバース・フォーラムに書き込んだ情報によれば、森 内名人、羽生二冠、青野九段がフェスティバルを訪れるとのことで す。これで、同フェスティバルを訪れるプロ棋士は、既に伝わって いる畠山(成)七段、増田六段、伊奈六段、北尾女流初段を含め7 名ということになります。 ===================== 3、中日新聞にヨーロッパ選手権の日本語記事 ===================== ▲中日新聞にヨーロッパ選手権の日本語の記事が載りました。 ルートビヒスハーフェン アマ将棋普及の一手 http://www.chunichi.co.jp/article/world/worldtown/CK2011072702000196.html 記事から同地で指導対局を行った瀬戸六段のコメントを引用します。 「熱心さに驚いた。将棋を今以上に世界一流のゲームと認めてもらう ため、海外のレベルを高めたい」 ===================== 4、ねこまど舎が英語の定跡本を10月に発行 ===================== ▲株式会社ねこまどの出版部門のねこまど舎が10月に「ひと目の定 跡」を英訳したJoseki at a Glance を発売します。翻訳をしたのは当 会会員でもある川崎(hidetchi)さん。 ねこまど舎の新刊「Joseki at a Glance」(10月発行) http://nekomadoblog.jugem.jp/?eid=253 ”「将棋・ひと目の定跡」の英訳版『Joseki at a Glance』を 10月に 発行することになりました。” 先行オーダーを受付中で、もうオーダーをかけている人が81Dojoの利 用者をはじめとしているようです。 ============ 5、各地の大会・イベント ============ ▲欧州選手権・ワールドオープンの結果 <欧州選手権> 優勝 - ジーン・フォンティーヌさん 2位 - ボリス・ミルニックさん 3位 - トーマス・ライターさん <ワールドオープン> 1位 - カワトマコトさん 2位 - タカハシキミオさん 3位 - ウツノミヤヤスヒコさん <ブリッツトーナメント> 1位 - ニイゼキミツロウさん このほか、ユースの大会も行われました。 ============= 6、ネット対局場の主な結果 ============= ▲81王戦 7月30日に三番勝負の第3局が行われ、挑戦者のフランスのTellmarch さんが、タイトルホルダーのポーランドのOneyeさんのゴキゲン中 飛車を再び破って、2勝1敗で第3期のタイトルホルダーとなりま した。 棋譜 http://81dojo.com/kifuviewer.html?kid=70942 ------------------------------------------------------- 「かけはし」メールマガジン 発行 将棋を世界に広める会 http://www.shogi-isps.org/ 次号の発行予定日は2011年9月18日です。 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000293419.html/ -------------------------------------------------------