ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!

【NY1】21世紀のサウジアラビアとなった、アメリカ

カテゴリー: 2019年01月14日
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21世紀のサウジアラビアとなった、アメリカ



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------きょうのご挨拶---------------------


こんにちは。児島です。

きょうの日経新聞の1面トップに、
アメリカが45年ぶりに原油生産で
世界1位になった記事が出ています。

以前のメルマガで、
アメリカが「21世紀のサウジアラビア」
という話を、お伝えしましたが、
この機会に、産油国=アメリカについて、
再びお伝えいたします。

きょうのメルマガです。


----------------NewYork1本勝負-----------



■実は、世界トップの産油国、アメリカ


けさの日経新聞の1面トップで、
アメリカが、45年ぶりに、
原油生産で世界一になったことが、
大きく報じられました。


以前、このメルマガ記事で、
アメリカが、「21世紀のサウジアラビア」と
呼ばれていることを、お伝えしましたが、
世界最大の産油国=アメリカ、ということが、
これまで、過小評価されてきたようです。


(ご参考)
2017年3月2日メルマガ
偉大なるアメリカの復活が、本物である理由
https://archives.mag2.com/0000270230/20170302085836000.html

2017年3月5日(マネーボイス)
「偉大なるアメリカ」の復活が本物である3つの理由=児島康孝
https://www.mag2.com/p/money/35291


原油の生産量については、
多くの場合、
IEA(国際エネルギー機関)の
「Key World Energy Statistics」や、
英国の石油メジャーBPが発表する、
「BP Statistical Review of World Energy」
が、参考にされています。

これらの統計によって、
数字が、やや異なることも、
あります。


いずれにしましても、
アメリカは、
サウジアラビアや、ロシアを上回り、
原油生産量で、
世界トップということです。


今の、40歳代や、50歳代の人は、
アメリカ(USA)というと、
中東から大量の原油を、
輸入しているイメージしか、ありません。


その原油の確保のために、
アメリカは、中東の戦争に関与している、
という見方が、普通であったわけです。


まさか、アメリカが、
産油国として、世界最大になるとは、
イメージできなかったわけです。


しかし、アメリカが、
世界最大の産油国になったのは、
現実のことです。



■ライト・タイト・オイルなど生産伸びる


アメリカでは、「LTO」と呼ばれる、
軽質油であり、密度がタイト(高密度)な
砂岩層などからとれる、
「ライト・タイト・オイル」や、

天然ガス系のNGLs(天然ガス液。
高温高圧の地層から出ると常温で液体に)
「ナチュラル・ガス・リキッド」の
生産量が、技術革新によって、
急速に伸びています。


これらが、とれる地層は、
従来の原油が産出可能な場所よりも、
はるかに広く存在するのです。


考えてみれば、わかりますが、
従来型の原油が存在する条件は、
「奇跡的」です。


プランクトンなどの有機物が、
少量の原油やガスに変わり、
それが、地層の形に合わせて、
少しずつ上昇し、

上部にフタのような、
固めの地層があるところに、
液体として、
たまるというわけですから、
これは、まさに、
「奇跡」といえるでしょう。


普通は、地上に少しずつ、
蒸発してしまうわけです。


しかし、新しい方法では、
大量に液体として、
原油がたまっていなくても、
原油やガスを含む、
地層があればよいという話ですから、

ピラミッドの頂点の部分が、
「奇跡的」な、
従来型の原油であるとすると、

はるかに多くの、
「ライト・タイト・オイル」や、
「ナチュラル・ガス・リキッド」が、
その下に存在し、
採掘可能というわけです。


こうした「新しい原油」は、
注水して、ひびを入れ、
取りだすという方法で、
地層内での水平掘りも、
行われていますから、

従来タイプに比べて、
はるかに広い範囲での
採掘が可能です。


この、新しいタイプの
原油の生産増加で、
アメリカが、原油生産量世界一に
なったということで、
生産規模の大きさが、
わかると思います。



■アメリカは、産油国として繁栄する


北欧を旅行しますと、
住んでいる人たちは、口々に、
「ノルウェ―は、リッチ」と
話します。


日本からみますと、
フィンランドなども、
十分、国民生活に優しい政策で、
余裕の暮らしぶりなのですが、
ノルウェーは、産油国で、
もっと優雅な暮らしだというのです。


英国にしても、1960年代の
北海油田の開発で、
1980年代に石油輸出国となり、
英国経済を支える効果を
得ています。


また、アラブの産油国については、
暮らしぶりは、
言うまでもありませんね。


アメリカも、
こうした産油国の仲間入り、
というわけです。


アメリカ経済の今後について、
悲観的な見方も、見かけますが、
それは、間違いであり、
産油国、エネルギー産出大国として、
有利なポジションを
得ることになります。


IEA(国際エネルギー機関)が、
今後の、世界各国の、
原油・天然ガスの生産見通しを、
明らかにしていますが、
https://twitter.com/IEA/status/1081551144957214721

アメリカは、今後、さらに生産を増加し、
2010年ごろのアメリカに比べて、
まるまる、サウジアラビア1国に
相当する分ぐらの、
生産の増加となる見通しです。


2040年ぐらいに向けて、
アメリカの中だけで、サウジアラビアの
原油・天然ガスの、すべての生産分が、
上乗せされる、という、
インパクトの大きさです。

これは、十分すぎるほどの、
生産量増加です。



ですから、産油国でリッチになった、
アメリカの貧困層の話を心配するよりも、
日本の貧困化の方が、
よほど、大きな問題です。


日本では、アメリカの、
フードスタンプのような
食料支援も、ないですからね。
(なぜか、マスコミは言わない)


ですから、産油国=アメリカの、
NYダウの方が、
不況期の調整も、少な目のはずで、

日銀が、膨大な買い支えをしている、
日経平均の方が、
不況の影響は、受けやすいと言えます。


ということで、アメリカは、
ノルウェ―などと同様の、
産油国としてイメージするべきで、

アメリカの国力や国民生活は、
今後も、上昇してゆくはずです。




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【編集後記】
なかなか、アメリカが世界最大の
産油国であるというイメージは、
つかみにくいのですが、
それは、現実の話として、
認識する必要があるでしょう。



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