御薗治療院メールマガジン

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カテゴリー: 2011年03月23日
このたびの東日本大震災により、被災された皆さま、そのご家族の方々に対し
まして、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々に対しまし
て、謹んでお悔やみ申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

また原発の事故処理にあたっておられる原発の職員や自衛隊、消防隊の方々に
は本当に頭がさがる思いです。身体をはって、日本の危機を救ってくれている
方々だと思います。

原発の問題について、色々な情報が錯綜し、不安に思われる方も多いと思いま
す。被爆し、健康被害が起きないか? 被爆した食物を食べて安全か?
というような問題も含めて私なりの意見を書いてみたいと思います。
楽観論をいうつもりはないし、悲観論をいうつもりもありません。ただ、色々
調べてみると様々な意見があり、どちらともいえないものばかりだと思ったか
らです。そしてこれからどうするのかという議論が欠けているのではないかと
思いました。

まず今回、原発周辺以外の県で観測された低量の被爆をしたことによる健康被
害というのは、本当のところ誰もわかっていないというのが現状のようです。
広島や長崎で被爆された方が何十年もしてから癌になったという話しを聞き、
不安に思われる方もいらっしゃるかもわかりませんが、爆心地に近いところで
被爆し、今まで生きている方もいらっしゃいます。当時はかなりの被曝量だっ
たはずですが、近年になって発症した症状が放射線の影響だと本当に言い切れ
るのかどうか・・・。よくわかりません。
しかし、同じように被爆していても、数年で亡くなる方もあったでしょう。
この差は何からきているのでしょうか?

これは感受性とか個体差という言葉で表現されていて、その差の中間的なもの
が今の基準値という形になっているのではないかと思います。つまりよくわか
っていないのです。もちろん高濃度の放射線を浴びれば、死亡もしくは体調不
良を起こし、死亡することは事実であり、否定する人はいないでしょう。しか
し、低量の放射線だと様々な意見があるのです。国が安全といっているのは、
あくまでも平均値なので、感受性の高い人は低い量でも症状がでるかもわかり
ません。しかし、それは確定したものではないということです。数字上のもの
なので必ずという訳ではないようです。

医療機関に努めCTやレントゲンから出る放射線を浴びて癌になったという調査
もあります。しかし、これも上限と下限があり、定かではないという見解のよ
うです。
また、こればかりは人体実験する訳にはいかないので、あくまでも疫学的調査
の結果ということでしょう。

疫学的な調査には必ず盲点がありますので、上から下まである調査結果をどう
まとめたかによって印象が違います。誰かの都合の良いようにデータを改ざん
することも容易だともいえます。

自然界にも放射線は存在しています。地中から受ける放射線量は関東と関西で
かなり違い、岐阜県と神奈川県では、約1.5倍の差があります。世界で最も
放射線量の多いブラジル・ガラパリでは年間10ミリシーベルトもあるそうで
す。

ラドン温泉を始め放射能泉と呼ばれる放射線を出す温泉では、毎時10マイク
ロシーベルトを放射している。という測定結果もあるようです。年換算で87
ミリシーベルト。神奈川県の100倍の放射線を浴びている計算になります。
一般に放射能泉は健康によいとされていて、放射能温泉地域に住む方の発ガン
率は平均より低いという研究もあるというのですから、低量の放射線が直ちに
人体に影響があるかどうかというのも正しい結論はでていないというのは事実
なようです。浴びる量と質とその人の体質によっても違いがあるということで
しょう。このことをふまえて政府は、直ちに人体に影響がないと説明している
のだと思います。

もちろん越えてはいけない数値というのもありますが、今回のように原発の周
辺以外では、屋内にいれば即、健康被害がでる程の数値は検出されていないと
いうことです。政府の対応も疑わしいですが、インターネットで調べる限り、
周辺の地区に放出された放射線は思ったより多くない数値がでています。

温かいお湯なら気持ちいいですが、80度のお湯をかぶったら、元々同じ水で
も火傷をしてしまうということと同じと説明する方もいます。また皮膚の分厚
い人、薄い人では火傷をする温度が違うということと同じで個体差があるとい
うことでしょう。

どんな放射線がでているかによっても違うのかもわかりませんが、専門家では
ないので、そのあたりはよく調べる必要があると思います。このような結果だ
けを鵜呑みにするのも問題がありますが、本当のことは誰もわかっていないと
いうのがどうも現状のようです。

食品に関しての問題もありますが、放射線の量というのは測定しやすいという
ことから流通する過程で検査されているので食品から放射線が検出されたもの
を食べることは少ないと考えられるということです。私もこの問題をきっかけ
にして、放射線の量を計るガイガーカウンターを購入しました。その機械の信
頼性はわかりませんが、機械の個体差は少なく、かなり正確な数値がでるとい
うことだったので、購入しました。食品からでる放射線量を計ってみたいと思
っています。ガイガーカウンターが正確かどうかという議論もありますが、我
々素人が大まかな数値を把握するには、この器機が今のところ一番簡単に使用
することができる現実的なものだと判断しています。

もちろん大気の放射線量も計ることができますので、毎日チェックしてみたい
と思っています。

目に見えないものですから、やはり基準になる何かがないと正確に判断するこ
とはできません。もしこちらでも放射線量があがってくるようなことがあれば、
メルマガでも報告してみたいと思います。

パニックにならないように冷静に判断し、今何ができるのか、何をすれば良い
のかを考えて行動することが必要です。放射線のことが気になり、寝られない
ことの方が健康被害につながります。そういう患者さんもおられますが、肩や
背中がカチカチになっています。これでは、ちょっとした一言で簡単にパニッ
ク症状になってしまうでしょう。一人の人のパニックは群集心理として次の人
に伝搬します。その人を見ているとそうなってもおかしくないと思ってしまう
ぐらい身体の緊張度は高いのです。冷静に判断できる人ばかりではないし、言
葉ではわかっていても不安な気持ちによる行動は、説明できない行動にでてし
まいます。これは、理屈ではないのです。そういう方に冷静な判断をして下さ
いといっても無理なのではないかと思います。パニックを起こさないようにし
つつ、今まで経験のない事態にどう対処していくのかが問題ですね。

不安におもわれる方があれば、是非、ガイガーカウンターを買ってチェックす
ることをおすすめします。食品や大気の放射線量をある程度の数値は計れます。
数値になって見えれば冷静になる判断ができます。

今でもヤフーのオークションなら沢山でています。業者がガイガーカウンター
を売らないようにする指示が政府からでたという話しがありますが、普通に取
り引きしてもらえます。品薄にはなっているようですが、業者が売らないとい
うことはないようです。輸入の規制もないようです。私の購入したものは輸入
されてきたものでしたから規制はないということに間違いないでしょう。

何よりも求めることは、このまま収束し、安定してくれることです。その後、
原発について、冷静な話合いをみんなでする必要があるということですね。

原発がなくなれば、それに変わる何かのエネルギーがなければ、火力と水力だ
けでは、急激に増加する真夏の電力需要に供給がおいつかなくなるというのも
やはり事実です。原発を止め、昔のように停電や節電が行われる夏を過ごすこ
とは必要になってくると思います。それでもこんなにも安全性が疑われたもの
をこのまま放置しておけないでしょう。また原発を止めるにも勇気が必要です。
何故なら止めてもすぐには止まらないからです。止めた後でも今回のように地
震で津波が来て、冷却ポンプがやられたら簡単に同じ事態になってしまいます。
4号機の例と同じことが起こるということでしょう。そして、その管理を誰が
行うのかが重要です。何十年も巨額のお金を出し続け、管理していかなければ
なりません。続けるのも地獄、止めるのも地獄というのが原発なのですから・
・・。

政府は、代替エネルギーを早急に開発し、それを国策とするぐらいの勇気を持
って、この問題に取り組んでいって欲しいと思います。原発問題は昔からいわ
れていることですが、これを問題にせず、エネルギーを使い放題にしてきたツ
ケがまわってきたということでしょう。こういう事態になってはじめてわかっ
たことが色々あります。これを社会の問題にしてこなかったのは我々の責任で
もあります。積極的にこの問題に取り組んでいくことは、嫌でも必要になって
くるということですね。
エネルギー問題を解決する策を持っている方があれば、政府は、それを採用し、
研究させるべきだと思います。悠長なことをいっていたり利権が絡んでいるか
らという理由でボツにするのではなく、本当に必要なものを国民に提示する勇
気を持って欲しいと心から願います。調べてみると核兵器に転用困難で安価に
作れ、安全性がある程度確保されているトリウム熔融塩原子炉という仕組みの
原子炉もあるそうです。中国は、これを国策として原発問題を解決しようとす
る動きが数年前からあるようです。光合成を利用してエネルギーを作り出す方
法もあったりと様々な技術が、様々な利権のために埋もれているものがあると
いうことです。それらを公開し、研究することで、日本の国策とすることが何
よりも重要だと思います。

原発が良い悪いという議論は、原発がまだ作られていない時に行う議論であり、
今後どうしていくのかという発展的な議論がなされない限り、水掛け論になっ
てしまいます。この危機的な状況をどうやって乗り越えていくのかを真剣にみ
んなで議論し、解決していって欲しいと私は心から願っています。

御薗治療院HP http://www.o-misono.com/

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発行周期: 不定期 最新号:  2019/02/17 部数:  306部

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