御薗治療院メールマガジン

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カテゴリー: 2008年09月29日
第三十五号

イメージ

私が何故イメージが重要だと考えたかというと、脳血管障害の患者さんを治療
していて、その重要性に気がついたからです。
中枢神経に何らかの病変が起こり、神経の経路に障害が起こると麻痺が起こり
ますが、麻痺した手を一生懸命動かそうとするリハビリを行うと意図しない動
きが肩関節や肩甲骨、肘、体幹部に起こります。

これは代償運動と呼ばれている運動で、本来の指の動きとは全く関係のない動
きだといえます。一生懸命動かそうとしていると代償運動が起こり、決して指
が動くことはありません。

しかし、前回号で書いたように指の運動をしなくても動かしているというイメ
ージさえあれば、神経が活性化するのではないかと思い、脳出血の後遺症を持
つ患者さんに試してみると、かなり動きが良くなり、本人としても力がでてき
たというような評価を得られました。

このような経験から意識は運動の原点で、意識があるからこそ運動していると
いうことがいえるのだと感じたのです。

つまり、一生懸命動かす訳ではなく、確実にしっかり動かそうとする意識こそ
が本来の能力を妨げないリハビリになるのだということです。ただ、動かない
手を動かそうと意識を使うとかなりの運動量になり、代償運動をしてしまいな
がら運動しているより、短時間で汗が噴き出してくる程の運動になってしまい
ます。

これと同じことが健常者の方にもいえます。脳血管障害の後遺症の方だけでは
なく、前回号でご紹介した腰の運動もうまく動く方向とそうでない方向があり、
動きが悪い方向はごく微量の麻痺が起こっている状態だからです。

もちろん微妙な動きなので、注視していなければ全くわかりません。

第三者に両肩を軽く把持してもらい、両肩が微動だにしないで、第五腰椎を前
に突き出したまま、左右のお尻をイスから浮かせるような動きをして貰うと如
何に動きが悪い方向があるのかがよくわかります。

そして自分自身は真っ直ぐ動かしていると思っていても第三者から見れば曲が
った動きをしているという指摘をすることができます。つまり脳が自分勝手に
判断し、真っ直ぐを作り出してしまっているのです。

自分が正しいと思っていることと実際の動きには大きなギャップがあり、その
ギャップのために身体に変な癖がついてしまっている。これが殆どの病の本態
ではないかと思います。身体が曲がっているというような単純な理由ではない、
脳が神経が曲がっているとでも表現できるような症状になってしまうのです。


代書運動をさせないためには、まず意識の運動が大事です。意識的に代償運動
をしない動きを作り出す訓練をすることが何よりも重要なのです。そのために
は無理やり動かすのではなく、意識だけで動かすという訓練が必要だというこ
とです。

一般的には、それを気功治療という表現をしますが、自分自身にも気功治療を
行うことができるということになり、健康増進にもつながる訳です。
ちょっとしたコツが意識を使う方法だといえるのです。

それでは次号をお楽しみに・・・。


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発行周期: 不定期 最新号:  2019/02/21 部数:  304部

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