御薗治療院メールマガジン

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カテゴリー: 2008年08月07日
第二十号

前号では、単純に腰痛といっても様々な原因があるというのをご理解して頂け
たと思います。

御薗治療院では、単純に痛みのある場所への刺激というのは行いません。その
刺激が何故必要なのかを分析することによって決めます。このような異常を観
察することができるようになったのも、様々な筋力検査の応用があってこそで
す。

しかも、部分だけの筋力を問題にした検査法ではなく、全身の筋肉や皮膚(皮
膚も立毛筋があり、一種の筋力検査といえます)の状態を観察することで、そ
の異常部位を特定していきます。

異常部位の特定ができれば、それを消失または緩和させるための穴を選んでい
けば良い訳です。つまり如何なる病気に対してもアプローチできるということ
になります。何故なら病気をみるのではなく、その人の状態を観察し、それが
どうすればなくなっていくものなのかを考えて刺激するからです。

しかも、効率よく刺激をするために東洋医学的なアプローチを使い、原則に従
って刺激をしています。症状のないところへ刺激をして何故楽になるのか不思
議がる人も多いですが、このような綿密な計算によって刺激する場所を選んで
いるからに他なりません。

それぞれの病気によって、身体が様々な変化をします。

肩関節の損傷

転倒し、肩関節を傷めた方の所見です。

通常肩関節の腱を傷めた場合、断裂さえしていなければ、肩そのものを刺激し
なくても改善することがあります。
肩関節に異常が起こると必ず、肋骨部に変化があらわれます。胸骨の患側で第
三から第四肋骨周囲にも異常な圧痛を認め、同じ高さの背部にも問題が起こり
やすくなります。

また頸椎の3〜4番の高さにも問題が出やすくなります。外傷のない肩関節の
異常は、咽の異常とも関係することがあり、喉仏あたりには異常な反応点があ
らわれます。胸と同様に後頚部にも喉仏と同じ高さのあたりに異常反応がでて
いることが殆どです。

また健側(痛みのない側)の足の内側にも異常な圧痛点を認め、肩関節の痛み
が軽減すると同時にこれらの圧痛点も消失します。

肩関節の痛みで一番やっかいな夜間痛は、手根骨といって、手首近くの関節の
異常が問題になることが多く、夜間痛がそれだけで止まることも多々あります。

肩関節は、宙に浮いた形の関節で、それを支えている靱帯の強弱によっても治
り方に違いがありますが、正しく肩関節を向後かしつつ、適切な刺激を与えれ
ば、湿布や痛み止めを使わなくても十分良くなっていく可能性のある症状です。

一つの痛みや症状に対して、様々な異常反応点があらわれるのを観察すると、
身体は全体で一つだと思い知らされます。

肩ばかりを診て、痛みのある箇所の異常ばかりを追求し、それが原因だと言い
放つ人もありますが、それならば、治せなければなりませんが、なかなか治せ
ない場合があります。それは原因が多岐にわたっていて、それを見ようとしな
いからに他なりません。

身体全体を観察していっても理由のわからないものは、確かにありますが、痛
み止めや湿布を貼っても治らないものが、全体を調整するだけで楽になってく
るのを見ているとやはり、様々な原因をしっかり見ていかなければならないと
思ってしまいます。

一つの痛みや症状に対しても同じパターンばかりがでる訳ではなく、他に変化
している場合も多々ありますので注意深く観察していく必要があるのです。

それでは次号をお楽しみに・・・。



御薗治療院HP http://www.o-misono.com/

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発行周期: 不定期 最新号:  2019/02/24 部数:  303部

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