「現代ロシア政治・経済の展望」

★ 戦後外交史、最大の失策、北方領土、半永久的放棄に !

     
    ★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
               2019年1月21日 (月)
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★ 戦後外交史、最大の失策、北方領土、半永久的放棄に !

25目回か30回目か知らないが、首脳同士で会談すれば、
国家にとり最大重要課題が解決すると考える「浅慮の恥ずべき指導者」
として歴史に残ることになった安倍首相。

1956年の日ソ共同宣言を基礎に、「平和条約の締結と領土問題の解決」
を共通認識に再開した筈の日ロ交渉。

軽挙妄動(嘘つき?)の安倍首相による「4島のロシア人住民の
今後については、日本としては、住民の選択の自由を重視する、
云々」発言で、完全にロシア政府の「虎の尾」を踏み、
強硬派・ラブロフ外相に、これ幸いと、「北方領土なる言葉は
受け入れがたい。国連憲章107条違反。第2次大戦の結果を
受け入れない日本は国際法無視の唯一の国」とまで皮肉られる始末。

もう日本を出発したようだが、受入国ロシアでは、サハリンの
州都ユージノサハリンスクと極東・ハバロフスク市で19日、
モスクワでは20日、「クリール(注:千島列島)売渡
(注:返還ではない)反対デモ」を「反クレムリン」団体が
無許可デモを実施。

サハリンでは、300人と少ないが、モスクワでは、
反骨の著名な憂国の士・ウダリツォフ氏の「左派前線」や
ロシア共産党、独立路線の「異なるロシア」などが市民の
参加を呼びかけ、2、000人の集会(無許可)開催に成功。

興味深いのは、2014年3月、ロシアによる
「ウクライナ・クリミア州(クリミア半島)」の国際法違反併合
の後、ウクライナ東南部「ドネツク州」における「扇動暴動」
による「ロシア軍内政軍事干渉の橋頭保を築いたストレルコフ
(GRU・ロシア軍参謀本部予備役将校)が
プーチン大統領を厳しく批判。

「国土のいかなる譲渡も許されない」と、あからさまに
プーチン大統領を批判。

クリミア半島の国際法無視のロシアへの併合を称賛した
「国粋主義者」の後ろに、一部財閥が存在し、今回のストレルコフ
の積極的行動は軽視できない事実。

ここで注目すべきは、スローガンの「訴求力」である。

語呂合わせの妙である。

「クリミア半島はわれらがもの」
「クリール半島はわれらがもの」

「クリールはわれらのもの」(「kuril nash」、
「クリール・ナシ」)

「クリームはわれらのもの」(「kurim nash」、
「クリーム・ナシ」)

ロシア語上は、全く心理的に一体化できる見事な偶然である。
言葉は「怖い」実例。

★ 安倍首相の北方領土交渉、根本的弱点

これは、外交問題に限らない人間的器量と真剣さの問題

1、そもそも、北方領土問題の認識が、歴史的重要性より個人的
「手柄」事項としてしか認識されていなかった。

2、その結果、「自分の任期中に・・・」と言う「主観的」国際分析が優先。
過去の歴史的、地政学的観点が軽視された。勿論、「茶坊主」達の
無能さも不幸を増幅させたのだが。

★ プーチン大統領、「同床異夢」の安倍首相とはもうしばらくお付き合い

1956年共同宣言を基礎に、話し合い、スタート。
考えてみれば、何も、国民不人気の領土の譲渡を安倍首相と再開する
必然性はなかった。
ところが、2014年3月のクリミア半島軍事占領で 「G8」から
放逐さえ、直後のオーストラリアでのG20では、各国首脳の誰とも
握手できず、昼食も一人寂しく過ごす映像が映像が衝撃を与えた時期。

欧米各国の首脳には「冷ややかな目で」見られていた時、日本の安倍首相だけは
「中立」?で、あった。

そこで、考えた。ロシア国民に、「G7」の中でも、
クリミア半島問題に触れない
唯一の国の首相安倍とは、国内TV映像用にも使えると判断。

4年経過。メリケル首相、マケイン大統領も今や国内問題で
手いっぱい。EUは計画通り「ばらばら」状態に。

何とか、WTI原油価格も50ドル台。安倍首相の任期も
2年と8ヶ月。自分の任期は2022年3月まで。もう、相手は足元ぐらぐら。

そろそろ、使い捨てても損はない。

能弁なラブロフ外相に強硬派の役割を振る。子供の使いの
河野外相は無策のシンボル。

まー、日本では4月、地方選、7月参議院選、もう少し、
安倍首相の日本国民向け「嘘情報」に付き合っても
ロシアが傷つくこともないか・・・

★ ロシアでのIS(イスラム教教条主義団体)、テロで生き残り

12月31日、ウラル地方の工業都市・マグニタゴールスク市
マンションのガス爆破で40近い死亡者。

異例のプーチン大統領慰問。しかし、当初のガス漏れ事故の報道に
疑問が出てきた。1月18日、IS側が声明を発表。
3人の実行者の名前(注:当然、偽名)を
公表。2週間以上の声明の遅れを、「実行者の安全」を確保するためと説明。

ロシア治安機関の「保身」体質が批判を集めている。

★ ロシア、第二次大戦の公文書、公開は2040年まで禁止

プーチン大統領は1月18日、署名。


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文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

遅ればせの、「今年も宜しくお付き合いください !

安倍首相の 「軽い」外交を、真面目に批判する無駄な時間を後悔しながら
今年も、酩酊気味に書きます。

「返還」と「引き渡し」の差異の本質を見抜いた専門家の方々{注:お一人?)に
敬意を表したいと思います。

安倍首相の記者会見での「口元」、「目元」、「声調」を
見ていれば、この男、「嘘つき」、「軽い」、「哲学無し」が看破できるので、
文字だけの分析は限界有り。

国際的機関は、当然、総合的分析。

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発行周期: 週刊 最新号:  2019/01/21 部数:  272部

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