税務署&労働基準監督署も怖くない!週末サプリメント

出向と転籍

出向には二つのタイプがあります。

●労働者が出向元の籍を失い、出向先に労働契約の移るもの(移籍型出向)

●出向元との労働契約は保ったまま、就業規則の出向規定に基づき出向先で働く出向があります。(在籍型出向)

 前者(転籍型)は転籍と同じ扱いで、前の会社の労働契約がなくなり、(=退職)して新しい会社とのみ労働契約のある形となります。

 この場合は特別な事情がない限り、労働者本人との個別同意が必要であるとされています。

 民法にも使用者は、労働者の承諾を得なければその権利を第三者に譲り渡すことができないとあります。

 現在は平成13年成立した会社分割により
労働契約承継法に基づいた労働契約が締結される場合は
承継される事業に主に従事している労働者は、
本人の同意不要で当然に承継される法律ができました。

 後者(在籍型)の場合は、出向元と出向先の二つの会社と二重に労働契約が成立する形となりますが原則としてどちらの規定に従うのかというところは

 労働契約部分 →出向元

 労働時間 休憩 休日 有給 →出向先

 災害補償  →出向先

 と労務提供など直接的指揮監督にかかわるものは出向先の規則に従うことが一般的です。

 あくまで原則としてですが会計上は

 ● 出向先が給与等負担  →社会保険関係も含めて出向先の労働者と同じ扱い


 ●出向元が給与を出向者に払い間接的に出向負担金を出向先が払う場合

 →出向元が源泉徴収や社会保険を取り扱う

 給与負担金は出向先での給与として取り扱うことができます。

 原則としてこの場合は雇用保険は出向元、労働保険は出向先が負担します。

 出向先が払う、合理的な範囲内の出向先と出向元の給与価格差額補てん金も出向者に対する給与として損金に算入されます。

 出向先で役員になっている場合は、賞与や変動する給与は役員給与損金不算入の規定がかかりますから注意が必要です。


 出向規定、人材派遣規定 その他就業規則、パートタイム就業規則 高年齢者の再雇用制度規定 退職金規定などひな形あります。 お気軽にご相談ください。


 つちうら税理士法人  http://tsuchiuratax.jp/
  毎週土曜日発行予定


  

このメルマガは現在休刊中です

このメルマガは
現在休刊中です

ついでに読みたい

このメルマガは
現在休刊中です

他のメルマガを読む